耽溺のグランギニョル【 指名制 / NBGL 】

耽溺のグランギニョル【 指名制 / NBGL 】

執事長  2018-10-04 22:19:25 
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 ゴトゴトゴト。
 廻る車輪は、意識のない貴方を運ぶ。
 鬱蒼と茂る樹海の最奥、人の世界の果てにひっそりと佇む御邸へ。

 やがて貴方は目を覚ます。
 寝ぼけまなこを覗き込むのは、文字通りの人でなしたち。
 彼らは口を揃えて言う。

   「ようこそ、大切なお食事さん」

 ――しかし、奇妙なことにバケモノたちにも心はあった。
 それどころか、一度気に入れば決して放さない、[耽溺]の気質を持つ者ばかり。
 始めは貴方のことを餌としてしか見ていなかった彼ら。
 触れ合いを重ねるにつれ、お互いの心に芽生えたのは果たして――?


>いらっしゃいませ、長旅ご苦労様でした。…と、よく眠ってらっしゃいますね。そのまま良い夢に溺れて、もう少しだけ、お静かに。

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  • No.725 by マリーシュカ  2018-10-26 16:27:22 



>ルシアン

(吸血鬼の手には、プリムローズ。永遠に枯れないよう魔力でコーティングされた数輪のそれを眺めながら、口許には緩やかな笑みを。コンコン、と控えめに叩いた扉、その向こうから自分を出迎えてくれるのは、まさに花言葉通りの可憐な少女の筈だったのに「――あら…?」想像とは全く違う、最早出会った記憶のない少年の姿に、きょとん、とした表情で貴方を見つめながら小首を傾げて)


(/ご希望に添える提案が出来て良かったです…!本日、スマホからの交流となる為通常より短文での御相手になってしまうかもしれませんが、どうかお時間の許す限り宜しく御願い致します…!)


  • No.726 by ルシアン  2018-10-26 16:48:12 




>マリーシュカ

(空に向け翳した手の感触を確かめるように閉じたり開いたりを繰り返していたところ、控えめなノック音が耳に届く。ひょっとして彼かな?と期待に胸を膨らませて扉を開けた先、目に付いたのは鮮やかなまでの豪奢なブロンドが特徴的な美しい女性。“あれ?”と思わず発した言葉。見間違えか、と思い片手で目をゴシゴシと擦り、もう一度じっと相手の姿を確かめてみる。無論そうした所で姿形が変わる訳でもなく、疑問に首を傾げる。「おねーさんは誰?僕、此処でジェイド以外と出会った事ないやっ!」屋敷に対しても、そこに住む住人に対しても多くの説明は受けておらず、無防備なまでの警戒心のなさで招くように扉を大きく開き。「わぁ、可愛らしいお花だね!これから少し時間ある?良かったらお話して行ってほしいなっ」自然と笑みに持ち上がる頬が彼女の突然の訪問が嬉しい事を物語っている。つい気安く話し掛けてしまうのは、彼女の瞳の色が自分と似通っており、親近感を感じたせいかもしれない)

(/絡み文を有難うございます。ロルの長さに関しても承知致しました!長文になると見辛いかと思いますので、此方もなるべく簡潔に纏められるよう努めます。また、長々しくなってしまった場合は適度に省略していただいても構いませんので…!礼、蹴り可)

