Destiny ─ 始まりの冒険の書 ─ / 非募

( 暗い中で身を屈め一連の流れを恐怖と共に聞いていればパッと辺りは明るくなり顔をゆっくりと上げると指の隙間から貴方の顔を見つけ安堵するも涙声になりながら )──･･･怖かったですが大丈夫です。カミュさんは･･･大丈夫ですか？

もう大丈夫だ。…オレが付いていながら危険な目にあわせちまって悪かった。(　その声色からも彼女の心情が伝われば、優しく声をかけると共に怖い思いをさせてしまった事を悔いて。抱き締めて頭を撫でてやりたい衝動に駆られるも、今の状態ではどうする事も出来ずに戸惑いがちに指先でそっと彼女の頭に触れ、ぽつりと呟き　)　…もどかしいな。こんな時さえお前に触れる事が出来ないなんて。

そんな！直ぐに助けてくれましたよ？ありがとうございます。あの、元に戻ったらいいので──･･･。( 俯いたまま撫でられ自身の事を気に掛けてくれる言葉に胸が温かくなり今で無くともと顔を上げ言おうとすると首筋にある口紅が視界に入れば眉を下げ諦め。両手で貴方の指に触れそのまま掌の上に立てば )やっぱり何でも無いです、これからどうしましょう？騒ぎは一時だと思うんですが今夜はこの町に泊まりますか？

ん？あぁ…他に泊まれそうな場所がないしその予定だったんだが…ここに泊まったらまたマユが狙われる危険性もあるしな。オレは野宿でも構わないぜ。(　何か言いかけた彼女。その瞳が少し悲しげに揺れた気がして気になったものの、先ずは今後の事について話し合うことにし。彼女が連れ去られそうになった先程の件が頭から離れずにおり、首筋に残っている印の事はすっかり抜け落ちているようで　)

私なら大丈夫です。野宿ばかりでは身体が休まりませんよ。･･･せっかく酒場もありますし、それにあのバニーガールさんも待ってるんじゃないですか？( 怖かった事は確かだったがやはり身体の方が重要で、しかし先程から視界に入る口紅が気になり視線を反らすと貴方に背を向けてはツンとした態度で述べて )

は？何言って──……、…マユ、お前やっぱ何か誤解してるだろ。さっきの店は別にやましい目的で入ったわけじゃないんだって。確かにこれといって情報は得られなかったし、ちょっと絡まれもしたけどな。…おーいマユ、聞いてるか？なぁ、機嫌直せよ。(　彼女の発言に珍しく棘を感じた気がして目を丸くすると、直ぐさま此方に背を向けてしまって。明らかに不機嫌な彼女に困ったように頭をかいて弁解し。なかなか此方を見ようとしてくれない彼女の頭を軽くつんつん、として　)

やましい？それじゃあ、その首筋の口紅は？情報は得られませんでしたがカミュさん好みの女性なら見つかったじゃないですか。私を下ろして早く行ったらどうです？( 頭を軽く突かれると虚しさより怒りが込み上げ、指を軽く払い今まで見せた事の無い尖った声で述べはそっぽ向き )

はぁ？好みって──…いや待て待て、誤解だって。(　今までにない彼女の言動に流石にどうようし、焦ったように弁解を始め。いつだって彼女を救う事しか頭にないゆえ、何もかも誤解であり。それだけは分かって欲しくて、冷静になろうと息を吐くと、そっぽを向いたままのその横顔を真剣に見つめ、落ち着いた声で伝え　)　…聞いてくれ、マユ。好みの子の話だけど、あの時は情報を聞き出す為に適当に話を合わせただけだ。誰だって良かった。この口紅だってオレが気付かない間に勝手につけられただけで正直迷惑なくらいだ。……不快にさせて悪かった。早くお前を元に戻してやりたくて焦りすぎちまった。オレはお前を助ける事しか頭になかったよ。

