相乗りで何処までも 【 〆 】

相乗りで何処までも 【 〆 】

検索  2022-07-09 20:46:55 
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唯一無二の相棒へ。




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  • No.5278 by 探偵  2024-04-26 12:56:54 


フィリップと未来の俺が、街を守る姿……あぁ!未来の俺ができるなら、今の俺にだってできる!!
(先程相手が変身した悪者を倒すヒーローの姿にまさか自分がなるとは思わなくて思わず左側で腕を回したり足を持ち上げてみたりと忙しなく動く、相手がイレギュラーと呼んでいた緑色とは違い二人で一人を表すように体の半分で白と黒に別れる姿はめちゃくちゃにかっこよくて今すぐにでも鏡の前に行きたい気分だった。だが残念ながら今はそれをしている時間はない、二人で導き出したこの戦いを勝利する方法のため戦わなければ。近場にいた鬼がこちらへ攻撃をしかけてくる、すると相手がどう応戦しどう体を動かすつもりか、その思考が流れ込んできて息を合わせて驚きつつもそれに従って体を動かした。右腕に備え付けられたセイバーで鬼を斬り伏せれば「かっこいい…」と自分のことなのに呟きを思わず漏らす。相手の声かけに「うん!」と元気のいい返事をすればそのまま鬼を掻き分け倒しながら進み鬼の頭目の元へ急いだ。頭目は人間をやすやすとなぎ倒し、良太郎とモ.モ.タ.ロ.ス.が変身した電.王が応戦していたがひとりでは歯が立たない様子だった。鬼をなぎ倒し進む勢いのまま頭目に走り近寄ると、頭目は先程とは違う姿に驚くが大したものではないだろうと鼻で笑い防御態勢も取らなかった。それならばと思いっきりセイバーをかざして斬り掛かる、相手一人の時よりも圧倒的に強い力で攻撃を加えてやれば頭目の体には派手な火花が散って呻き声があがった。こちらを睨みつけながら『せっかく見逃してやったのに、よっぽど死にたいらしいな』と低い声が響くが、構わず再び向かっていく。金棒を避けつつ攻撃を加え電撃のまとった金棒さえはじき飛ばせば、電.王との連携もあり次第に戦況は鬼側劣勢に傾いていく。相手の体の中で相手の意識を感じ息を合わせながらも無我夢中で頭目の顎にに左拳を叩き込んで)

  • No.5279 by 検索  2024-04-26 17:00:52 

君を封印して時.の.運.行と町の平和を取り戻す。…っ、別の時間の仲間を呼び寄せたのか
(相手は二人で一人の姿に興奮冷めやらぬ様子で騒がしい感情が隣から伝わってくる。ある意味そのおかげで相手の存在を意識して暴走することなく体が動かせていた。呟きを零す相手にこれからすることを伝えれば良い返事が返ってきて先ほどの反撃をするためにも頭目の元へ周囲の鬼を倒しながら進んでいった。電.王と応戦している所に飛び込み、思い切りセイバーで斬りかかると派手な火花が散って呻き声が上がった。確かな手ごたえを感じれば向けられた低い声や凍えた視線は怖くはなく金棒を交わして弾き飛ばすと顎へと左拳を叩き込んだ。他のイ.マ.ジ.ン達と優勢になりつつあることに更にやる気を出した村の人々によって周りの鬼も徐々に倒されていた。鬼側が劣勢になっていけば頭目の態度に漸く焦りが見え、それを煽るように自分達の目的を叩きつけるとさらに攻撃を加えようとする。だが電.王と連携して打ち込んだ蹴りは受け止められ、振り払うように流されてしまった。地を這うような低い声で『俺たちがこの地を支配して鬼の時代を作る!』と声をあげたかと思えば青銅鏡が共鳴するように光って男の近くの時空が裂ける。そこから銀色の装飾の目立つ一本角の鬼が現れた。頭目とは近い間柄のようで軽く言葉を交わすと金棒を大きく振りかぶってこちらへ襲い掛かってくる。攻撃を避け腕のセイバーで応戦するがその間にフリーになった頭目は岩場の中央に立ち青銅鏡を掲げようとしている。近づこうにも一本角の鬼にマークされているのかすかさず邪魔されて切り札を壊せそうにない。三枚目の壁画を思い出す。ちらり視線を相手が意識を失っている場所に向ければナオミが依頼した弓矢を持ってきているのが見えた。そして今彼らに注目されていないのは意識を失った相手だけ。その要素が繋がっていけば「翔太郎、変身を解除すれば意識は元の君の体に戻る。そこからなら警戒されずにあの青銅鏡を撃ち抜けるはずだ」と相手に提案して)

  • No.5280 by 探偵  2024-04-26 17:35:07 


ッ、くそ!…な、増えるのなんてありかよ!
(場は段々とこちらに優勢になっていき、切札を貫く結末でなくても鬼を倒せるのではとさえ思ってしまう。そうやって高揚していたが二人の仮.面.ラ.イ.ダ.ーが放ったキックは受け流されてしまい距離を取られてしまうと思わず声をだす。直後頭目が突き抜けるような声で叫べばそれに呼応するように青銅鏡が反応して時空の裂け目が現れ、頭目と同じような格好で銀色の体の鬼が現れ驚愕しまた叫び声を上げた。銀色の方が襲いかかってきて応戦するがそのせいで頭目がフリーになってしまう、電.王も他の鬼に阻まれて近づけていない。そんな状態で頭目が切札を天へと掲げようとする、まさに待ち望んだ勝利の瞬間だ。だが銀色の登場で鬼達は士気を取り戻していて弓矢を構えている人間はいない、当然良太郎も自分達も頭目を止められる状況ではなかった。せっかくのチャンスなのにと奥歯を噛み締めていると、相手が変身を解除することを提案してきてまた声をあげた。今は銀色と対峙している真っ最中だ、「そんなことしたらフィリップが、…」と続けようとするが、これはきっと最後のチャンス。頭目だけでなく銀色が増えたこの状態でさらに鬼が強化されてしまえばきっともう勝ち目はない。左拳を強く握る、そして「俺が、絶対にフィリップを守る!」と力強く叫べば銀色に思いっきり蹴りを入れて距離を稼げばドライバーを閉じて変身を解除した。意識がまたふわりと浮上して地面に転がっている自分の体に戻ってくる。だが今はそれを堪能している場合ではない。目を覚ました所にナオミさんが『どうぞ!』と弓矢を差し出してくる、それに「ありがとよ」と年不相応にクールに返事をすれば弓に矢をつがえた。頭目はこちらに気づいていない、だが生身になった相手には銀色の鬼が格好の的が出来たと迫っている。弓矢なんか使ったことはない、しかし相手を守るために、そしてこの戦いを勝つために、自分ならば必ず青銅鏡を打ち抜けると確信があった。弓矢を精一杯引き絞る、宙に掲げられ紫の光を発し始めたそれに向かい「いけえぇぇ!!」と叫びながら矢を放って)

  • No.5281 by 検索  2024-04-26 18:27:21 

違うね、これが僕達の切り札だ!
(このままでは更なる鬼の強化を許してしまう。その前に相手にとっておきの策を提案すると声があがる。変身を解除すればこの鬼の前に生身で向かい合うことになるがそうでもしなければこの状況は覆せはしない。揺らぐことのないこちらの考えと思いが伝わったのか力強い返事と共に力強く銀色の鬼を蹴り飛ばしてから変身が解除される。吹き飛ばされた一本角の鬼が起き上がって装甲がなくなった自分を見れば『鬼の力に降伏する気になったのか』と小馬鹿にするような口調で笑ってくる。傍から見れば戦意喪失したように見えるだろうがドライバー越しに共有する意識の向こうでは覚悟を決めた相棒の想いが強く伝わってくる。青銅鏡を掲げる金の鬼と金棒を片手にジリジリ詰め寄ってくる銀の鬼にいつもの相棒の真似をしてニヒルな笑みを見せると相手が矢を放ったタイミングで思いの丈を叫んだ。相手によって放たれた矢は鬼の手元に向かって飛んでいく。だが子供の力で引いたせいか勢いが足りずに中ほどで先が若干下を向いて高さが下がっていくように見えた。それでは駄目だ。この街を守る為にも、そして相棒と並び立つ未来の為にも打ち抜かなくてはならない。無意識に疾風のメモリを握り込む。するとそれに答えるように突如風.都.の馴染みある風が強く吹いて矢に勢いを授けた。矢は風の力を借りて真っ直ぐと進み、紫の光を放つ青銅鏡を撃ち抜いて2つに割れる音が戦場に響いた。その瞬間鬼が纏っていた紫のオーラはゆらゆらとモヤのようになって消えていき金と銀の鬼も弱ったように身体をふらつかせているのを見れば「やった…流石だ、翔太郎!」とドライバー越しに興奮した声で相手を褒める言葉を告げて)

