長屋暮らし【初心者歓迎】

や、弥主も居るのか?この音声が聞こえているなら助けてくれ!スケキヨ状態で埋まってるんじゃ!!
(端末から自動メッセージらしき音声を流し、頭に血が昇るのを感じながら脱出策をあれやこれやと考えはじめて)

（/ま、まことにお久しぶりにございます…最近背後事情で顔を出せずに申し訳ありません。迷いましたが新たに絡み文を投げておきますね）

もうすぐ梅雨になってしまう
（照り返す太陽の光は夕方になり涼しい風に化ける。中庭に水を撒いては六月、という事実に困ったように呟いて、嗚呼、雨は好きなのだけれど洗濯物は困る、何より雷は好かない…などと心中呟いては空を見上げ）

梅雨かァ、カビが生えないように気をつけなきゃあいけないね。(日が傾き涼しくなった中庭に降りてくると聞こえた呟きにそう返して、相手と同じように空を眺め「お、あの雲金魚に見えないかい？」と夕陽で赤く染まった雲を軽く指差して示し。

/お久しぶりです。リアル引っ越しでしばらくネットから離れておりました…また宜しくお願いします！

彰さん、そうですね…金魚と言うより鯛に見えます、お腹が減りましたねぇ
（聞こえた声に指さされた先を見れば確かに魚のような形の雲があり、風流さなど微塵もない台詞を返してはお腹に手を当てて少しだけ笑って）

（/お久しぶりです、こちらこそよろしくお願いします！）

いいね、鯛。お刺身にするか煮付けにするか悩み所だ。(自身には無かった発想に笑みを溢して、調理法にまで言及し「あァ、そうだねェ。今日のメニューはもう決まってる？」相手の言葉に頷き夕食について尋ねて。

まだ決まっていなくて…折角ですし一匹をお刺身に、もう一匹を煮付けにしましょう。買いに行かなくては
（尋ねられれば困ったように笑いながら夕飯について提案し、水で濡れた手を払いながら長屋へと向かい…つつ、｢夕ご飯、鯛ごはんもありですね｣と付けたし）

豪勢な夕飯になりそうだ。買い出しなら私が行くよ。(嬉しそうに笑って相手に同意し、付け足された料理名に「ナイスアイデア。」とグッドサインを出して。

それなら儂が行こうか?鯛を二匹だろ、容易いこった
(湿気で傷んだ保存食を片手にそう言うと、もう一方の手をクイッと上げて口端も少し上げて)

(/お久し振りです。こちらもリアルで色々あったせいで顔も出せませんでした。改めて宜しくどうぞ!)

大丈夫ですよ、今は懐に余裕もありますし、ね。(鬼憑の方を向き、少し膨らんだ財布を取り出しては見せびらかしながら口角を上げて。「早速湿気の影響が出ているようで。」片手の持ち物に目を留めるとそう呟き。

ああ、そうだ。折角肴にジャーキー干してたのに、蟲に喰われるわ風雨にやられるわでね・・・なに、金なんか要らねぇよ。捕ってくりゃいいのさ。そのために下は水着なんじゃぞ?
(保存食を指摘されると、ため息混じりにそう言って。財布を見せられると上を脱いで生々しいケロイド状の傷や痣にまみれた水着姿を見せて)

折角ですし、お二人で買い出しをお願いします…彰さん、お金はこっちを使ってくださいな。あと、料理酒とみりんと、お砂糖も欲しいです。あ、あとお米と…
（折角三人も動ける人間がいる、鬼憑さんと彰さんが買出しに出てくれるのなら私はその間に食堂でおやつでも作って待っていようと思い。欲しいものを並べては、巾着に入ったお金を彰さんの手に乗せて。長屋の食費用の巾着だ、住人にお金を払わせるわけにもいかない）

ヘイヘイ、儂の姿にゃツッコまないのかぇ・・・ノリの悪いやっちゃのぅ。まあいい、近くに手頃なスーパーは?
(からかうように、しかし寂しそうに呟くと薄手の長袖を着込んで。スマホのメモに品を入力すると、付近の事を聞いて)

…ツッコミ所しか無くて絶句してましたよ。一応言っておきますが、それで海には入らないでくださいね。(傷んだ理由に相槌を打とうとしたところで折角の水着なのに痛々しさしか感じない鬼憑の姿に何から言えば良いのか分からずしばし沈黙して、我に帰るとお節介とは思いつつも心配そうに告げ。「たまには甲斐性有るとこ見せたいのになァ。」巾着袋を渡されれば少々残念そうな表情で微笑み、もっと頼って欲しいのだとアピールして。

この近くにスーパーはありませんね、古風な町並みを残そうとする住民達の配慮でしょうが…少し行ったところに魚屋も、米屋も茶屋もありますよ
（鬼憑さんの言葉に返事をしつつ、海か、今年は海まで行くのは無理そうだから川遊びでも…なんてことを考え。ふと聞こえた彰さんの言葉には｢甲斐性なしだとは思っていませんよ…あ、お団子が食べたいです｣とお土産を強請っておく）

安心せい彰、ラッシュガードはちゃんと着るさね。しかしあれだな、近くにスーパーやコンビニが無いとは何かと不便じゃのう。コンビニの喰いモンは仕事でもお世話になっとるから
(彰の忠告に対策を提示すると、この長屋に来て以来ふと思っていた疑問を口にして)

あァ、とびっきり美味しいのを買ってくるよ。何団子がいい？(お土産を強請られると気分良さそうに頷き味の希望を聞いて。鬼憑の言葉には「そういう問題では無いような…まぁ大丈夫なのか。」海水は傷に沁みるのではと考えていたが、その心配は無用だったようだと結論付け。「じゃあサクッと買ってくるよ。鬼憑さん、行きましょう。」そろそろ行かなきゃ夕飯が遅くなってしまう、と二人に声をかけつつ玄関へ歩き始めて。

夜は儂の独壇場。ガキの頃より培った、捜索を断念されるレベルのスニーキングセンスを嘗めるなよ
(返事の代わりに、心底どうでもいい自慢を一つ言うと、腰のホルダーにスポンジの入った玩具の拳銃を入れて)

みたらし団子で…あ、あとよもぎ餅も食べたいです
（悪戯に微笑んでは彰さんにお強請りをもう一つ。どうやら二人で行ってきてくれるらしい鬼憑さんの返事に｢よろしくお願いしますね、御二方｣と微かに嬉しそうに手を振って。ここに住み始めて随分と自分も笑うようになったものだと他人事のように思いつつ、コンビニも無ければ近所にスーパーもない古ぼけた町並みに溶け込むこの長屋でも毎日がこうしてのんびりと過ぎ去るのなら良いなあとふと考え）

んー、行ってくらぁ・・・やれやれ、此処のところアイドル業に精出しすぎて酒と煙管が恋しいよ
(弥主の見送りに振り返りもせず手を振ると、不意に日頃の愚痴をこぼして)

ガキの頃ってあなたまだ10代でしょう。…え、アイドル？(適当な突っ込みをしながらどの店から行くか考えていたところで、妙な単語が聞こえ思わず怪訝そうに聞き返して。「追加注文とはやるじゃないか。」あくどい笑みを浮かべキメ顔で言うも次の瞬間にはふ、と表情を緩め。買い物に行くだけにも拘わらず、微かに後ろ髪を引かれるような気分になりつつ「いってきまァす。」と軽く片手を上げてから出かけていって。