そうだったんですね･･･私の勘違いでした。人の話を聞かずにこんな事で怒るなんて馬鹿みたいですね。カミュさんは真っ直ぐで優しい人って最初から分かってたはずなのに私の方が不快にさせてしまいました。ごめんなさい。( 静かに話を聞けば怒りは徐々に収まり誤解だったとしても異性の好みの話で初めてこんな感情になるなんて、と胸が締め付けられ顔を赤くすれば見られないように俯き )

マユが謝ることなんかないだろ。…けど、焦ったぜ。あんなお前、見たことなかったからさ。(　どうやらいつもの彼女に戻ったらしい事に安堵の息を洩らし。彼女を怒らせた、傷つけたかと思うとドクンと心臓が鳴り、誤解を解きたいと妙に慌ててしまった。けれどあんなに感情的になった彼女を見たのは初めてで、何が彼女の機嫌を損ねたのかと考えた時、まさか…とある考えが頭を過り　)　…なぁ、何だってあんなに怒ったんだよ。まさかとは思うが…その…嫉妬、したわけじゃない…よな。(　そうだったら嬉しい、なんて思ってしまう自分がいる事に気付くと、問うことさえ気恥ずかしくなり。恐らくは自惚れだろうが、視線を逸しながら少し照れたように問うが語尾がこころなしか小さくなり　)

( 嫉妬の言葉に更に鼓動が早くなり、まさかと思いつつも冷静に考えると私達は別の世界の人間であり交わってはいけない目的を忘れてはいけないのだと言い聞かせ想いを押し殺し深呼吸をすればゆっくりと顔を上げいつも通りの笑みを見せ )･･･もう、カミュさんったら──嫉妬なんてしてませんよ。私が居たら困るかなと思っただけです、もう怒ってもいません。さぁ、宿を探しに行きましょう？


( / この後の展開についてご相談です。宿に泊まる事になるが騒ぎのせいでなかなか宿が見つからず先程のバニーさんの居た酒場( 2階は宿 )なら泊まれる事になりマユが再びモヤモヤした気持ちになったり気にしたりした様子を描けたらなと思ってまして、でも野宿でも構いません！どうでしょうか？ )

そ、そうだよな。勘違いして悪かった。宿、探さないとな。（　彼女のハッキリとした否定の言葉に、自分は何を期待していたのだろうと羞恥に襲われ。此方も笑って取り繕うも、一瞬チクリと胸が傷んだ気がして。そんな違和感を覚えながらも宿を探すが、どうやら先程の酒場の二階にしか泊まれる場所はなさそうで　）マジか。よりによってあそこしかないなんてな…。どうする？（　今回は自分だけで決めてしまうのは気が引けて、様子を窺うように彼女の意見も求め　）


（/了解です！そういったマユちゃんが見られるなら是非泊まりましょう！例のバニーなどはまた何かしらの役割で出てきた方がいいですか？それとも普通に泊まるだけにしておきますか？）

──ここって先程の酒場ですよね･･･泊まれる所が無いのなら仕方ないです。ゆっくり休むことが大事なので、泊まりましょう？( 酒場を前に見上げれば先程の光景を思い出し歯切れの悪い返事をするも自分の想いよりも体が大事だと思い、泊まることに頷いて )


( / ありがとうございます。出てきて頂いた方がモヤモヤ感が増すかと！大変で無ければお願いします。 )

わかった。今夜はゆっくり休んで明日また別の町を目指すか。（　あまり乗り気ではない事が伝わってきたが、今の状態の彼女は心身ともに疲れているはず。今はゆっくり休んで一刻も早く元に戻してやりたい思いから意を決し、二階の宿屋へ向かうと受付を済ませて　）


（/了解です！では部屋まで押しかけさせますか（やりすぎ？）一部屋しかとっていないので、マユちゃんが普通の状態でないのが惜しい気もしますが（笑））

はい。色々とありましたから、ゆっくり休みしょう。ふかふかのベッドなら最高ですね！( 受付けを終え誰もいない事を確認すれば、ひょっこりと顔を出し小さいながらも淡い期待を相手へと向け部屋へと行き )