  • No.5282 by 探偵  2024-04-27 09:36:11 


…っ、…風だ……よしッ!
(自分の決意を乗せた矢を力の限り引く、変身は解除されているのにまだ相手の思考がこちらへと流れ込んできてそれに背中を押されるように限界以上に弓を引き絞りやがてそれを青銅鏡へと放った。矢は目標に向かって飛んでいく、しかし頭目の元に届く前に勢いを失い始めて強く奥歯を噛み締めた。しかし直後、相手の強い思いがこちらの体に一気に流れ込んできて同時に風.都.の風が矢に加勢する。風が頬を掠める中、風.都が味方してくれたようにも、相手が自分の足りない分を補ってくれたようにも思えて、奇跡のようにも相手と共に引き寄せた必然のようにも見える光景に目を奪われていた。矢は青銅鏡を貫きいつかみた形のように二つに割れる、頭目二人の鬼に加え周囲の鬼も膝をつき力は失われた。ドライバーからは相手の褒める言葉と気持ちが流れ込んできて照れくさそうに笑う、あとは最後の一撃だ。再びドライバーに切札のメモリを挿して相手と二人で一人の姿になると「フィリップ!良太郎!最後に必殺技、お見舞いしてやろうぜ!」と声をあげる。その声に合わせて電.王はベルトにパスをかざす。しかし肝心のこちらの方はどうやるのか分からなくて「俺達の必殺技ってどうやるんだ?!」と焦った様子で聞いて)

(/すみません、お待たせしました。昨夜私用がありそのまま疲れて寝てしまいお返事の時間が取れませんでした……本日はいつも通りお返事できそうです。お話もクライマックスでめちゃくちゃ熱いところですので最後まで楽しんでいきましょう!/こちら蹴りで大丈夫です!)

  • No.5283 by 検索  2024-04-27 12:36:32 

最後は三人…いや、四人で決めようか。操作は僕がやるから君は息を合わせるのに集中してくれ
(相手の放った矢は風の後押しを借りて青銅鏡を貫いた。2つに割れたのを見れば相手からも照れくさそうな笑みが伝わってくる。鬼達が力を失ったならあとは押し切るだけだ。ドライバーによって再び二人で一人の姿になると相手から威勢の良い声があがる。それに答えるようにこちらもモ.モ.タ.ロ.スを含めた4人で決着をつけようと声を掛けた。だが肝心な所で決めきらない相手にハーフボイルドの片鱗を感じて思わず笑ってしまいそうになりつつ操作を引き受けタ.ク.ティカ.ルホ.ー.ンを三回入力してマ.キ.シマム.ド.ラ.イブを発動させる。右足首にセイバーが出現すれば息を合わせ高く飛び上がり、電.王.の分離したオー.ラソ.ードの斬りつけと最後の振り下ろしに合わせて「フ.ァ.ン.グ.ス.ト.ラ.イ.ザ.ー!!」と叫びながら回転蹴りを食わせた。赤と白の残光と共に二人の鬼の身体で爆発し『俺達の時代が…』と言い残しながら砂のように消えていく。戦場は一瞬静かになり、その後村の人々から一気に歓声が上がって)

(/いえいえお気になさらずに!こちらも大型連休でいつもと返信頻度や時間が変わったり安定しなかったりしそうですので実生活を優先にお互いのペースで進めて行けたらと思います。よろしくお願いします/こちら蹴りでお願いします)

  • No.5284 by 探偵  2024-04-27 13:24:42 


分かった!任せたぜ、フィリップ!
(せっかく最後の必殺技を決める掛け声を叫んだのに肝心のそのやり方が分からず、相手からは笑いが漏れかけて電.王もといモ.モ.タ.ロ.ス.の方からはツッコミが入ってバツの悪そうな顔をする。ここはこの姿を使い慣れた相手に任せるのが良さそうだ。相手に言われた通り息を合わせることに集中して高く飛び上がる。初めての必殺技だがどんな名前かは流れ込んできた相手の思考から読み取れて相手と共に「フ.ァ.ン.グ.ス.ト.ラ.イ. ザ.ーっ!!」と叫んで華麗に最後の一撃を叩き込んだ。赤と白が混じりあった二人で四人の仮.面.ラ.イ.ダ.ー.の攻撃は鬼の体を派手に爆発させる、やがて鬼達は砂になり脅威は過ぎ去った。周囲から雄叫びがあがるとそれと一緒に「やった!!」と叫んで相手とこの喜びを共有しようとする。しかし今は相手の体の中に入っているわけで思わず左腕をあげるがそれさえも本来は相手の体で訳の分からない状態だ。いてもたってもいられずドライバーを閉じて変身を解除する、意識を取り戻した体はガバリと勢いよく起き上がってそのまま真っ直ぐ相手のもとへと走った。そして走り寄った勢いのまま相手へ抱きつく。大好きで大切で将来も今も相棒の相手と一緒に勝利を掴み取れたことが嬉しくて嬉しくてたまらない。顔をあげると「やったぜフィリップ!俺達勝ったんだ!風.都.を守ったんだ!!」と収まらない興奮のまま相手を見上げて)

  • No.5285 by 検索  2024-04-27 15:33:19 

っと…ああ、僕達の勝利だ。…翔太郎が相棒で居てくれたおかげだね
(周りから喜びの雄叫びが聞こえてくる中、左側からも歓喜の声が上がって左腕が動かされる。だがそれでは満足出来なかったのかこちらが言葉を挟む暇もなくドライバーが閉じられた。伝わってくる相手の感情に口元が緩みながら同じく変身を解いた良太郎と待っていれば背後から近付いてくる音がしてそちらに振り返る。走ってきた勢いのまま抱きついてきた相手を何とか受け止めるとそのままぎゅっと抱き締める。相手と目が合う。その顔は成し遂げた達成感や喜びなどの興奮にきらきら輝いていて釣られて【僕達】を強調しながらこちらも笑みを見せた。喜びを共有していれば辺りに発生していた時空の裂け目は閉じてそれ以外の鬼も消えていく。どうやらこれで時間の歪みを直すことが出来たようだ。その光景に一安心しながら視線を相手に戻す。この勝利は自分と良太郎達だけでは掴めなかっただろう。鬼の恐怖に打ち勝って切り札の場所を教えてくれてこの時代に着いて来てくれた幼い相棒が居てこその結果であれば心が動くまま相手の頭を撫でて柔らかな声で「ありがとう、翔太郎」と伝え)

  • No.5286 by 探偵  2024-04-27 16:49:10 


へへ、だって俺達二人で一人なんだろ?……俺も、ありがとうフィリップ。あの時俺のこと連れ出してくれなかったら、風.都,を守れなくて俺後悔してた。だから、俺のこと相棒って言って一緒に戦ってくれてありがとう
(一刻も早くこの喜びを分かちあいたくて相手へと抱きつけば向こうからも強く抱き締められて笑みはさらに深くなる。二人揃ってこその勝利だと強調されると子供らしい笑い声を漏らして相手から教えてもらった二人のキーワードを口にしていた。相手の手が頭に添えられてゆっくり撫でられながら柔らかい声で礼を言われる、経験した事の無い心地良さに目を細めて笑みを浮かべた後に胸に溢れた嬉しさを伝えるように相手の体に額を擦り寄せた。再び顔をあげて目線を合わせるとこちらからも礼を伝える、最初は鬼の恐怖に負けて大好きなこの街のことを見捨てようとしていたのだ。だが相手は絶対こちらの手を離さなかったし、未来の相棒なのだと、そして今も相棒なのだと何度も伝えてくれた。そのおかげで自分の願いを守りきる事ができたのだ、相手がいなければ絶対に勝利にたどり着くことはできなかった。出会ってから一日も経っていないのに相手の傍はどこよりも心地好くてもういっそ離れたくはない。しかし良太郎とイ.マ.ジ.ン.達が近づいてくると『ひだりはなっさけねぇなぁ』だとか『やーい翔太郎のくっつき虫ー』だとか『子供やからしゃあないで』だとか『探偵くんってこんなに甘えん坊だったんだねぇ』だとか横槍が入って、「うるさいな!!」と言いながら相手から離れることになってしまった。イ.マ.ジ,ン達をひとしきり宥めたあと良太郎が『じゃあ帰ろうか』と声をかけて)

  • No.5287 by 検索  2024-04-27 17:25:44 

どういたしまして。君が大好きで僕にとっても大切な思い出が詰まったこの街を守ることが出来て良かった。…そうだね、君が居た時代に送り届けなければ。
(嬉しさと愛おしさが溢れるまま相手の頭を撫でていれば子供らしい笑い声と共に二人のキーワードが告げられる。その響きはいつだって胸を満たすもので相手が相棒で良かったと心から思う事が出来た。そして幼い相手が自分と出会うまで過ごしてた風.都を、二人で様々な所に行ったり事件に巻き込まれたりと公私共に様々な思い出のあるこの街を守れた事が嬉しくて相手を抱きしめながら本心を口にしていた。そうしていればイ.マ.ジ.ン達がやってきてこちらをからかっている。恥ずかしくなったのか離れていってしまったのは少し寂しいが「それぐらいにしたまえ」と宥めて事件が収束した余韻に浸っていた。良太郎が帰ろうと声をかける。鬼を倒すことが出来たなら事態は解決でそれぞれ元いた時間に戻らなければならない。それは相手とのお別れを意味していて視線を相手に向ければ無意識に少し沈んだ声で返事をした。空間の裂け目からデ.ン.ラ,イ.ナ.ーが現れ宙を走ってから皆の前に停車する。「帰ろう、翔太郎」と声をかけて今度はこちらから相手の手を取って軽く繋ぐと歩き出して一緒にデ.ン.ラ,イ.ナ.ーに乗り込もうとして)

