魔界日常 (初心者/途中参加いつでも)

魔界日常 (初心者/途中参加いつでも)

通りすがりさん  2023-02-20 13:13:32 
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ダークサイドの種族が住む世界{魔界}
これは、かれらが過ごす日常のお話。

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  • No.87 by ナーファ  2023-02-27 11:46:33 

>リエル

そうですか……あ、特に用があるわけではないんですよ。仕事も終わって暇だったもので。

(答えられて数秒考え込む。ただの元天使の勘だが、彼が纏う雰囲気は人界でよく見かける死神とは、何かが違う気がする。何か用でもあるのかと聞かれると、特に隠す理由もないので普通に答え)

>クローズ

あれですか?……いいえ、あいつらとは関わったことはないです。

(相手の言葉に反応に顔を向けると、すでに去り人ごみの中に紛れているであろうさっきのごろつきたちは知り合ったこともないことを説明し)

>モヴィ

いえ、特に怪我とかはないです。ただたかられて居ただけなので

(そう言い放った後にご心配なく、と付け加え、この人も自分の容姿を見て珍しく思ったのだろうか、と少し考えて)

>シャロン

……はい、問題ないです。助かりました。

(ほっと胸を撫で下ろし、深々と頭を下げる。相手は何者で、何が合って自分を助けたのだろうか。天使が嫌われることくらいは知っている。どうやって切り抜ければ良いものかと考え)

  • No.88 by モヴィ/アリサ  2023-02-27 12:17:59 

>86
>シャロン
「まずはリビングへ…そこで僕が手に入れた自慢のワインをご馳走するよ」
(モヴィは今まで女性の相手をしたことなかったが、慌てることなく、いつもの調子を保ったまま。ウインクして返事を返せば、彼女の手を取り再度エスコート、少し廊下を歩けば、そこはリビング、大人一人分寝転んでも問題なさそうな赤いソファに広いテーブル。大きなテレビと、キッチンもちゃんとある。男性の一人暮らしだというのに、綺麗に片付けられている。ちなみに寝室は二階。モヴィはシャロンをソファまで誘導し)
「すぐ用意するから。座って、少し待ってて…Honey。」
(ちゅ、と。モヴィはシャロンの白魚のような手の甲に柔らかいキスを落として)

>シャロン
「……!。えへへ…人魚さんに褒められちゃった」
(誰かに褒められたのは初めてで、心から嬉しくて、ちょっぴり驚いた。「泳ぐの楽しいね。シャロンおねーさん」と付け加える。森に住んでいる種族がこの辺りにまで及んでなくてよかった。と改めて思った。もし及んでいたら今頃邪魔されていただろう…アリサはひんやりとした水の感触を感じながら、優雅に泳いで)


>87
>ナーファ
「そっか、よかっ…たわけではないね。脅されてたもんね」
(優しく眉尻を下げた表情で言うと「そういえば、君。新しく魔界に来たばかりでしょ?よかったら…街、案内しようか?」と付け加えて)

  • No.89 by シャロン  2023-02-27 16:29:19 


>>ナーファ

…Hey Baby.何を怯えてるの?

( 正に警戒しています、という目でこちらをおずおずと見つめる相手へハッと吐き出すような笑いを漏らせば上記を問いかけて。生憎天使様にも堕天使様にも興味のない性質からして、世間一般的に嫌われていることは知っているが正直なところシャロンはどうでもよかった。困っている奴がいたから助けた。ただそれだけである。ただ注意したいのがコレが正義感から行った行為ではなく、ただ単にそういう気分だったからという実に自由かつシンプルな理由だった。次見たときは別に助けないかもしれない。「 私、羽のある者は食べないわよ。だって口がぱさぱさするし暴れるときに羽根が待って邪魔なんだもの。 」と冗談交じりに皮肉じみた笑顔と共にそう告げれば、相手の羽をちらりと見やり。最も、決して冗談などではなく本当に口がぱさぱさするから食べないだけなのであるが。あと単純に人間の男の肉のほうが美味い。 )



>>モヴィ

ええ、darling.
(ちゅ、とこちらの手の甲に柔らかな唇を落として待っていてと告げた彼のことを見送れば、くるりと部屋を見やる。言われなければ女性の部屋のようにも勘違いするほど小綺麗で、手入れが行き届いている。マメなのね、なんてぼんやりと考えながら彼を待ちつつ、「…いつもああしていれば、女のはモテるでしょうね。」だなんて独り言ちて。最も彼が求めているのはお姫様じゃなくて王子様なので意味はないことなのだが、それにしたって`一晩の恋人`となってからの彼のエスコートや言葉、声色に至るまでオンナをオトすには十分すぎるほどの色気で。シャロンはソファにゆっくりと沈むと、今更お酒が回ってきたのかとろりと目をとろけさせて。 )


>>アリサ

ふふ、たのしい?それはよかった。

( 彼女の金色の絹糸のような髪が水に濡れ、湖に差し込んだ太陽の光に反射してきらきらと輝いている。ここは魔界だというのにこの場所だけは天界のように美しく荘厳であった。そういえば、彼女はどうしてこんな所に一人で居たんだろう。こんなに小さいのに。ふとそんな疑問が浮かべば、彼女へと「 ねえ、アリサはどうしてこんなところにいるの?貴女のような幼い子、こんな森の中では危険だと思うのだけれど。 」と正直に問いかけてみて。 )


  • No.90 by モヴィ/アリサ  2023-02-27 18:52:03 

>89
>シャロン
(キッチンへ行き、今日はワイングラス二個と、家庭用小型ワインセラーから高級のを一本用意する。シャロンは喜んでくれるだろうか、そう思いながら用意したものを丸いトレイに乗せて彼女の元へ運んでいき)
「…大丈夫?シャロ」
(テーブルの上に飲み物とグラスを乗せたトレイを置きながら、彼女が今頃になって酔いが回り始めていることに気づき、身を案じて)

