アサガオ 2018-06-12 08:44:14 |
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はい、また放課後に…。
(美月は理央と別れ自分の教室には向かわず園芸委員が活動する古い部室に入り長いジャージを着てホースや肥料を持ち中庭の花壇に水を巻き初める先生に反対されたが保健室が近いことから異状があったらすぐに行くという約束で園芸委員の仕事をやり)
…こんな天気の日に何やってんだ、あいつ…
(貴女と別れ教室に向かう前に転校初日のため職員室に向かっているとふと視線をやった窓の向こうにさんさんと照る朝日の元で日傘もささず花壇の世話をする貴女の姿が見え 呆れたような言葉が出るも目を離せず立ち止まり)
ふぅ、暑いな…。
後もう少しっ…。
(美月は座りながら花たちの世話をしていて肥料を与え終わりあとは雑草抜きと思い袋を持ってこようとするために急に立ち上がると立ちくらみが起こり)
…っ、あの馬鹿!
(目を離せず花壇の世話をする様子を眺めていると貴女にがふらりとする姿が目に入りその瞬間考えるよりも先に体が動いていて 踵を返すと走り出し急いで中庭へ向かい)
…ったたた。
あっ、擦りむいちゃった…。
(立ちくらみが起こり体を支えようとして手を出していたら下手に倒れて手のひらには擦り傷ができてしまい少し血も出ていてアルビノはなかなか血が止まらなくどうしたものかと考えて)
…なにやってんだ、馬鹿!
見せてみろ…チッ、血が出てんじゃねぇか。
お前は馬鹿なのか!自分の体わかってんのか!?
(急いで中庭へ降りると手を抑えているあなたが目に入りすぐに駆け寄ると血の出ている手を取りハンカチで押さえ、一先ずは大事じゃなくてよかったと小さく息を吐くとあなたに怒鳴りつけ…その表情や喋り方はもはや天使を装おっている外面の欠片も残っていなかったが心配が滲んでいて)
遅れてしまい申し訳ありません!
だ、大丈夫ですよ。
少し擦りむいただけですし…。
(いつもと違う態度驚いて目を見開き口が悪いが心配されてるとわかれば一生懸命大丈夫という素振りをみせ)
少しだろうとなんだろうと気ぃ付けろ!
お前の体は普通の体じゃねぇんだから…
…チッ…心配かけんじゃねぇよ。
(とりあえずと傷口をハンカチで軽く縛り顔を上げるとそこには目を見張るあなたがいて 我にかえるとバツが悪そうに舌打ちをして目をそらし)
ぷっふふっアハハハッ
あっごめんなさい、でも面白くて。
(目をそらす理央を見てあぁ、彼の本当の姿を見れたことが嬉しくて小さく吹き出しそれから声を出しながらコロコロと笑いしまったという顔をしたがまた花のように微笑み)
…お前、驚かねぇの?
がっかりしたろ、見た目通りの優しいオニイチャンじゃなくて。
(怒鳴りつけたにも関わらずコロコロと花のように笑うあなたに少し驚いたように目を見開くも 隠していた顔を見せてしまった事を思い出すと眉を上げ不思議そうにあなたに問いかけ)
…だって、どちらとも理央さんには変わりありませんから…。それにさっき怒ったのは私を思ってでしょう?
(きょとんとして少し考えまた微笑み理由をのべてからニコニコと笑い)
……変な奴。
ぁー、くそ、お前のせいで初日から遅刻じゃねぇか。
ほら、保健室行くぞ。
(今までこの見た目に勝手に期待されてそれが嫌で外面を作っていたのにそんな事を言われたのは初めてでどう反応したらいいのかわからず目をそらすと 言葉ではお前のせいと言いながらもそれば何故か気恥ずかしいような自分を誤魔化すゆなうな態度だとわかるような不器用さで立ち上がるとあなたへ手を差仕出し)
えっ、だ、大丈夫ですよ。
一人で行けますし、
(手を差しのばされ一瞬びっくりしたものもあたふたしながらも大丈夫っというガッツポーズをとり平気と笑い)
いいから、行くぞ。
お前を一人で行かせる方が心配なんだよ。
(どっちみちもう授業は始まっちまってるしな、と続けるとグダグダ言わずにさっさと来いとばかりにあなたの腕を引き)
ふふふっありがとうございます。
(引かれる腕を見て普通なら怖がるぐらい白い肌なのにと思いくすぐったそうに笑いお礼を言いながら保健室へ向かい)
…失礼します。
(こんな当たり前の事に嬉しそうに笑う相手に照れ隠しでバツが悪そうに頭をかきながら保健室に向かうと ノックをして一声かけてから保健室の扉を開き)
ん~いますかね?
あの人サボり魔だからな…。
(首をかしげながら慣れたように先生を探すためベットをあさり滅多に悪口を言わない美月がさらりと悪口を呟き)
…随分親しいんだな。
(扉を開けると同時に横から聞こえてきた言葉に一瞬驚き目を見張るもすぐに何故か面白くない感情が自分の中に沸き起こり 自分では無意識だか若干不機嫌そうな声になってしまい)
(/こんばんは!大変申し訳ありません!確認するのを忘れて知らずうちに放置していました!大変申し訳ありません…。これからも続けたいのですが断っても大丈夫です。)
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