  • No.5288 by 探偵  2024-04-27 18:13:06 


…うん!……ぁ………うん…
(相手に抱きつき包まれながら自分と同じものを大切だと言ってくれることにさらに喜びは募って胸が暖かくなる。大切な人と大切なものを守れることがこんなにも幸せだなんて初めて知ることだった。相手との時間に浸っていたのにイ.マ.ジ.ン.達に邪魔されてしまい頬を膨らませながら文句を言えばみんなで帰ろうと声がかかる、しかしその帰る場所は相手と自分では異なっていて相手の寂しそうな声を聞いてそれに気がつけば小さく声を漏らす。あれほど興奮していたのに一気に気持ちはしぼんでしまって、覇気のない返事をしながら相手と共にデ.ン.ラ.イ.ナ.ーへと乗り込んだ。アナウンスの後に列車が発車する、窓から見える風景が後ろへと流れていくがそれは相手との別れが近づいているのを意味していて胸が痛くなるほど苦しくなっていく。手を繋いだまま客車の真ん中で動けないでいたがゆっくり相手の方を振り返って両手をギュッと掴む、相手の方を見あげると「なぁ、フィリップ。俺の時代に一緒に帰らないか?それか俺がフィリップの時代に行くのでもいいから!」と必死な声色で話し掛ける。せっかく出会えて今までに知らない感情を沢山知って心から頼ることが出来て大切だと思える相棒と出会ったのに、もうお別れなんて考えられない。無意識に手を握る力が増して相手を真っ直ぐにじっと見つめる、そうしていれば一番の本音はすぐに胸を通って口へと到達し「俺はフィリップと会えなくなるなんてイヤだ!」と叫んでいて)

  • No.5289 by 検索  2024-04-27 18:43:12 

…、翔太郎…。もう会えなくなる訳じゃない、寧ろ君は未来で必ず僕と出会って大切な相棒になるんだ。
(相手に帰ることを持ちかけるとその声は覇気のないものになって元気の無くなった姿が引っかかりながらデ.ン.ラ.イ.ナ.ーに乗り込む。列車が発車して相手が元々いた時間へと進んでいく。だが相手は席に座ることなく真ん中で立ったままで、ゆっくりとこちらを振り返ったかと思えば強く手を握られ必死な声色でお願いされると視線を迷わせ困ったように名前を零す。原因を正して時.の.運.行を守る以上相手と自分が帰る場所は違う時間だ。相手も理屈は分からずともそれは理解しているはずなのに手を強く握り離れたくないと必死に訴えている。自分が現代に戻れば同じ時間の相棒が居るが相手が自分に出会うのは十数年先の未来だ。相手が自分に会うまであまり深く立ち入るような関係の人が居なかったと知っているからこそ縋る相手を突き放すのは胸が痛む。それでも今回守ったものを無駄にしない為に膝を床につけ目線の高さを合わせるとこちらからも軽く手を握り返した。そして相手にとっての未来でまた会えることを説明して「それでは駄目かい?」と問いかけて)

  • No.5290 by 探偵  2024-04-27 19:17:23 


そう、だけど……なら、俺が今日からフィリップに会えない分、未来で会ったらずっとずっと一緒に居て。俺フィリップと会うまでにおやっさんに認められるくらいカッコよくて凄くて強い探偵になるから
(相手とこれからも一緒にいるために必死に懇願するが相手は困ったように視線を惑わさる。誰か一人でも自分の意見に賛同してくれる人がいないかと淡い期待も抱いたが、時.の.運.行.を守る面々がそれに賛同出来るはずもなくて気まずそうに目を逸らしたり心配そうな目を向けるが口を挟むことはない。相手がその場に膝を着いて目線の高さが同じになる、歪んだ歴史を正すために全力で相手と共に戦ったのに自らが歴史を歪めるのを望んでいることは心のどこかで分かっているのに相手を諦めることができなくて相手の回答を視線を揺らしながら待った。だが返ってきたのは自分が望んだものとは違う回答で、しかしそれが正しいと理解している回答で、息を詰まらせながら俯く。相手の言うように未来で二人が出会うのは決まっていることだ、だがそれは何時になるのか今の自分には分からない。ただ、ここで駄々を捏ねてもどうにもならない事だけは分かっていた。繋がった手を再び強く握りながら顔を上げて目線を合わせる。瞳には薄い膜が張っていたがなんとか声を震わせないようにしながらこちらからの願いを伝える。今は我慢して別れるしか選択肢がないのなら未来にこの思いを託すしかない。相手の相棒にもっと相応しい探偵になることを近いつつ「約束してくれる?」と問いかけて)

  • No.5291 by 検索  2024-04-27 19:47:42 

…ああ、勿論。何があろうともずっと君の傍にいる。一生の約束だ。
(こちらが回答すれば聞きたくない答えだったのか息を詰まらせて相手は俯いてしまう。今の相手は放っておけないし笑顔でいて欲しいと思う。だがそれは歴史を歪めてしまうことであり許しては行けないことだ。困ったように眉尻を下げながら相手を見ていれば手を握られながら相手の顔が上がる。その瞳には薄く涙の膜が張って震えそうなのを我慢した声で願いが託される。それは出会ってから、つまり現代の相手の傍に自分がずっと一緒に居ることで僅かに目を見開くが柔らかく微笑んでそれを了承した。そもそも元からそのつもりだ。自分と出会う為にあの夜を相手が経験すると思えば酷ではあるがそれを経たからこそ今の自分と相棒が居る。その歴史の先として今もこれからも相手の傍にずっと居ることを相手に誓うと片方の手をそっと解き、小指だけを立てて相手の前に持ってくる。そしてただの約束ではなく一生モノの大切な約束だと話せば相手の目を見て指切りを持ちかけて)

  • No.5292 by 探偵  2024-04-27 20:20:13 


…うん。……俺も一生フィリップの相棒でいる。約束だ!
(今すぐに一緒に居られないのならせめて未来でと願いを伝えると相手の顔には柔らかな笑みが浮かぶ。そして今度は自分が望む答えが返ってきてこちらにも笑みが浮かんだ。相手にとっては確定の未来でもこちらにとってはまだ見えぬ先の話、いつか二人が相棒になった時に歩くその未来での約束が結ばれれば、いつか相手と共に歩き続ける日を楽しみにこれからも過ごすことができる。不意に片手が解かれて小指を差し出される、約束をより強固にするそれにパッと顔を明るくさせると自分の小指を相手の小指へと巻き付けた。今すぐにでも、そしてこれから先もずっと相手と一緒に居たいという思いは膨れるばかりで、だが今はその時ではない。それならば未来で一生何処までも相棒で居ることを誓えば軽く小指で繋がった手を振った。二人で一人の姿になり一時意識を共有した今ならば相手がこの約束を守ってくれると確信できる。その瞳にもう涙はなくて真っ直ぐ相手を見つめながらただ笑みを向けていた。そうするうちにナオミさんから自分の時代にまもなく到着するとアナウンスがなされる。車窓の風景は砂漠から自分のよく知る風.都の風景へと変わっていきやがて列車は停車した。小指を繋いだままで相手と共に出口の方へ移動する、そして最後に相手の方を振り返った後に繋がっていた小指をそっと離して電車から降りて)

  • No.5293 by 検索  2024-04-27 20:50:56 

…じゃあ翔太郎、また未来で待ってるから。
(未来もずっと傍に居ることを誓い、小指を差し出すと相手の顔がぱっと明るくなる。相手の小指が巻きついて契りを交わす。改めて約束を口にする顔はもう沈んだ色は見えなくてこちらも素直な笑みを見せた。そうしていると目的地が近いことを示すアナウンスが流れる。窓の外は砂漠から相手の時間の風.都. の景色に変わっていてゆっくりと減速していく。そろそろ時間のようだ。やがて列車が停車すると小指が繋がったまま出口に向かう相手について行く。開いたドアの先はこれから相手が過ごしていく過去で自分は降りられない。振り返った相手の小指がゆっくりと離れていくと掴まえたい気分に襲われるがそこをぐっと押さえて相手を見つめていた。相手が電車から降りる。降りられない分手すりを掴んで軽く身を乗り出すと別れの言葉ではなく次へと繋がる言葉を大声で伝える。発車のアナウンスがされると乗り出すのを止めるがドアが閉まってもその場から動くことはなく、発車して相手の姿が見えたくなるまで手を振っていて)