( / ぜひぜひ、終わった後マユの感情が爆発しそうです！(笑)戻ったら今度は此方から一部屋しか空いてないと言いましょうか？平気と言いつつも一回目よりは意識してると思うのでドキドキ感が増してるかと！ )

ここか。そんな広くはないが悪くないよな。ほらマユ、ベッドふかふかだぜ？（　指定された部屋の扉を開けて中を見回し。それなりの広さだが清潔感はあり。ベッドのやわらかさを確認すると、彼女をそっとベッドに降ろし、自分も寝転がるとぼやいて　）あー…なんか疲れたな。女だらけの状況がこんなに疲れるとは思わなかったぜ。


（/では少しやり取りしたら突撃させます！（笑）是非是非…！いつか温泉にも入りましょう！（旅行か）詳しくは何も考えていないのですが、マユちゃんを着飾らせてドキドキしてみたいです！）

わぁ･･･ふかふかです！何だかジャンプが出来そうです──･･･？( ベッドの上に移動し座れば柔らかさを確認し楽しそうに叩いていると寝転がり疲れた声色で話す貴方を見れば立ち上がり顔へと歩み頬に優しく触れて )色々と情報を聞いて下さりありがとうございます。ここの女性の方々は･･･その、積極的でしたね。カミュさんモテそうですけどあまり女性とは話さないんですか？


( / はい、色々とドキドキしてきました(笑)温泉！良いですね！入りましょう。着飾ると言うのは水着とかドレスでしょうか？ )

（　ベッドの感触を楽しむ彼女の様子を微笑ましげに見つめていたが、頬に触れられると少しくすぐったそうに瞳を細めた後に天井を見つめ　）いや、普通に話すし、女が苦手なわけじゃないんだけどな。…ああいうタイプはあんまり合わないのかもな。…お前と話していた方がずっと気楽だし楽しいよ、マユ。（　あまりグイグイと来るような女性は苦手だと苦笑い浮かべ。彼女と過ごす時のあたたかな気持ちをどう表現していいかわからず、簡単な言葉で伝えながら視線を再び彼女へと戻し、指先でそっと頭に触れ　）


（/こちらもマユちゃんの態度に今からドキドキです笑
ドレスを考えていましたが、水着か…いいな。（おい）買おうとしているマユちゃんを前にカミュが待て待てそれはまずいだろ！と止めそうですが（笑）そんなやりとりも楽しいでしょうね！）

そうなんですね──･･･私もカミュさんと話してると楽しいです。この旅がずっと続けばいいなぁ･･･なんて。( 頭を撫でられ視線が合えば少し俯き頬を染めて照れ笑いをし、今思っている事を静かに口にしては指先に触れて )


( / 事前に言っておきますが激おこになります( ← )すみません、ちょっと思い付いた事がありまして。この後マユがカミュさんの元を離れ水でも何でも良いのですが何かに触れたきっかけで元に戻りそれを伝えようとした矢先にバニーさんとカミュさんが一緒にいる所に鉢合わせてぷんすかモードに入り…と言ったものなのですが、どうでしょうか？勿論、教会でも大丈夫です！水着のやりとり楽しそうですね！カミュさんをドキドキさせたいです(笑) )

…そうだな。オレもずっとお前と──…、…いや待て待て、違うよな。オレはお前を元の世界に返すって約束したんだから。（　照れたように笑う彼女、どんな姿だろうと気持ちが伝わるその表情や言葉に胸がきゅっと締め付けられ。ずっとこいつと楽しく旅をしていたい…そんな素直な思いが零れ落ちそうになるもハッとして。片手で顔を隠すようにして息を吐き思い直すと、困ったような笑みを彼女に向けて　）


（/仲直りしたいんで必死に弁解します！笑
おお、いいですねそれ！ではそうしましょう！何らかの形でマユちゃんが離れたら突入させようかなと思います！戻る方法はやりやすいようにお任せしますので！）