素敵な時間を共に __ 【1:1】

ッん…、ふは、なァんかしたくなッちゃった、

( ぺろリと相手の唇を舐め見せ付けるような口付けをするとゆッくりと離し。戯け乍そう云うと、胸中に顔を埋めるよくに抱き締めて。一部始終を見ていた友人と視線を合わせ、食指を口許に立て“シー、”と、)

ンだよ急にー .. 、

（ 相手の友人が見ているとは露知らずに、抱き締められるとぐりぐりと相手の胸に頭をすり寄せ、）

ンー…、？仲直り記念…的な、？

( 甘えるような相手の行動にぽんぽんと頭を撫で乍応え。口をはくはくと動かした後そそくさと消えていった友人を確認した後、相手を胸中から解放してやり、)

ふは 、ンな急にしなくても、

（ 解放されるとくすリと可笑しそうに笑い乍、）

ふは 、ンな急にしなくても、

（ 解放されるとくすリと可笑しそうに笑い乍、）

んはッ、イーの、…夏は虫が良く湧くし、

( 牽制の意味を込めぼそッと小さく呟くと“ンじゃ、盛ンなッて言われる前に行くー、”とケラケラと笑い乍歩き出して、)

ン 、其れ関係無くねー、？

（ 相手の後を追う様に足を進め乍そう云ッて、）

ンー？…まッ、知らなくて良いンですー、

( んは、と揶揄い“…俺はいつでも喰いたいし、？”と不敵に笑って、)

ふは 、若いッてイイなー 、

（ 相手の発言にくすくすと笑みを浮かべ乍 、）

うッわ、ひッでーの、

( けらリと軽快に笑みを見せると相手の自宅が見えてきて、“ンじゃ、また学校で…だね、”と名残惜しそうに云って、)

──

千鶴ー…、眠ィ…( うと、)もう千鶴を抱き枕にして寝たい位だわ、…一緒に寝ない？、( 唐突、)
多分、御前の返信の後に場面転換すッから、今日はこの辺で寝るわァ…、今日もあンがと、千鶴もお疲れサンな、( くァり、／ 頭ぽん、)

褒めてンだよーッ 、

（ くすと笑い／"ン .. 、楽しかったー 、また学校でッ、"と寂しい乍ににまと笑って、）

____

ふは 、好きなだけ抱き枕にしてどーぞッ（ くす 、）俺も寝るわー（ うと、）
ン 、有難うなー、お休み 、（ 撫で受け／ふにャリ、）

───…失礼しまァす、センセ居るー？

( 花火大会の数日後、授業終わりの夕刻にいつものように保健室に足を運んで。数度のノックをした後引き戸を開けると、足を踏み入れ相手が居るかを確認して、)

──

はーよ、よく寝れたーッ、(伸び、)早速、場面転換してみたけど若し想像と違うようだったら練り直すから言ってなァ( へらリ、)ンじゃ、今日も宜しくッ(にッ、 )

_____ンー？どうしたー、？

（ 眠そうに欠伸を零していると戸が開いた音がして相手に声を掛けられて、）

____

はよーッ 、俺もよく寝れたー（ にま 、）宜しくなーッ、？

ンー？センセの所遊びきたァ、

( 相手の姿を捉えるとにへッと柔らかく笑い乍、近くのベッドに浅く腰を掛けて、)

ふは 、お前も大概だなァ

（ くすと笑みをこぼせ満更でも無さそうに相手の方をちらと覗いて、）

んー…、？今日もセンセッち行っていー？

( 視線を感じ、何処と無く気の抜けた声を出すと緩く首を傾げて、)

ンあ、？おー 、イーよ、

（ 相手の問いにへらリと笑みを浮かべて答えて、）

ふは、ンじゃ好きモン作ったげるー、

( 吊られるように笑みを浮かべ、何時もの調子で其方に近付こうと立ち上がると“──ッうあッ、？”とくらリと蹌踉けて、)

お 、やッたー .. 、っうお！

（ 蹌踉けた相手を咄嗟に受け止めて 、"ン ..、？お前なンか熱くね 、？"と違和感を感じて、）

っとと…、ン…、？そう、？

( 蹌踉けた自身に吃驚しつつ受けた相手の指摘にきょとんと首を傾げて、“…あー、確かにちょッと頭痛い…かも、？”と、んへッと気の抜けた笑みを浮かべ、)