  • No.5294 by 探偵  2024-04-27 21:24:56 


うん!俺、フィリップに会えるの楽しみにしてる!絶対に待っててくれ!
(小指を解いて自らデ.ン,ラ,イ,ナ,ー.を降りる、当然相手はついてくることはなく列車から身を乗り出すまでだ。だが今はそうでなければならない。相手との未来の約束を胸に相手の方を真っ直ぐと見つめる。そこで送られたのは別れではなくて約束の言葉で大きく頷きながら返事をした。もう会えなくなるという寂しさは次いつ会えるだろうという楽しみへと変わる、胸に溢れた思いをありったけ伝えるために大声でこちらからも約束を口にしてその顔が再び曇ることは無かった。アナウンスが流れて扉が閉まる、やはり胸に詰まる思いはあるが笑顔を浮かべたまま手を振ったまま暫くデ.ン.ラ.イ.ナ.ーと併走した。だが自分の足ではすぐに追いつけなくなってやがて列車は宙へ駆け出し時空の扉へと消える。相手と仲間と列車が消えていった空を暫く笑顔で見上げていた。
一方、デ.ン.ラ.イ.ナ.ー.が時空の狭間を走り始めた頃、相手の後ろに音もなく人影が忍び寄る。相手の心情などお構い無しに『フィリップくんには伝えておくことがあります』と男性の声が響いた。そこにいたのはこの列車のオーナーで、鬼が復活するという歪んだ歴史を正したことで探偵の相棒は正しく復活するだろうということ、そして先程別れた小さい相棒は歪みによって得た記憶、すなわち今日相手やこの列車の面々と過ごした記憶が一切なくしてしまうことを告げた。『本来このようなタイムパラドックスが起こる可能性があることは避けるべきなのですが、なんせ我々には切札が必要でしたからねぇ』と意味深な言い方をした後客車の方へと戻っていって)

  • No.5295 by 検索  2024-04-27 22:09:04 

…、……僕は覚えてるから。
(笑顔で手を振って併走してくれる相手にドアの窓から見えなくなるまで手を振り返す。やがてゲートを抜け砂漠の中を走るようになれば名残惜しさや寂しさなど様々な感情が入り交じりながらも窓の外を見ていた。だが不意に気配もなく後ろから男性の声がすると振り返す。そこにはこの列車のオーナーが居て時の歪みが直って相棒が元に戻ったことを告げられる。それには安堵したが過去の相手は今日一日の出来事の記憶を無くしてしまう事を告げられると大きく瞳を揺らす。だが言われてみればその通りだ。相手と出会ったのはあの夜が初めてで自分を知っている素振りなど一つもなかった。それに今日の出来事をきっかけに相手が本来の歴史と違う選択を取る可能性があるのならそれは時間が変わるリスクにもなりうる。その危険性が分かるからこそ何も言えなくて意味深なことを言うオーナーの背中をただ見送るしか出来なかった。相手は今日鬼に立ち向かったことも自分の相棒になりたいと言ってくれたことも全て忘れてしまう。当然先程した約束も忘れてしまうだろう。だけど全て無かったことになる訳では無い。ドアに手を添えて幼い姿の相手のことを考えれば代わりに自分が思い出も約束も全て忘れないと誓うように呟いた。そうして少しの間物思いにふけていたが小さく息を吐いてから客室に戻った。心配してくれた良.太.郎とイマジン達に大丈夫だと告げて少し話をしていると元々自分が居た時間に着くアナウンスが流れる。そろそろ自分も時間旅行は終わりのようだ。良太郎達の方を向くと「君達のおかげで僕の時間の翔太郎も風.都の平和も取り戻すことが出来たようだ。ありがとう」と礼を伝えて)

  • No.5296 by 探偵  2024-04-27 22:53:07 


【良太郎】

(少し時間を置いてから戻ってきた相手をニコリと柔らかい笑みで迎える。時.の.運.行.を守る仮.面,ラ.イ.ダ,ーとして相手がオーナーに何を言われたのかは大体の検討がついていてイ.マ,ジ.ン達と共に次々に声をかけるが自分の中では決着がついているのか穏やかに大丈夫だと言われるとこれ以上口出しすることもなかった。小さな探偵の時間から現代の距離は近く早々に到着のアナウンスが流れる。礼を言われるとまたニコリと笑みを浮かべて「僕たちこそ、一緒に時.の,運.行を守ってくれてありがとう。二人がいなきゃ解決できなかったよ」とこちらからも礼を伝えた。わらわらと相手の回りをイ.マ.ジ.ン達が囲うと『またいつでも会いに来いよ!』『フィリップとお絵描きしたーい!』『仮.面.ラ.イ.ダ.ー同士、頑張っていこな』『探偵くんにも宜しくね』と次々に挨拶を送って最後まで騒がしい車内となった。ナオミさんのアナウンスのあと砂漠の中列車が止まる、『列車を降りてすぐの扉から事務所に直行でーす』と案内がされて、間延びした声に小さく笑うと「じゃあまたね、フィリップくん」と相手を送り出して)

  • No.5297 by 検索  2024-04-27 23:07:41 


ああ、また何かあったらいつでも事務所に来てくれ。今度は翔太郎と二人で出迎えるよ。
(良太郎からもお礼を返されてイ.マ.ジ.ン達に囲まれる。初めにあったときは散々振り回されたものだが彼らも自分と相棒のように良太郎の良きパートナーで頼りになる仲間だ。口元を緩ませながらそれぞれに返事を返していれば列車が停車する。どうやら気を利かせて事務所に繋がるところに停めてくれたようだ。何事も起きないのが一番ではあるがまたいつでも頼ってくれと今回の事態を共に解決したもう一人の仮.面.ラ.イ.ダ.ーに告げると軽く手を振ってからデ.ン.ラ.イ. ナ.ーから降りた。砂漠の中去っていく列車を見送るとぽつんと設置してある扉のドアノブに手をかける。オーナーは相棒が元に戻ったと言っていたが消えた時の光景が脳裏に過ぎって少し躊躇する。それでも過去の相棒と未来でもずっといると交わした約束を思い出せば扉を開いて元の事務所に足を踏み入れると恐る恐る「…ただいま」と口にして)

  • No.5298 by 探偵  2024-04-27 23:24:23 


……な、フィリップ?!お前、いつの間に外行ってたんだ?!
(一瞬ふわりと意識が霞んたような感覚のあと、ゆっくりとそれらが再構築されるようにしてまたハッキリとした意識を結んでいく。我に返ったように目を瞬かせたが特に周囲に変化はない。不思議そうな顔をしていればいつの間にか床にハットが落ちているのを見つけてさらに怪訝な顔を浮かべた。確かパトロールに行こうとしていたはずだったのに、と思考を巡らせながらかがんで床に落ちたハットに手を伸ばしたところで事務所の扉が開きそちらへ目を向ける。扉の前に立っていたのが事務所内にいたはずの相棒だったのをみれば思わず声をあげた。慌ててハットを手に取り軽くホコリを払いながら驚いたままの表情で相手の方へと近づく。つい先程までそこで本を読んでいたはずなのにと相手と相手がいたはずの場所を交互にみて「どうなってんだ?」と困惑した顔を相手へ向けて)

  • No.5299 by 検索  2024-04-28 00:02:49 

翔太郎、……ちゃんと翔太郎だ。
(事務所に踏み込めば見慣れた相手がこちらを見ていた。消えたはずの相手が元に戻っていることに酷く安堵して口から相棒の名前が零れた。何やら困惑したように声を上げているがそれも気にせず近付いてきた相手にこちらからも歩み寄ってはその頬に手を添えて顔を見つめる。当然のことながらあの時代の相棒よりも目の前の相棒は成長していて背丈もしゃがまなくても目線の高さが同じだ。だが確かにあの時の面影は強くあって同一人物なのだと改めて認識すると今度はその体を抱き締めた。背が伸び筋肉などがついて抱き心地は違うはずなのに大切な約束をした相棒を抱き締めた時と同じ気持ちが湧いてくる。あの時からここまで成長したのだと思うと感慨深いような様々な感情が入り乱れ、ポツリと安堵したように呟くと更に腕に力を込めて)

  • No.5300 by 探偵  2024-04-28 00:31:27 


、フィリップ?……ほんとどうしちまったんだよ
(こちらが困惑の表情を向けていると相手はやけに安堵した表情を浮かべてこちらへと手を伸ばす。そのまま頬へと添えられれば唐突な行動にまたしても戸惑った声をあげていた。そのまま抱きしめられるととりあえずこちらからも腕を回して抱きしめ返す。様子を窺っていたが噛み締めるようにこちらの名前を呼ぶだけで思わず笑ってしまった。相手に何が起こったのかは分からないが相手は今自分とこうしたい気分なのだろう、それならばその気持ちに応えてやらなければ。なんたって自分は相手の相棒であり、そして恋人なのだから。さらにこちらへ抱きつく相手の背中を優しくポンポンと撫でる。いつかの自分よりも随分と手のひらは大きくなって、柔らかかったそこも色々な経験が刻まれて肉付きは変化していた。相手を抱き締めてその体を見下ろすと「ん?」と声を漏らす。視界に映る服装に背格好、こうやって抱き締められる心地、それらが重なると何かが脳裏に映ろうとするがすぐに霞んで消えてしまう。記憶を追うにも何かの残渣を感じただけで既にたち消えてしまっていて、今までにない心地に不思議な感覚を覚えながら顔をあげて相手の顔を見つめて)