>シャロン
「きけん?どうして?……私は、毎日いろんなところに行くのが好き。でね、今日は森に来たんだけど、することがなくて退屈してて…そしたら、シャロンおねーさんのお歌が聞こえて…」
(相手の問いに、アリサは首を傾げながらただ素直な説明を述べる。彼女は何が危険で、どう危ないのか、という認識が甘い部分があった。最も自分に自信があるとか、そんなおごった理由ではないが)

  • No.91 by キール/カイム  2023-02-27 19:49:58 

キール
>>モヴィ

「そっか、街に近くて良かった。それじゃあ、行こうか」
(吸血鬼のノスフェラトゥ一族だと名乗った途端、声を上げて驚く者も、突然態度を変える者も幾度となく見てきた。だが、彼はこんな自分にも普通に接してくれている。顔には出さないが、キールは上機嫌になって傘をくるりと回転させ)
「……ねぇ、モヴィは普段何をしている悪魔なの?」
(吸血鬼の城へ向かい歩き出しながら、ふと浮かんだ疑問を投げかけて。まさか、一日中お酒を飲んでいるわけではないよね、という心配は心の中にしまいつつ、モヴィに視線を向け)

>>アリサ

「うーん……いーにーみーにーまーにーも」
(鬼ごっこの鬼をどう決めようか、と口元に人差し指を当てて少々考え込む。自分のやりたいほうを選んでもよかったのだが、今日は公平に決めるとしよう。口元に添えていた人差し指を、『どちらにしようかな』と歌に合わせて自分と相手に交互に向け)
「じゃ、最初の鬼は僕がやるよ。10秒数えたら、追いかけるからね」
(自分を指差しながら抑揚のない声音で宣言して。広げたままの傘をそっと地面に置くと、両手で顔を覆ってカウントを始めようとし)

>>シャロン

「ん、本当。そうは見えないかもだけど、純血種の吸血鬼。ちび吸血鬼ってよく言われるけど、年はひゃく…ひゃく…えっと、14歳?なんだよ」
(青紫色の目を見開く彼女に、こくと頷き返す。驚いている様子を見るに、さっきのクイズは当てずっぽうだったのかな、とぼんやり考えて。吸血鬼らしく長命だと言いたかったのだが、100歳を越えてから数えるのをやめてしまったため、うろ覚えの実年齢を適当に答えて。信じられないという目でじっと見られると、キールは徐に右目へと指を伸ばし、青銀色のカラコンを外して赤い瞳を見せ。ついでに、牙もよく見えるよう口を開ければ、「ほら、目もちゃんと赤いし、牙だってあるんだよ……だけど吸血鬼にも、いろいろなタイプがいる。だから、伝承も一つじゃない。嘘も真実も、たくさんある。僕も時々、他の吸血鬼のことがわからなくなるよ」と冷静な口調で言って)


カイム
>>アリサ

(やはり、目の前にいる少女は相当の変わり者らしい。カイムは、人間にとって悪魔は極めて恐ろしい存在だろうと思い込んでいた。だが、アリサはカイムに言われるまでそのことを忘れていたというような反応をしている。呆れ顔をそのままに、カイムは脱力したように左肩をがくっと揺らし)
「お前…見かけによらず豪胆なんだな。別に怖がってほしいわけじゃねぇから、好都合ではあるけども」
(怖がる素振りを一切見せずにこちらの手を握ってくる彼女にそう言いながら、背中の翼をひらりとはためかせる。悪魔の中には、攻撃的で人間に敵意をむき出しにする者も存在する。が、カイムは比較的穏やか、というより無駄に敵を作りたがらない性分だった。目線を落とせば、白手袋を着けた自分の大きな手と彼女の小さな手が視界に映る。力加減を誤れば潰してしまいそうだ、と相手が死者であることを忘れかけ、自分は握り返さず彼女に手を委ねることにして。彼女の名前を聞くと、「アリサ? 鏡の国の…?」と無表情で呟き)

>>モヴィ

「富、名声、力、知識、技術…その他諸々、価値があると思う物全部だ。愛と快楽は…あってもなくてもいい」
(グラスに半分ほど残っているカクテルをじっと見つめながら、モヴィの問いかけに答える。もし、自分にもモヴィのような能力があれば、積極的に他者を利用して野望を叶えられるのに。と、無意識に妬みのような感情を抱きつつ、静かに息を吐いて。軽く気分転換とばかりに、顔を上げて店内に意識を向ければ、客の数が増えてきていることに気づく。自分たちのような一人客もいれば、グループ客も入っており。不意にカウンター席の彼へと視線を戻せば、「…他の奴とは話さなくていいのか? 俺の相手ばっかしてちゃ、出会いのチャンスがなくなるぜ」と意地の悪い笑みを浮かべ)

>>シャロン

「いえ、先に声をおかけしましたのは私ですから…シャロン様はお気になさらず。長々と立ち話にお付き合いさせてしまい、申し訳ありません」
(申し訳なさそうな表情で首を横に振ると、一度頭を下げて。優れた容姿と歌声に加え、人柄まで魅力的な彼女との会話が楽しいあまり、つい時間を忘れてしまった。思いの外、会話が弾んでしまったようだと少々焦るも、別れ際の彼女の言葉にはっと息を呑んで。ヒールを脱ぎ、素足で颯爽と歩いて行くシャロンの後ろ姿を見送れば、「は? かっけぇ……」と呆然気味にうっかり素を出して呟く。やがて、胸ポケットに手を伸ばし、先ほど彼女に入れられた名刺を一瞥すると)
「…次はここか。仕事、代わりの奴を探さねぇと……ま、代わりがいなくても、数時間離れるくらいいいだろ。どうせ文句言わないしな、あのクソガキは」
(左サイドの髪をばってんに留めた赤いヘアピンを左手の人差し指と中指でトントンと数回つつく。バーの場所や営業時間を思い出し、スケジュールの調整へと思考を巡らせては、名刺に残されたキスマークをそっと指でなぞりながら歩き出し)

