【創作BL】監獄の中で

庵くん
やった！ナカヨシだー（相手に認められると、ニコニコと嬉しそうにし）

＞コウさん
コウさんは刑期どれくらいなの？（ふと疑問に思い首を傾げ）

ケーキ…？……わかんない。死ぬまでじゃないの？（考えたことない。と相手と逆方向に首傾げ答えて）

＞コウさん
死ぬまでなら俺と同じですね……（相手もそうとう悪い事をしたんだなと思い）

庵くん
へぇ、同んなじなんだー…ま、外に出たって誰にも相手されないから。こっちの方が幸せかも…（ボサボサの頭を触りながら）

>コウ

…む？…嫌なのか？でも、取り出さないと…(ピンセットで患部を弄ろうとしていた手を止めて。震えている指見れば相手の顔を伺い、案の定怖がった表情で。石を取り出さなくてはいけないが、そんなあからさまに怖がられると少し躊躇って。だがすぐに、無表情になると「我慢だ」と呟いては傷口にピンセットを当てがい)


>庵

…食べたか？(しばらくして流斗が戻ってきて、別の看守に軽く会釈すると偉そうにしていた看守は飛び跳ねるように椅子から立ち上がるとすぐに牢から出て行って。それを見送ると相手の空になった食器見ると安心したようにふぅとため息吐いては「片付けるな」とトレーを手に取って返却しに行こうと背を向け)

流斗
やだ…っいたいのやだ…（子供のように涙をためれば相手から目線を下げて。でもこのままじゃいけないのはわかっているのかチラチラと相手を見て）んっ…！（傷口にピンセットが当たり痛みで目をつぶると涙が流れ）

>コウ

……これを黙ってると化膿してもっと痛くなるぞ(と顔を覗き込みながら言っては目尻下げて心配そうで「…痛いけど、我慢だ」痛みで涙を流す相手見ると眉間に皺寄せるが手を止めないでいて、石はほんの少しだけ深いところにあるのを見てピンセットを傷の隙間に沈めるとじわ、と血が溢れ出て)

＞コウさん
俺も外の世界では生きていけないだろうな……（幼い頃から閉ざされた世界で生きてきた為、一般人の暮らしが分からないと述べ）

＞巫さん
は、はい（気持ち悪いのか口元を右手で覆い）

>庵

…(戻ってきては口元を覆う相手見ると首を傾げて。「…気持ち悪いのか？」と相手に心配そうに問い掛けると再び椅子に座って。)

流斗
う"ぅ…いたい…いだっ！（もっと痛くなる。の言葉にイヤイヤ、と首を振るが今の状態でもかなりの痛みで、なんでこんなことするの、と相手を見ると今まで自分が見たことない心配してる顔。少しびっくりしたが、その瞬間また痛みが襲い涙が零れ）いっ…かんしゅさっ…ごめんなさいっ！…もうしませんっ…（痛みは忌み子として暴力を受けた時の物を思いださせて、パニックになり）

庵くん
…なんか、似てるね、僕達。（小さく笑えば相手を見て）

＞巫さん
だ、大丈夫です（無理に食べ過ぎたなと思ったが笑顔を作り）

＞コウさん
確かに似てますね（性格や今まで生活してきた環境は異なっていても何処か似ている気がして）

庵くん
本当に仲良くできそう…（嬉しそうに口角をあげれば一瞬、虐められた頃のことを思い出したが頭を振ってすぐに消して）

＞コウさん
どうしたんですか？（頭を振った相手を不思議に思い）

庵くん
ん？…ううん、なんでもない！（にっこり笑うと）ちょっと考え事！

>コウさん
ならいいけど……（少し引っ掛かる部分があるが気にしないようにしようと思い）

庵くん
うん。なんでもないからね。（なんとか誤魔化せたと思ったが、いつか相手にも嫌われてしまうときが来るかもしれない。自分が犯した罪を話せば離れていくかもしれない。と言う考えが頭をよぎり始め）…っそんなこと…ないよね。

>コウさん
話して下さいよ、隠してる事（相手の顔を覗き込み）

庵くん
やだ。話したら嫌われちゃう。折角初めてトモダチできたのに…（プイと顔をそらし相手に背中を向け小さくなり）
＿＿僕はバケモノだから。…一緒にいたら呪われるんだ。背中の痣で…（嫌だ。と言い張ったが、口からポツポツと言葉が出てきて）