  • No.727 by マリーシュカ  2018-10-26 17:03:33 



>ルシアン

(お互い面識が無いこの状況、なのにあまり気まずく無いのは貴方の明るい対応のお陰だろう。指を一本立て、それを顎に添えて視線を明後日の方向へ。そして漸く気付く、自分が目的地を勘違いしていた事に。ふと聞こえたきた怪物の名前に、視線をゆったりと貴方の瞳と重ねて「…そう、貴方はジェイドの獲物なのね」まるで独り言を呟くようにぽつりと静かな声音を。まさかジェイドがこの屋敷の事を何も説明していないなんて思わず、獲物という単語を出してしまったことに悪意は皆無で。しかし、よく見知った怪物とは別のバケモノが眼前に居ると言うのに、貴方の明け透けな態度に少々面食らう。貴方の言葉に促されてプリムローズに視線を落とせば、口の中で短くスペルを唱えて、出番を失った花を何処ぞへと消し去って。「私は、マリーシュカ。ジェイドの友人――同居人、かしら。突然ごめんなさいね、部屋を間違えてしまったみたい」ともかく、問われた通り名を名乗っておこう。吸血鬼という素性は―皆まで言わずとも、唇の端から覗く牙が物語ってくれることを期待して。困ったように控えめな微笑みを浮かべながら、そそっかしいミスを謝罪して「―いいの?彼に怒られないかしら」まるで招かれるように大きく開かれた扉と、自分によく似た色の瞳を交互に見つめる。貴方の部屋に入ることを憚る理由は諸々あるが、1番大きなものは貴方と懇ろな怪物への配慮で)

  • No.728 by ルシアン  2018-10-26 17:30:16 




>マリーシュカ

…?獲物?ジェイドは僕の大切な人だよ(美しい唇から漏れたとは思えない物騒な言葉に、ついピクリと肩が反応してしまう。自分にとって彼は大切な存在。なら彼にとっては?擡げた疑問は、きっと考え出すと深みに嵌ってしまうスパイラル。今考えるべきではないし、それよりも“獲物”という言葉に隠された秘密を知りたい。彼女は自分と初対面、ジェイドが言いづらかった事も躊躇なく言えるだろう。そんな打算が働く。一先ずは落ち着いてからだ、と突っ走ってしまいそうな心を深呼吸で落ち着け、続けられた自己紹介に明るい笑顔を向け。「マリーシュカさんね!僕はルシアン。此処にはジェイドやマリーシュカさん以外にも色んな人が住んでいるの?」溌剌と自己紹介を述べた後、彼女の言葉から察せられた屋敷の事情から少しずつ聞いていこうと。同居人、部屋を間違えたとの事から少なくともあと数人は此処に暮らしているようだ。敢えて色んな人、と称したのはあわよくばジェイド以外の彼女や他の住人の正体を教えてくれる可能性が残っているから。ちらり、と覗く白い牙からも彼女が人間でない事は分かった。部屋に招く招かない云々で怒られるなど聞いたことがない。若しや此れは暗黙の了解なのか。いまいち要領を得ない様子で首を傾げ。彼女との会話で既に大小様々な差異が目立つ。これは愈々怪しいことになってしまった。きっと知っている風に取り繕ったところで直ぐにボロが出てしまう。そう腹を括れば、素直に口を開いて。「他の住人さんを招くのは、此処ではいけないこと?僕は此処に来てジェイドにしか会ったことないし…それに何故此処にいるかも知らないんだ」結局それとなく聞くつもりだった予定は狂い、教えを請うように目の前の彼女を直向きに見つめて)

  • No.729 by マリーシュカ  2018-10-26 17:56:26 



>ルシアン

(人が怪物を大切に思うなんて、そんな事は有り得ない――若し貴方の前に立つ怪物がマリーシュカでなければ、そう一笑に付されて終わっていたであろう言葉。けれど、ジェイドの性格を考えれば、必要以上に餌へ入れ込み過ぎるあの男なら、と。言葉で多くを語らずとも、貴方の真っ直ぐな瞳を見ればそれが戯言などではないと伝わる気がして、胸がきゅうと狭まる思いだ。「ルシアン、どうか気楽に呼んで頂戴ね。ええ、そうよージェイドからは、何も聞いていないの?」敬称を付けられることには慣れておらず、互いにゆるりと参ろうではないかと言わんばかりに柔らかく微笑む。次いで投げられた問いに肯定を贈ると同時に、故意か否かは知らないがジェイドの説明不足に思いを馳せれば目をぱちくり。案の定、貴方は何も知らされず、ただ箱入り息子のように屋敷での生活を強いられていたようて。ジェイドを後で叱ってやらなくては、なんて内心で苦笑しつつしゃがみ込んでは貴方に視線を合わせて「…ジェイドでなく、私の口からそれを教えてもいいのなら。喜んで質問に答えるわ、可愛いおちびさん」冷たい指先をそっと貴方の頬に添える。子供特有の柔らかい感触に目を細め、口許にゆったりと笑みを浮かべては貴方の返答を待つ。返事によっては、貴方の部屋へお邪魔させてもらうつもりで)


