弥主 2016-11-25 01:19:33 ID:c5ed98a99 |
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あぁ?んなもんどうでもいいじゃろう、別に。アイドルはRPGでいうサブ職のようなもんじゃ。最近じゃあウチの事務所も有名になってきてね、今じゃ事務所の番組でも[ヅキネェハザード]なんて、ただ小学生の奴等に防災のイロハを教えるだけの企画持っちゃってるし
(指摘に少し不機嫌そうに返すと、自分の持つもう一個の職の事を話して。思い出すように軽く空を見上げて、深くかぶった帽子から覗く真っ赤な左目は、不思議にも星を受け止めたように輝いていて)
メインとのギャップが凄まじいですねェ。…観てみたいなァヅキネェハザード。(相槌をうち、想像が付くような付かないような話に興味を持って独り言のように呟き。「アイドルの仕事、楽しめてるみたいですね。」川沿いを並んで歩きながら鬼憑の顔を横目で見て、抱いた感想を素直に伝え柔らかく微笑んで。
ああ、歌は儂を一番楽しませてくれたからのぅ。って、見たいんけ?・・・まあいいや。見たけりゃ日曜日の正午からやってる生番組でやってるべ。丁度明日じゃな・・・あ、言っとくが録ったらダブルゆきぽの刑な。正直言って顔の作り方解んないから無表情だけど、スゲェ緊張すんだかんな
(少し俯き、両手を見るともう一度空を見上げて。自分の企画を見たいという事に若干戸惑うが、仕方なさそうにそれだけ言うと少しだけ口角を上げて。しかし、直ぐに戻り見開いた眼でキッパリとそう言って)
(二人の姿が見えなくなって暫く経った。風呂は薄荷湯、家の前には打ち水。やることを終えてしまえば中庭に木製の桶を運んで氷と水を入れ足湯ならぬ足水を、縁側に腰掛け一人楽しみ。)
(蚊取り線香を灯し、扇風機を近くの部屋で回しては再度水に足をつけ、少しだけ雲の多い空を見上げたまま縁側に横になる。静かになってしまった長屋、人が帰らぬ家は空き箱同然か…と思うと少しばかり寂しくなった)
生放送なんですか、楽しみだなァ。…肝に命じておきますよ。さて、さっさと買うもの買って帰りましょう。(放送の時間を教えてもらい一瞬瞳を輝かせるが、見開かれた目からスッと顔をそらし先程よりも早足で店の並ぶ通りへと向かって。
/また間が空いてしまいました…ちょっと強引ですが、買い物終わった所まで時間飛ばします!
あァ重たい…特にお米が。あと鯛も。(買い出しが一通り終わって両手に荷物を下げ、川沿いの道を歩きながらぼやいて。しかしもう少しで長屋に着くと思えば元気も戻ってくるようで、ふうと一息ついて姿勢を正すと家路を急ぎ。
…ラムネも買ってきてもらえば良かった、かも
(少しばかり眠っていたのか、汗でベタつく首筋を手拭いで拭いつつ身体を起こすと水は既に温くなっていて。そろそろ帰ってくる頃かと濡れた足先も手拭いで拭うと解けてしまった髪留めを懐にしまい込み食堂へ向かって)
ただいまァ。(両手の塞がったままどうにか長屋の戸を開け帰ってきた事を告げて。一旦荷物を置き座り込むと、藍色の扇子を取り出してパタパタとあおぎ。
おかえりなさい、暑い中申し訳無かったです
(物音に用意した鍋を作業台に置き玄関へ。扇子をあおぐ彰さんに声をかけつつ「薄荷湯を用意しておきましたので、良かったら」と冬には迷惑なそれも今なら良かろうと言いつつ袋を片手に掴み)