  • No.92 by モヴィ/アリサ  2023-02-27 21:15:11 

>91
>キール
「ふふ。僕はねぇ、人間をだらしなくさせちゃうお仕事をしてるんだよ。」
(キールの方を見て、妖しげなウインクを一つ、穏やかな表情とは裏腹の妖艶さは、人を惑わせる時、そしてそれを暗示するかのように「こんな風に」と自身のゆらゆらとした尻尾を、キールの日傘を持つ手に絡ませる。もちろんキールが解こうと思えば解けるほどの易しい力加減で。モヴィは仕事をするとき、いつもこのモードに切り替わるが、今は少年との楽しい時間なので、すぐに戻り。尻尾は絡ませたままで)
「坊やはいつもお城で何してるの?」
(普通の笑みで聞いて)

>キール
(アリサは吸血鬼に詳しくない。吸血鬼は血を飲み、いくつか弱点がある。その程度の情報しかないので、このキールおにいちゃんがどれほど追いかけるのが速いとか、どれほどの身体能力があるのとか全く分からない。このさい知るいい機会かもしれない、相手がカウントを始めたとき、アリサは背を向けてまず普通に走って、相手から離れて行って)

>カイム
「…?なにそれ、私は……」
(彼の呟きを耳が拾って、アリサはこの悪魔さんは何を言っているんだろうと思った。鏡の国?そんな場所、魔界にあっただろうか、と思いつつ。自分のことを言おうとしたとき、アリサは少し止まった。その後すぐに「死人のアリサ、だよ」と付け加える。始めて自分の肩書きを言った。もちろん、何も間違ってない。実際、自分は死んでいて、誰がつけたのか知らないアリサなのだから)

>カイム
(欲深な相手にモヴィはとても興味が惹かれた。ここまで強欲な相手は生まれて初めてだ。モヴィは楽しくて、ついまた酒を一気飲みして「マスター、おかわり!」と機嫌よく言い。意地悪な笑みを浮かべながら、水臭いこと言う悪魔には「ご親切にどうも。でも、出会いなら今ここに…君が!」とカイムを指差して、ニッと明るく笑い。)
「…もっとお話ししたいなぁ、ダメ?」
(首を傾げて相手に問う。これはナンパではない、モヴィはなんとなくだが、相手に自分と似たような境遇を感じていて)

  • No.93 by シャロン  2023-02-27 23:29:36 



>>90
>>モヴィ

ん、へーきよ。

( へにゃり、と笑う彼女はいつもよりも何処か幼く、それから火照った肌や肩に張り付いた深い海の髪がやけに扇情的なちぐはぐな様子で。ふらり、とソファから立ち上がって彼の元へ歩けばそのまま彼の持つトレイの上のワインの銘柄を見て「いいワインね。」とにぱにぱ微笑んで。やはりバーの中にいる時は歌姫のスイッチが入っていて別の屋内に入った途端に酔いが回ったのか、はたまた気の許している彼と二人きりだからこそ回ったのか。恐らくどちらも噛み合ってのこの様子なのだろう。シャロははらりと落ちてきた髪をまた耳にかけ直しつつへにゃへにゃと笑えば彼と目線を合わせてまた笑い。どうやら普段セクシーなお姉さんである彼女は酔うと幼くなるようで。 )

>>アリサ

……もしこわぁい魔物に襲われたらどうする?

( ぴたり、とゆったりと泳ぐのを止めてはふと静かな声で彼女に問いかけて。無論彼女が沈んでいかないように自分が支えた状態で。だが。先程まで穏やかな春の湖に溶ける声色だったシャロの声が、深海のように冷たくなる。「 Baby,この世はあなたが思っているほど素敵な世界じゃないのよ?ここは魔界。天界とは違う。 」にこり、と微笑んだその笑顔は上辺だけの冷たい笑顔で、瞳にはいつの間にか暗い海の色が浮かんでいて。 )


>>91
>>キール

OMG……。
これは大変な失礼をしてしまったわ。悪気はなかったの、ごめんなさいね。

( 彼の顕になった血のような真っ赤な瞳と、告げられた実年齢。そして牙。シャロンはまだ驚いたような表情を浮かべているものの、〝年上に失礼な態度をとってしまった〟ことに対してはきちんと洗礼された仕草で頭を下げて。そういえば吸血鬼は不老不死なんだったか、と合っているのか間違っているのかすら曖昧な情報を思い出せば「 驚いたわ…あなたも血を飲むの? 」とごく単純な疑問をなげかけて。 )


>>カイム

Hi,ようこそ。
─────どうぞ楽しんで。
( 〝とあるバー〟にて。緩くウェーブしたクリーム色の髪は珍しくアップヘアに、胸元のざっくり空いたスリットワンピースは夜の海の色で裾に行くにつれキラキラとビジューが光っている。いつもよりも少し格式高いバーでの仕事は少し緊張するが、その分客層も穏やかで金払いがいい為ギャラの他での収入が見込める。シャロンはそんなことを考えているのをおくびにも出さずににこりと美しい笑顔を浮かべては、チェリーレッドで彩られた唇から音色を奏でる。今日は楽器隊の調子も良く、シャロンの調子も良い。エルヴィスマイクをセクシーに撫でながら奏でる歌は、妖艶ながらもバーの雰囲気を崩さない穏やかなブルースで。 )

(/場面転換させていただきました、、、!!)

