アサガオ 2018-06-12 08:44:14 |
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うん、俺も部屋に戻るよ。
おやすみ、美月ちゃん。
(まだ部屋の片付けが少し残っている事を思い出し自分も部屋に戻ると伝えると2階に上がり、調度空き部屋だった貴女の向かいに当たる部屋のドアを開けるとまた明日と貴女に言い残しドアを閉め)
はい、おやすみなさい…。
ふぅ、よし続きを書こう。
(部屋の扉を閉めため息をつきさてと続きをと思っていたら携帯にメールが来ていてそれは父のもので美月はクスクスと笑い返信を打ちパソコンを開け気合いを入れ)
妹、か…
(部屋に入ると貴女の髪の感触が残る自分の手を見つめながらぼそりと呟き、貴女の前では何故か自分のペースになれない自分に違和感を感じながらそれを払拭するように頭を振ると残っていた片付けを済ませベッドに入り)
…んっっ~ふぅ。
よくねた。
(朝日がまだ完璧に上がってない時間美月は伸びをし上半身を起き上がらせあくびをし独り言を呟きまだ眠い目をこすりベッドから上がり簡単な私服に着替え昨日理央がリクエストした朝食を作ろうとし)
……もう起きてんのか、あいつ。
(朝になり貴女が動く音が聞こえると目を覚まし時計見てまだ早い時間帯なのを確認すると眉を顰めるも昨日自分が朝食をリクエストしたからかと合点がいき朝に弱い体を動かし身支度を整えるために1階に降り)
これで大丈夫…目玉焼きはよしとして。
パンは…どうしよう。食パンにクロワッサン…。
ん~二個ずつ用意してと。
(美月はエプロンを着て台所を慣れたように周りながら朝食の用意をしお皿に盛り付けながら何か不備がないかとぶつぶつと呟きながらチェックをしサラダの用意をし)
おは……
(身支度を整え制服に着替えると貴女に声をかけようとリビングのドアを開けるが、ぶつぶつと何かを呟きながらキッチンで忙しなく動く貴女の姿を見て、こんなふうに誰かが朝食を作る姿など久しぶりに見たなと目を細め声をかけるのを止めリビングのドアに寄りかかり朝食を作る貴女の姿を黙って眺め)
…よし、サラダも出来た。
わぁ、あっおはようございます。
(朝食の用意が終わり人通り確認出来てふと視線を感じドアの方を見たら理央が立っていてびっくりしたような顔をしすぐに朝の挨拶微笑みながらし)
おはよ。
朝食の準備ありがとう。
ごめん、朝から忙しくさせちゃったね。
(貴女に声をかけられるとふわりと微笑み挨拶をしながらリビングの椅子に座り、並べられた朝食を見て手間をかけさせてしまったかなと貴女に少し困ったような顔で謝り)
バタバタと落ち着きなくてごめんなさい。
いえ、全然、むしろもう少し用意したいぐらいです。
(もともと料理が好きだからと笑い『紅茶かコーヒーどっちにしますか?』と聞きながらお湯を沸かしバターやジャムなどをテーブルに並べ)
ありがとう。
料理好きなんだなってわかるよ。
昨日の夕飯も美味しかったから。
(じゃあコーヒーで、と答えながら昨日の夕飯も今日の朝食も見た目も良く料理に慣れているのだという事は感じていたので納得するように頷くと貴女が用事が終わり座るのを待ち)
よかったです。
これコーヒーどうぞ。
(美月は安心したように微笑みコーヒーを理央に差出し自分には紅茶の中に砂糖とはちみつを入れて混ぜこくりと飲みいただきますと言い食パンをかじり)
ありがと。
…ふふ、甘党なんだね。
(コーヒーを受け取り何も入れずにそのまま一口飲むと、貴女が食べ始めたのを見てから自分もいただきますと手を合わせてから食べ始め、貴女が砂糖とはちみつを入れた紅茶を飲んでいるのを見て自然と小さく笑い)
理央兄さんはブラックなんですね。
私は甘い方がなんかほっとするんで…。
(何もいれないで飲む理央を美月はびっくりしたように呟き昔祖母に育てられたときよく甘いものが出されてしかも紅茶はよく真似ていたと話し紅茶を飲み微笑み目玉焼きを食べ)
女の子は甘いものが好きだね。
俺のバイト先のケーキ、人気があるんだけど。
今度美月ちゃんに持って帰ってくるね。
(祖母と暮らしていたと聞いて、母親からちらりと聞いてはいたがこの子はもしかしたら見た目以外にもこういう性格になった理由があるのかもしれないなどと考えながら次々と朝食を平らげ)
ケーキ…あの、そこのバイト先にショートケーキってありますか?