いや、このくらいお安い御用だよ。(微笑みそう返すと扇子をしまって立ち上がり。風呂が用意されていると聞けば「ありがとう、今の時期にはぴったりだ。…あ、こっちは持ってくよ。」お礼を言って、先に荷物を食堂まで運ぼうともう片方の袋を持ち。
ありがとうございます…ご飯、早く作ってしまいますね、美味しいのを
(今の時期には、という言葉に微かに笑っては片方を任せてはお礼を言い。食堂へ、机の上に袋を置いては「お酒、日本酒で良いですか?」と珍しく甘いことを言って)
弥主ちゃんのご飯はいつも美味しいけど…期待しとくよ。(さらりと料理の腕を褒めて食堂まで行き相手と同じように袋を置いて。「そ、うだね。あるなら辛口のやつが良いなァ。待ってる間にお風呂入ってくるね。」珍しい言葉に何度か瞬きしてから頷いて、さっぱりしてこようと浴場へ歩き出し。
…用意しておきますね。あと、ありがとうございます
(優しい言葉、こうも素直に褒められてしまうと少しばかり面食らったのか間を置いてからお酒を用意するという旨と礼を告げ、必要なものを冷蔵庫へしまうために厨の中へ。予め下準備をしておいた具材と、買ってきてもらえた鯛と、ちゃっちゃと料理に取り掛かり)
アンタら、こいつでも飲んでリラックスしなーね。開け方とか解らないなら儂がやるけんね
(着ていたパーカーを腰に巻くと、鞄からラムネが長屋の人数分入った袋を出して)
(風呂上がり、薄荷湯のおかげか先程まで感じていた暑さもふっ飛び、鼻歌交じりに髪の水気をタオルでふきながら食堂に戻って。「…お、瓶ラムネ。久しぶりにみた気がしますねェ。」鬼憑の出した袋の中身を見て、懐かしさを覚え目を細めて。
昭和のガキなら、このビー玉集めるの趣味だった奴いるかもな・・・あ、因みに昔は硝子のことを「ギヤマン」って言ったらしいな。弥主、儂も風呂行ってくるけぇ飯は出来たら先アンタらで喰っててくれて構わんよ
(自分のラムネを飲み、中にあるビー玉を見てふと小話も交えてそう言って。彰の姿を見て思い出したようにそう言うと一気にラムネを飲みきり、面倒に感じたか瓶をビニール袋の中で叩き割ってビー玉をパーカーのポケットに仕舞うと近くの台にラムネ袋を置いて、準備をするため階段を上がって行って)
ありがとうございます、鬼憑さん。ゆっくりしてきてください
(ラムネを横目に鯛を煮付けに調理し終われば、鬼憑さんの声にやわく返事をし。どうやら暑さもマシになった様子の彰さんを見れば「ご飯、もうすぐ出来ますから」と一言、用意の住んでいたお酒だけでも先にと日本酒の瓶と盃を乗せた盆をラムネの置いてあるテーブルへと運び)
あ~、スッとしたわぃ。おーい弥主、もう飯出来とると?スゲェ旨そうな匂いがするべ・・・
(数分して、珍しく半袖短パンで何も入れていない煙管をくわえ、頭をかきながら食堂にやってくると、ケロイド状の古傷を気にしながらそう弥主に聞いて)
了解。…ありがとう、私はコレが有ればいつまでも待ってられるよ。(ラムネは冷やしてから飲もうと自身の分を冷蔵庫に入れてからご飯はもうすぐとの言葉に返事をして。椅子に座るとまだ乾ききってはいない髪をかき上げて軽く整え、お酒と盃が運ばれてくると瓶を持ちながら笑って。一杯目を呑み終えた所で戻ってきた鬼憑に「早かったですねェ。風呂上がりに一杯どうです?」と誘いをかけて。
AH HA!酒かぇ、この時を待ってたぞ!!酒は正月のあれで馴れておるから案ずるな
(彰を見れば盃が目に入り、指を鳴らして嬉しそうにそう言うと、隣に座り[もらうよ]と勝手に盃を奪うと一気に呑み干して)
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