  • No.94 by 一見さん  2023-02-27 23:34:49 

>ナーファ
そうか…….
(少し体がふらつき)
>アリサ
…どうせ会わないよ
(タバコをもう一本吸い始め)

  • No.95 by モヴィ/アリサ  2023-02-28 00:31:54 

>93
>シャロン
(いつも大人の魅力溢れるシャロンしかモヴィは知らなかった。酔いが回っていつもの妖艶な雰囲気とは一変し、幼く見える彼女にモヴィはギャップで目を見開く。もしこれが自分以外の男だったら、どうなっていたことか…。なんて考えながら、モヴィは彼女を連れソファへ向かい)
「これは今日のお礼だよ、Honey。……君がいなかったら、僕は王子様ショックでマスターに店で一番度の高い酒をボトルで持って来させるところだった」
(彼女を再度、ソファに座らせる。そして、ワインのコルク栓を開け、赤色としたワインを二人分のグラスに注ぎ「そうなったら。僕、あのお店から出禁くらってた~」なんて、おどけて言って)

>シャロン
「!…」
(ビクッ、とアリサは少し身を震わせた。先ほど優しい人魚のおねーさんとは違う。歌で人を惑わすセイレーン…やはり、彼女も魔界の住人か。冷たい声は聞くだけで耳が凍りそうだ、冷たさを感じる表情も見ているだけでより寒く感じる。ただでさえ今、彼女の雰囲気が変わったことで、ひんやり程度だった湖が急に冬のように冷たく感じるというのに、アリサは心の中で自分の油断を反省する。そして、ふと生前を含め、ここに来るまでの今までの記憶を思い出しながら、口を開いて)
「…うん。魔界は人間にひどいことする種族がいっぱいのとっても怖い場所。人間の魂が来ていいところじゃなくて、普通は冥府とか…私みたいな小さい子は、天使様いっぱいの天界に行く」
(縦の瞳孔を持つ赤い瞳をシャロンの目と合わせ、泣きそうなる心を抑えて、淡々と話して「でも、私はどちらにも行けなかった。罪人で…この世界のヒトたちと同じ"力"を持っているから。」わずかに震える唇で続けて)


>94
>クローズ
「…もう、ここには来ない?」
(寂しげに聞いて)

  • No.96 by シャロン  2023-03-01 10:49:14 


>>95
>>モヴィ

まぁ。…うふふ、あの店で一番度の高いお酒はspirytusでしょう。死んじゃうわ。

( グラスに注がれたワインは、シャロンの唇と同じ赤々としたワインレッド。ふわりと鼻腔を擽る芳醇な香りも相まって、嗚呼確かにいいワインだなとシャロンはぼんやりと思い。特に何をしたわけでもないのにこんなに極上の酒をいただけるだなんて。グラスの中で揺れるワインを見ながらくすくすと彼の言葉に思わず笑ってしまえば、そういえば以前マスターが人界で一番強いウォッカをくすねてきたと自慢していたことを思い出して。確かスピリタスの度数は97あたりだっただろうか、ショットならいざ知らずボトルで飲んだら出禁の前に更にひどい目にあいそうだと。 )


>>アリサ

That's exactly.

( 彼女のルビーの目をまっすぐに見据えて、そう一言だけ答える。そう、ここは怖い場所なのだ。人の不幸は蜜の味だなんて言葉が人界にはあるらしいが、この世界に生きるものたちはまさにこれは具現化したかのような存在ばかり…否。そんな存在しかいないのである。わかっていればいい、と彼女の頭をなでようとしたシャロの手は彼女の続けられた言葉に水面から手を挙げる前にぴたりと動きが止まり。「 I see…そういうこと。それならせめて警戒心は持つべきねbaby.どんなに強い力を持っていても、場数を経験した相手はしぶといものよ。」ちゅ、と彼女の頬にキスを落としてはOK?と先ほどまでの雰囲気とは一転、一番最初のやさしい彼女の雰囲気に戻っており。 )

  • No.97 by キール/カイム  2023-03-01 11:01:20 

キール
>>モヴィ

(一瞬だけ雰囲気が妖しく変わったモヴィを不思議そうに見る。すると、彼の尻尾が思いがけない動きで自分の手に絡んできたため、わ、と微かに声を漏らし。街や学校、城など様々な場所で悪魔を見かけるため、珍しい種族ではないはずだが、尻尾を使ってキールの体に触れてくる者はいなかった。尻尾が絡んでいるとはいえ、きつくはないし、問題なく歩けそうだとキールはそのままにして)
「僕? お勉強したり、お菓子食べたり、血を飲んだり、従者に遊んでもらったり…してるかな。
やることがなくなったら寝るよ。ぐーてなはと」
(モヴィが優しげな雰囲気に戻ったことでキールも安心し、ゆったりとした口調で返答して)

>>アリサ

「アイン、ツヴァイ、ドライ……」
(両手で視界を覆いながら、ゆっくりとカウントしていく。逃げ役であるアリサの足音が次第に遠ざかり、数え終わる頃には辺りは静寂に包まれて)
「……アハト、ノイン、ツェーン」
(顔から手を離すと、先ほど地面に置いた愛用の黒い傘を持ち上げる。アリサの逃げた方向に関しては確信が持てないまま、自分の直感を信じて森の中を歩き出し。進行方向に大きな木を見つけると、そちらに向かい助走をつけて軽々と3段ジャンプで上昇し、木の高い位置にある枝の上に登ると腰掛けて。じっと周囲を注意深く見渡すが、アリサを見つけられず、黙って首を傾げ)

>>シャロン

「ん…全然気にしてないよ。子ども扱いされるのは慣れてる。僕のほうこそ、驚かせてごめんね」
(再びカラコンを装着し、数回瞬きする。相手の丁寧な謝罪を受け止めれば、彼女に悪気が無かったのだと伝わり、小さく頭を横に振って。また、吸血鬼からしてみれば至極当然とも言える素朴な疑問が耳に入ると、素直に頷き)
「うん、毎日人間の血を飲んでるよ。でも、僕はまだ人間から直接吸えなくて…血液パックをもらってるんだ」
(少し眉尻を下げ、残念そうな表情を浮かべると、手に持っている傘の柄を握り締め)