(ケーキという単語を聞き目を輝かせてショートケーキがあるかと聞き朝食をきれいに平らげ紅茶をこくこくと飲みあげ)
…はは、もちろんあるよ。
うちの一番人気。
(急に目を輝かせる貴女に一瞬きょとんとするもおかしそうに吹き出すと、余程甘い物が好きなんだな思いながら貴女へウインクをしながらショートケーキがあることを伝え)
ショートケーキってシンプルで好きなんです…小さいときは甘いものなんて滅多に買ってもらえなくて
(教育に厳しかった母や祖父のことを思い出し苦笑いをし平らげた皿を台所に片付けて『だから、父と祖母が誕生日だから買ってきてくれたの嬉しかったな』と思い出すように笑い)
……。
これからは嫌ってくらい食べれるよ。
ケーキでも、アイスでも。
食べすぎて太っちゃうかもね?
(その言葉尻からやはり辛い過去があったのだろうとは思うがまだ兄妹になったばかりの関係でそれを聞くのは憚られて、わざと明るくいたずらっぽく貴女に微笑み)
太るのは嫌だな…。
あっ、学校に行く時間になっちゃいますよ。
(太る単語を聞いて顔を歪めて醜いのがもっと醜くなっちゃうと思ってふと時計をみたら学校を行く10分前になっていてそれを指摘し)
あぁ、そうだね。
初日から遅刻はまずいか。
ごちそうさま、玄関で待ってるから。
(貴女に言われ時計を見るともうそんな時間かと立ち上がり、自分はもう制服も着ていつでも出れるが朝食の準備をしてくれていた貴女はまだ準備があるだろうと告げ)
あっ、はい。じゃあ制服に着替えてきます。
(美月は皿を片付け階段に上がり部屋に入り愛用のネタ帳を入れて鞄を持ち制服に着替え夏の日焼け対策用手袋をし玄関に向かい)
……。
(兄妹 それも女と同じ家に二人で暮らすなど憂鬱でしかなかったが、今まで見てきた女子とは全然違うタイプの貴女ならそんなに憂鬱ではなくなっている自分に不思議な気持ちになりながら貴女を待ち)
うん、じゃあ行こうか。
あぁ、少しの日焼けもダメなんだね。
(貴女が駆け寄ってくるとニコリと頷き歩きだそうとするも 日傘を出した貴女を見てその肌の白さでは日焼けは無理そうだがそれ以外にも理由はありそうだと考えながら貴女の隣に並び)
あっ、えと父から聞いてると思うんですけど…。
アルビノっていう遺伝性の病気で…。色素がうすくなるんです…移るって訳ではないから大丈夫なんですけど…。ただあんまり日に当たるとやけどとか皮膚がんになって…。
(美月はポツリポツリと寂しそうに話し赤い目も目の色素が薄くなったためになってしまうと諦めたように笑い母も自分が生まれてずいぶんと悩んだと思い出し傘で隠れてるからわからないが声から悲しい音が聞こえ)
(/美月の背後のものです。
アルビノは本当にあり必ずしも白い髪と赤い目だけとは限りません。ネットで調べてみるとわかります。理央の背後さんこれのコメントには返事は大丈夫です。)
うん、聞いてはいたけど…
家に入る日差しでもダメっぽいよね、これからは俺も気を付けるようにするよ。
(確かに聞いてはいたが思っていたよりも深刻そうな状態に一緒に暮らすものとしても気を付けなければと再認識すると 悲しそうな声音にどうしたものかと眉を下げ)
大丈夫ですよ、気をつけてればなんてことありませんから…。
(美月はへラッと笑い傘から顔をだし微笑み商店街を通りながらここは何屋さんとかを丁寧に説明をするいつもここで買い物したり特売の品とかを一生懸命話し)
日傘さしながら荷物持つの大変でしょ?
バイトがない日はなるべく俺も一緒に買い物行けるようにするよ。
(道を説明しながら普段の様子を一生懸命教えてくれる貴女にとりあえずはほっとすると 自分が暮らすことで買う物も増えるだろうとそう提案していると二人が通う高校が見えてきて)
あっ、じゃあお願いします…。
えっと、私はこっちなのでここで別れますね?
三年のクラスはあっちです、
(買い物の話をし少し甘えてみようとおどおどした声でお願いし校舎に入り下駄箱の前で別れを言い三年のクラス方面を指差して案内をし)
うん、わかった。
ありがとう、じゃあまた放課後にね。
(指差された方向を見て確認すると一度貴女へ向かい直し案内してくれたお礼をすると 手を振り3年の教室の方へと歩き出し)
はい、また放課後に…。
(美月は理央と別れ自分の教室には向かわず園芸委員が活動する古い部室に入り長いジャージを着てホースや肥料を持ち中庭の花壇に水を巻き初める先生に反対されたが保健室が近いことから異状があったらすぐに行くという約束で園芸委員の仕事をやり)
…こんな天気の日に何やってんだ、あいつ…
(貴女と別れ教室に向かう前に転校初日のため職員室に向かっているとふと視線をやった窓の向こうにさんさんと照る朝日の元で日傘もささず花壇の世話をする貴女の姿が見え 呆れたような言葉が出るも目を離せず立ち止まり)
ふぅ、暑いな…。
後もう少しっ…。
(美月は座りながら花たちの世話をしていて肥料を与え終わりあとは雑草抜きと思い袋を持ってこようとするために急に立ち上がると立ちくらみが起こり)
…っ、あの馬鹿!
