星風 慈乃 2014-05-14 21:53:13 |
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慈乃:それは…けど、それ以外にどうやってアイツを助けろって言うんだ…ペストを、アイツを見捨てるなんてこと、俺には…(後ろの三人を見れば視線を逸らしてしまい。しかしどうすればペストを助けられるかわからず)
アテナ:お父様…慈乃の覚悟は分かったはずです、そのくらいになさったら如何ですか?あんまり慈乃を苛めるともぅ口利きませんよ?(すると、アテナが口を開いて
ゼウス:ア…アテナよ…でも、あんまり甘くし過ぎると…全能神としての威厳が…(と途端にあわあわし始めて)
アテナ:ふんっ…(父の態度を見てはつーんとそっぽを向いて)
ゼウス:わ…分かった…分かった!!(慌てて答えて「貴様!慈乃と言ったか!命に変えても助けたい者があるなら、自分を犠牲にする前に男なら土下座でもしてみせろ!」急に八つ当たりをし始めて)
慈乃:え、ええ…ま、まぁ、はい…お願いです、ペストを助けてやってください…(ゼウスの言葉に少し戸惑うもそれで何とかなるなら、と思い手を突き頭を地面につけて再三お願いをして)
ゼウス:まぁ、我も鬼では無い…だが、ペストのしたことが正しいとは言えない…それは分かるな?(一応、ペストを助けるということで承諾をするも「ペストには我の前で誓約を交わして貰う、罰となる誓約として何か案はあるか?」そう言うと一度願いを聞き入れるチャンスを与えて)
慈乃:よ、よかったぁ…(安堵すれば顔を上げて笑みを浮かべて)
罰、か…永久的に魔力を封じてただの人間にする…とか?(恐る恐る提案してみるも、そんな罰で大丈夫なのかちょっと不安になり)
ゼウス:それは元よりするつもりだ、魔力をギリギリまで無くさん限り奴は魔物と化したままだしな…かと言って完全に無くしてしまうとペストは死ぬ…(と相手の意見に対して答えて「ペストが何百年を生きていると思っている?魔力があって長生き出来ていた様な物だ」と付け足して理由を説明して)
では、こうするか…(にやっと笑うと「ペストの魔力の供給源を貴様にしてやろう、貴様から離れた場合は…言わなくても分かるな?」完全に遊び心で決めてしまっていて)
慈乃:え、ええ…ってことは、一蓮托生…た、確かにペストへの罰にもなるし、俺もそれ相応の代償を払うってことか…あ、ありがとうございます…?(遊び心丸出しではあるが、意外と公正な相手の決断に感服して)
ゼウス:まぁ、そういう事だ、と言っても…その言葉はペストのみ当てはまると思うがな…
それと、もしペストの魔力が途絶えた場合、ペストは消える…(と言葉を続けて「そのままの意味だ、ペストに関する記憶が一切消え去り忘れられ居なかったものとなる、神隠しと似た物だ」誓約の厳しさを伝えます)
慈乃:じゃあペストと離れずに一緒にいれば良いわけか…あ、でもペストの奴、嫌がらないかな…(厳しい制約も、それでペストを救えるのならとコクリと頷いて。そしてちょっと気になることをぼそりと呟いて)
ゼウス:まぁ、そういう事だ…(そう言うとアテナの方を見て「アテナよ…例の部屋でペストは眠っている筈だ、連れて行くが良い」そう言うと目を瞑って眠り始めてしまいます)
アテナ:はい、分かりましたお父様(と頷いて、こちらへ…と先導に立ち案内をして)
ゼウス:慈乃と言ったか、男なら、何があっても、おなごを泣かすでないぞ?(皆が出て行った直後に軽く声を掛けて「心配は無用だ…ペストにとって頼れる者は貴様だけだろうからな」と声を掛けて見送ります)
慈乃:…もとより、そのつもりです。ありがとうございました、神様(にっと明るい笑みを浮かべればゼウスに向かって頭を下げて、そして足早に皆の元へ戻って)
慈乃:ペストを起こすか…はは、どんな顔するんだろうなアイツ…(少しくすっと笑いながらアテナの言葉に頷いて、ペストの眠っている部屋へと入っていき)
ペスト:すぅ…すぅ…zZZ(部屋の天蓋付ベッドがありそこには、白いドレス姿で人形の様にすやすやと眠っているペストが居て)
慈乃:…うわ、寝顔すっげぇ可愛い…(眠っている相手はあどけない表情でどこか綺麗というよりも可愛いような気がして)
ペスト…ペスト?(眠っている相手のからだをゆっくりと揺すって起こそうとして)
ペスト:アテナ…ありがとう…(少し気恥ずかしそうに言って)
アテナ:例には及びませんよ…色々とありましたが、確かに慈乃に聞いた事が事実だとしたらとても貴方を責められません(と快く許すと「それでは、行きましょうか?」そう言ってきた時と同じ要領で元いた世界に帰ります)
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