アサガオ 2018-06-12 08:44:14 |
通報 |
いやっ!あっ、違っご、ごめんなさい
あの、気持ち悪いですからあまり見ない方が。
(急に髪を触られ母親に手をあげられそうなことを思いだしとっさに理央の手を振り払いはっとして謝り醜い私を見ない方がいいと弱々しく笑い)
…いや、急にびっくりしたよね。
ごめん、でも…俺の妹は全然気持ち悪くなんてないよ。
だから、そんな顔しないで?
(振り払われた手に一瞬驚き目を見開くが、貴女の赤い目が見えると理由はこれかと考え、怖がられないようにゆっくりと貴女に手を伸ばし…優しく頭をなでながら、貴女に視線を合わせるように腰をかがめ顔を覗き込みながら微笑み)
っ~…。ありがとう、ございます。
(優しく撫でられるのが歯がゆくてけど嬉しくて緩んだ目に涙がたまりその涙をこらえ小さくお礼を言いくしゃりと笑い目を合わせると自分がやられてる状態を思いだし顔から火がでるぐらいに赤くなりうつむき顔を手で隠し)
…ねぇ、お願いがあるんだけど。
明日から俺も美月ちゃんと同じ高校に通うわけだけど、まだ道がよくわからないんだ。
だから、明日一緒に登校してくれないかな?
(たったこれだけの事で涙ぐんだり真っ赤になったりする貴女を見ていたらもしかしたらこの子は今まで自分の周りにいた女子とは違うのかもしれないと感じながら、先程伝えようとして止めていた言葉を伝え)
……ふぁい?
あっ、えっあっそうですよね!
はい!わかりました!道案内させてもらいます。
けど、あの、あんまり隣にはいられませんけど…
(一瞬ワケわからずポカーンとした顔をしたがはっとして手にぐっと力を入れてガッツポーズを取り頷いたが学校に行く道につれたまに白い目で見られることがあり理央に被害があるんじゃないかと心配になり隣にいないようにしようか考えそれを伝え)
どうして?
美月ちゃんは俺の妹なんだから、堂々と隣にいたらいいんだよ。
なんなら、手繋いで行こうか?
(これだけ臆病そうで自分の見た目に引け目を感じてそうな貴女のことだ、そう言い出すのは想定だったので最後は冗談混じりにウインクなどして明るく言い、本来の自分なら面倒でこんな事にも関わりたくないのに何故こんな事を言ってしまうのか自分でもわからないままに貴女の頭を撫で)
いえ、そんな…。
ぷっ、ふふっ、
じゃあ隣で案内しますね…。
(冗談がおもしろく吹き出してしまいクスクスと手を口にあて笑い隣にいるのを許してくれる理央を見て微笑み優しい本来の声でしっかりと答え)
いえ、そんな…。
ぷっ、ふふっ、
じゃあ隣で案内しますね…。
(冗談がおもしろく吹き出してしまいクスクスと手を口にあて笑い隣にいるのを許してくれる理央を見て微笑み優しい本来の声でしっかりと答え)
うん、いい笑顔だ。
これからは俺が側にいるから、安心して。
じゃあ明日はよろしくね。
(おどおどしてばかりだった貴女の本当の姿が少し見えたようで、自分の本性は隠しているにも関わらず何故か少し嬉しくなり、貴女を安心させるようにくしゃりと髪を撫でながら微笑み)
はい!……っあの、そ、そろそろ髪を撫でるのやめません?ちょっとは、恥ずかしくて…。
(元気に挨拶をしたものもまだ髪を撫でられるのが恥ずかしく素直に気持ちを伝え手で顔を隠し耳まで真っ赤にし抗議をしてみて)
うん?あぁ、ごめん。
美月ちゃんの髪が触り心地よくて、ついね。
(顔を隠しても真っ赤になった耳までは隠せていない、そんな初心な貴女を見てくすりと微笑むとぱっと手を離しこれ以上は触れないとでも伝えるように両手を上げ)
うん、俺も部屋に戻るよ。
おやすみ、美月ちゃん。
(まだ部屋の片付けが少し残っている事を思い出し自分も部屋に戻ると伝えると2階に上がり、調度空き部屋だった貴女の向かいに当たる部屋のドアを開けるとまた明日と貴女に言い残しドアを閉め)
はい、おやすみなさい…。
ふぅ、よし続きを書こう。
(部屋の扉を閉めため息をつきさてと続きをと思っていたら携帯にメールが来ていてそれは父のもので美月はクスクスと笑い返信を打ちパソコンを開け気合いを入れ)
妹、か…
(部屋に入ると貴女の髪の感触が残る自分の手を見つめながらぼそりと呟き、貴女の前では何故か自分のペースになれない自分に違和感を感じながらそれを払拭するように頭を振ると残っていた片付けを済ませベッドに入り)
…んっっ~ふぅ。
よくねた。
(朝日がまだ完璧に上がってない時間美月は伸びをし上半身を起き上がらせあくびをし独り言を呟きまだ眠い目をこすりベッドから上がり簡単な私服に着替え昨日理央がリクエストした朝食を作ろうとし)
……もう起きてんのか、あいつ。
(朝になり貴女が動く音が聞こえると目を覚まし時計見てまだ早い時間帯なのを確認すると眉を顰めるも昨日自分が朝食をリクエストしたからかと合点がいき朝に弱い体を動かし身支度を整えるために1階に降り)
これで大丈夫…目玉焼きはよしとして。
パンは…どうしよう。食パンにクロワッサン…。
ん~二個ずつ用意してと。
(美月はエプロンを着て台所を慣れたように周りながら朝食の用意をしお皿に盛り付けながら何か不備がないかとぶつぶつと呟きながらチェックをしサラダの用意をし)
おは……
(身支度を整え制服に着替えると貴女に声をかけようとリビングのドアを開けるが、ぶつぶつと何かを呟きながらキッチンで忙しなく動く貴女の姿を見て、こんなふうに誰かが朝食を作る姿など久しぶりに見たなと目を細め声をかけるのを止めリビングのドアに寄りかかり朝食を作る貴女の姿を黙って眺め)
…よし、サラダも出来た。
わぁ、あっおはようございます。
(朝食の用意が終わり人通り確認出来てふと視線を感じドアの方を見たら理央が立っていてびっくりしたような顔をしすぐに朝の挨拶微笑みながらし)
トピック検索 |