あんたなんか嫌いだ。 【BL】

あんたなんか嫌いだ。 【BL】

建石 春亮  2013-08-22 01:06:35 
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『お前みたいな奴が、1番嫌いだ』


新しく入社した会社。
担当の上司はかっこよくて、仕事が出来て完璧なのだが、
何時も仏頂面でなかなか笑わない。
おまけにそんな事を言われては此方もどうしたらいいのか。
しかもやたらと俺に突っかかってくるし…。



「此方こそ、あんたなんて嫌いだーー。」





1>募集要項、ルール
2>ストーリー
3>主のpf

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  • No.81 by 建石 春亮  2013-08-30 09:17:10 


酷いっすよぉ(口ではそう言い乍らも顔は締まりなくへらへらしていて。「んん、そ-すけど...」少しばつの悪そうに頬を掻けば苦笑して。相手の言葉にくすりと笑えばするりと肩に腕を回して抱き寄せれば「ね、早瀬さん。キス、しよ-?」何処か甘い声で相手の耳元でそう囁けば、ぺろりと己の舌を舐め。「何もいらないっすよ」くすりと笑えば立ち上がる相手を見上げその言葉に頷けば己はマスターに新しい酒を注文して

  • No.82 by 早瀬 直斗  2013-08-31 02:59:40 

ぜんぜぇん、そんなふうに聞こえん(ひどいと言っている割には全くそんな素振りを見せないので苦笑して。自分だけ空回るようなそんな気持ちが言葉を生み出していて「やえ…ろ……」相手は酔いが回ってるだけでなんとも思ってないはず、思えば否定の言葉しか出てこない『やめろ』そう伝えようとしても呂律の回ってない言葉が出てきて、しかし囁かれる声に体震わせ。ふらふらしながらもなんとかトイレまで辿り着けば用を足して、手を洗おうとふらふらと洗面台に近寄る。ふと鏡を見れば顔を赤らめた完全な酔っぱらいが映っていて飲み過ぎたと手を洗いながら後悔する、顔も洗ってしまえば軽くハンカチで拭き、キスされたことと相手の好きな人はいないという言葉思い出しては叶わないであろう恋の辛さで押しつぶされそうになって。何か水滴が落ちてくるのを感じ拭ききれていなかったのかと顔上げれば泣いていル自分に驚いて、もう一度洗い直せばやけに時間がかかってしまっていて。

  • No.83 by 建石 春亮  2013-08-31 09:12:11 


え-、何でっすかぁ(相手の言葉にむぅ、と頬を膨らませるも直ぐに何時ものようにへらへらとして。そういう処が子供だと言われるのだろう。呂律の回っていない相手も、相当酔っているのだろう。口角上げては相手の首に腕を回し其の儘優しく抱き寄せる。白い首筋に指を這わせて相手の反応を伺えば、何を思ったのか首筋に口付けを落とせば其の儘きゅっと軽く吸い付いて。妖艶に笑って相手を離せば首筋にあるのは赤い痕。「ほら、俺の上司って印-」その痕を指でなぞってはくすり、と笑う。カウンターに1人になっては色々と考えてしまう。酔っているからだろうが、今の彼はよく笑う。もっとあんな風に笑えばいいのに、と思うがそれと同時に、ーー“誰にも見せたくない”ーー、という感情が湧き上がる。そんな感情に戸惑い乍らもグラスに口をつけ口内に酒を流し込む。その時、『あの、隣いいですか...?』と若い女性が2人、己の横に座ってきた。何なんだ、と不審に思い乍らも顔には笑みをたたえたまま。「そこ、連れの席で......」やんわりとのいて貰えるよう促したが効果などなくて。ーー“早く帰ってこないかな”ーー、相手が中々帰って来ないので少し不安になって