カイム
>>アリサ

「あー…いや、今のは忘れてくれ。どこにも存在しない世界の話だ。それに、お前が何者とか、魔界に来るまで何があったとか、俺は全然興味ねぇから」
(人界で作られた童話のタイトルが通じないとは、と呆気にとられつつ肩を竦める。だが、知らないならそれでも構わない。というのも彼女が肩書きを言う直前、少々躊躇っていたように見えたからだ。自分の過去を話したくないのか、過去を思い出せないのか、何かしらの事情がありそうだと察して。立ち上がり、軽く伸びをすれば、相手を見下ろしながら口を開き)
「キティ、お前いつもこの森にいるのか? 街とか、他のとこ行かねぇの?」

>>モヴィ

「…は? 俺?」
(豪快に酒を飲み干し、明らかにテンションが上がっているモヴィに対してぽかんと口を開ける。
こちらに向けられた指先を見ると、つられて同じように自身を指差しながら怪訝そうに聞き返し。そして、モヴィからの誘いにどう答えようかと逡巡する。以前のカイムなら、一人で静かに酒を飲みたいからと即座に断っていたかもしれない。相手が噂通りの悪魔であれば、なおさらだ。しかし、聞いていた噂と違い、モヴィからは男を誘ういやらしさのようなものが感じられない。もっと純粋な何かだろうと考えて)
「……いいけど、これ飲み終わったら帰るからな」
(そう言ってカクテルグラスを指し示し。相変わらず素っ気ない口振りだが、ようやくモヴィに対する警戒心を解いて)

  • No.98 by モヴィ/アリサ  2023-03-01 12:46:45 

>96
>シャロン
「死ぬ、かぁ。お酒では死にたくないなぁ」
(確かにあの店のどの高い酒はボトルで飲めば、モヴィでも二日酔いでは済まされないだろう。それを含めてシャロンには感謝しているのだ。彼は酒豪ではあるが、死ぬほどの酒好きではない。飲み比べをするときも、ちゃんと自分の限界を計りながらやる。しかし、ヤケになると度がすぎるほど高かろうが、関係なく飲もうとするところがある。それを自覚しつつ、モヴィはワインの入ったグラスをシャロンに渡し、自分もグラスを持って彼女の隣に座り「乾杯しようか」と誘って)


>シャロン
(OK?、おねーさんにそう聞かれれば、アリサは「はい。」と頷き返事をする。彼女の言う通り、自分はこの世界に来てから警戒どころか、ようやく自由になれたことへの嬉しさしか頭になかった。もっと気をつけなきゃ…と思いつつ、シャロンの顔をじーっと見つめた。今はもう優しいさっきまでのおねーさんに戻っていて、ホッとしたが。アリサは先ほどからどこか不思議な感覚だった。危険の認識が甘いと分かった途端、シャロンの雰囲気が一変してから今まで、ずっと続いている感覚だ。これが何なのか、今のアリサはまだ知らない)
「…ありがとう、シャロンおねーさん。私…また新しいこと覚えられた」


>97
>キール
「そっかぁ!ちゃんとお勉強もしてるなんて偉いね!」
(感心しながら、キールの頭をサラッと優しく撫で「君の将来が楽しみだな」と付け加える。相手が城に住んでる吸血鬼であるとは分かっているものの、性格上ついつい子供扱いしてしまう。怒られるかな…などと思って、そろそろとキールの手から尻尾を離して)

>キール
(しばらく走って、後ろからの足音がしないので、一旦立ち止まる。後ろや左右を見渡してみるも、どうやら鬼はまだ来ていないよう。今頃、探しているのだろうか。この森は木が多い、自分は何回も出入りして土地勘があるのでともかく、彼は大丈夫だろうか。と少し心配になりつつも、走らなければ意味がないので、今度は少し速度を落として走り)

>カイム
(過去や経緯に興味がないというこの悪魔は、私に気を使ってくれているのだろうか。そう感じながら、立ち上がる相手を見上げて)
「街にもよくおさんぽ行く。でも、それ以外は行ったことない」
(相手の問いに答えながら、アリサは街のある地区がある方向を指差す。「あそこ、たまにお菓子くれるんだよ」と付け加える。彼女は基本、この厄災の森か広い街のある範囲でしか出入りしない。理由は徒歩で楽に行けること、その範囲内でたまによく分からないイベントがあって、お菓子を無料提供することがあるからで)

>カイム
「やったぁ。そ~、こなくっちゃ!」
(断られると思いながらの誘いだったから、彼の返答に気分を良くし、マスターからの酒のおかわりを受け取り「付き合ってくれるお礼に、今日は僕がおごります!」などと、笑顔で気前のいいことを言う。一口あおる。もちろんちゃんとお金は持ってるし、彼の飲み代を払うぐらい余裕で)
「ねぇ、君ってさ。このバーにはよく来るの?」

  • No.99 by シャロン  2023-03-01 14:06:11 


>>97
>>キール

?`まだ`ってことは`いつか`はできるのかしら。

( 少年らしく残念そうに眉を下げる彼の様子にこてりと首を傾げれば、シャロンはごく単純な質問を投げかける。職業柄吸血鬼様となんてお話をする機会はないし、同じ魔界にいるとはいえどこか物語上の登場人物としてしか吸血鬼のことを知らない。確かにシャロの知っている吸血鬼は皆成人男性ほどの背丈があるし、人間の女の柔い首元に牙を立ててそこから官能的とも言える女の生き血を啜っているイメージがある。輸血パックは新鮮味にかけるような気がするのだが、味の変化や血液型・性別体型人種によっての変化などはあるのだろうか。初めて出会う種族というのはやはり質問が多くなってしまうもので、さらりと肩から流れた髪を払いながら「 darling,貴方が好んで飲むのは人間だけなの?それとも魔族の血も甘いもの? 」と心の中で浮かんだ疑問の中でも一番気になることを素直に問いかけてみて。最も、魔族のものも摂取するといわれてもふうん、としか思わないのだが。自分も魔族の肉はたまに食すし。不味いけれど。あと固い肉が殆どなので租借が面倒なのだが。 )



