奇妙な魔法学園

ハニー
え、マリーですか？
今さっき白魔法の教室に居ましたよ。

バルツァ　\　そうかい、ありがとう！あ、お礼にこれ。要らないかもしれないけど、暇な時にでも使ってくれたら嬉しいな。
(　感謝を伝えればポケットから、飴玉を2個取り出す。それは短時間だけ魔法生物達と喋れるだけの飴玉で申し訳なさそうに笑うと急ぎ足で白魔法教室へと駆ける　)
マリーくん…居るかい？
(　まだ誰も居ない白魔法教室の扉を開けそろりと中に入ればあたりを見回して　)

マリー
……………zzz
(窓辺でぐっすりと眠っている…)

バルツァ　\　ふふ、まぁた寝てる…いつも君は寝ているね。
(　姿を見つけてはとなりの席に着き机に伏せながら微笑み。ゆっくりサラサラな彼の髪を撫でれるように手の甲を滑らし　)
ありがとうね、治療してくれたんだって？…まだ身体に痺れはあるんだけど、お陰で直ぐに治りそうだよ。

マリー
…………………んっ。
(僅かに声を上げるが、起きた様子はない)

バルツァ　\　何にも興味の無さそうな君が僕の事を気に掛けて、治療までしてくれるって…僕は期待しても良いのかな？
(　起きる様子も無く、無防備だ。と思う反面、やはり寝る事に勝てるものは無いな、気の所為だと言い聞かせ。大分無理して動き回ったために体を動かす動力も無い。マリーくんに凭れては此方も目を閉じ安眠し　)

フレア
さて…授業の用意でもするかなー。
(がらり、と扉を開いて入ってくる)

バルツァ　\　んー…？…あ、フレア先生。もうそんな時間ですか？
(　ドアの開く音で目を覚ませば目で先生を追い、まだ眠たいのか目を擦りながら首を傾げ　)

フレア
いえー、まだ後10分くらいありますよ。
用意しておこうと思ってー。
(にこりと微笑んで準備室へと入る)

フローラ）本当！白魔法私好きななのよね。どんな先生なんだろう？
フローラはわくわくした。

フレア
…バルツァ先生、そろそろ授業始まるんで
退いてもらえますー？

バルツァ　\　あ、すいません失礼します！
(　慌てて起き上がると、マリーくんの掌に小さな鳥の折り紙と【ご心配掛けました。先生は元気です。治療ありがとうね】と手紙を添えてそそくさと出ていく　)

フレア
えー、初めましてー。
白魔法担当のフレア・クードレッドです。
これから皆さんと勉強するんですけどー…
とりあえずおやすみー。
全部前に書いとくから、
勉強終わったら起こしてねー。…zzz
(眠り始める)

フローラはフレアを見て
フローラ）(マリー君よりひどい)

フレア
…【ル・サークレット・アンダンテ】
(瞳を閉じながら呪文を唱えると、
机に置かれていたぬいぐるみ達が勉強を
教え始める)

フローラの机にいたウサギのぬいぐるみ
おや、初めまして。私、ラビと申します。
主に代わりまして、勉強をお教えしますよ。

バルツァ　\　【　ルーメン・ステッラ　】…あー…なんか、もやもやするよ。
(　あれからというもの、何か心に引っかかるものができ職員室の窓側から空の星を順々に光を灯していき。ぽつりと呟くとらしくなく頭を掻きむしり悩み果てて　)

フローラ）あ、ありがとう。(かわいい)

ラビ
して…何か知りたいことはございますか？

フローラ）そ、そうね。まずはこの魔法の副作用を教えてほしいな。傷を癒すのと副作用があるらしいから。

ラビ
ふむ、了解しました。
(丸っこい手を動かして説明する)