異能都市パンドラ(初心者/途中参加歓迎。関係性/シチュ重視）

>>295　ギゼル・プラッツノーテ

なんだギゼル君か。うるさいな、うるさいから話しかけないでくださいよ――離せよ、離せってばねえ、ねぇそれさ、あぁぁもうなんでこうどうして...
（上からの気配に少し体を震わせるが、何事もなかったかのように顔を背ける。気配の主はさぞ愉快そうにこちらを見下ろしていて、真上からはあのいつものへどが出るほど甘ったるい声が聞こえて。その声が耳に入ってくるたび、冷めていた頭の中が掻き回されて、認めたくない事実がぐちゃぐちゃに交錯して、ここも、自分も、これも、何がなんだかわからなくなって、どうにかせねばと必死に自分を落ち着かせる。
突然掴まれた左腕を振り払おうと腕を動かすが、相手の信じられないほど強い握力と先程掻いた首の傷がずきずきと疼いて力が入らず、ダガーを握った手はびくともしない。頭が真っ白になって全身から汗が吹き出し、小さく開いた口からは「あれ」やら「なんで」やら言葉になってない言葉ばかりが衝い出てくる。焦って顔を上げると、いつもと違うギゼルの冷たい表情と、深紅に染まった瞳と、瞳の色と同じ色をした鮮血が目に入った。あぁやっぱり。認めたくない事実を認めざる負えないこの状況を憎みながらも、それでも腕の力は抜かない。今感じている違和感の原因が分かってか驚愕したような表情もすぐに消え、睨むようにギゼルへ視線を向けると肩で息をしながら呟いて）

はぁ、別にいいじゃないですか、ちょっとくらい。んで、手、離してくれませんか。


（/絡んでくださりありがとうございます！こちらこそよろしくお願いしますね。
大丈夫です。こちらも慣れているので笑
そうですね、せっかくですので吸う吸われるはやりたいですよね！ただジャックは自分の血を他人に吸わせるのは相当嫌がります。基本自己中なので笑そこはギゼル君にどうにか頑張ってほしいです。）



>>298　キアラ・マリア・サンタジェロ

...んあ？
（暗闇の向こう側から聞こえる女の声に、どこか間の抜けた返事とも言えぬ返事をする。声の主の方へ顔を向けると、白い衣服に身を包み一人佇む少女の姿が視界に入った。暗闇でもはっきり彼女の姿が見えるのはこの奇怪な病気の数少ない利点だろうか。
家から出てきたばかりなのだろう、随分と危機感のないその姿に口元を緩ませながらふらりと立ち上がる。自然と肩の力が抜け、手に掴んでいたものを地面に落とすと、それはべちゃりと生々しい音を立てて崩れ落ちた。サングラスに隠れる瞳も赤くはなく、口元から覗く白い歯もいたって普通。理由は自身の能力で普段の姿に変えているからだが、足元に散らばったまだ人の形を留めているそれと、顔から滴る真っ赤な血潮が行為の揺るぎない証拠となっていた。
安定しない足取りで一歩進めると、水をきるように手を振って血を落とす。水より粘度の高い血は綺麗に落ちることはなく、汚く飛び散ると自分の黒いスーツや辺りの物を斑に染めた。一瞬眉をひそめるが、替えの効くスーツよりも目の前にあるもののほうが大事だ。得意の人懐っこい笑顔を浮かべると、少し照れたように言葉を投げかけて）

えっと...何かあったんですか？


（/前回は関係性を決めたので今回こそはと、吸血病として絡ませていただきました！ジャックとその背後です！
能力で姿を変えるなんてずるいと自分でも思いましたが、最近能力使ってないので有効活用したいなと...もし不満点やご希望などあればお申し付けくださいませ。
こちらこそよろしくお願いいたします！）