>>98
>>モヴィ

OK,sweetie.出会いに。

( 彼からワイングラスを受け取れば、未だにとろりと溶けかけた優しい瞳のまま彼と乾杯を。友人との乾杯の時にはこんな台詞は言わない。何てったって今夜だけは彼の恋人なのだ。重く甘いはちみつのようなシャロンの声色とは裏腹に、軽くぶつけたグラスの音は小気味よい音を立てて部屋の中に消えて。くい、と一口煽ったワインは思うほかフルーティで、それでいて芳醇だった。ワインに飲みやすいというのもあまり誉め言葉ではないと聞くが、正直なところ酒に酔っているシャロンにはアラ飲みやすいワインねとしか感想が浮かばずに。「 ──いい夜だわ。 」すらりと組んだ足をふらふらと揺らし、真っ赤なペディキュアの塗られた自身の足元に視線を落としながらそっとつぶやく。歌も歌い、極上の酒を飲み、それから目の前には美しい男がいて。ふ、と形の良い唇を釣り上げては彼のほうへそう告げてはまた美しく微笑んで。 )


>>アリサ

Good girl.

( こちらに素直にお礼を告げる人形のような美しさの少女に、シャロンも優し気な笑みで答える。こんな幼い少女に危機感を持てだとか警戒心を持てだとか、そんなことを言うのは実に酷だしシャロンはこんなことを言っているがこの世界をどう生きるのは彼女の勝手ではある。手っ取り早く権力のある金持ちと一晩を共にしてしまえば生きるのも楽なのだろうが、幼い彼女はそんな考えにすら至らないほど`純粋`であるのだろう。彼女のいう能力さえなければこんな魔界などには堕ちてこなかったはずの魂だ。「 かわいいお人形さん、この世界で生き残るのはかわいい女でも美しい女でもない。賢い女よ。どうか賢くありなさい。愚かなのは可愛いけれど生きるのには向かないわ。 」彼女の陶器の頬をしっとりとした手でなでる。この言葉はどこか自分に言い聞かせているような雰囲気をにじませており、シャロンはそれをごまかすように「 さ、いつまでも水中にいるのはその体には向かないわ。いらっしゃい。 」と彼女の手を引いて湖の畔までひらひらと揺れる深い青紫色のヒレを揺らしながら泳いで。 )

  • No.100 by モヴィ/アリサ  2023-03-01 15:14:15 

>99
>シャロン
(乾杯をして、彼女が一口飲んだ後に自分も一口飲む。味も風味も他のワインとは一味違う、なんて美味しいのだろう。グラスの中で揺れるワインに目線を落とし、数回瞬きをし、ふと彼女の言葉を耳にすれば、振り返って「___そうだね。」ただ一言を優しく呟く。モヴィはこれまで、女性を家にあげたことはなかった。というのも、彼は異性に対し苦手意識を持っている。それが転じて今に至るのだが、彼女__シャロンだけは違う。家にあげ、隣に座り、共に酒を飲む、一日だけの恋人にだってなれる。シャロンがこちらを向いて美しく微笑めば、自然と自分も口角をあげる。その表情は、やや男らしさもあり繊細で)
「…僕は幸せ者だなぁ」
(自分如きの悪魔に彼女はあまりに勿体無さすぎる。遠回しに気持ちを小さく吐露すれば、また一口あおって)

>シャロン
(彼女の素敵な手に惹かれて泳いでいる間、アリサは少し呆気にとられていた。"賢くありなさい"なんて言われたのは初めてだったから、岬に着いて、アリサは先に水中から上がり)
「……ねぇ、おねーさん。おねーさんはどうしてそこまで親切にしてくれるの?」
(自分に魔界での生き方を教えてくれる彼女に抱いた疑問はたった今、口に出したことただ一つ。それだけがアリサの中でとても気になること、何か理由があるのか否か、それだけが知りたくて、僅かな緊張を押し切り聞いてみて)

  • No.101 by クローズ  2023-03-01 23:16:45 

>アリサ
来るわけ…ねぇ…だろ…
(少しふらつきながら)

  • No.102 by シャロン  2023-03-02 10:29:20 



>>100
>>モヴィ

あら。
目の前にこんなにいい女がいて不幸せだなんて言ったらその口から食べてやるところだわ。

( どこか、吹いたら消えてしまいそうな彼の雰囲気にシャロンはにこりと美しい笑顔を浮かべて彼の頬にぷすりと自分の指をついて。彼の男らしい表情を見るのは好きだが、そんなに悲しそうな顔をしてほしかった訳ではない。シャロは冗談交じりにそんなことを言いながらグラスをテーブルに音もなく置き、「 見たでしょう、バーから出るときの男たちの顔。darling,あなたは今誰よりも勝ち誇って笑っていいのよ、歌姫様を持ち帰っているんだから。 」そう言ってすらりと長い足を組みなおせば、そうでしょう?と彼のほうへ笑いかけて。 )



>>アリサ

どうして?
…ふふ、野暮なことを聞くのね。女が宝石をかわいがるのに理由があって?