  • No.730 by ルシアン  2018-10-26 18:38:04 



>マリーシュカ

へへ、有難う。マリーシュカ!(こんなに綺麗な女の人を呼び捨てだなんて何だか照れてしまう。だが彼女とも仲良くなりたい。そんな思いから照れ臭げにはにかみながらも彼女の名を改めて呼ぶことで了承とし。問い掛けられた内容で察せられる。矢張り何か大切な事を自分は知らないまま此処にいると。何も知らない、何一つとして知らないのだ。こくり、と神妙に頷く事で肯定を示す。頬に触れた冷たい指先の感触に擽ったげに片目を瞑る。彼のように優しく触れてくる手に、穏やかな微笑み。きっと彼女ならその言葉の通り知りたかった事を語ってくれるに違いない。だか、少し懸念がある。戸惑うように視線を床に落とし、靴のつま先を見つめながらポツリと口を開いて。「ジェイドはきっと僕には教えたくないんだ。…それに教えるってなっても、すごく悲しそうな顔をしてしまうよ。そんなジェイドは見たくないから…僕はジェイドには聞けない。でも…、マリーシュカは辛くない?僕に伝える事で苦しくなったりしない?」初めて会った時から時折浮かべる悲しげで、とても寂しそうな瞳が散らつく。彼の秘密を暴かない方が良いのかもしれない。だが、このままでは何も進まないと考えたから一歩踏み出したのだ。然し彼女に頼んでしまって良いのか。先刻手にしていたプリムローズは誰かにあげるためのもの。彼女もジェイドと同じく、とても繊細で優しい人。そんな相手に負担を強いているのでは、と不安に揺れる瞳をつま先から持ち上げ、麗しい顔に向けて)

  • No.731 by マリーシュカ  2018-10-26 19:06:07 



>ルシアン

(促した通り、親しみを込めて名を読んでくれた貴方に微笑みを向けることで好意を伝える。そんな朗らかな様子とは打って変わって、俯いてしまった貴方をじっと見つめ、神妙な口振りで紡がれた言葉に耳を傾けて。「…そう、でしょうね。彼は怪物なのに、まるで人間みたいに苦しむから。けれど、ジェイドが貴方に伝えるのを拒むのは、彼も貴方を大切に想っているから――そうよね、ルシアン」貴方の言葉を聞くだけで、2人の関係性がどのようなものか理解出来るなんて、とても不思議で。互いが互いを慮るが故のジレンマ、きっとそれは堂々巡り。そこに第三者が介入することで、貴方とジェイドがより近しくなるのなら。「何れ、知らなくてはならないことだもの。伝えるのは辛いけれど、それに慣れることが出来ただけ、私の方が彼よりちょっぴり冷徹ね。―さあ、おちびさんのお部屋に案内して頂戴?」貴方の気遣いに胸が暖まる思いで、ゆるりとした口調で冗談を混じえながら答える。貴方はまだ幼くても立派な男性、エスコートを求めるように口角に浮かんだ笑みを深めて)