  • No.5301 by 検索  2024-04-28 00:59:15 

……、何となくこうしたい気分だったんだ。 ちゃんと君が相棒としてここに居るんだなと思って
(心が動くままに相棒を抱き締めると相手からも腕が回されて抱き合う形になる。その状態で背中を撫でられると切札を渡すことになって弱った時にされた行動を思い出して小さく息を吐いた。ちゃんと相棒がここにいる実感に安心して漸く他のことを考えられるようになると相手からしてみれば謎の行動をしたように見えることに気付く。鬼退治のことは言う訳にも行かず何かそれらしい事を言うべきかと考えていると頭上から妙な声が聞こえて顔をあげる。相手と目が合うが先程の戸惑いというよりも不思議そうな表情だ。今度はこちらがその理由に戸惑うが自分も上手い言い訳が浮かばなくてそういう気分ということにしておいた。相手を見つめながら何処か懐かしむようで噛み締めるように【相棒】という単語を口にすると柔らかい笑みが浮かんで)

  • No.5302 by 探偵  2024-04-28 10:42:49 


そうかよ……安心しろ、俺は最後まで……一生お前の相棒だ
(相手はこちらの存在を確かめるように抱き合ったところから離れようとしない、まるで長い旅路から戻ってきた時のようだ。こちらはこちらで相手の姿に言いようのない何かを感じていて、なんとも不可思議な時間が流れている。『なんとなく』という言葉でそれらの物事がまとめられると、こちらもそれを受け入れて特に深く突っ込まないことにした。相手が噛み締めるように相棒と口にする、言外に宿った心境を読み取る事はできなかったがそれに返す言葉は決まっている。いつも通り最後の時まで傍にいると口にしようとするが、途中で別の言葉が脳内へと浮かんだ。こんな言い回しはした事がないはずで、だが意味は同じで、今はこちらの方を言うべきだと心が訴えている。背中に回していた腕にさらに力を込めて抱き寄せると心に浮かんだまま『一生』という言葉を添えて相手が相棒であると真っ直ぐと見つめ伝えて)

  • No.5303 by 検索  2024-04-28 11:09:49 


え、…ああ、そうか。僕もずっと傍にいるよ、翔太郎
(これ以上事情を明かすつもりは無い雰囲気を感じとったのが相手からこれ以上の追及はされないようだ。密かに安心しつつ約束通り相手が相棒であることを噛み締めていると『一生』というキーワードが出て目を瞬かせる。相手は記憶を無くしたはずであの時の約束も忘れているはずだ。だが元に戻っても自分達がしたことが全て無かったことになる訳ではない。彼らや相手流に言うならば頭ではなく心で覚えているということだろうか。相手にあの時代の相棒の面影が見えると一人納得するように頷き、安堵したような緩い笑みが零れる。そして約束を果たすように相手を見つめずっと相棒として傍に居ることを誓えば力いっぱいにその体を抱きしめて)

(/お世話になっております!そろそろ頃合かなと思いましてお声がけさせて頂きました。幼い頃の探偵君との鬼退治でしたが最初警戒して鬼を怖がっていた頃から交流を通して段々と信頼してくれるようになる姿が本当に可愛らしくつい沢山甘やかさせて頂きました。電車組とも絡みつつ良い感じに鬼退治も解決出来て充実した事件でした。お別れや相棒になる約束も記憶が消されてしまいましたが探偵君の中で微かに引っ掛かる物があって確かにあの時間があったと思える終わり方だったと思います。本当にありがとうございました!
次のお話ですがいかがでしょうか。本格的な事件の後なので甘めの日常回かギャグっぽい話の方が良いのかなと個人的には思うのですが探偵様のご希望等ございますか。)

  • No.5304 by 探偵  2024-04-28 11:44:19 


……あぁ、そうしてくれ
(自分でもなぜ普段使わないキーワードを口にしたのかは分からない、だが自分の中で今はこの方が良いという思いは何故だが変わらない。それを聞いた相手は目を瞬かせた後に何かを納得するように頷いて笑みが溢れる。相手に何があって何を納得したのかは分からない、だが相手からもずっと相棒であるという誓いが返ってくればもうそれで十分だった。力いっぱいに抱きしめられて思わず笑みを零しながらこちらもギュッと相手を抱きしめると、暫く相棒であり恋人である相手の存在を感じていた)

(/こちらこそお世話になっております!元ネタのあるお話でしたが、検索様との掛け合いのなかでどんどんオリジナルになっていって、同時にどんどん二人らしい物語になっていってとてもとても楽しいお話になりました!過去の探偵と検索くんが出会ってまた違う方法で絆を紡いでいくのがとても楽しく、同時に頼れるお兄さんのような検索くんに思いっきり甘やかしてもらいながらいつもより勢い余った探偵ができました。最後の切札を破壊するところは別作品を彷彿させる映画さながらの熱い展開でめちゃくちゃ面白かったです…検索くんが覚えていて探偵は心で覚えている約束をこれからも果たしていくんだろうなと思える良いお話になりました…こちらこそ今回もありがとうございました!
こちらも今回が壮大なお話でしたし、この後はゆっくり甘いお話や日常なお話ができればと思っておりました。前にあげていただいていた街の人のピンチヒッターをするお話や休日朝目覚めてからただ甘い時間を過ごす話、ちょっと長くなりそうな予感がしますがキャンプにいくお話とかも良いかなと思っておりました。検索様はいかがでしょう?やりたい展開などありましたら是非教えてください!)

  • No.5305 by 検索  2024-04-28 12:26:26 


大分外も暖かくなってきたね、
(時を超え密かに過去の相棒ともう1人の仮.面.ラ.イ,ダーと共にこの街を鬼の脅威から守った日から数日後。一生の約束の通り、相手と相棒としての日々を過ごしていることの幸せを不意に噛み締めていたりしていたがいつもの日常に戻ってくれば徐々にその頻度も減ってきた。春の陽気にしては少し暑いぐらいの気温の中、相手がパトロールに出かけると声がかけられると特に調べているワードも無ければ気紛れに自分も付いていくと告げて一緒に事務所を後にした。いつもの巡回ルートを歩きつつお花見の時よりも更に高く感じられる気温に感想を口にしていた)

(/アイデアありがとうございます。どれも是非是非やりたいのですが休日朝の時間は二人で事件を解決した話の後の方がより甘くなりそうだなという思いがあるのとキャンプは絶対楽しい話になりそうなのでもうちょっとお楽しみにしておきたいなと個人的に思うので街の人のピンチヒッターをする話はいかがでしょうか。具体的にどんなものかは決めてないのですが飲食店の手伝いや配達などの軽めの頼み事から特殊なことの代役まで色々出来そうなのでいつも通り好き勝手動かして貰えたらと思います。/何か打ち合わせたい事がなければこちら蹴りで大丈夫です)

  • No.5306 by 探偵  2024-04-28 13:46:50 


あぁ。油断してたらすぐに夏が来ちまいそうだ。……ん?
(不思議な感覚を覚えたあの日から数日、相手は時折こちらのことを懐かしそうに眺めたり相棒だと噛み締めていたりしていたが、それも徐々になりを潜めて今はいつも通りの雰囲気に戻っている。以前と同じようにパトロールに出かけるといえば今日は相手もついてくるようで二人で連れ立って風の街へと繰り出した。過ごしやすい気温から少々肌に暑さを感じるようになった今日この頃、相手の言葉に頷きながらまだ歩きやすい日中の風を頬に受けつつ歩いていた。いつも通りのルートを通り昔ながらの趣のある商店街へと差し掛かる、人気はないものの老舗が多いここは愛される店の多い場所だ。その中のひとつの店舗から『どうすんのよあんた!』と怒りの声が聞こえてきてそちらへと目をやる。顔馴染みの夫婦がみえたがどうやら奥さんが旦那さんを叱っているようで「どうしたんだよそんなに怒って」と声をかける。すると奥さんの方がこの怒りを共有できる人が来たとばかりに『翔ちゃん聞いてよ!』と勢いよく返事が返ってくる。今は昼時でここの店からは多くのオフィスや店へお弁当を配達しているのだが、先程旦那さんの方が配達用のバイクを倒して壊してしまったらしい。幸い旦那さんに怪我はないようだがもう既にお弁当は出来上がっていてとても二人で配れる量でもないという。それを聞いて黙っておける性格ではなくて「なら、配達手伝うぜ。それなら間に合うだろ?」と奥さんに提案して)