( 彼女から突然問いかけられたことにシャロはきょとんと海の色をした瞳を丸くすれば、すぐにふは、とあきれたような笑顔を零してさも当然のように答えて。その表情は百戦錬磨の夜の蝶にも、世界を股にかける大泥棒のオンナにも見える。シャロンも同じく畔にあがり、数回ヒレを上下に振ればそのヒレはいつの間にやら彼女の美しく長い足に代わっており、人間の足でも水の中に入ることはできるのか濡れた髪をセクシーにかきあげながら足先を湖にひたして。 )



  • No.103 by モヴィ/アリサ  2023-03-02 12:15:29 

>101
>クローズ
「あ…大丈夫?」
(相手がフラついていつことに気づくと心配し「からだ…悪いの?」と付け加えて)


>102
>シャロン
「もしかしたら魔物の中で僕のお肉は美味しいかもね?」
(彼は食人をしないタイプの悪魔なので、肉の味はわからないが。魔物の肉は人間より硬いと聞く、そして不味いらしい。前に同僚の悪魔から聞いたことを思い出しながら、冗談を言い。続けて言われた彼女の言葉を聞くと、バーの男たちの顔が頭に浮かんだ。羨望や嫉妬がこもった目で見る者、口をポカンと開けてただマヌケな面をする奴もいたな、と思い出すとなんだかおかしくて、思わず笑って)
「ははっ…そうだそうだ。そうだったね……。僕ってば、こーんな美人さん迎えたの初めてだからさ、なんか余計なこと考えちゃって…」
(笑いながら言っているので、一見冗談交じりではないかと思うかもしれない。でも、言葉の一つ一つ全て彼の本心で)

>シャロン
「ほうせき…?」
(あどけない表情でこてん、と首をかしげる。アリサは宝石とはキラキラとした石のイメージしかない、なので自分のどこに宝石の要素があるのやらと疑問に思いつつも、すぐにそれは心の奥にしまわれて「そんなこと言われたの初めて」と、ちょっぴり嬉しそうに付け加える。シャロンの人魚のヒレが足に変わる瞬間を見届けると、再び彼女の顔に目線を移す。アリサの目には、シャロンこそまるで宝石のように見えて)

  • No.104 by クローズ  2023-03-02 18:26:35 

>アリサ
いや…ちょっと…腹が減っただけだ…
(上手く誤魔化そうと適当なことをいい)

  • No.105 by キール/カイム  2023-03-03 12:21:33 

キール
>>モヴィ

「ん…いっぱいお勉強して、いつか僕一人でも人界に行けるようになりたいんだ。そしたら、僕もモヴィみたいに人間をだらしなく…?させてみようかな」
(頭を撫でて褒めてくれる彼を若干ぽやっとした目で見上げる。歩きながら将来の目標を話すが、モヴィの言っていた『だらしなくさせる』とは具体的にどういうことか理解していないまま興味を持って。不意にはたと気がついたように、片手で自分の腰辺りをさすれば、「…もしかして、尻尾がないと出来ないのかな」と残念そうに呟き)

>>アリサ

(木の上からじっと目を凝らすが、相手の逃げた方向はやはりよくわからないと頭を傾ける。涼しい顔で腰掛けていた木の枝から飛び降り、難なく着地すると、「うーん…こっち?」と自分の勘で森を進み続けることを決めて駆け出し)

>>シャロン

「うん。今はまだ…おじい様がね、一人で人界に行くのは危ないからダメだって。それと、人間狩りの上手い種族から血を分けてもらいなさいって言われてる」
(城主である祖父の顔を思い出しながら言うと、落胆するキールに呼応するように頭頂部のアホ毛がへにょと萎れる。人間の首筋から血を吸う方法は知っているのだが、実行に移したことはない。でも、いつかきっと…と思い直す中、続けて問われると)
「人間の血、美味しい……一番好き。魔族の血も飲めるけど…同族の血には、拒絶反応があった」
(好物である人間の血液の味を思い出しては、ほのかに頬を緩め。他の魔族の血も問題なく飲めるが、自分と同じ吸血鬼の血液だけはどうしても飲めないと不思議そうな表情になって)


カイム
>>シャロン

(行き慣れた大衆的な店に比べて、少し高級そうな雰囲気のバー。その出入り口の扉に手をかけ、
歌声と演奏が耳に入った瞬間、カイムはあちゃーというように頭を抱える。本当はもっと早く入店するつもりだったが、仕事をサボって城を抜け出そうとしたところを運悪く執事長に見つかってしまった。そのため、長々と説教を食らい、解放されたと同時に光速で駆けつけたものの、歌と演奏の開始時間には間に合わなかったようだ。だが、せっかく来たのだから途中からでも楽しもうと店内に足を踏み入れれば、案内されたカウンターの端の席に着き、美しい歌声を聴きながらカクテルを注文して)

(/場面転換ありがとうございます!)

>>アリサ

「お菓子? あー、たまに配ってるのを見かけたっけ。そか、お菓子好きなんだな」
(彼女の指差す方角に視線を向けると、思い出したように言って。幼い見た目通り、お菓子を好んでいるのだろうかと微笑ましく感じ、アリサのほうに向き直れば、無意識に彼女の頭へ片手を伸ばして軽くぽんぽんし)
「街を出入りできてるってことは、もう魔界には馴染めてんのか…? 人間を食い物としか見ねぇ奴もいるってのに、ほんと怖いもの知らずだな」
(街には多くの魔族が存在しているが、その全てが人間に友好的だとは限らない。彼女が街に行く際、トラブルに巻き込まれないように忠告でもしておこうと考えていたが、話を聞いたところ、その必要はないらしいと苦笑して)

>>モヴィ

(モヴィの太っ腹な発言に一瞬目を見開いてから、ふっと薄笑いを浮かべる。「おごり? マジで? 嘘ついたら槍千本降らすからな」と人差し指を真っ直ぐ立てて天井を指差しながら、冗談を言ってみて。カクテルを一口飲むと、彼からの質問に答えようと口を開き)
「そうだな…週に一、二回は来てる気がする。酒は美味いし、居心地いいし、クソ吸血鬼はいねぇし…好きなんだ、この店。…で、そういうお前は? 見た感じ、俺より常連っぽいが」

