ブレイブルー【BLAZBLUE】ナリチャ 統制機構の一日

(相変わらず天真爛漫な相手へいつものように笑い、「ええ、そうです。私は私です。」と重て答えながら)どうです少尉、土地の汚染はありそうですか？ (ポンポンと手を払いながら段を上がると引っ掛けていた上着を取り、土地のサンプルが入った試験管を翳す相手に尋ね)

う~ん…無いです！多分っ、(試験管の色をｼﾞｯと見るも自信がなく頭に手をやり、上司に助け船を求めるように見て)…アハハ、これってどこで判断するんでしたっけ？

ええ、どれ。貸してみてください？(助け船を求める視線に気付くと汚れる為に脱いでいた上着の手を止め、試験管を預かろうと相手の方に手を伸ばし)

あれ、なんか大尉、…素直すぎて不気味です(上着を着ようと中断した上司の手に試験管を渡しながら染々と頷き)ほら、いつもなら『士官学校で習った事は脳ミソごと忘れてきちゃったんじゃないですか？』って返ってくるじゃないですか

…あの、貴女は私をブチ切れさせたいんですか？(しみじみと頷く相手に笑顔がやや引き吊りながら溜め息を付くと、己より二回りも小さな手から試験管を預かって)ああ、これなら大丈夫ですね。見方は帰ってからお教えしますよ。(地質は大丈夫だと判断して頷くと上着を着ながら試験管をしまい)

(試験管がかしりとした手に渡り、何処で判断するのだろうとﾓﾔﾓﾔしていたが帰れば教えると言われてこくこく頷き)大尉って、男の人なんですね(当たり前のような言葉を言いながら)

ハ、ハイ？(突然、突拍子もない相手の呟きに振り返って山小屋の段を踏み外しそうになり、貴女大丈夫ですか？と言いたげな目で)…女性に見えます？いーから仕事しますよ。(呆れ返ってスタスタと歩いて行き)

そ、そおいう意味じゃなくって！ほら、大尉って身長はあるけど細いし…折れそうだし、細いし(一緒に任務で同行するうちに知り得なかった上司の面々を見て苦手意識が段々と薄まり、上機嫌でずかずかと失礼な事を喋りながらﾙﾝﾙﾝと着いていき)

…そうですか、今は心も折れそうですよ。(細いを二回言う辺りにも精神的ボディーブローを受けながら、機嫌良く付いてくる部下に己の身形にわざわざ怒る気は無く)

(何処と無く元気を無くしている黒いスーツの背を見ながら)いえ！大丈夫ですよっ確かにモヤシみたいでヒョロヒョロで蛇みたいですけど、、(更に相手へ追い打ちを掛けているのも知らずに元気良く)
大尉の事をいつもニコニコしてて得体の知れない、嫌味な上司で取っ付きにくいな~って思ってました…！(尻尾を揺らしながら隣へ並び)んでも、全然そんなこと無いんですね？確かに酷い時はまあありますけど~…突き放しながらもちゃーんと優しいじゃないですか

…も、もう、充分です。少尉、それ以上のぶっちゃけトークは、身が持ちません…(目眩がしているのか目元を覆い、ヨロヨロと隣へ並ぶ相手の肩をぽんと力無く叩いて勘弁してくれとばかりに)

え…、そおですか？(目許を覆う上司を見ながらﾖﾛﾖﾛと置かれた肩の手にｷｮﾄﾝとし、目を覆う相手が感動して泣いているのかと思い)
な、泣かないでください大尉…！大尉らしくないですよ(ﾄﾞﾝ！と背中を折れそうな程叩いて上司を元気付け←謝)

ええ別の意味で目の前が霞…って、…ッ？！(勢い良い音と共に背へ衝撃を受け←(/大丈夫b
(心配する隣の小柄な部下を見つつ)…あ、貴女って人は本当、どっからそんな馬鹿力が湧いてくるんですか？(溜め息を溢しながらやれやれと襟を正し)
ハイハイ、何なんですかもう…茶番ですか？…付き合わされるのはその少尉のピザの食べ放題だけで充分ですよ。

あ、食べ放題ちゃんと付き合ってくれる予定だったんですねえ？ヤッリｨ♪(目の前で憎まれ口を叩かれるも、何だかんだ覚えている上司にクスリと微笑んで)で、この魔素の霧…どうするんですか？(どうするか策が無い為にそこを見上げて)

それは少尉の働きにもよります。(一息付き)
ええ、普通なら機械を使って何時間も除去作業…ってとこでしょうね。(見上げる相手の少し先で佇むと周囲を見渡し)…この辺ですかね。少尉、少しだけ下がっててください？(そう言うと相手が避難したのを確認しながら懐から出した物を目標物へと思いきり投げて手を翳し、包囲陣と共に霧が拡散し)

えッ、え？わわっ--！(下がっていてくださいと言われて咄嗟に相手の後ろへ避難し、相手が何をしたのか分からないも霧が消滅して目を疑えば思わず後ろから上司の黒い背広を掴むと揺らし)どっ、どうやったんですか…！？同じ諜報部として教えてくださいっ…！

え？嫌ですよ。(サラリと断り)

(ユサユサ揺らされながらいつものように笑って)…というのは冗談ですが、ナナヤ少尉では中々難しいのでまたの機会にです。(計測器の数値を見ながら)魔素も殆ど『散り』ましたね

…というか、貴女の「下がってください」は私の後ろなんですか。(ちゃっかり背後に避難する相手を肩を竦めて見て)

え、あ、す(『ｽﾐﾏｾﾝ…』と小声で相手の背後から立ち位置をずらし)は~~すごいなあ…、だてに大尉の名前は語ってないんですね？(綺麗に晴れ渡ったそのヵ所を見上げて感心し、だてに軍隊の階級が適当に付いていないんだなあと相手を見直すように見つめ)

…誰も語っていません。(計測器をしまいながら何やらじっと見られる視線に「？」と上着を整え、出てきた風に帽子を押さえながら無線機に触れ)

諜報部のハザマです。魔素の数値は確認済み、ほぼ拡散しましたよ。(上から支部へ戻る時間を聞かれて後頭を掻き)

…あー、えっと、所用がありますので、○時頃には支部へ戻ります。…えー？大佐？おかしいですねぇー、聞こえませんかぁ？(何やら小言を言われているものの、「山奥ですから一旦切りますねぇー」と電波の悪いふりをして無線を切り。いつもの笑顔で相手へ振り返るとゆっくり歩き始め)

さ、行きますよ。まあ、今回は特別です。さっさとその、少尉の悪趣味な食べ放題を終わらせて帰りましょうか。

(上司の喋る内容には此方の事でわざわざ上に一芝居打ってくれたのだと気付くとﾊﾟｧｯと顔が明るくなり)え！良いんですか…！？あ、ありがとうございますっ…！！(相手へ急いで着いていきながらその背中を眺めつつ頬が緩み、鼻唄を口ずさみながら頭の中は厚切りベーコンと大量のチーズがかかったピザ一色でいて)フフフ、ピザピザ~~♪