  • No.732 by ルシアン  2018-10-26 19:36:46 



>マリーシュカ

(ゆっくりと紡がれる言葉が胸に沁みる。大切に思われている事は、彼の言葉や態度から痛いほどに伝わってくる。「…うん。ジェイドは僕を大切にしてくれてる。でも彼が抱えてる事が知りたいんだっ。其れがジェイドの気持ちに反していても。だって知らないと無意識にまた傷付けちゃう」これから暴いてしまう事が吉とでるか凶と出るか、其れは分からない。それでもきっと、知らないといけない事なのだ。もう一度意志を固め、彼女の思いに感謝を抱く。「有難う、マリーシュカ。僕は君を冷徹だなんて思わないよ。だって意を決して伝える優しさもあると思うもの」自ら辛い事を買って出るなど中々に出来ることではない。真っ直ぐな澄んだ瞳で相手を見詰め、はっきりとした声音で告げる。エスコートなどした事がない。ごほん、と咳払いを一つ。少しばかり気恥ずかしげに体を脇にずらして彼女が通れる道を作ると片手で部屋の中を示し“どうぞ、はいって”と声を掛ける。「ちょっと散らかっちゃってるけど、適当に紙は退けてくれていいからねっ!」すっかり部屋の中は描きかけの絵や、様々な絵の具、ラフ画で埋め尽くされており)

  • No.733 by マリーシュカ  2018-10-26 19:51:02 



>ルシアン

(決意が必要なのは、辛いことを伝える側だけではない。これから聞くことが耳に痛い内容だと薄々分かっていながら、それでもパンドラの箱を開けることを望んだ貴方の決意も、生半可なものではないのだろう。「此方こそ有難う、ルシアン。体は小さいのに、心はとっても大きいのね」冗談半分で言ったことにも、それをフォローするように真っ直ぐな思いを伝えてくれたことに感謝を。無邪気で純真だけれど、幼子特有の無知に甘んじない貴方の心意気には感心を禁じ得ない。エスコートに応じ、部屋へとそっと踏み入る。様々な絵に囲まれて生活している貴方に驚いたように視線を向けて「これ全部、貴方が描いたの?凄いわ、ルシアン」絵の具まみれの貴方の服装に合点が行く部屋の光景を、手近にあったソファーに腰掛けながらキョロキョロと見回す。気を取り直して本題、と言わんばかりに深く息を吸えば「…さて、何から伝えればいいかしら」ジェイドが貴方に明かしていないことはどれも大切な事ばかり。故にどれから手を付けていいか分からず、決め兼ねるように貴方へ視線を向ければリクエストを求めて)


  • No.734 by ルシアン  2018-10-26 20:13:58 




>マリーシュカ

(今更ではあるがいそいそと床に散らばった絵や道具を拾い集め、隅っこの方へ避けて。絵を褒められる事はとても嬉しい。「へへ、絵を描くのは僕の特技なんだっ」えっへん、と胸を張り自慢げに伝えて。彼女のおかげでピンと張っていた心の琴線が緩む。今から大切な話をされる。彼女がソファに座ったのを目にしてから、自身も椅子へと座す。真っ正面に座るのは勇気がなく、僅かに彼女から見ると右斜めの位置で。聞きたいことは山ほどある。こく、と唾を飲み込む音が嫌に大きく響く。口の中は乾燥でパサパサしている。軈て小さく口を開けては「…僕、何で此処に連れて来られたの?」最初の質問を投げ掛ける。きっと全て其処に集約されているのに違いない。初めて出会った時から何か言いづらそうにしていた、隠し事は最初からされていたのだ。「何か理由があるんだよね?それも…ジェイドが僕に言えないような理由が…」思い出せば思い出すほど、違和を覚える事は多かった。静かに凪いた瞳で横顔を見つめながら、表情だけは落ち着いた様子で返答を待ち)