  • No.84 by 早瀬 直斗  2013-08-31 13:15:12 

態度がそれっぽくない(何時までもへらりとしている相手見れば嫌がっているようには見えなくて。「何して……」ぞわりと全身から鳥肌が立つのを感じる、なんせ相手の行動は突然だったから。角度的に自分の首は見えないが、首筋に残された跡は俗にいうキスマークというやつなのだろう、自分も触れてみる。彼にとって自分はただの上司としてしか見えていないはず、それが何故こんなことになっているのか混乱やら期待やらが自分の周りをぐるりと廻っていた。──はっきりとはしないが先程よりはましになった足取りで近くまで戻れば自分の居た席に見知らぬ女性が座っている、知り合いを呼んだ?、社員か?、そんなこと思いながら近づくのを一度躊躇い。嫉妬してしまっているのが分かる、とりあえずは彼に聞くべきだろう後ろから相手の肩を叩いて問いかけよう「誰?」思ったより冷たい声が出てしまう、相手と女性を交互に見れば相手が答えるのを待って。

  • No.85 by 建石 春亮  2013-08-31 13:37:59 


...へらへらしてんの嫌っすかー?(己がいつもへらへらしてるのは自覚済みで、入社当時に言われた言葉、――お前みたいな奴が1番嫌い――、思い出せば少し眉を下げて問い掛ける。あの時もへらへらしていた覚えがある。彼は己の事を嫌っていると思い出せばずき、と胸が痛むも、己はそんな感情に驚き戸惑うばかりで。白く綺麗な首筋に花が咲いたような赤い痕はよく映えていて――、「綺麗...、」無意識のうちに口からこぼれるも、そんな事は気にせずに。己の指に触れた相手のしなやかな指。そのまま指を絡めてはちゅ、とリップ音をたてて指に口づける。何故ここまでするのか、酔った頭ではそれを考えるのすら億劫で。「――、早瀬さん」肩を叩かれて振り向けばそこに居たのは己の上司。ほっと息を吐けば顔を上げ「声、かけられて」相手の冷たい声に疑問を抱きながらもそう答える。 彼をみて女性達が頬を染めているのを見れば、何だかもやもやする。『其方の方も......』そんな事を言う女性の声を聞けば相手を見上げながら返答を待って

  • No.86 by 早瀬 直斗  2013-08-31 15:04:58 

嫌だとはいってない(悲しそう目が視界に入れば安心させるように告げる。最初へらへらした態度が癪に障り苛々としていたが今ではなんともなく思っている自分に気づいて。「……」恥ずかしくなって無言で顔をそらす、男である自分は一度も綺麗なんて言われたことはないしましてやそれは男に対する褒め言葉なのかは謎であるが、魔法の言葉のように感じて。「…ひゃぅ…」突然の行為にドクンと心臓が跳ねる、聞いたこともない自分の高い声が小さく漏れる、振り早うなんていくらでも出来たはずなのにあえてしなかったのはどこかで求めているのかと思い。「そう」ただ声掛けられただけなのだと言われれば安堵してちらりと、女性に目をやる、若い女性、小奇麗な格好。頬はもう飲んでいるのか、それとも男の隣に座っている所為なのか赤く染まっている、どんな人なのかとしばし観察してしまって一言も女性に発していないと気づけば「どうも…」頭を軽く下げて会釈する、その席は自分が座っていたから退いてとはいえずどうしようかと迷っていれば、何となく時間が気になり腕時計で時間を確認すればもうすぐ12時を回る、最後に確認した時刻は確か8時。あれから4時間も経っていたかと思うと驚く。まだ飲んでいたい気もするが明日の業務に支障をきたしそうだ、そう思うと一気に酔いが覚めたような気がした、先程よりはっきりとしてくるのが分かる「…建石、夜も更けてきた、又の機会にさせて頂こう」軽く肩を叩いて自分の鞄を持つ。休みなら良かったんですが、残念そうに笑いかけ彼女たちにも聞こえるように喋る、本当は彼まで断りに巻き込む必要はなかったが個人的な感情は上司という特権を使ってしまう。返事聞こうと相手のほう見て。

