パラレルワールド

>>レゴラス

人間の仲間も居るが、一緒に此処に来た様子は無しだ。その、レゴラスは風邪や病気にはならないのか？
(ラプトル以外の仲間と聞き色黒の男性と、よく喧嘩をする経営者も一応仲間かと二人の思い浮かべ。水の滴る手を振り水気を切り反対の手で包んで体温を戻していき、質問の意図から相手には病という概念が無いのかと疑問に思い。水の冷たさにも慣れた頃に腕や額に付いたままの泥を洗い流し「そりゃ戻りたいよな。アンタはいい所に住んでるんだな」この状況に慌てた様子がないのも納得、元々自然に囲まれて暮らす人とサバイバル慣れした人なら何とかなりそう。もう一度辺りを見渡し続いて不思議な雰囲気の相手を見て、澄んだ水を掬い喉を潤し)


>>ペギー

俺がペギーに思う事は有り難うと愛してるだ
(贈りたい言葉はシンプルな二つの色褪せる事のない単語。どうか少しでも長く続きますように神様お願いします、そう願いを込めて愛する人の身体を包み「俺の全ても君の全てだ」息が苦しくなる程に密着し互いに体温を分け合って。かつて誰にも見せた事のない柔らかな微笑みを浮かべ「それが君の願いなら」視界に入れるのは彼女だけにたい。この世界において貴重な服を破らせた上に消毒まで、万が一恋人に何かあった時の為にも使いたくない「…この程度なら平気だ」出来るだけ平常の声を意識し、薬品を持つ手を押さえ一方的に蓋を閉じ首を振り否定)

>180 ペギー

大体其れでいいんじゃないか　聞いた事無いから其の意味はこたえにくいな
(ハッキリしている意味合いも何も耳にしたこと一度も無いところはこれから先に知る事もあるんじゃないかと思っている点相手の思考回路を汲み取る事もしないで外観からこうなんじゃないかという情報ばかりみていて其処で後数字の違いに両肩上めに上がれば「マギーってさっき言ってたな･･･ペギーとマギーかそのまま呼んでいても良さそうだな」ちょっとの違いばかりで呼んでるのも知らない人物がきけばどういう事かともなりそうなところで相手の言葉に同意の意を示しており「争い無ければ其れこそ楽園って言ってもいい場所だな」頑なに違うという部分はどこにも見当たらないので全然違う等と口にはせず故郷の風景思い出せば便利な道具ともとれる小道具を両目はいっしんに見ていたがやがてその行いを止めて「使う事がこれからあるかも知れない」どういう経緯でかあまり今後の行動は分かった事でも無いので断言はせずに涼しい小風頬撫でる感触に「そうするとしようか」あまりはしゃいで何か楽しみごとをする時も数日していないとなれば表情も綻び)


>オーウェン

其れなら逸れた様だな･･･其れか迷子か　滅多に引かないぞ　闇の力や大きい傷さえ負わない限り
(初対面でジャングルともとれる奥地で鉢合わせの状態ではたった１人の姿しか目にしておらず他に人影無かったのは気のせいじゃなかったかとなり此方の情報を伝えるのも不利や有利どちらに動くかどちらにも動かないかとそうもなるが考えず口に出しており民族や平民や只単にあった衣服を着ているだけなのか未だに分からず其の思考回路を続けている頭は相手の方に変わらず向いているままで否定せずに「緑は多いからかもしれない」)

>>レゴラス

二人とも根性あるヤツだから、此処に来ていても元の世界でも何とかやってるだろ。闇の力っていうのは一体…？
(来ていても自分のいない彼処に居ても問題ないだろうと気楽に捉え、経営者の方は急に消えた己に対し確実に怒りを覚えているに違いなく思わず苦い顔して肩を竦め。風邪の代わりに聞こえた馴染みのない言葉を口にして頭上に浮かべたハテナを相手に投げ掛け。そんな相手の視線を身に纏う服に感じ二人の衣服を見比べ「それ、暑くないのか？」半袖の自分より遥かにかっちりした格好に唐突な質問が口から出て)

>オーウェン

安心していい様なんだな 其処はあまりよく知らないんだ
(自分自身が闇の森出身で関係しているか分からなく既に関係してるともなるかも知れないと明確にハッキリしておらずタオル変わりになる布切れを左手に抱えているのを相手の前に翳しはじめ何か違和感があるともとれる視線の先気にしていなく慣れからか「少しもな全然」)