  • No.5307 by 検索  2024-04-28 15:12:51 


…ここにある届け先なら四人で手分けすれば直ぐに配ることが出来そうだ。
(いつものルートを進んでいけば趣のある商店街に差し掛かる。そこを歩いていると一つの店舗から怒鳴り声が聞こえてきて怒っているらしい女性に相手が声をかける。どうやら顔馴染みらしい反応に改めて相手の顔の広さを実感しつつ着いて言って話を聞く。どうやら配達用のバイクを倒してしまったようで現物をしゃがんで観察してみるがハンドルが変形したのに加え衝撃で点火系統に接触不良が起きていて直ぐに治るようなものでは無さそうだ。これでは昼時の配達に間に合わないと二人が零すと案の定相手が手伝いを申し出た。こちらも特に用がある訳でもなく街の人の為になるなら異論は無い。準備された弁当に付いている届け先のメモを見る限りはエリアはオフィス街と店の並ぶ商業地区に大きく分かれているようで二手に分かれると効率的に運べそうだと助言を添える。自分達の申し出に少し驚いていたが『じゃあお願いしていいかしら。代金は頂いてるからこれをその場所に届けてくれたらいいわ』と行先のメモの乗ったお弁当箱の入った箱を女性から受けとって)

  • No.5308 by 探偵  2024-04-28 16:44:14 


なら、俺達はこっちの地区に弁当配ってくる。ここなら顔馴染みも多いしな
(相手がバイクに近づき壊れ具合を確認している間に条件反射的に配達の手伝いを申し出る。この街で困っている人がいるなら助けないわけにはいかない。勝手に決めてしまったが今日は相棒と一緒であるのを思い出して隣をみる、しかし相手は当然のように自分も手伝う算段でいて思わず笑みが漏れた。昔なら自分は関係ないと本を開く所だろう、あまり人の前でニヤつくこともできず口を引き締めて相手と共に届け先を確認した。即座に相手が配達先を二地区に分けて二手に別れるべきだと助言をすれば、素早い解析にさすが相棒だと口の端をあげた。それならばと商業地区を担当することを申し出る。オフィス街も知らないわけではないがああいうセキュリティがしっかりしているところはいつも出入りしている店側に任せた方がスムーズだろう。両手に弁当を抱えて商業地区に向かって相手と共に歩き出した。数箇所分ではあるがお互い両手には弁当がいっぱいで「巻き込んじまって悪いな」と相手の方へ目線を向けながら話しかけ)

  • No.5309 by 検索  2024-04-28 17:57:49 

彼女達の話を聞いた時点で君なら手伝うと分かっていた。…それに、これも探偵のパトロールの一環なのだろう?
(真逆の方角にある二地区を配達の担当を決めると早速目的地に向かって歩き出す。両手に弁当を抱えることになり若干重たいがこれくらい許容範囲だ。そうしていると相手の目線がこちらを向いて声をかけられる。相手は困っている人を見捨てられない性分だ。争うような二人の間に入って話を聞きに行った辺りからこうなることは大体予想がついた。そして何よりこうして困ってる人を助けるのがパトロールの目的の一つでこの街の探偵の在り方というのならその片割れである自分もそれに当てはまる。普段は内と外で別々に行動することが多い分一緒にいるのなら相棒流の探偵の仕事をするのも悪くない。少し得意げな笑みを見せながら「僕もこの街の探偵だからね」と告げていると店が並ぶエリアに辿り着いた。常連のお客さんなのかメモには大まかな住所しか書いてなくあとは店名の記載があるだけだ。まずは一番上に書いてある所に届けようと「この店が何処にあるか分かるかい?」と尋ねて)

  • No.5310 by 探偵  2024-04-28 20:11:25 


…、…流石は俺の相棒だな。なら風.都.の探偵としてきっちり弁当を届けてやらねぇと
(成り行きとはいえ相手に相談することなく手伝うことを決めていたが、相手は手伝いを申し出る前からこの結果を予想していたようで思わず目を瞬かせる。どうやらこちらの考えも行動も相手にはお見通しであるようだ。それにこれも探偵の仕事だと言われるとどことなく照れくさくて思わず目をそらす。弁当の配達を手伝うのなんて探偵の仕事では無いと言われればそれまでだ、だが小さい事でもこの街の困り事を解決したい自分の気持ちを相手は汲んでくれてこちらの流儀に合わせてくれている。同じ考えで探偵として行動してくれるのがなんとも嬉しくて気合いを入れるように声をかけていた。相手が届け先のメモをこちらへと見せながら場所が分かるか問いかける、答えは当然決まっていて「俺を誰だと思ってんだ?」と得意げな顔でいえば相手を先導するようにして一件目の届け先へと向かった。行先は個人商店の電気屋で店主のおっちゃんに軽く挨拶しながら「弁当届けにきたぜ」と声をかける。驚く店主に事情を説明してから弁当を渡せば礼を言われて軽く手をあげ応えると「さて、次は二つ隣の道にあるとこだな」と先程のメモを思い出しながら言い)

  • No.5311 by 検索  2024-04-28 21:17:28 

ああ。_ …ここかな、
(自分も相手と同じ探偵として手伝いをすると告れば瞬いていた目は照れ臭そうに逸らされる。以前ならば何処かで終わるまで待つか先に事務所に帰っていただろうが相手と過ごす中でこの街の人の為に動きたいという気持ちが写ったようだ。気合いを入れる相手にメモを見せると得意げな顔が返ってきて1軒目へと案内がされた。そこは個人の電気屋のようで表の家電量販店よりもこじんまりとした店だ。そこに堂々と入っていき店主に挨拶と事情を説明する姿はやはり相手がこの街に馴染んでいると実感する光景だ。代わりに配達をしていると話せば相手らしいと笑う店主と相手のやり取りをぼんやりと見ていた。弁当を渡すと礼を言われて二人で店を後にする。二件目も相手の案内で向かうとそこは文房具屋のようで店内に入ると事務所で見覚えのある筆記用具などが置いてあった。ここの店主も相手と顔馴染みのようで顔を見ると気さくに話しかけている。それを邪魔しないように店内の物を見ていると『そっちの子が翔太郎君が言ってた相棒君?』と話しかけられて少し固まってしまう。まさか自分に話しかけられるとは思っていなくて「えっと、まあ…」と曖昧な返事になりながら相手に視線向けて)

  • No.5312 by 探偵  2024-04-28 22:04:52 


あぁ、俺の相棒のフィリップだ。この店、事務所の備品買うのに世話になってんだ
(幸いにも弁当の届け先は全て顔馴染みの店で一件目と同じく二件目の文房具屋でも気さくに迎え入れられ事情を説明してスムーズに弁当を渡すことが出来た。軽く言葉を交わしていれば店主が後ろで大人しくしている相手に話を振る。相手の方を見てみればどこか戸惑った様子をみせている、この街の探偵ならば、そしてこの街を愛してくれているならば、相手にはこの街からも愛されていて欲しい。相手の顔を売るちょうどいい機会だと踏めば、片手が空いたのをいいことに相手と肩を組むようにして自分の隣に来るように移動させ相棒だと店主に紹介する。いつも事務用品がきれた時にはお世話になっている店だ、まだひとりでは行かせられないが相手が出入りする機会もこれから多くある事だろう。相手を紹介すると店主の目線は相手の目より少し上を向いて『それってもしかして、うちで買ったクリップか?』と問われてこちらも相手の髪を見た。相手がいつも好んで付ける髪留め用のクリップだが、確かに今日つけているのはここで選んだもので「そういやそうだったな。ここ、いろんなクリップがあるから選びがいがあるかもな」と言いながらクリップのコーナーを指さし)

  • No.5313 by 検索  2024-04-29 10:38:17 

…だろうね、見覚えのある商品が幾つかある。 確かに同じクリップだ、…
(まさかこちらに話が振られると思ってなくて戸惑っていると肩を組むような形で隣に並んで紹介がされる。それに合わせて小さく会釈してみるが相手と街の人の間にある輪のような物に招かれたのが嬉しくもあり同時に落ち着かなくて店の説明をされるとそれらしく頷く。事務所の備品を購入する店ならこれから訪れる機会もあるだろう。そうしていると店主の視線が自分の少し上を向いて着けているクリップについて問われる。普段付けている物は事務所の備品を拝借してることが多くこの店の物である可能性が高い。確かめるように自分のクリップに触れながら相手の指さしたクリップコーナーに向かうと確かに今朝付けた物と同じ物があって声をあげた。日常的に身につけていた物の購入元と思えば初めて来るこの店が少し身近なものに思えた。不思議な感じを覚えながら見ていればクリア素材の黄緑色のクリップを見つけて思わず手に取る。少しそれを見つめた後、店主の元に向かって「お願いします」と告げれば店主の顔に嬉しそうな笑みが浮かんだ。会計を済ませてクリップの入った紙の平袋を受け取るとまた一つ街との繋がりが出来た気がして「後から付けてくれ、翔太郎」と相手にお願いして)