  • No.735 by マリーシュカ  2018-10-26 20:36:32 



>ルシアン

(己の視界から少しだけ外れた場所に腰を落着ける貴方から視線を外し、自分の膝先を見るかの如く少し目を伏せる。今から口にしなければならないことが、貴方にどれほどの衝撃を与えるか分かっているからこそ、膝の上で揃えた手の指先に少し力が入る。「貴方は、私たち怪物の餌として、此処へ連れて来られたの。私も、ジェイドも、貴方たちが食べるような食事では空腹を満たせない。――だから、人間を食べるの」躊躇っていても仕方が無い。自分から真実を明かす大任を背負ったのだから。満を持して告げたのは、嘘偽りない事実。怪物と人間を二分する一本の境界線が、今ここに浮き彫りになる。どこまで行っても、捕食者と獲物という構図は変わることは無いのだ、と。「けれどジェイドは、人を捕食する度に深く自分を責めるのよ。そうすることでしか生きられないのに、仕方の無いことと割り切れない…不器用な怪物よね」付け足すように紡いだのは、ジェイド自身の事。家畜を屠殺し、調理し、口へ運ぶことに、心が壊れてしまいそうなほど罪悪感を抱く人間なんてほんのひと握りだろう。ジェイドは、怪物側において極めて稀有なマイノリティ。マリーシュカ自身も、人間を食べる際に一片の罪悪感も感じないと言えば嘘になるが、それよりも愛しさや感謝の気持ちの方が大きい。食事をマイナスの事として捉え、苦しむジェイドの気持ちは、怪物であるからこそ自身にも完全に理解してやることは出来なくて)



  • No.736 by ルシアン  2018-10-26 21:16:22 



>マリーシュカ

(ドクン、大きく鼓動が打ち鳴らす。先刻、彼女に向けた笑顔はどうやって作っていたのか。表情を作ることを忘れてしまったように、す、と顔から感情が削がれる。何を言ったのか、聞かされたのか、上手く脳が作動しない。否、理解したくないだけ。彼が抱えていた秘密は大きすぎた。一体どれだけの沈黙が流れたのか。はくはく、と呼吸を求めるように小さく口は何度か開け閉じを繰り返すが、漏れてくるのは虚しい空気音だけ。とんでもない秘密を暴いてしまった。どんな顔をしてこれから彼に会えばよいのか。…そもそも彼に顔合わせ出来る資格はあるのか。「……なんとなく、感じてたんだ。きっと、とっても大きな秘密を持ってるんだろうって。でも、…あんまりにも……っ」その先の言葉は続けられなかった。無意識に漏れてくる嗚咽が喉を塞ぐ。太腿の上に腕をつき、組んだ手に額を押し付ける。まるで何かに懺悔するように瞳を閉じて。「…なんでジェイドなんだろう。神様は意地悪だっ。言葉を交わせるのは心を通わすためでしょ。なら…僕たちは言語が別だったら、姿形が似てなかったら、最初からお互いに心があるって知らなかったら、苦しまなくてよかったんだ!」彼女に言っても仕方ない。其れは分かっているのだ。だが衝撃は軈て理不尽な怒りに変わる。なんで、とかどうして、など世の摂理ならば変える事は出来ない。受け入れるしかない、そう学んだはず。だが諦めるなんて出来ない、ひっそりと反抗心が芽生えてしまった。きっ、と仇を見るように窓の外の青空を睨み付ける。一度臨界点まで激したからか、あとはシュルシュルと冷めるだけ。「…ごめんね、マリーシュカは悪くないのに。有難う、教えてくれて。この屋敷には僕たちを食べちゃう人がいっぱい住んでるってこと…?だから部屋から出ちゃダメだし、招き入れるのも良くないの?」再三注意された事項を思い出すと、確かにそこには彼の優しさがたっぷりと含まれていたのだ。怖い思いをしないよう、傷付かないよう、細心の注意を払ってくれていた。どこか力をなくしたような声音でポツポツと問いを投げかけ)