>>オーウェン

奇遇ね、私もまるで同じ事を伝えたかった。愛しているの方はこれが初めてかしら、オーウェンの愛で安らげる。
(綺麗な絹で包んで受け取りたい二つの言葉、thankのさ単語に含まれた美しい響きもloveが含む深い意味も全身に喜びをもたらし淡い色の瞳を覗き。強い強い腕の力、伝わるひたむきさが愛おしく「大切にすると約束するから。」強靭な肉体と純粋な魂は反比例しているようで全ては繋がっているもの。絵になる微笑に吸い寄せられ目が離せず「…綺麗」呟きだけが唯一の動作に。「平気じゃない、貴方が苦しむのも貴方を苦しませるのも。何かあったらどうしたら良いの？お願い、私を受け入れて。」想定出来る最悪のパターンにたとえ傷一つであれど恐ろしさで唇噛み締め、縋る目を向けて。)

>>レゴラス

エルフと会話しているなら、エルフの言葉も上達させないとと思って。
(外国語も然りだが精霊の名を呼ぶにも拘りたいイントネーション。王子の父親である国王陛下に向かい恭しさを表現するべく淑女よろしい一礼、光輝く存在への敬意を込め「スランドウィル陛下、貴方の御立派なご子息に失礼があります事を先にお詫び申し上げます。」続けて敬礼。「好きな方をどうぞ選んで。余程酷くなければ愛称は問わないし。」ふくふく笑ってこてりと首傾げ。ユートピアにもしも行けるのならば行ってみたい、好奇心と憧れが頬を輝かせ「もしかしたら此処にもレゴラスみたいな誰かが居るかも。そうしたら貴方の仲間になってくれたりしてね。」通信機の件は目配せで貰うように催促。綻んだ表情から彼もまたリフレッシュが必要なのだと察し背中を向ければ「見ないから自由な格好で行ってらっしゃい。私、少し眠いから座って待っているわ。」)

>>レゴラス

…そうか。怖そうな響きだから、出来るだけ関わりたくないな
(闇の力という得体の知れない何か虚悪な存在を想像し身震い起こし、寒い時にやる様に両手で腕を擦り。濡れた手をどうするか考えた際に翳された布を受け取り「使って良いのか？有り難う」男らしい汗臭い己と異なり真夏も涼しい顔して汗のかかなそうな相手「俺なんて年中半袖に近いから」捲ってボタンで止めれば半袖になるタイプの袖のボタンを外し伸ばして)


>>ペギー

愛を受け入れ返してくれて、俺は本当に幸福者だと思う
(洒落た物資のない世界で贈り物は己の口から発する言葉だけ、女性を喜ばせるには不足していないかという心配はペギーの幸福に満ちた微笑みが打ち消してくれる。「有り難う。俺も約束しよう」彼女を大切にするには自分の身も同様に扱うべきか、自身に足りない点が胸に突き刺さり。微笑みに対する反応が少し恥ずかしい「綺麗なんて俺は男だぞ」真っ直ぐに向く視線が痒く頬を掻き。胸に誓ったばかりの約束を守れない事に気付かされ反省すれば傷よりも胸が痛み「…悪かった。ペギーと共に生きたいから傷の手当てを頼む」痛みは収まった腕を彼女の方へ差し出し)

>>オーウェン

二人が作る幸せって、どんな色をしているのか知りたい。貴方が感じる幸せに私の幸せを混ぜた色を。
(どんな因果があろうか構わない、何かしらの星の下の巡り合わせだと断言しても構わない。髪を彩る赤い花の対として恋人の纏うシャツの色に準え青い花を摘み取り胸ポケットに挿してやり。「オーウェンがそうやって約束を増やしてくれるのは嬉しい。」背丈の違う人を見上げ「ただ、苦しい事や悲しい事を抱え込むのは禁止ね。」照れの仕草になぞ気にしまい、前言撤回無しと「綺麗に性別は関係ないわ。私の素直な気持ちよ。」片手取り優しく包み込み。長い安堵の後再び蓋を開けた瓶の中身を傷口に満遍なく染み込ませ、液ダレを千切った袖で拭い。「貴方が心配だからよ。謝るのは終わり、妻が夫の支えになるなんて当たり前の事なのだから。」手当てが終われば止血の具合を確認。)

