紫のゆかり　/　〆　

…すーちゃんが辛い思いしてる時に何も出来なくてごめんね。(　廻される腕と言葉受け、隙間埋めるように少しきつく抱きしめ　/　そのまま囁くほどの声量でぽつり　)

…こうやって、ちゃんと待っててくれたじゃないですか。わたしは寧ろ菖蒲さんの方が心配です (　ふ、と笑み溢し髪撫で　/　額こつんと合わせて　)

…俺は元気だよ？ (　髪に触れられるときゅと一瞬目細め　/　額はくっつけたまま、かすかに不承と不思議の滲む表情で　)

心の元気の話です。…普段の菖蒲さんより随分と弱々しかったので、他にも何かあったのかなって思って。── でも、杞憂だったみたいですね (　先程の反応思い返し　/　数秒見つめ杞憂と理解すればほっとした表情浮かべ　/　えへ　)

…ん、何もないけど、ただすーちゃんに会いたかっただけ。(　存在を確かめるように優しく頬撫で　/　「　心配してくれてありがとうね　」と穏やかに目伏せて　)

～～…！ ……っ、菖蒲さん。好きです、大好き (　その言葉に僅かに瞳が揺れた後、頬の感触にくすぐったそうに瞳細め　/　喜びで膨らむ気持ちを抑えられず、先程の彼のようにぎゅうと抱き締めて　)

…俺の方が大好きだよ。(　気持ち受け止めるように包み込み、背中ぽんぽん　/　悪戯を仕掛ける時のようなやや語尾の上がったイントネーションで無意味に張り合い　)

…つまり、わたしの虜ってことですね (　綻んだ笑顔からいつもの意地悪に目ぱちりと反応　/　同じく上がり気味の語尾と共に逆手に取ったつもりでに、としたり顔を　)

それなら── 菖蒲さんはわたしの虜なんだって受け取りますね。…なんちゃって、一回言ってみたかったんですよね、こういう台詞 (　同じく上がり気味の語尾と共に逆手に取ったつもりでしたり顔　/　下がり眉でふふ、と楽しげな声　)

　
>68
違和感が拭えなかったので、修正しました…！ 此方は蹴り推奨です◎

…あれ。もう知ってるんだと思ってたけど、知らなかった？ (　小さく笑い声洩らしつつ、戯れ付くような甘く軽やかな声色で　/　わざとらしく首傾げると前髪にちゅ　)

…大事にして貰ってるとは思ってましたけど。でも、うん── 虜なんだなって、今実感してる最中です (　ぽつり　/　僅かに肌をあからめると落ち着かない様子で前髪に触れ、目線をすすすと横に逃し　)

…たぶん、ね、本当はその3倍くらい。(　そうと顔寄せるとこっそり耳打ち　/　冗談めいた色は消え、春風のような柔らかく穏やかな響きで　)

毎日楽しく過ごせてる理由が今分かりました。…知らないうちに、沢山〝貰って〟たんですね、わたし (　予想していなかった想いの丈に多少驚きつつも、やがてくしゃりとした満ち足りた笑顔に　/　隠すように髪に触れていた手を静かに下ろし　/　── ああ、これが彼の魅力かと深く実感すれば今度は自らの番とでも言うように問いかけ　) わたしも菖蒲さんにお返し、したいです。何かして欲しいことはありますか。

えー…これからもずっと一緒にいて？ (　短く思案するとこつんと額合わせ　/　上目遣いに目合わせては何処となく甘えるような声色で　)

それでいいんですか？ (　シンプルな願いに目を丸くするも、わしゃわしゃと戯れつくように髪を撫でて彼の声に応え　) ──…はいっ。わたしで良ければ、いつまでも！

それで、って言えちゃうところがすーちゃんだよなぁ。(　さも簡単な事のように言う彼女にふっと目許緩め　) …すーちゃんにしか叶えられないことだから、しっかりよろしくね。(　撫でる手を抵抗なく受け入れるとあどけない表情覗かせ　/　緩い檻に閉じ込めるように背の上で手組んで　)

それを言ったら、わたしの気持ちを見抜いた上で上目遣いをする所とか、あぁ〝菖蒲さんだな〟って感じましたよ (　言い回しを真似ると語尾を上げて、くすくす　) はいっ、承りました。…ちゃんと叶えて見せるので、少しだけ── このままでもいいですか、(　髪に触れた手を彼の背へと回し柔く抱き締め　/　睫毛を伏せてやがて瞳を瞑れば、小さな声で尋ね　)

すーちゃんの中で俺ってそんなイメージ？ (　ゆっくりと瞬きすると、興味深げな視線と共に　) …俺で良ければ、いつまでも？ (　手を解いて腕の輪狭めては同じだけの力で抱き締め返し　/　愛しさを多分に含んだ息洩らせば、返答も此方の求めへのそれと同様の言葉で　)

わりと。でも、そんな策士で可愛いところが好きなんですよ (　にっこり楽しげな笑みを浮かべたあと、内緒話のていで片手を添えて耳打ちを　) それ、さっき、わたしの。……、…少しで良いのに、大盤振る舞いしてくれるんですね (　自分の台詞を返されるとは思わず　/　す、と小さく息を吸い　/　堪らず顔埋めて尻尾ぶんぶん　)

　ーー

話に水を差すようでごめんなさい…！ 正直、わざわざ話すような内容では無いのですが少しだけお時間を頂けますと幸いです。── 端的に言うと、以前菖蒲さんとは何処かでお話していたような気がしていまして、その節はお世話になりましたとだけお伝えしたくて。
矢継ぎ早にお話した上に気分を害されたらすみません…！ 思い当たる点が無ければ蹴って頂いて大丈夫ですし、相性等の懸念が再度浮かぶようでしたらお返事の方はご放念頂けますと幸いです…！

…いいこと聞いた。…他には？好きなところ。(　耳打ちの後、彼女と目が合うとにんまりと口許に弧を描き　/　味を占めて他の内緒話も聞き出そうと　) 俺が少しじゃ足りなかったから。……でも、やっぱり少しだけね。(　あっさりと白状すると、暫くそのまま抱き締め　/　しかし唐突に前言撤回すれば彼女の体に廻した腕解いて　)

　ーー

結構色んなところで縁があるよね、俺たち。…って、すーちゃんが言ってるのがどれのことなのかも分からないし、俺がすーちゃん…の知り合いだと思ってる相手も本当にそうなのか分からないけど。こちらこそ大変お世話になりました。こっち側が上手くやれなかったなって思うことはあっても、相性が不安になるようなことは一度もなかったし、思い出の中でもずっと好きだよ。本当に。
…急に改まった話だったから、一瞬お別れなのかと思って良くない意味でどきっとした。(　細く深い息吐き出し　/　ほ、と肩の力抜け　) そのくらいすーちゃんのことも大好きなので、これからもどうぞよろしくお願いします。(　握手求めるように片手差し出してみて　)