  • No.87 by 建石 春亮  2013-08-31 16:34:14 


...あ、良かった(あからさまに安心したように胸を撫で下ろせば、ふと疑問が頭に浮かぶ。「――、あの、あの時俺に言った言葉...」いつか聞こうと思っていた、入社当時のあの言葉。実はずっと気にしていたのだ。顔を逸らした相手の頬に手を添えては口角上げ、「何、照れたの?」と頬に軽い口付けをすれば悪戯に笑う。相手の聞いたこともない高い声を聞けばぞくり、として。「かわいー声」くすりと笑えば相手の耳をぺろりと舐め、相手が振り払わないのを見れば更にきつく指を絡め。相手の険しかった顔が緩んだのを見れば安堵の息をつき。相手にまじまじと見られては女性達の頬は更に染まっていき。相手の言葉に己の腕時計を確認すれば、もう時計の針は12時を過ぎていて、どれだけ相手と一緒にいたのだ、と驚いて。己も鞄を持てば、失礼します、と女性達に頭を下げる。すると腕を掴まれ甘い声で連絡先を求められた。酔った勢いで交換しそうになったが、上司の存在を思い出せば、助けを求めるように上目遣いで相手を見て

  • No.88 by 早瀬 直斗  2013-08-31 20:40:39 

お前みたいな奴が一番嫌い、だったか(入社してすぐぐらいのことだろうかと思い出す、正直あの時彼のことを良くは思っていなかった。「……照れてない」子供のように少しムキになって呟く。唇の感覚、何度相手にされたのか分からない、しかし相手は明日になればこんなことをしてたのすら忘れてしまう、寂しいようなうれしいような不思議な感じがした「…ッ…」ぞくぞくするのでまた声が出そうになり必死に口元抑えれば。連絡先を求めようと急に声色を変える女性に腕を掴まれた彼にじっと見つめられる、何となく助けてほしいと言っているような気がする、自分もできればいち早くここを抜け出したい、仕事のためにも、自分のためにも。女性に近寄って耳元で小さく彼女だけに聞こえるような声で囁いてみる「また今度ゆっくりお話しましょうよ、彼を連れてきますから」満足したらしい彼女は笑顔で腕を離し此方を見つめる『…はい…!』返事が聞こえれば勘定を素早く済ませ店を出て

  • No.89 by 建石 春亮  2013-09-01 10:11:32 


それそれ、びっくりしましたよ-(あれは確か帰りのオフィスだったと思う。俺がいつも通りのへらへらした感じで挨拶をしたら言われたのだ。今思えば己にも非があったのかも知れないが、流石にあれはなかっただろう。酒も入っているせいか、思い出したら笑いがこみ上げてくる。ふと、今はどう思われているのか、というのが気になり「...今でも、嫌いっすか?」と顔を覗き込むように。「嘘だ-、顔真っ赤」くすくすと笑ってはするりと頬を撫でて妖艶に微笑む。「早瀬さん、手はなして」やんわりと相手の手首を掴めばゆっくりと口元から手を離し、その両手を強引かつ優しく拘束すればまた唇を重ねて。軽いキスからどんどん深くなっていき、何処か相手を求めている様で。此れだけの事をしていても明日になれば忘れるのだ、とことんたちが悪い。己と視線があった彼は言いたい事を察したのか女性に近寄って何か耳打ちをする。その途端彼女達の顔が明るくなり腕が解放された。再度彼女達に頭を下げれば上司に手を引かれるまま足早に店を出る。「ちょ、早瀬さ...お金」先程の勘定で己は財布を出していない。無駄のないスムーズな動きで全部彼が払ってくれたのだ。何だか申し訳ない気持ちになり、躊躇いがちに口を開き

