離れたくないよ。　【nl】

っん、(耳元で囁かれてはビクッと肩を上げてきつく目を閉じて。「不意打ちはアウトですよ」とまだ目を閉じたまま弱々しく言い)

でもサシャの可愛い顔が見れるからやめないよ。あ……サシャは元々可愛いけど（彼女に追い打ちをかけるように恥ずかしくなるようなセリフを次々と言ってのけ心なしか楽しんでいるように見える)

や・・違います違います(完全に此方の敗北であり耳まで赤く染めながら己の顔を両手で覆い)

違わない（相手の言う事を即座に否定すれば、彼女の体をお姫様だっこしようとし)

は、離してください(降りよう、と必死の抵抗を見せて)

お姫様抱っこは気に入らなかった？（必死に抵抗をするのでもしかしたら気に入らなかったのだろうかと思いつつあっさりと降ろし)

だって遥いきなり抱えるから(少しよろけながら足を付けては顔を耳まで赤く染めて)

じゃあ、お姫様抱っこをすると言ったらしていいの？（いきなりはダメで言えばいいと本人は解釈をし首をかしげながら尋ね)

..す、すみません。なんか私わがままみたいで(照れる、といった理由で相手に色々言ってしまったからか頭を抱えつつ上記述べ)

うーん………可愛いから許す（しばらく考えた末、可愛いという理由で彼女を許してしまい面白いものが見れたのか笑顔でいる)

な、なんで笑顔なんですか(何か企んでいるのか、と相手を探るように見つめ)

いや……サシャの可愛い顔を見てたら自然と笑顔になれた（何でと聞かれればしばらく考えるフリをしてストレートに恥ずかしくなるようなセリフを言い放ち)

・・遥は私のいい所しか言いませんよね(暫くは恥ずかしそうに口を押さえて居たのだがふ、と目を細めながら笑い)

それはサシャも同じだよね（彼女の言葉にそれはお互い様だと言えばこちらも同じようにふっと口元に笑みを浮かべ)

私は本当の事を言っただけですよ(緩く首を傾げては相手の頭に手をやり撫でて)

俺は思ったことしか言ってないんだけどね……（自身の頭を撫でられれば甘えるように彼女に抱きつき）

・・遥(甘えてくる相手を優しく受け止めては「・・子どもみたいですね、」と笑い)

うるさいうるさい（子供みたいと言われればどこか拗ねるように言い)

ほら、そっくりです(とことんからかうか、と相手の頬をつんつんと指でついて)

へえ……そんな事していいんだ（声のトーンが変わったかと思えば突然彼女の腕を押さえてそのまま押し倒そうとし)