>>ペギー

どんな色か…少なくとも其処に悲しみや苦しみはないと断言できる
(文明の気配のしない世界で楽に生活が出来る訳はないが、愛し合う二人で手を取り合えば越えられない山はない。胸を飾る花を抜き唇寄せ「ありがとう」再びポケットへと、己の心を見透かしたかの様な言葉「…しないと誓おう」胸がチリチリと痛むのは言葉と裏腹に守れる自信が無いからか。嬉しいやら恥ずかしいやら「言われた方は複雑なんだが」然し彼女の言葉なら何でも喜べるのが事実。消毒液の鋭い痛みに眉を寄せる顔は見せまいと反らし「怪我は慣れてるし、本当にもう大丈夫だ」既に血の止まった傷口から新たな流血は感じられず一先ずは無事と判断、直ぐにでも歩みを再会させるつもりで立ち上がり周囲を見渡し)

>>オーウェン

探しに行くのもまた一興。嬉しい涙なら幾らでも受け止めたい、この両手いっぱいに。
(寡黙な夫が口にする言葉には重みがあり、全てを真実だと信じられるに足りる。家族を持つとするなら父親の勇姿を何度でも繰り返し聴かせるであろう。「貴方の色は青、これで私とペアね。」唇寄せる仕草が洗練されているのを甘酸っぱい心地で見守り。裏の裏を読める程優れた頭脳は持たない、しかし難しく考える必要は皆無「もっとラフで良いのよ。私がオーウェンの重荷を軽くしてあげたいだけ。」首を撫で慈しみ。「今回は素直に受け取るの。我が儘は言わない。」目尻に軽い接吻一つ。強がる癖を敢えて追求するのは野暮、普段の調子で「それなら安心。相棒としての働きを全うしなくてはね。」姿勢を正した瞬間踏んだ何か。汁気が染み出すのを見て「木の実だわ。木の実があるのよ。」上を向き目で探し。)

>>ペギー

二人なら迷子にもならないだろう。何処までも一緒に探しに行こうか
(口下手な己の発言を待ち全てを受け止めてくれる人、この世界の何処を探しても彼女以上の妻は居ないに違いない。ペアという言葉が擽ったくも甘い幸せを運び「枯れない花なら良いのに」萎れた明日の姿を想像し悲しみに湿る声でポツリと呟き。「重荷？そんなに苦労をしてきた訳じゃない」寄り添ってくれる気持ちは有り難いが負担になりたくない、支えられるより支えたい。目尻に感じる柔らかいそれに軽く片目を閉じ「我が儘じゃないだろ」己をからかう口をちょんと突っつき。妻であり相棒である女性の気遣いは決して押し付けない心地好いもの、力強く頷いて返事を。釣られて頭上に伸びる木を仰ぎ見て「食糧になれば助かるな」他にも落ちている実を拾い上げ同じものを探し)

>>オーウェン

一緒って本当に良い響きね。素晴らしい冒険にしましょう、いつか思い出すその日の為に。
(たった一言で視界いっぱいに光が満ちる不思議。人差し指の爪で優しく相手の唇をなぞり与えられる言葉の全てに愛情で返し。感傷的な呟きへ希望を一滴「命はいつか終わるもの、でも此処に咲いた花は永遠に褪せないわ。」片手は己の、もう片手は夫の胸元に。「ギブアンドテイクって知らない？」腕を絡め両足は大地の上に真っ直ぐ、よろめいても互いが支柱となり決して倒れてしまう事は無い。「だって恥ずかしがってばかりいるから。」触れた指先にも唇当て、ちょっと見つめた後頬に手を添え恥じらいを封印するおまじないのキス。服で土を拭い毒味「さくらんぼに似た味がする、問題なしね。」ただもう少し栄養価の高い木の実が必要、隈なく探し求め大ぶりの固い実がなる緑の巨体とご対面。)

>>ペギー

一緒、そう君が居ればそれだけで…
(唇に感じる刺激に一緒という言葉への喜びで感情の高ぶるまま身を任せキス、愛する気持ちよ妻へ届け。「此処に咲いた花は永遠か」胸元にある手に一回り大きな己の手を重ね瞼を伏せ、ベストを飾る花は枯れても彼女との間に花開いた愛は永遠なのだと。脇を締め密着を増し「俺はギブだけでいい」与えても無理に求める事はしない、今でも十分に沢山のものを貰っている。「恥ずかしいに決まってるだろ」反論した口を塞ぐとは、更なる追い討ちに口をパクパクと目が右に左に落ち着きなく。どんな実か分からない物を口に含むとは「毒を持ってたらどうする」お転婆すぎる妻に胸を下ろす暇は無さそう、また何かを見付けたらしい人の目線を追い先ずは心配したよりも食糧に困らなそうな世界には安堵し)