  • No.90 by 早瀬 直斗  2013-09-01 14:43:55 

そういや、唐突に言ったな(よく思わないのと、相手の態度が合わさってついつい感情的になってしまっていたのだ。いきなりあんな事言われれば吃驚するのも当然だろうと苦笑して。「そしたら、一緒に飲みに行くと思うか」心配してそうな相手に告げ、会社企画の飲み会じゃあるまいし嫌いなら個人的に二人でこんなところには寄らないと思い。顔の赤さ指摘されれば恥ずかしさで手で顔覆い、目を閉じて。抑えていた手を剥ぎ取られれば驚いて目を開けば、相手の顔は仕事中見ぬような色気づいたような顔が見える、その後すぐ酒の味のする口付けを交わされ。「金がどうかしたか?」店を出て問われれば知らないふりした。それほど高い勘定ではないし自分は相手にとって上司であることを考えれば普通だと思い軽く首を傾げ

  • No.91 by 建石 春亮  2013-09-01 20:34:16 


あの一言で早瀬さんが嫌いになりました(へら、と笑えば悪びれた様子もなくそんな事を簡単に口にする。其れは事実であるが、段々と己の中で相手の印象が変わってきているのも事実である。相手の言葉からして己に嫌悪感を持ってないのはわかったが、つくづくこの相手は不器用だな、と苦笑すれば「俺も好きっすよ-」と何処か幼さの残るあどけない笑みで。顔を隠した相手に小さく笑えばその手に舌を這わせて「隠さないで、見たい」と甘い声で囁いて。驚いたように目を開けた相手と視線が絡まれば目を細め。相手の吐息が更に己をかきたて、酒の味のキスに頭がくらくらすればちゅぱ、と唇を離し。「ーーね、早瀬さんの家行きたい」耳元で囁けば耳朶を甘噛みして。とぼけた様な相手の返答。一瞬驚くもふわ、と柔らかな笑みを見せれば「...いえ、有難う御座います」と軽く頭を下げ

  • No.92 by 早瀬 直斗  2013-09-01 21:54:34 

そうか…(一瞬額にしわ寄せればストレートに嫌いだと言われるとさすがに胸が痛んで、自分が言い放った言葉だと思えば気持ちがわかり苦笑して。笑いかけられれば嫌いと言われた後の好きというのはフクザツな気分で、しかし好いてくれているのだと気づけばどこか嬉しそうな様子で。囁かれる声にぞくっとする、甘い声や相手の表情は別人のように感じ、動揺してしまう自分を見つける「何故、俺の家なんか……ッあ!…」不思議そうに問いかける、その途中相手に甘咬みされれば肩揺らして声がでてしまい。仕事書類何枚かが散らばっている上に、忙しくなって洗濯物は溜まりがち──そんな家の様子思い出せば一人、溜息ついて。「いや、大したことはない」軽く首振って。

  • No.93 by 建石 春亮  2013-09-02 20:59:07 


今は違いますよ-(相手の表情見てはくすりと笑う。正直今ではあの時の言葉など其れ程意識してはおらず、ふとした瞬間に思い出して腹が立つぐらいだ。相手の嬉しそうな様子を見れば此方も嬉しくなりへにゃ、と締まりなく頬を緩めて。相手の甘く漏れた声がぞくり、と己の肌を粟立たせるが、踏みとどまればへら、と妖艶な雰囲気を壊せば「えと、結構酔ってるんで家帰れないんすよ-」と頭を掻き乍ら苦笑する。要するに泊めて欲しい、という事だ。ため息つく相手に、ね?とでも言いたげに上目遣いで視線送り、ふと耳元に口を近付ければ「...お礼は、ちゃんとしますよ-」と囁いて。相手の言葉に小さく笑えば頬を緩めて「この後、ど-します?」と問い掛けて

