建石 春亮 2013-08-22 01:06:35 |
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ふは、お姫様-(今の状況を見て軽い口調でそう述べれば相手に笑いかけ。抵抗しない相手を見れば少し意地悪をしてみたくなり、ふっと耳に息を吹きかけてみて。ため息をつく相手を見ては苦笑をもらして「ま、いいじゃないですか」とへらりと笑ってはたてた膝の上に顎を置いて相手をじっと見つめて。大嫌いだった相手とこうして一緒の空間で笑えているのがとても不思議であるが、今は其れさえ心地良くて。有難う、という相手の言葉に頬を緩めては「どういたしまして」と述べては立ち上がって冷蔵庫から水を取り出して
誰が姫だ(怪我をしているとはいえ部下に運ばれるとはなんとも言えない状況で微妙な気持ちになれば、くだらぬことを言っている相手に視線逸らせば呆れた顔で。案外と力があるんだなとふと思えば、相手の腕触り始めて。「良くないだろ、建石といると全く落ち着かない」見つめ返せば相手の顔を包むように手で抑え。冷蔵庫から物取り出す姿はもはや同居人のように感じていてすっかり馴染んでるなと思いながらソファに寝て。
おこんないで下さいね(視線を逸らした相手の呆れたような顔を見ればくすり、と笑いをもらし、まさかこの上司をお姫様だっこする日が来るとは夢にも思っていなかったので今の状況にはただ苦笑がもれるばかりで。己の腕を触ってくる感触にくすぐったさを感じるも「ん?ど-したんですか?」と頬を緩めては顔を覗き込み。相手の言葉に「え-、酷いですね」と苦笑すれば相手と視線を絡めて、己の頬に添えられた手に己の手を重ねては嬉しそうに目を細め。相手の分も何かいるかと思えば振り向かずに「早瀬さん、何かいります?」と問い掛けて。と言っても冷蔵庫にあるのは500mlのミネラルウォーターが3本とお酒、少しの食料品だけであり、本当に大丈夫なのかと心配になってきて
別に怒りはしない(これぐらいで起こると疲れてしまうだろうと思い述べては、何故お姫様抱っこをされたのか、放置しててもよかったのにと感じるものの彼なりに気遣ってくれたのだろうと解釈しておき「細いのによく俺を持ちあげられると思ってな」よくよく考えれば一見細身で筋肉はあんまりなさそうだと思っていた相手に持ち上げられているのには驚いていて。問われれば理由告げてちらっと相手のほうに顔を上げ。そのまま相手のほうに近づいて唇に軽く口付ければその手をするりと離して。「水があればくれ」飲み物はそれぐらいしか入っていないだろうな、と冷蔵庫の状況思い出しては飯は先ほど食べたから食べ物はいいかと思い呟いて。
一々怒ってたら疲れますもんね(そういえば相手が仕事以外で怒っているのを見た事がない。あるとすれば今朝のあの時だけだろう、と己の記憶を辿ってみて。「あ-、一応スポーツとかしてたんで筋肉はありますよ」とへらりと笑い乍ら述べればいきなりの相手からの口付け。目を見開いて思考停止するも、お姫様だっこしている相手を降ろすのが勿体無く思っていた矢先の事だったので口角上げては「...早瀬さんが悪いんですよ」と耳元で囁いては昨晩己が寝かされていたベッドのある寝室へと足を進めて。相手の言葉には-い、と返事をすればペットボトルを2本持って相手の元へ戻る。「早瀬さん、冷蔵庫何もないじゃないですか」と苦笑し乍ら相手にペットボトルを渡そうとした所、ふと思い直せばそのまま相手の分のペットボトルを机に置き「俺が、飲ませてあげます」と満面の笑みで
へぇー…(聞きながら小さく首振れば方向が変わっていくのに驚いてじっと相手見据えれば「どこに行く気だ」と問いかけ。「嗚呼、だがその量で今のところ不便してないから大丈夫だ」残業続きが増えてから深夜帰宅すれば少しつまむ程度のものしか入っていなくても特別不便はしておらず述べ。しかし改めて言われれば少し足りないかと思い、今日にでも買い足しに行こうか考えていて。戻ってきた相手のほうに手を伸ばすものの、ペットボトルを一向にくれず置かれてしまえばどうしたものかと相手見つめ。「別に、一人で飲めるぞ?手は怪我してないしな」何故だか満面の笑み浮かべる相手に疑問持ちながら述べて。