>>オーウェン

＿＿それだけで。他に何も要らないわ。
(続けた言葉には淀みなき信頼と親愛の証を添えてそっと手渡し。唇を通して何度でも交わすアイシテイルのメッセージが心地良く、何度交わしても全ては伝えきれない想いは溢れに溢れて。「花の命は意外と短くはないの。」時は移ろうとも恋の花は万年咲き誇れ、重なる手の温もりでもっと鮮やかに。あんまりにも近いので離れるのが惜しくなるのはどうしたら「無欲恬淡なのね、他のどうしようもない男達とは大違い。」この人は大変良い人だ。「良いじゃない、色んな貴方を見る中で一番笑っている顔が魅力的だし。」悪戯っこの戯れつきで首っ玉にしがみつき頬に連続キス。「平気よ、動物が口にしているものは基本人間でも食べられるから。あの木は高いわね…肩車してくれない？」梢を指差し二人三脚の採取法を提案する表情はイキイキと。)

>>ペギー

あぁ、それに強くなれた気がする
(薄かった自分への関心が高まった事は事実、それも含め妻へは感謝の気持ちしか浮かばない。例えば路傍に咲く雑草でさえ恋人の力を持ってしたら美しい花に変わるだろう「君には色んな事を教わるな。花をこんなに愛でた事は初めてだ」口紅に似た赤い花を視界に捉え、離した手に残る温もりを逃がさないとばかりにギュっと拳を握り。愛する人の為に何かをしたい気持ちも初めて「これ以上貰おうなんて、俺が返すターンに入っただけだ」夕暮れ前の冷えてきた風も恋人と居れば寒くない。「良くない」頬から離れた唇に人差し指当てて動きを封じ頬が赤くなるのは照れか口紅が付いたのか、口角を下げ見る間に顰めっ面。「それはそうだが気を付けろよ」動物が食べない物だったらどうするのか、木の高さから後半の提案には賛成で股がりやすいよう木の根元近くにしゃがみ「ほら、いいぞ」短く声掛け準備OKの合図)

>>オーウェン

本当の強さって言葉で説明するのは難しい、でも会ったばかりの時より柔らかくなったわね。
(体力でいえば強さに不足は無かった、恐らく彼が言う強さとは他者を受け入れられるようになったという意味ではないだろうか。身を寄せそっと頭預け、体温で新しい姿を見せてくれた夫を歓迎。「花を貰えたのも初めてよ。花をあげたのもね。」くれた当人を前にして髪に挿した花近くへ片手やりご満悦の表情。片腕を無くしたブラウスの隙間から入る風が冷たくても夫の傷に比べれば大した事ではない「やっぱり人と感性が違う。ささやかな何かに感謝を抱ける人は幸せ者。」宵闇が空の色を変えていく下の穏やかな時間。封じられてしまうとそれ以上何も言えず目は当てたまま、可愛らしい人だなと言葉に出すのは遠慮して心で存分に放ち。「そうね、気を付ける。」取り敢えず素直に反応、肩の上に失礼して頭に掴まり「そのまま立ち上がって。この高さ、視界が違って面白い！こんなの本当に小さな頃以来だわ。」人様に乗っておきながら興奮した声を上げ。)

>>ペギー

まさか君と愛し合う中になるなんて、会ったばかりの俺は想像もしなかったから
(斜に構える所のあった己の心を動かし柔らかい人間へと変える魔法をかけてくれた恋人、出会って数時間のうちに成長を遂げたように思える。「それは光栄な事だ」花を贈る事が初めてなのは此方も同じ、胸を飾る青に今一度視線を送り心でお礼を述べ。「忙しなく動く日々から隔離されて、感謝する気持ちが増えたんだろう」己のせいで外気と触れる事になった寒そうな腕を摩り少しでも暖め。笑う事に慣れる迄は恥ずかしい思いをしそうだが、妻の笑顔の為に口角を上げる努力をせねばと顔は反らしても口元は緩く弧を描き。素直な返事が聞ければ満足、落とさないようゆっくり立ち上がり「あんまりはしゃぐなよ？落ちても受け止められない」頭上から聞こえる興奮の声に対して呆れた声、足に力を込めバランスを崩さぬよう踏ん張り)