(目を離せず花壇の世話をする様子を眺めていると貴女にがふらりとする姿が目に入りその瞬間考えるよりも先に体が動いていて 踵を返すと走り出し急いで中庭へ向かい)
…ったたた。
あっ、擦りむいちゃった…。
(立ちくらみが起こり体を支えようとして手を出していたら下手に倒れて手のひらには擦り傷ができてしまい少し血も出ていてアルビノはなかなか血が止まらなくどうしたものかと考えて)
…なにやってんだ、馬鹿!
見せてみろ…チッ、血が出てんじゃねぇか。
お前は馬鹿なのか!自分の体わかってんのか!?
(急いで中庭へ降りると手を抑えているあなたが目に入りすぐに駆け寄ると血の出ている手を取りハンカチで押さえ、一先ずは大事じゃなくてよかったと小さく息を吐くとあなたに怒鳴りつけ…その表情や喋り方はもはや天使を装おっている外面の欠片も残っていなかったが心配が滲んでいて)
遅れてしまい申し訳ありません!
だ、大丈夫ですよ。
少し擦りむいただけですし…。
(いつもと違う態度驚いて目を見開き口が悪いが心配されてるとわかれば一生懸命大丈夫という素振りをみせ)
少しだろうとなんだろうと気ぃ付けろ!
お前の体は普通の体じゃねぇんだから…
…チッ…心配かけんじゃねぇよ。
(とりあえずと傷口をハンカチで軽く縛り顔を上げるとそこには目を見張るあなたがいて 我にかえるとバツが悪そうに舌打ちをして目をそらし)
ぷっふふっアハハハッ
あっごめんなさい、でも面白くて。
(目をそらす理央を見てあぁ、彼の本当の姿を見れたことが嬉しくて小さく吹き出しそれから声を出しながらコロコロと笑いしまったという顔をしたがまた花のように微笑み)
…お前、驚かねぇの?
がっかりしたろ、見た目通りの優しいオニイチャンじゃなくて。
(怒鳴りつけたにも関わらずコロコロと花のように笑うあなたに少し驚いたように目を見開くも 隠していた顔を見せてしまった事を思い出すと眉を上げ不思議そうにあなたに問いかけ)
…だって、どちらとも理央さんには変わりありませんから…。それにさっき怒ったのは私を思ってでしょう?
(きょとんとして少し考えまた微笑み理由をのべてからニコニコと笑い)
……変な奴。
ぁー、くそ、お前のせいで初日から遅刻じゃねぇか。
ほら、保健室行くぞ。
(今までこの見た目に勝手に期待されてそれが嫌で外面を作っていたのにそんな事を言われたのは初めてでどう反応したらいいのかわからず目をそらすと 言葉ではお前のせいと言いながらもそれば何故か気恥ずかしいような自分を誤魔化すゆなうな態度だとわかるような不器用さで立ち上がるとあなたへ手を差仕出し)
えっ、だ、大丈夫ですよ。
一人で行けますし、
(手を差しのばされ一瞬びっくりしたものもあたふたしながらも大丈夫っというガッツポーズをとり平気と笑い)
いいから、行くぞ。
お前を一人で行かせる方が心配なんだよ。
(どっちみちもう授業は始まっちまってるしな、と続けるとグダグダ言わずにさっさと来いとばかりにあなたの腕を引き)
ふふふっありがとうございます。
(引かれる腕を見て普通なら怖がるぐらい白い肌なのにと思いくすぐったそうに笑いお礼を言いながら保健室へ向かい)
…失礼します。
(こんな当たり前の事に嬉しそうに笑う相手に照れ隠しでバツが悪そうに頭をかきながら保健室に向かうと ノックをして一声かけてから保健室の扉を開き)
ん~いますかね?
あの人サボり魔だからな…。
(首をかしげながら慣れたように先生を探すためベットをあさり滅多に悪口を言わない美月がさらりと悪口を呟き)
…随分親しいんだな。
(扉を開けると同時に横から聞こえてきた言葉に一瞬驚き目を見張るもすぐに何故か面白くない感情が自分の中に沸き起こり 自分では無意識だか若干不機嫌そうな声になってしまい)
(/こんばんは!大変申し訳ありません!確認するのを忘れて知らずうちに放置していました!大変申し訳ありません…。これからも続けたいのですが断っても大丈夫です。)
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