  • No.737 by マリーシュカ  2018-10-26 21:34:53 



>ルシアン

(激昂する貴方を、ただじっと見つめる。その反応は至極当然で、それを咎める権利など己にはありはしない。如何してジェイドなのか――、その一言に貴方がどれほど彼の事を想っているのかが集約されていて。「神様がいるとしたら、これはきっと喜劇なの。神様の脚本、演者は私達。血腥い、グランギニョルよ」虚空を見つめながら答えた声音には、果てしない達観、或いは諦観が顕になっていて。誰がどれだけ憤怒しようが慟哭しようが、自然の理は変わらない。せせら笑う神の声が聞こえるようだ。しかし耳を塞ぐことは許されない、これは紛れもない現実なのだから。「いいえ、大丈夫よ。…そういうこと。これからは、相手を確認するまで簡単に扉を開けちゃ駄目よ」取り乱すことは必至、故に気にする必要は無いと微笑んでかぶりを振る。点と点が繋がった様子の貴方に、ジェイドの為にも再度忠告を。「…ジェイドの事を羨ましいと、今、初めて思ったわ」ぽつり、呟きながら貴方へ視線を向ける。怪物の為にこんなに怒ってくれる人間なんて、一生掛けても出会えないのが普通。そんな存在とこの屋敷で縁を結ぶ事が出来たジェイドの幸運は、筆舌に尽くしがたい。「きっと、貴方こそ――神様がジェイドに与えた、たった一つの光なのね」今まで彼の事をただ不憫な怪物だと思っていたが、まさかそんな奇跡が舞い降りるなんて。人生は分からないものだ、と微笑みを強める。この奇跡が血に塗れた結末を迎えるとしても、せめて最後まで、誰にもこの2人の邪魔はさせない。ふつふつと胸から沸き起こるお節介に、ふふ、と小さく笑って)


(/本日は一旦これにてお暇させて頂きます、言葉の端々からジェイドへの強い想いが伝わる息子様の姿に、今回もとても胸を打たれました…!マリーシュカに聞き足りないこと等御座いましたら、次回続きから再開させて頂くことも可能ですので、何なりと仰って下さいませ!それでは少し早いですが失礼致します、寒い夜が続きますのでお身体ご自愛くださいませ…!)



  • No.738 by ルシアン  2018-10-26 22:29:38 



>マリーシュカ

(彼女の静かな声音が耳を打つ。落ち着いた調子で語られる内容に、全てが込められていた。どれだけ理不尽で許し難い仕打ちでも、曲げる事のできない理。ちっぽけな自分が喚いたところで何も変わりはせず、世界は回っていく。「…それでも、僕はジェイドに出会った事に後悔はないよ」超えられぬ境界線、混じり合えない運命。だとしても、自分は彼から多くのものを貰い受け、与えてもらった。其れは変わらぬ事実。其れさえ分かっていれば良い。ふ、と知らずのうちに入っていた肩の力を抜き、秘密を知っても大好きだという気持ちがちっとも薄れていない事に、晴れやかな笑みを浮かべる。「僕はジェイドが大好きさっ!この気持ちばかりは神様にだって変えられないよ」力強く、まるで神に宣戦布告するように堂々と言ってのけ。漸く腑に落ちた疑問。素直に彼女の忠告に頷き、胸にも刻む。今日彼女と出会えて良かった。まだ受け止めきれない事は多くあり、直ぐにはジェイドに会えそうにないが。「僕にとってもジェイドは光なんだ。とても大きくて温かい光なんだよ」ここには居ないジェイドにも届く事を願って、そっと大切な気持ちを言葉に変えてカタチにする。「本当にありがとう、マリーシュカ。今日君に出会えた僕は幸せさっ!」タタッと近寄り、彼女の白く冷たい手を両手で包み込むように握り、笑顔と共に有りっ丈のお礼を述べる。最後がどんな結末を迎えるとしても、今こうして幸せなのは変わらない。どんな事が待ち受けていようともきっと彼の事が好きな気持ちは消えないのだから)

(/此方こそ長い間、お相手して下さり有難う御座いました…!トピの題名にもされているグランギニョル、その言葉が出てきて深く考えさせられました。恋愛、捕食、隷従、どの選択肢をしても避けては通れない道。それをどう乗り越えていくかで結末が変わっていくのだと改めて気付かされました。今回お話させていただいたマリーシュカ様もとても魅力的で素敵でした。今回のお話はこれでキリが良さそうなので一旦回収させていただこうかと思います。次回はまた新しい場面からお相手して頂ければ幸いです…!今回捕食に関して聞けましたので、物語もいよいよ佳境に入ってくるかな、と思います。最後までゆっくりとお話を紡げればと思っておりますので、今後とも宜しくお願い致します。お相手感謝です!トピ主様も体調崩されませんようご自愛くださいませ。お疲れ様でした。礼)

  • No.739 by 執事長  2018-10-29 00:32:13 




>すっかり夜も更けた頃ですが、只今より2名様(ご新規様は無制限)を募集させて頂きます。深夜までゆるりと待機しておりますので、お気軽にお越し下さいませ…!



