潮風香る青春LIFE【学園/青春/日常/一部人数制限有】

>>69嶺岸

どうしたの？じゃねぇよ。今日Spring会議の日だろ。教室に居ねぇから探しに来たんだよ。

(Springとしての業務を忘れてなにしているかと思えば数学の課題だという。たしか今日提出予定だったものだ。やっていなかったのか、という思いはとりあえずは口にせずに、本来の自分の役目を果たす為に訪れた理由を話したわけだ。が、このまま素直に来るとも思えず、さっさと課題を終わらせてしまって会議に向かう方が早い気がした。ため息をついてから徐にスマホを取り出して手慣れた様子で誰かにメッセージを送ると、教室の中へと入っていって嶺岸の元までやってき)

風崎には遅れる旨を伝えた。手伝ってやるからさっさと片付けろ。




>>72翠澤兄

は？

(人の顔を見た途端に嫌そうな顔をされて軽くイラッとする。そしてサボった？理由を告げられて眉をひそめた。嘘をつくにしてももっとマシな理由があるだろうと頭を抱える。まずはその猫とやらが本当にいるのか確認するために近づいた。木の上の方に一匹の猫がいたのを確認する。あ、嘘じゃなかったのか。なんて思ったのは内緒にして、改めて相手を見て軽く叱るような口調で)

それならまずは先生に事情を説明して現場を見てもらい、必要とあれば警察や消防を呼べばいいだけの話だろ。学校には用務員もいんだから、頼れるものは頼るべきだ。




>>73青石

ばっ……！うっせ！

(楽しそうに笑いながら人の呟きをしっかりと耳にしたらしい彼女の言葉に言葉にならない声を張り上げてから、羞恥心を紛らわすかのように怒った素振りで差し出された棒付きキャンディを奪い取るように受け取ると、誤魔化すように袋を開けて口に放り込む。途端に口の中に甘さが広がり、ガリッと反射的に噛み砕いてしまった。彼女にどんな意図があるのかは分からないが、妙な居たたまれなさだけが残り)





>>77来栖

「最強の金庫番」上等じゃねぇか。それで本当に必要になったときに出してやれんだから。

(自分の知らないところで様々なあだ名のようなものが行き交っていることを知り、フンと鼻を鳴らした。去年会計の任についたときに、どれだけ今まで不必要な経費が無駄に浪費されていたのかを目の当たりにしたもの。あの時の気の遠くなる目眩は忘れられない。だからこそ管理できる財布の紐を締め上げてできるかぎりの出費を減らしたわけだ。おかげで今年は少し余裕のある資金がある。冗談まじりに言われたことは自分にとって誇りなのだ。どう思われようともこれからも変えるつもりは一切ない。そして自発的に見回りをしている彼女の行動に感心する。さりげに服装チェックされていて冗談を交えて話す相手に思わず笑みをこぼし)

生徒の見本とならなければならんしな。逆に家ではラフな格好が多い。さすがにずっとは窮屈だ



>>90十六夜

それは友達なのか……？

(風紀を担うWinterの長が仕事をして友達が増えるという理屈が少々理解出来ず、思わず素朴な疑問を投げかけてしまう。たしかに比較的によくたくさんの生徒と話している姿を見ることはあるが、どうも彼の一方的な好意にも感じていて。SummerやAutumnよりもSpringとWinterは生徒たちに嫌われやすい立場だ。実際自分もちょくちょく金銭面で喧嘩を吹っかけられる。こっちは自分に与えられた任を全うしているだけなのだが。しかし、こうして話していると十六夜にとっては自分も友達とカテゴライズされてそうである。そこまで考えて脳裏に1人の女子生徒が浮かんで妙に納得し)

ああ……。十六夜がこれだから来栖が大変なんだな。