Destiny ─ 始まりの冒険の書 ─ / 非募

あの女性バニーガールでしたよ？男性はやはり･･･そう言った事で癒されるんですか？行ってもいいですけど聞いたら直ぐに出て下さいね。( チラシを控えめに見つつ情報収集よりも先に異性の癒しとは何なのか気になり問いかけ。ツンとした態度を取ってしまえばフードに潜り )

おいマユ？お前なに怒って──…、あっ…もしかして何か誤解してるんじゃないだろうな？べ、別にそういうのが目的じゃないからな？オレはあくまで情報収集の為に……って、聞いてるかマユ！(　不意に彼女が不機嫌になってしまい不思議そうにしていたが、理由に心当たりがあったのかハッし。フードに隠れてしまった彼女に向かって珍しく慌てて弁解し　)

･･･聞いてます。それに私はカミュさんがそういう目的で行かない事も分かりますが──･･･カミュさんも"男性"ですし？もし誘われても私は別に何とも思いませんので！( フードから顔を出さず貴方の事は信用はしているが日頃の疲れを癒せるならと思い葛藤しながらも強がりを見せつつ少し早い口調で言葉を紡ぎ。言い終えれば何でこんなに怒っているのだろうと疑問を感じながら身を丸め大人しくし )

いや、絶対怒ってるだろ。でも町に着いたら情報収集は旅の基本だからな…オレは行くぜ。行くけど目的はあくまで情報収集だからな？誤解するなよ。( 明らかに普段の朗らかで穏やかな彼女ではなく、まいったなという風に頭を掻いて。しかし折角来たのだから何か少しでも情報を得たい思いから、意を決したように頷き。彼女には変な誤解をされたくないのか言い訳のように何度も何度も念を押しながら店の方へと足を向け )

──･･･情報の為にですよね、分かってます。冒険者の方とか知ってそうですかね？( 何度も念を押され"分かってる"と声にしたものの先程の女性を思い出し心の中はモヤモヤとした気持ちで一杯で。フードから少しだけ顔を覗かせればチラッと貴方を見つめ直ぐに視線を落とせばお店の中を見渡し )

なぁ、あそこにいるの旅人だよな。まずはあの人に聞いてみようぜ。(　まず女性客は来ないだろう大人の雰囲気の店に入り、少し居心地悪そうに辺りを見回していると早速バニーガールに声をかけられ。どうにかかわしつつ、昼間から酒を飲んでいる旅人の近くに行くと、話し掛け　)　なぁ、見たところあんた旅人だろ。オレた…オレも旅をしているんだが、聞きたいことがあるんだ。ちょっと話を聞かせてくれないか。…は？いや、悪いがオレは興味ないんだ。それより話を…(　話しかけてみるものの男は既に酔っているようで、突然肩を組まれ、この店のバニー達の中で誰が好みかと問われ。肩にのしかかる腕を下ろさせつつ話を変えようとするも、質問に答えなければ情報はやらないと。観念したように溜息をつくと、辺りを見回し渋々質問に答えると欲しい情報についてまとめた紙を見せ　)　うーん…この中ならあのカウンターの近くにいる子かな。さあ今度はオレの番だぜ。この中であんたが知ってる限りの情報をくれ。

はい、昼間なのに賑やかですね。( 初めての雰囲気に少しドキドキしながら周囲を見ていると早速バニーガールに話掛けられ表情を強張らせながら凝視するも、かわして行く姿に安堵して。次いで会話に聞き耳を立てていれば貴方が酔っている男性に肩を組まれたのと同時にフードの中は大きく揺れ転べばモゾモゾと動いていると男性の質問に驚き慌てて顔をひょこっと出せばカウンターの近くにいる子を見つけ"カミュさんのタイプはあの子…"と小さな声で呟き情報収集よりも女性の方が気になり始めフードを軽く引っ張ってしまい )カミュさん･･･カミュさん！

マユ、明けましておめでとう。体調崩さずに年越し出来たか？返事が遅れてて悪いな。落ち着いたら返すから、もう少し待っててくれないか？
なぁマユ。物語は別として、お前とはもう3年以上の付き合いだよな。こんなに長く続けてくれてマジ感謝してる。本当に良いお相手さんに巡り会えたと思ってるよ。返事が遅くなることもあるけど、お前とはまだまだ一緒に居たい。これからもオレに付いてきてくれないか？お前のことはオレが必ず守るし大事にしていく──…って…、待て待て、オレはなにを言ってるんだろうな。ちょっと挨拶しようと思っただけなのにさ。
…まぁでも全部正直な気持ちだから覚えておいてくれよな。じゃあ今年もヨロシクな。お互い体調に気を付けて過ごそうぜ。


　