  • No.5314 by 探偵  2024-04-29 12:29:06 


良い髪留めが増えて良かったな。弁当配り終わったら付けてやるよ
(店主に相手のことを売り込んでいるとクリップが話題に出て、興味を示したのか肩を組む腕を解いてクリップコーナーに一緒に向かう、商品棚を覗いてみれば相手がつけているクリップと同じものが店頭にあって思わず笑みを浮かべた。文房具屋で身につけるものを買うことなんて普通はないが、相手だけはこの店にそういう需要で用事があることだろう。たまたまとはいえ相手に縁のある店に来ることが出来たと内心思っていれば相手はひとつのクリップを手に取った。透き通る黄緑色をどうやら気に入ったようでそのまま購入すれば店主も上機嫌になる。相手がこの街の人と仲良くなってその思い出になるような品を購入しているのが感慨深く後ろからその様子を見守る。相手はとっくにこの街の住人ではあるが、こうやって街の人の輪にさらに入り込んでいってくれるのは嬉しいものだ。礼を言ってから店を後にする、早速購入したてのクリップを身につけたいという相手に緩い笑みは止まらなくて両手が空いたら付けることを約束した。その後効率よく届け先へ回り、最初に弁当配達を手伝っていることに驚かれ、相手を届け先に相棒だと紹介し、笑顔で見送られるのを繰り返した。最後の一店舗も届け終わると「ここで最後だな。弁当も届けるついでにお前のこと紹介できて良かった」と上機嫌に言って)

  • No.5315 by 検索  2024-04-29 14:50:44 

ああ、ちゃんと時間内に配り終えることが出来て良かった。ついでに色々な話も聞くことが出来たし。…やけにご機嫌だね?
(新たなクリップを購入して受け取ると次の配達時間も押していて店主にお礼を言って店を後にした。本来の使用用途ではないはずだが店主は快く売ってくれた。街の人に受け入れられたような気分で表情を緩めていればクリップを付けることを約束されるとますます嬉しそうにしていた。その後もメモに書かれた配達先に順番に回っていく。人と話している内に紹介されることにも慣れてきて軽く会話をしたりまた何時でも来てねと言われたりと和やかに配達することが出来た。中には相手の幼い頃を知っている店主が居たりしてちょっとした昔話なども聞けたりもした。そうして最後の一店舗も届け終えて笑顔で見送られながら店を後にする。あんなにあった弁当も無くなり両手が軽くなると相手から声が掛かり、達成感に満ちた様子で感想を述べる。二人で外に出た時にはあまり寄らないような店が多くて物珍しい機会でもあった。あとは店に戻って配達が終わったことを伝えるだけで隣にいる相手は妙に上機嫌だ。人の役に立てたということもあるが自分を紹介する時の相手は嬉々としているように見えてつい問いかけて)

  • No.5316 by 探偵  2024-04-29 17:51:51 


俺の話は余計だったけどな。……ん?まぁそりゃ俺の好きな街の人と、…お前が仲良くしてるのみんのは嬉しいだろ。自慢の相棒をみんなに紹介できたんだからな
(弁当の配達先に向かい全ての店で相手を相棒だと紹介していく、最初こそぎこちない様子の相手だったが段々慣れてきたのか笑顔で街の人と言葉を交わしていた。それぞれの滞在時間は短かったが確実に相手の交流の輪が広がっていく様子に相手の事なのに自分の事のように嬉しくてつい笑みを浮かべたまま相手を見守ってしまった。途中自分の小さい時の話をされた時は焦ったものだが、『そのまま仲良くしなよ』と言われた時には照れ笑いすることしか出来なかった。配達が終わったことを告げると相手はこちらを見て機嫌の良さの訳を聞いてくる。いつもの調子で街の人と話していたつもりだったがよっぽどご機嫌にみえたのだろうか。照れ臭さを感じると頬を掻きながらその理由を伝えようとする、だが自分の好きな街という言葉の後に相手を『自分の好きな人』とストレートに言うのは流石に恥ずかしくて、一瞬言葉を詰まらせてからその言葉は伏せることにした。言葉の不自然さを誤魔化すように少々早口で話すが、実際弁当配達を通じて普段世話になっている街の人に相棒を紹介できたのは良い機会だった。先程の約束を思い出すと「さっきのクリップ付けてやるよ」と手を差し出して)

  • No.5317 by 検索  2024-04-29 18:24:52 

…そっか。僕も依頼人とは違う街の人と繋がって、なんというかこの街と君の世界に入れた気がするよ。 じゃあ任せた。
(お店に戻る帰り道、いつもに増して上機嫌な理由を問うと照れ臭そうにその訳を話す。途中妙な間が空いたが何となく言外に含まれる内容を察して口元が緩む。自分を紹介して街の人と仲良くしている所を見るのが嬉しいだなんて胸に温かさと擽ったさを覚えて照れ臭そうに笑いを零した。実際今日行った先では相棒だと紹介された時、聞いた事があるという反応の人が多かった。相手が話題に出したのかそれとも相手には相棒が居るという情報が何処からか知られているのかは分からないが確かにそこに自分の存在があった。相手が事務所の外のこの街で作ってきた世界に入れて貰えたようなそんな気がして嬉しそうに声を弾ませた。そうしていると相手が先程の約束を持ち出す。懐にしまっていた紙袋からクリップを取り出して相手の手の上に載せると今つけているクリップを外してご機嫌にお願いして)

  • No.5318 by 探偵  2024-04-29 19:20:38 


、そうか…それなら良かった。よし……
(こちらが上機嫌な訳を伝えれば相手も照れ笑いを浮かべる。相手も少なくない時間この街に住んでいるがどうしても外を自由にひとりで出歩けない関係でこの街の人々との繋がりはまだ少ない。こちらが風都の中で築いてきた世界と相手と過ごす世界とはどうしても距離があってなかなか交わらないものだった。それが今日たまたまの手伝いとはいえそれらが交わって相手の世界は広がり、こちらの世界は繋がったようにも思える。自分の愛するもの同士が笑みを浮かべて対面しているのを見るのはなんとも幸せなものだ。それに話だけしていた自分の相棒を街に紹介することができ、なんなら関係は隠しているものの恋人を街の人に自慢することも出来たのだ。なんてことの無い一時だったが、確かに幸せな時間だった。上機嫌な相手からクリップを受け取れば軽く髪を整えてやってから先程買ったクリア素材で黄緑色のクリップをつけてやる。買いたてのそれは太陽光を浴びて色が透けて輝いて見えた。小さく笑いながらクリップに軽く触れると「今日お前と街の人に縁ができた証だな」と呟いて)

  • No.5319 by 検索  2024-04-29 20:03:43 


ありがとう。…ああ、大切にする。さてそろそろ戻ろうか
(この街と人と交流してその店で自らの意思で買った新しいクリップ、それを相手に託すと大人しくつけられるのを待つ。髪が止められると御礼を言いつつ相手の呟きに頷いて小さく微笑んだ。このクリップは備品置き場に戻されることなく、今日の記念として自分の新たな私物になるはずだ。胸を暖かく満たすような幸せを感じるとご機嫌のまま店に戻るように促して歩くのを再開した。店に着けば二人は先に戻っていたようで無事に配達したことを伝えると『ありがとう、本当に助かったわ』と改めて感謝が告げられる。謝礼を、と言い出す女性を止めていれば何かを思いついたように奥に引っ込んでしまった。少しして恐らく調理場だろう所から持ってきたのは小さめの弁当箱にぎゅうぎゅうに詰められた唐揚げなどを初めにするおかずで『作りすぎて余っちゃった奴だから良かったら貰って』と差し出された。見るからに美味しそうなおかずと気遣いに心惹かれると「ありがとう」と伝えそれを受け取って)

  • No.5320 by 探偵  2024-04-29 20:20:58 


そうしてくれ。…あぁ、あの二人ほっといたら喧嘩しちまいそうだしな
(相手の髪に収まった新しいクリップ、どこか誇らしげに煌めくそれと相手の笑顔をみればこちらも自然と口角があがる。この街との縁を示すそれは自分にとっても思い出の品になりそうだ。相手に促されて店へと戻ればとびっきりの感謝をされ謝礼を出そうとする奥さんを何とか止める、今回は依頼されたわけではなくこちらが手伝っただけだ。それに相手と共に様々な人と出会える良い機会にもなったのだ、それだけで十分だろう。なんとか謝礼を渡そうとする奥さんを宥めたがそのまま店の奥へと引っ込んでしまって相手と旦那さんと順番に顔を見合わせる。暫くして持ってきてくれたのは小さいながらもギュウギュウに詰め込まれた弁当箱で思わず笑ってしまった。こうやって用意してくれるものを断るのも野暮というものだろう。礼を言って受け取ると『またいつでも来てね』と二人に送り出されることとなった。時刻はちょうど昼時、弁当は二人で食べるにはちょうどいい量で「近くの公園で昼飯にするか」と貰った弁当を指さしつつ提案し)