んー、ベッドです(問われれば笑顔のままさらりと答えて、寝室の前にくれば片足を上げて器用にドアを開ければ中に入り、相手を優しくベッドにおろして。「駄目ですよ、一緒に買いに行きましょう」と苦笑すれば、ね?と同意を求めるように。しかし自宅の冷蔵庫も同じような感じだったのを思い出しては小さな笑いがこぼれ。視線を絡めれば、「分かってます」と短く答えては口に水を含み、相手の後頭部に手を回して引き寄せれば唇を合わせて。相手の口内に水を流し込めば唇離して「...美味しいですか?」と口角上げて
(ベッドに降ろされれば自分でも気づかぬうちに緊張していたのかふぅ、と息漏らし。「解ったよ」つくづく相手のペースに乗せられてるなと思いながらも頷いて。「ならいいじゃないか」述べるも相手は水飲み始めていて、突然引き寄せられれば次に何が起こるかは何故か予想出来ていて「……んぐ…」その水飲み込めば、相手の言葉をスルーしてぼんやりとした記憶を辿れば思い出したように「…昨日と同じ」と呟いて
..早瀬さん、(ベッドに座らせた相手を見下ろせば身をかがめてぎゅっと抱き締めて。返答聞けば嬉しそうに頬を緩め、「楽しみです」と。意外に冷静な相手に少し驚くも、相手の呟きが耳に入れば「..こんな事してました?」と苦笑するしかなく。思い出そうとするもやはり酔った時の記憶など覚えている筈もない訳で、やっちゃったな、と苦笑がもれて
(呼ばれた声聞けば見上げて抱き締め返し。嬉しそうな相手を眺めていればなんだかこちらまで嬉しくなっていて自然と微笑浮かべて。「してた、思いっきり」"思いっきり"を力強く言えば頬杖ついて。昨日された一つ一つがどれも自分にとって衝撃的だったと振り返り。
..好きですよ-(抱き締め返されれば嬉しそうに頬を緩めて相手の肩に顎を置いてそう述べて。とても安心する、しかしふと頭にあの女性社員が浮かんでは断らないとな、と少し表情を歪めて。相手の微笑みを見れば「やぱ笑った方がいいですよ」と相手の頬に手を添えるも「...でも、その顔は俺にだけ見せてほしいです」と小さな声で告げれば、我儘ですね、と困った様に眉を下げて小さく笑い。強調されては仕方ない、己は相当な事をしたのだろう。「此れからは酔ってない時に沢山しましょうね」と相手の唇に軽い口付けを落とせば悪戯っぽく笑って
俺も好きだ(恥ずかしさありながらも言い切り、顎乗せてきた相手の頭優しく撫で。相手の表情が少し険しくなれば「どうした?」問いかけてみて。「難しいんだ」自然と出てくるのは稀ではなかろうかと考えて述べるもののこれほど笑う相手の前なら出そうな気がして。「じゃあお前のために練習しておこう」冗談っぽく言うのものの内心、結構本気で。そんなことを言ってくれる相手に嬉しく感じていて。「やめろ…記憶がある方が質が悪いかもしれん」キスより相手の言葉で恥ずかしくなる顔を手で覆えば掌で相手の肩抑えれば前に出してふるふると首振り。
ふは、両思い-(これまであまり恋愛経験がなかったため“両思い”というものが何だかとても新鮮で、頭を撫でられれば嬉しそうに頬を緩めて。問われれば少し言葉に詰まるも「..会社の人に、告られてて...」と困った様に頬をぽりぽりと掻いて。相手の言葉を聞けば片手で顔を覆ってはぁ、と息を吐いては「何で貴方は...そんな事を普通に言えるんですか..っ」相手の言葉に照れたのか顔を赤くし乍ら早口にそう述べて。殆どポーカーフェイスの為、発言が冗談なのか本気なのかが伺えず。相手の行動が何だか可愛く思えれば「何でですか-、俺は早瀬さんといっぱいしたいんです」と優しく手首を掴んでやんわりと顔から手をのけさせて