  • No.94 by 早瀬 直斗  2013-09-03 00:39:41 

(言われば安堵の表情みせては、自分は相手に嫌われるよう必死になっているような気がして。頬緩ませる相手見てはよく笑うなぁと思い「上司の家に泊まりたがるとは…」述べれば苦笑して、自分が相手の立場だったら酔っ払ってでも帰りそうだと思い「散らかってるが」と素直に相手に事情を言えば、こんなことならもう少し前に綺麗にしとくべきだったなと後悔して「…お礼?」このお礼とは相手は何をする気なのだろうか、と考え首傾げれば「これ以上は寄らないぞ、明日に響く」できるだけ早く帰らなければと足を早めれば。

  • No.95 by 建石 春亮  2013-09-03 23:26:00 


(/ええと、翌日の朝という設定にしますね‼
勝手にすみません...‼

ん-....っ⁉(ふと目が覚めれば未だ焦点の合わない目を擦って天井を見つめる。其処で違和感に気付いた、“あれ?天井の色..”、己の部屋の天井は確か白色だった筈。しかし目に映るのは黒い天井で。訳が分からずに起きようとすれば酷い頭痛が襲ってきて、諦めてもう一度ベッドに沈み込めばすっかり眠気は覚めてしまい。きょろきょろと辺りを見渡せば己の部屋では無い事に気付く。ふと横を見れば整った顔の男性の寝顔が、ーー“早瀬さん⁈”ーー、其れが何時も見ている上司だと分かれば最早頭は完全にパニックで。確か会社帰りにバーに寄ったのだが、其処からの記憶が飛んでいる。頭の痛さからして相当酔ったのだろう、ふと己の格好を見ればTシャツにジャージ、とラフな格好をしている。此れも己で着替えたのか着替えさせてもらったのか..、記憶は曖昧で。取り敢えず落ち着こう、と相手を起こさない様にそっとベッドから出れば寝室から出る。廊下にへたり込めばーー“俺、早瀬さんに何かした⁈”ーー、と其処が気になり

  • No.96 by 早瀬 直斗  2013-09-04 01:09:08 

(/大丈夫です、!)

ふぁ……(小さく欠伸をすれば、まだ開ききってない目でよたよたと歩いてカーテン開け朝日を浴びながら伸びして。くるりと振り返ればベッドに誰かが抜けた後のようなものが有り「ん……?…………嗚呼、昨日の…」一瞬考えるものの少しして昨日の出来事思い出せばあんなに酔っていたのにもう起きたのかと思い、飯でも作ろうとキッチンに行こうと歩き出し、廊下にへたり込んでる相手を見つければ疑問に思うも肩を軽く叩く「おはよう、建石」と声をかければまだ曖昧な昨日のことを思い出す、……そうだ、こいつにたくさんキスされたんだ、一番印象に残ったことを思い出せばはぁ、と溜息をつく。当分忘れそうにない記憶と当分付き合っていかないといけない。「昨日のこと覚えてるか、建石」勿論、あれだけ酔っていれば答えはNOであろうことは予想できるもとりあえずは聞いてみて。逆に記憶があるといろいろ困るかもしれない、なんて考えれば苦笑漏らしつつ冷蔵庫漁り。

  • No.97 by 建石 春亮  2013-09-04 01:28:39 


(/有難う御座います‼
其れと毎度毎度遅くなってすみませんorz

っ、...はよ-ござま、(肩への感触と頭上からの声にびくり、と肩を震わせれば動揺したのか言葉が上手く口から出て来ず。其処にいたのはやはり紛れもなく己の上司であって。何処と無く雰囲気がいつもと違うのは寝起きだからだろうか、と思えば何だか目の前の相手が新鮮であって。相手のいつも通りの接し方に、昨晩気まずい事はなかったんだな、何て1人で納得するも相手の問い掛けに「ぇ、...っと-..」と言葉を詰まらせて。正直のところ、昨日の事などこれっぽっちも覚えてなくて。ふと、大学時代の友達に言われた一言が蘇る。ーー“お前は酔ったらキス魔になるよな”ーー、ぞくり、と背中に冷たいものが走った。まさかとは思うが、上司である彼にキスなどしてはいないだろうな、と思い出すも断片ですら蘇らず。如何してよりによって此の相手なんだ、と頭を抱えて。ふと冷蔵庫をあさる相手の白い首筋が目に入る。ー“綺麗だな”ー、と思うもあるものを見つければ「..早瀬さん。それ、..どしたんすか?」と、相手の首筋にあった赤い痕を指差して躊躇いがちに口を開き

  • No.98 by 早瀬 直斗  2013-09-04 01:42:48 

(/いえいえ-此方も遅い時有りますのでお気になさらず!)