>>オーウェン

そうね、知らない場所でロマンスが始まるだなんて神様さえも想定外かもしれない。
(一度失ったものをこのような形で再び手にしたのは誰のお陰か。頑固な性質はきっと共通点、それをも解す新しい組み合わせ。「参考程度に教えてくれない？貴方が私のどんな所を見て心を開いてくれたのかを。」照れて教えては貰えないかもしれないけれども耳打ちにてリクエスト。「他にも初めてが沢山見つかりそうね。素敵。」青い蝶も賛同と言わんばかりに羽ばたき。素肌に触れられているという点においてドキリと高鳴り、途切れ途切れに「心のゆとりが持てたなら良かった、そっ、そのままもう暫く温めて欲しいなんて」頑なから柔らかふわふわな心に変わっていく過程、それを確かめられる幸せ。そしてそうさせてあげられた喜び。手に視線を移し甲を指でなぞり。「もう、父親みたいな事を言わないで。気を付けて、実を落とすわよ。」ナイフで茎を切りボタボタ音を立てて地面に転がしていき。)

>>ペギー

…なんか言ってて恥ずかしくなってきたな
(直ぐに恥ずかしがってしまうのは己の悪い癖、頭をがりがりと掻き回した所に更なる質問が飛んできて落ち着きなく瞬きし「…男なんて寄せ付けない強い部分がある反面で子供みたいにはしゃぐのが可愛くて」芯の通った性格に惹かれ可愛い姿まで見せられてしまえば虜になるのは必然か。手を開いて閉じて忙しなく動かし乍答える方もまた耳打ちで。「ロマンチストな君と一緒なら何でも素敵に見えるだろうな」伸ばした指先に止まる蝶を愛で、世界を美しく変える人の頬を撫で。ひんやり冷えた腕を何度も何度も優しく手で包み「悪かった。暖めるから傍へ」腕引き此方へ寄せそのまま抱き締め。「アンタみたいなじゃじゃ馬な娘は御免だ」実が落ちる過程を見上げ眺めるにあたりバランスを崩しかけ木に手を付き彼女を落としてしまう事は免れ)

>>オーウェン

ギブアップ？私はとっても嬉しい、オーウェンがそんな風に思っていてくれた事が。
(照れ屋な面と気難しい面は相反して且つ相乗効果を生み出す。足が自然にステップを踏み踊るように周囲を回り。耳打ちされた回答に自ら催促した割には頬の血色が変化「あら…私結構騒がしく見えたのね。」そしてお返しに何故もっと近付きたいと思うに至ったのかを伝えるべく「また耳を貸して。」可愛い伝言ゲーム、たった二人のプレーヤー。「ちょっと違った世界の見方を教えてあげる。手を取って、目を開いて全身で感じて。」撫でられた頬に滲ませる柔和な表情を崩さずに昔懐かしきメロディを口ずさみ。「悪くはないの、言わないで。あったかい。」抱擁で体温が平熱を超えて上昇頻り、腕回し匂いに心寄せ。「恐竜は許容範囲なのに酷いわね。だったらどんな子どもなら良いのかしら。」必死の支えの上でふらりと揺れ慌てて目隠ししてしまう程に頭部に絡みつき声にならない声を絞り出し。)

>>ペギー

ギブアップだって言っても解放してくれないんだろ？
(いっそ口説き文句が得意なんて性格だったら楽だったろうに、肩を竦めて笑うしか出来ない己に対してステップを踏む相手のなんと楽しそうな事か。耳打ちに対する耳打ちの反応に効果があったと見え、少しばかり誇らしげな笑み「可愛かった」衝動的に口付けしたくなる程にキュンとさせた相手へ耳を近付け。言葉通りに手を取り向かい合って両手繋いで「俺の全身が君を愛してると言ってる」まさかこんな発言がするりと出るとは己が一番驚いたかも。止めが入れば此れ以上は言うまいと僅かに首を縦に動かし「袖の代わりになろう」新しい服を用意できないならば身をもって服になれ、ただじっと体温を分け与え。一瞬だけ視界が暗くなったような「俺のラプトル達は聞き分けの良い子達だ。とりあえず降りて来るんだ」落としでもしたら大変、木を支えに身を屈めて地上付近まで送迎し)