  • No.5321 by 検索  2024-04-29 21:55:45 

そうしようか。お弁当を運んでいたら僕もお腹が空いた。
(お礼の代わりに渡された弁当箱を受け取ると二人に見送られながら店を後にする。お昼の弁当を配達する時間だったこともあって時刻は昼頃、配達した所の中には届けたら直ぐに昼飯にしようと早速蓋を開けていた人も居て美味しそうな見た目と匂いに食欲がそそられていた所だ。相手の提案に直ぐに頷くと公園へと向かった。相手の案内で辿り着いた公園は比較的小さくこの時間はあまり人が居ないようだ。ベンチも問題なく空いていれば早速そこを確保して弁当を真ん中に置いて座る。蓋を開けると溢れんばかりに詰め込まれたおかずがより分かりやすくなって思わず笑ってしまう。添えてくれた割り箸を相手に渡すと手を合わせた後、早速一番目立っている唐揚げに箸を伸ばす。大きめなサイズの唐揚げは中までしっかり味が染み込んでいてジューシーな味わいであれば「流石売りにしているだけある美味しさだ」と感想を口にして)

  • No.5322 by 探偵  2024-04-29 22:57:30 


おぉ!ここの弁当久々に食うな。…だろ?…んー、変わらねぇ味で美味い
(古い町並みの中にある公園はこじんまりしているが人気も少なくゆっくり昼ご飯を食べるのにはピッタリの環境だろう。弁当を運ぶ間美味しそうな匂いを嗅いでいるだけで走り回っていて腹の虫もそろそろ暴れだしてしまいそうだ。ベンチに座り二人の間に弁当が置かれて蓋が開かれる、中には見慣れたおかずがてんこ盛りで並んでいて思わず感嘆の声をあげた。相手から箸を受け取り手を合わせると相手は早速唐揚げを口に運ぶ。満足気に唐揚げを頬張るのに小さく笑えばこちらも唐揚げを一口食べた。ジューシーな仕上がりに昔から変わらない味に思わず唸る、もう何度ここの唐揚げを食べたか分からないがいつでも変わらず美味い味だ。特にギュウギュウに詰め込まれた唐揚げをみながら「ご褒美に唐揚げくれるからしょっちゅうあの店手伝ってたんだが、俺が唐揚げ好きなの覚えててくれてんのかもな」と笑いながら山盛りの唐揚げをまたひとつ口に運んで)

  • No.5323 by 検索  2024-04-29 23:54:47 

へぇ、今回みたいなことが昔からあったんだね。…君のことだ、他の所でも似たようにおすそ分けを貰ったりしているのだろう?
(こちらが唐揚げへの感想を口にすれば相手は小さく笑って自らも唐揚げを口にした。他のお店から宅配を頼まれるくらいだけあって満足のいく味で相手の口ぶりからしても長く愛されているお弁当のようだ。笑いながら思い出を語る相手の話を聞けばその姿が容易に想像がつく。今回のこのお弁当もこれならば相手が断ることなく喜んでくれるだろうと思っての行動なのだろう。そんな相手の思い出の詰まった物だと思えば唐揚げを箸で挟んでジッと見つめる。相手と深い関係になってもまだ知らないことばかりだ。それを一つでも埋めるように唐揚げを食べれば相手のいう変わらない味を十分に噛み締める。この様子ならば他にも同様にお礼に物を貰ったり可愛がられているのだろうと想像がつけば他のおかずにも箸を伸ばしつつちらりと相手を見てから問いかけて)

  • No.5324 by 探偵  2024-04-30 07:50:32 


あの店の旦那さん、しょっちゅう奥さんに怒られててな。仲裁とか手伝いとかよくしてたんだ。他にはそうだな……文房具屋の片付け手伝ってペン貰ったり、電気屋のチラシ配りして飴貰ったり…ガキん時は特にいろいろ貰ってたな
(この店の唐揚げひとつとってもあの二人との思い出がいろいろと詰まっている。唐揚げが全く目当てではなかったとは言わないが、それでも店を通りがかって何かトラブルがある度に声をかけていたのは確かだ。特にあの店は喧嘩するほど仲が良いタイプの夫婦で声をかけることが多かったように思う。その縁もあっての唐揚げだが、相手がじっとそれを見つめているのを横目にみつつまたひとつ唐揚げを頬張る。似たようなシチュエーションを聞かれると頭にはいくつもの候補が浮かぶ、それこそ小さい時からしょっちゅうこの街を歩き回っているうちに出会った人やトラブルは数多にあっておすそ分けを貰ったことも多々あった。今日行った店に絞って思い出してもいくつか例は出てきて指折りしながら思い出を語る、街の人々とのやり取りを思い出すが小さい頃の思い出も多く相手に語るのはどこか照れ臭くて、それを誤魔化すように卵焼きを口へと運んでいて)

  • No.5325 by 検索  2024-04-30 10:25:25 

容易に想像がつくよ。…君がこの街を愛するように、君も色んな所で可愛がられているようだね
(あの夫婦ならば今回のようなことが多くあることは何となくわかる。そしてその度にお礼としてお弁当や唐揚げを貰ってきたのだろう。他のエピソードを聞いても相手ならばやってそうなことばかりで自然と笑みが浮かんだ。この風.都が大好きで守りたいと言っていた幼い相棒と交流した分、あれからもこの街で育って色々な人を助けてそのお礼を貰ったり可愛がられていたりしてるのが微笑ましくて柔らかな口調で思ったことを口にする。決して勝てない年月と自分が知らない面があることに思う所がないわけではないがこの街を好きな相棒が街に愛されているのは素直に嬉しい。更にもう一つ唐揚げを口に運びながらも「流石この街を自分の庭というだけある」なんて笑って話して)

  • No.5326 by 探偵  2024-04-30 12:29:46 


俺が風.都.に来てからこの街には世話になりっぱなしだ。……早くお前がひとりでこの街を歩けるようにしねぇとな
(親がいなくなってからこの街に来たわけだがこの街を愛せているのはこの街に育てられ愛されていたからだと思う。小さい頃の話をするのは気恥ずかしいものの可愛がられていたという言葉に間違いはないだろう。実際パトロールの度に声を掛けてくれる人がこの街には沢山いる。その輪の中で今日は相手も一緒になって過ごしたわけで幸せな光景をみることは出来たが、あくまでもこちらの世界に相手が顔を覗かせただけだ。本来ならば相手がこの街と世界を築く方が正しい、この街を自由に歩いて感じて欲しいがそれは叶わない状況だ。相手が早くこの街で真に生きられるようにしなければと呟きを零す。だがそこでふと、それはそれで相手と連れ立って行動する口実がなくなるのではと気がつく。相手がこの街を自由に歩くのが当然理想的だが、その先で自分の知らないうちに誰かと仲を深めたり新たな出会いがあるはずで、それは歓迎すべきことなのにどことなく心は落ち着かない。自分で呟いておいて相手の反応が気になってしまえば無意識のうちに食べる手を止めてじっと相手の方を見つめてしまい)

  • No.5327 by 検索  2024-04-30 14:21:25 

…確かに組織も無くなって危険が無くなるのが一番だけど、どっちにしろ僕が外に出る時は君と一緒なのだから大した違いでもないだろう?
(普段事件などで外に出た時に見るのとは違う日常的な相手と街の繋がりをつぐつぐ感じるような時間だった。相手にとって風.都.とは単なる土地ではなくそこで過ごす人々を含めて大切な場所で守るべき存在なのだろう。そんな会話をしていれば自由に交流を広げられない状況の自分を思ってか相手が呟きを零す。相手が今の自分の環境を良くないと思ってくれているのは知っている。だがふと顔を上げると心配だけでは無さそうな目がこちらを向いたまま固まっていて僅かに首を傾げる。確かに組織を何とかして今まで何回かあったように変な手を出してこないような状況になるのは個人としても街の平和としても望む所だ。だが例え一人で自由に歩けるようになったとしても自分の行動に大きな変化は起こらないように思う。ごくごく当然のことを語る口調で自分が外に出る時は相手と一緒だと言葉を返すと「勝手に出歩いたとしてもすぐに君が探しに来そうだ」と冗談交じりに笑って)

  • No.5328 by 探偵  2024-04-30 17:25:27 


え、……そうか…そりゃ連絡無しに居なくなったら探しに行くだろ
(まだ仮定の話にも関わらず相手の世界が広がった時のことを思えば嬉しくも寂しくもあり相手からどんな反応が返ってくるのか窺っていれば、予想外の答えが返ってきて目を瞬かせる。今はある意味二人で出かけるのを強制されている状態で、その制限がなくなれば相手がひとりで出かけることもあるだろうと思っていた。しかし相手は不思議そうな顔で当然二人で出掛けるのだと言葉にしていて、嬉しさと独占欲が擽られたのとで思わず顔をニヤケさせそうになってしまう。慌ててお弁当のミニトマトを口にして表情を誤魔化し咀嚼して飲み込んだ後に噛み締めるように頷いて返事をしていた。かと思えば一人にしないのはこちらだろうと冗談めかして言われると思わずツッコむように返事をする、ひとりで出かけるにしても連絡があるとないとでは大違いだ。検索しているうちにひとりで暴走して事務所を飛び出しかねないのを思えばス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.を常に持たせおく必要がありそうだ。懐かしい味と恋人との幸せな心地に浸りながら弁当を食べ進めるとあれだけ詰め込まれていたおかずもなくなって、手をあわせると「ご馳走様でした」と言って箸をしまって)

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