(嬉しげな表情が見えれば更に相手のさらさらした髪を撫で続けていて。容姿もいい方だと思うし愛想もいい相手なら告白されても可笑しくはないだろう、と思いながらもやはりどこか嫉妬してしまっているようで相手の言葉聞いて微かに眉をぴくりと動かし。「…告白、されたのか」色々と聞きたいことがあるがそれは口に出さず、一言だけ呟いて。「ん?なんでだろうな」苦笑してみせれば、まじまじと照れた相手の顔見つめて。「変態には付き合いきれん、却下する」こんなことが頻繁にあれば常に恥ずかしくなりそうで除けられればふいっと相手から顔逸らしダメダメと言わんばかりに手を振って。
ちょ、そんな触らなくても(執拗に撫でられれば少し恥ずかしくなってきたのか相手を見つめてはそう述べて。ぽつりと呟かれたその言葉の真意は伺えないが、嫉妬してくれてるのだろうか、と思えば相手をそっと抱き寄せて「..俺には早瀬さんがいますからね-、断りますよ」と相手に言い聞かせる様に述べればこつん、と額を合わせて優しく微笑み。苦笑する姿もかっこいいと思うも、見つめられては更に顔が赤くなり「も、見ないで下さい..っ」と相手の肩を空いてる方の手で軽く押し返し。「え-、変態じゃないですもん」相手の言葉に苦笑すれば相手の手を軽く握り指を絡めては、ちゅと絡めた指に口付け落とし
いいじゃないか(撫でるのをやめる気は無いようでわしゃわしゃ撫でて。「…当たり前だろ」男なのだから言い寄られれば女になびいてしまうかもしれない、なんて内心は不安で眉下げるも相手の言葉聞けば強気な口調で述べ。「嫌だ」子供のように言えば意地悪い笑みが零れ。「よくそんなことして恥ずかしくないよな」指にキスされれば思わず振り返って述べ、こんなこと後にも先にも相手だけだろうと思い。
いいですけど-..(そう言われたら何も言えずにすぐ飽きるだろう、と相手のしたいようにさせてやり。相手の強気な言葉を聞けば嬉しそうに笑い「早瀬さんも俺以外はダメですよ-?」と笑い乍ら述べて。生憎言い寄られてなびく様な弱い意志の持ち主ではないため、この思いはずっと貫けるという確信があり。相手の意地悪い笑みにどき、と胸がなれば「早瀬さぁん..、限界です-..」とゆでダコのように耳まで真っ赤にすればそう述べて。「ん-、そうですか?」と首を傾げてはきょとん、として。こういう所が緩いんだと言われるのだろうか
(呆れられてるかもしれないなと思いながらも楽しそうに撫でていて。「大丈夫だ、建石みたいにモテやしない」自分に言い寄る女性はいないと苦笑すれば「するわけない」相手を置いてそんなことは出来ないと確信すればそう述べて。あまりにも真っ赤な相手に思わず触ってみれば「熱っ…」火傷しそう、とまではいかないが相手の頬に手を触れれば「可愛い」と囁いて。「変に抜けてるよなぁ…」案外としっかりしているのかと思いきやそうでもないと感じれば苦笑して。
...まだですか?(飽きる様子はなく、むしろ楽しそうに撫で続ける相手を上目遣いで見ればそう問い掛けて。相手の言葉からするとやはり鈍感なのだろう、この相手に好意を持っている女性は会社だけでも数多くいるのに、と思えば苦笑もらして。「されたら俺ショックで立ち直れないです」と冗談まじりに笑って。相手の囁きにぞくりとすれば「..も、やめてください」と顔を押し返しては手であおいで。「あ-、よく言われます」と相手の言葉に笑っては頬を掻いて
(/すみません、少し落ちます!
まだだ、後30秒、いや、1分ぐらい(相手の触り心地のいい髪に撫でても飽きずにいて。そこまでか、と思いつつも「俺もされたらしばらく家で倒れてるな」自分でいろいろと想像して似たような結論にたどり着いて苦笑すれば「でも嫉妬に膨れた姿みたいから俺、皆に愛想振りまいてくるなー」冗談半分で楽しそうに述べて。押し返されれば元の位置に戻りやめてくれと言われれば「もう少ししたかったのにな」と呟いて。友人やら歴代の恋人やらが大変だっただろうなと思い「だよなぁ」と声漏らし。まだ新聞を取ってきていないこと思い出せば痛めた方に足はなるべく地面に付かぬように立ち上がって。
(/此方も少し落ちていたんで平気ですよー)
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