>前回の続きからの交流をご希望の場合は、お声掛けの際に最後のレス№をお伝え頂けると助かります…!




▼ 日常イベント(>>492) ▼


▼ 世界観・規則(>>1) ▼


▼ 提供(>>2) ▼


▼ 捕食専用提供(>>193) ▼


▼ PFシート(>>3) ▼


▼ 嗜好(こちらはあくまで当方の好みなので、ご参考程度に。) ▼

・萌え… 人懐っこい / 依存気質 / 好奇心旺盛 / 甘えた / 寂しがり / 独占欲 / 情緒不安定 / 大人びた / 色気のある / 愛情に飢えた


・萎え… 常に受け身 / ぶりっこ / 敬語 / 無関心 / 過度な電波・天然 / 下品 / 弱気すぎる


▼ 大切な“お食事”のメニュー ▼

◇ノア(>>144
◇ドロシー(>>147
◆エヴァン(>>196
◆ギルバート=オークウッド(>>235
◇レベッカ・アンダーソン(>>237
◆ルシアン(>>318
◇ジゼル・キャンベラ(>>419
◇ベル・ロッテ(>>610



  • No.740 by 通りすがりさん  2018-10-29 01:01:56 

(/勘違いでしたら大変申し訳無いのですが、大切なお食事のメニューのところからノア様は外さないのでしょうか…?)

  • No.741 by 執事長  2018-10-29 01:14:02 




>740

(/確認致しました所、完全に当方のミスでお名前を記載した儘にしてしまっておりました…!下手な勘繰りかも知れませんが、若しかして参加者様か、御本人様がご指摘して下さったのでしょうか。本当に通りすがりの御方なのだとしたら、大変失礼な勘違いを重ねてお詫び致します。何れにせよ、至らない主の為に態々ご指摘有難う御座いました、次回から更に気を付ける所存です…!)



  • No.742 by 一見さん  2018-10-29 06:27:18 




(/些細なミスだと思いますが、気をつけた方がいいかと思います。大切なお食事のメニューにしろ、執事長様のPC名の記入ミスなど。PCの件は掛け持ちは良いかも知れませんが、中には嫌な気持ちになる方もいるとは思います。同時にトピの掛け持ちはしない方がいいかと思います。その時、参加者様の中に気づいた方もいたとは思いますがあえて言わなかったのではと思います。)


  • No.743 by 執事長  2018-10-29 08:20:19 



>742

(/本当に仰る通りです、態々基調な御意見有難う御座います…!各個人がどのようになりきりを楽しむのか、その多様性は各個人の勝手。然し些細なミスが散見すると、意図せぬメタを突き付けられた様で、世界観に水を差してしまいますよね。それはトピックを建てた本人が最もやってはならないことなのだ、と改めて気付かせて頂きました。参加者様に楽しんで頂くことは言わずもがな、自分自身ももっと上手にこの世界を楽しまなければならないと肝に銘じ、今後も精進して参ります。本当に、態々御指摘有難う御座いました!)


  • No.744 by セイチャットファンさん  2018-10-29 12:39:15 

( 執事長様からのあからさまな参加者様への贔屓も少々とお見受け致します。相性ゆえに贔屓は出ると思いますが指名制などのトピでは良くないかと。無意識な贔屓かと存じ上げますが。提供C様からの贔屓ならまだしも……と思ったりもします。勝手ながら執事長様と当方の気質は似ているかと思っているので捕食を方を拝見しているとつい、提供C様たちを喰い散らかせ捕食して見たいなんて思ってしまいました。提供C様たちの苦痛に嘆く叫び聞いてみたいです。語彙力が乏しいので捕食出来ないのが痛いのです。最後の方はズレてしまいすみませんでした。)


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