( / 明けましておめでとうございます。返信と挨拶が遅くなってしまってすみません。私は元気に過ごしています、カミュさんは元気ですか？もう３年のお付き合いになりますね！私とやり取りしていて楽しめていますか？此方こそいつも本当に感謝しています。返信の頻度は気にせずカミュさんのペースで大丈夫です！私も可能な限りずっと一緒にいたいです。勿論、何処へでもついていきます。今年も宜しくお願いします。 )

いや、だからそうじゃなくて…これについて、あんたが知ってる情報をくれよ。(　交換条件で男性の質問に答えたというのに、酔っているせいかまともに答えてくれず。相手にするのも無駄かと諦めかけた頃、フードを引っ張られる感覚と共に彼女の声が届き、彼女に聞こえるくらいの声でひそひそと　)　ん？どうした、マユ。


(/大変遅くなり申し訳ありません…！年が明けてから何かと重なり余裕なく過ごしておりましたが、ようやく落ち着いたので慌ててお返事をしにまいりました！改めて今年ものんびり楽しくやりとりしていけたら幸せです！よろしくお願いします！)

──･･･カミュさん！あっちのカウンターに行って話を聞いてみるのはどうですか？( 耳は傾けているも視線はカウンターの方へと向け貴方のタイプの女の子から目を離さず見つめたまま更にぐいぐいとフードを引っ張りカウンターへと促し )


( / 返信速度に関しては遅くても構いませんので体調等と気を付けて下さいね。此方こそゆっくりとなってしまいますが引き続きお相手して頂けたら幸いです。宜しくお願いします。 )

ん？ああ、そうだな。行ってみるか。(　彼女にグイグイ引かれながらカウンターの方に目をやれば、先程話を合わせるために選んだバニーガールがおり。もしかしたらこの店に立ち寄る旅人等から色々な話を聞いているかもしれないと、言われるがままそちらに向かい話しかけようとすると目が合って。こちらに近寄いてくるや否やバニーは腕を絡め密着してきて、困ったような表情で距離を取ろうとしながら話を聞き出そうと　) いや、別にサービスはいいんだ。それよりちょっと探しているものがあって…話を聞かせてくれないか？

( フードの中でバニーガールを目で追えば此方に近付いてくるのが分かり目を凝らし見ていると二人が密着していて、驚き飛び出しそうになるも表情をムッとさせ貴方が情報の為に話を聞いているのにまたもフードを思い切り引っ張り )カミュさぁん！この人では無くあっちの旅人に話を聞きましょう！？

──ッ！？わ、わかったよ。わかったからそんな引っ張るなって。(　体温や感触が伝わる程に距離が近いのを気にしながらも情報を得る為にバニーと話していると、不意に小さな彼女の力とは思えないほど思い切り引っ張られ。ここに来てから落ち着きがない彼女に不思議そうにしながらも、濃厚に絡んでくるバニーにはお手上げで。どうにか抜け出すと、店の隅の方で溜息を付き　)　…はぁ。なかなか有力な情報が得られないな。で？マユが言ってる旅人ってのは？(　積極的なバニーの相手に加え、店内の酒や香水等が混じった匂いに酔ったのか疲れが見え。先程のバニーと密着した際にいつの間にか首筋のあたりに付いてしまったらしい口紅の跡に気付かずに彼女に問いながら辺りを見回し　)

えっと･･･あ、あの人はどうですか──って、カミュさん！？首筋に･･･くくく、口紅が･･･！( 密着しながら会話している二人に気を取られ肝心の旅人の事を忘れていて、慌てて椅子に座っている人を指差し貴方の方へと見ると疲れが見え心配になるも首筋に口紅を見つけ周りの事など気にする余裕も無くなりフードの中から大声で叫んでしまい )

へっ？(　突然の彼女の叫びに目を丸くし、首筋に手をやり。彼女の声に周りがざわつき気づけば周囲からの視線を浴びており。不審に思ったらしい酔っぱらいの旅人がこちらに近づいて来て　)　…マユ、ちょっと隠れてろ。
　

──･･･ご、ごめんなさい。( 自分が大声を出した事に気付き"隠れろ"との言葉にフードの中へ引っ込み口許を手で抑え息を潜め )

っ、なんだよあんた…あ、おいっ、やめろって！(　近づいてきた酔っ払いは彼女を目撃してしまったのか、フードの中に突如強引に手を突っ込んできて探り　)

･･･えっ、何？･･･きゃあ！( 息を潜んでいれば急に体が浮き何事かと思い声を出してしまい。フードから出れば視界は明るく貴方の姿が見え漸く掴まれている事に気付けば咄嗟の判断で人形に扮し緊張しながら様子を見て )

──ッ、返せ！( 酔っぱらいにつまみ上げられた彼女は緊張からか固まっていて。冗談のつもりか、こりゃ高く売れるのなんのと騒ぎ始めた男にカッとなり咄嗟に彼女を奪うと、店を飛び出し。追って来ないのを確認しつつ建物の影に隠れ、手を緩めて彼女に話しかけ ) ──大丈夫か、マユ…！とんだ目にあったな。たく、あの野郎…、