(自分の家に誰かがいるという感覚は久々で慣れない。言葉が出てこないということは本当に覚えていないんだと思い、苦笑漏らし呆れるとともに少し安心する。もしも今現在ある自分の記憶を相手も持ち合わせていたとすればかなり気まずくなっていたことだろう、いや今でも十分自分はなんとも言えぬ気持ちを持っているわけであるが。相手の言葉にさすがに自分の中で一番言い出しにくいことを態々聞くとは…と若干力抜けるも言ってやるかと決心を固めれば冷蔵庫漁っていた手を止め振り返れば其処だけ鮮明に思い出せて「お前に付けられた、『俺の上司って印』と言っていたが……お前はいろんな上司にキスマーク付けて回ってんのか?」ついつい感情に任せていってしまえば言い終えた瞬間にかなり後悔して、何しろ一番恥ずかしいのは自分、その後に出てきたのは大きな溜息だけで。

  • No.99 by 建石 春亮  2013-09-04 02:03:15 


(/本当に有難う御座います‼
ではドロンしますね-ノシ

..え?俺、が...?(相手の言葉を聞けば呆然と立ち尽くす。嫌な予感が的中した、酔った勢いとはいえ上司にキスマークをつけるなど如何かしている。しかし今更言い訳など出来なくて、キスマークをつけたと言う事はきっとキスもしているのだろう。あえて其れは相手に聞かず、気まずそうに頬を掻いては得意の作り笑いも今ばかりはさすがに顔から消え去っていて。感情的な相手の声を聞けば何とも言えない感情が込み上げ「..んな訳ないです。早瀬さんが...初めてです」先程の言葉に嫉妬らしきものが垣間見えたのは己の妄想だろうか、と。相手の首筋の痕が目に入ればかぁ、と顔が赤くなるのが分かり手で口元を覆う。あの白い首筋に己が吸い付いた事を想像すればーー...。何故か其れだけで身体が熱を持ったように熱くなり

  • No.100 by 早瀬 直斗  2013-09-04 02:30:35 

それ以外に誰が…(ぐ、と額に皺寄せれば言ってしまった気まずさで小さく唸る。段々真顔になっていく相手を見れば何故か此方が笑ってしまいそうで「…嗚呼、他やってたら多分首飛ぶだろうな」自分は特別な感情を持ち合わせているからこそこうなっているだけでもし他人だったら無事じゃないだろう、と考え。赤くなる相手にただひたすら呆れるしか無く、一体お前は今何を考えている、と言いたくなる口を閉じれば「……あのさ、説明してくれないか?とりあえず、酔うと人格変わる云々はどうでもいいんだが、仮にもお前にとって俺は上司だぞ?…上司にすることかッ!…お前が軽すぎるだけなのか?だいたい酔ってても誰かぐらい見分けつくだろ、俺とわかっててやったわけだよな?」先程は後悔していたが相手の顔見て吹っ切れたのか感情のままに息継ぎを忘れ言葉をぶつける。仕事でもここまで感情的に怒ったことはなく、人生の中でもこれまで怒ったのは初めてで、部屋に響き渡る声に自分で少し驚き。ここまで必死になっている理由はきっと相手の気持を知りたい自分の感情と上司としての感情が混ざり合ったもの───落ち着きを取り戻そうと冷蔵庫を再度開ければ、卵やら野菜やら取り出して相手の答え聞く前に調理始め。

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