貴方の生徒 2017-03-07 09:28:56 |
通報 |
満足行くまで ずっと夢呟こうと思う
もう止めたはずなんだけど
久しぶりに 好き って思ったから
うわ。改めて口に出すと本当馬鹿みたい
ちょっと 楽しい
一旦待て。
絶対海外行く!っていう、
あの日の強い決心は?
熱しやすく冷めやすいなんて言うけど
そんなんじゃ取り返しつかないんだから。
先生は今何してるの?
仕事大変そうだね。お疲れ様
...ってのは、奥さんの台詞か
私が言えた事じゃないや
明後日から学校が始まるから
まあ 私なりに頑張ってみる
今まで寄り道し過ぎたんだ
人生の地図はちゃんと、先生が教えてくれたのに
先生の事、もう忘れたと思ってたのに
夢に出てこられるとやっぱり駄目だ
先生が、奥さんと離婚する夢見た
...でね、奥さんが亡くなった、って夢
赤ちゃんは女の子だった
名前...何だったっけ。奥さんが付けた名前。
だって先生は、
男の子には かおる みたいに女の子っぽい名前
女の子には りさ って、
付けたいって言ってたよね。
先生。お幸せになんて言ったけど
未だ心から幸せを願えない
ごめんなさい。
此処へ来て、
貴方に届かないはずの言葉を伝えて
それだけで心が軽くなる幸せ。
吐き出す事が出来る幸せ。
先生、ありがとう。ごめんね。
勝手だって分かってるけど、
先生が絡むと何も上手くいかない。
殺意が湧いて仕方が無い。
私の母親も、先生の奥さんも子供も
殺したくなってしまう。
嫌だ、ごめんなさい。
あんな親要らない
嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い
嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い
嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い
嘘...!?
Oyamaさん、バンドやってたの...?
何それ何それ 全然知らなかった
どうしよう。ファンになりたい。
ライブも行きたいしグッズも集めたいし
その為には東京行かないとな...
私なりに応援する事に決めた
馬鹿みたいにもがいて恋するのは止めた
ライブにも行けないし グッズを買えなくても
京都から念送るよ、頑張ってね
私を理解してくれるのは先生だけ
そう思ってた あの頃
先生を愛してあげられるのは私だけ
馬鹿みたいに真っ直ぐだった あの頃
変わってしまう事は、何も悪い事じゃない
過ち 後悔 たくさん傷ついたって
まずは今 目の前にある幸せに
気づけることが一番大切ね
私をすべて理解してくれなくても
きっと 幸せにしてくれる誰かと出逢える
こんな歪んだ形の愛じゃなく
そっと 寄り添える愛情を育みたいから
世界地図を見ていると
いろんな不安や心の蟠りが吹き飛んで
晴々した気持ちがやってくる
いつか絶対に 狭い日本を飛び出して
一度しかない私の人生を 彩らせたい
どうして今日は こんなに虚しいんだろう
思えば、昨日の夜からかもしれない
たかだかダウトのCM見ただけで
情緒不安定になるって... 自分でも呆れる
後は声優さんかな
新作アニメ欄とか見ても なんか切なくなる
どうしてだろう、って訊いてみるけど
理由は私が一番良く分かってるのにね
充分寝た筈なのに頭痛が酷いし
朝からずっと 何もする気が起こらない
このまま暗闇に沈んでしまいそう、
一旦整理すべきかな。
それとも敢えて触れない方が良い?
誰か教えて、先生助けて。
( いつか別れが来ること。そして、その日が今日であること。前々から覚悟はしていた筈なのに、いつもみたいに手を振って貴方の背中を見送るのはあまりにも切なくて。約束を果たす約束、ちゃちな妄想だと馬鹿にされようが、何とか繋ぎ止めておきたかった。笑顔でさよならをするつもりだったのに、気付けば暖かい涙が頬を伝っている。咎めることもせず ただただ困ったように笑う貴方の何気ない一言に、私は嬉しいような哀しいような複雑な気持ちになった。それからどうやって階段を上がって来たのか覚えていない。私は家の中にいて、開いた扉越しに貴方と向き合っていた。数分前まで涙を流していたのだ、充血しているであろう眼を見られまい。最後の最後まで恥をとっぱらえなかった私はずっと爪先を見つめていた。照明もつけずに立ち尽くす私に、貴方は言った。...最後に顔を見せて。閉まりかけた扉の微かな隙間から、顔を上げた私の瞳を覗き込む貴方の笑顔を見て、どうしてか心から安心出来たのは今でも覚えている。つられてくすりと笑みを零すと、今度こそこれで最後なのだと今更ながら実感が湧いてきて。もう泣かない。今まで通りの笑顔をくれた貴方に恥じないよう、私は...。
__バタン、と。扉の閉まる音が鳴り響いたのを合図に、そのまま崩れるようにして腰を下ろした。 )
__どうか終わらないで。先生。
□ 夢の扉が閉まる音
離任式 / 最初で最後
( 何の宛もない未来にひとつ、零れ落ちた不安と嫉妬。それら全てをかき消してしまいたくて私は 貴方の大切な物を奪うと言った。まだこの世に存在すらしないモノ。私にとっては不必要だから。だから目を瞑って、余所見をするようならそのガラスの奥の瞳を奪ってあげる。貴方は呆れたように笑うけれど いずれ本当に生まれるモノだと知らなかったからでしょう。 )
先生の子供が産まれたら私、× しにいくよ。
□ 先の見えない嫉妬心
小学六年生 / 教室 / まだ日常が生きていた頃
トピック検索 |