  • No.106 by モヴィ/アリサ  2023-03-03 14:25:57 

>104
>クローズ
(その適当を間に受け、アリサはふと思い出したように、ワンピースに備わっているポケットからお菓子を取り出して)
「はい、これ…ちょっとはお腹ふくれると思う」
(手のひらに乗せたお菓子を、クローズへ差し出し「お腹すいてるの辛いよね」と付け加え)


>105
>キール
(彼の将来について、うんうんと頷きながら聞いていると、不意に可愛らしいことを言うもんだから、モヴィはつい笑ってしまい「……や、ごめんね?…急に可愛いこと言うもんだからつい…」真剣に考えている相手に失礼だと思いつつ、ちゃんと謝罪をし。その後またいつもの調子で口を開き)
「だらしなくさせるのに尻尾はあってもなくても、関係ないよ。大事なのは"どんな相手も受け入れる"こと、その包囲力こそが人間をだらしなくさせる…なんだけど」
(包囲力といっても、やはり限度はある。モヴィの仕事は一般人のほか、犯罪者や社会不適合者、心に病を持つ者等…いろんな人を相手にするので、感情による影響及び負担はかなり大きい。それにより、逆に病んでしまう悪魔が多いのだ。モヴィはキールにはなるべくそういう思いをして欲しくないという気持ちを込めて「キール君、だらしなくさせる人間はちゃんと選ぶんだよ?オススメは仕事に嫌気がさしてる人間。以上!人界行くとき、役立ててね!」とウインクしながら、付け加えて)

>キール
(また数分経って、いよいよ背後から足音がしてきた。どうやら、相手が追いかけてきているようだ。よかった。迷子じゃなくて…などと考えながら、余裕を持って走っていると、不意に裸足が滑った、予想してない事態にアリサはバランスを取ることができず、そのまま転んでしまい)

>カイム
(相手が不意に手を伸ばしてくるもんだから、一瞬何事かと思ったが。怖い感じではなかったので、特に警戒することもなく受け入れる。続いて相手の言葉を聞いたアリサはちょっと目線逸らした。というのも、恐怖がもはや日常の一部のようになっている彼女にとって、かつて自分の周りにいた人間たちと攻撃的で恐ろしい悪魔はハッキリ言って、なんら大差を感じないのである。さすがにこんなことを悪魔である本人相手には口にできないが、とりあえず「うん、怖いのはへーき…」とだけ返事をし、目線をまた彼の方へ戻して)
「…そういえば、おにーさんはどうしてこの森にいたの?…おしごと?」
(ふと気になったことを首傾げながら聞いてみて)

>カイム
「うん!僕は君よりよーくこのお店に来るよ~、仕事終わりとか、休日の夜とか!」
(ウイスキーをまた一口あおり「ねー、マスター?」と聞くと、マスターは頷いて返事をする。「僕の家にも近いから、通いやすいんだよねー」ニコッと純粋な笑顔で言って)

  • No.107 by シャロン  2023-03-03 16:09:26 



>>103
>>モヴィ

「 `らしく`ないわねdarling.
  おうちでは意外と子猫ちゃんなの?。 」

( 彼の言葉に思わずくすくすと笑ってしまう。確かに彼が女性と並んでいることを見たこともないし、家に連れ込んでいるといううわさすらも聞いたことはない。──男性と、という話ならばよく聞くが。彼の頬にそうっと触れてはその白魚のような指で優しくそれをなぞり、蠱惑的に微笑んで。今夜の自分の仕事は`王子様を忘れさせること`。サキュバスほどではないが、セイレーンも男を誘惑するのが仕事だ。シャロン以上の適任はないだろうと。 )

「 女の前でほかの事考えるなんて無粋よ、
 私のことだけ考えてくださる? 」




>>アリサ

「 そうよ。宝石。
 女の子は誰だってそうなのよ、磨けば輝くわ。 」

( あまり納得のいっていないような彼女の表情に、確かにこんなに小さい子にはこんな比喩表現は難しかったかしらと思わず苦笑してしまえば、まあ心が成長していくうちにわかればいいかだなんて投げやりで。と、ふと彼女に見つめられていることに気が付けば、彼女の真ん丸な瞳を見つめ返して「 …ふ、なあに? 」と肩眉を下げて美しいともハンサムともとれる笑みを浮かべて。 )


>>105
>>キール

「 …確かに、貴方がもし人間に捕まってしまったら大変だものね…。 」

( なるほど、と腕を組んでルージュで彩られた唇にそっと触れる。これは彼女が何かを考えるときの癖で、彼の言葉…というよりも彼の祖父の言葉に妙に納得してしまいうんうんと頷いて。まだ彼と似たような小さな子供ならば襲うことも可能であろうが、成人した人間の火事場のバカ力というのはこちらが思っているよりも何倍何十倍強いのだ。それこそシャロンのような相手を操る能力がないと彼の体格では一度捕まってしまったら逃げ出すのはさぞ困難だろう。と、彼から帰ってきたのは意外な返答でシャロンは思わず目を丸くして。なるほど、同じ魔族というくくりの中でも同族である吸血鬼の血液は飲めない、そう返答した彼にまた興味深そうに頷けば、まあ人間の中でも同じ人間というくくりのほかに肌の色が違ったりするしそういうことなのだろうか…と。ちなみに肉の味はたいして変わらない。肉付きがよかったり痩せすぎていたりすることはあるが、基本的な`味`という部分では人間はみんな同じである。)

「 それはどうしてなのかしら…。
 吸血鬼の血液と、私たちの血液の違い…。色が違ったりするの?」


>>カイム


( あと2曲で本日のショーはお仕舞。先ほどよりも情欲の混じった歌詞のセクシーなブルースをうたいながら、ふ、と視界を移した際、見たことのある美丈夫が目に入る。本当に来てくれたのね、と思わずふわりと花が綻ぶような笑顔を浮かべれば、そのまま彼に向けてチュ、と軽いリップ音と共に投げキスを。普段うたっている最中は滅多にそうして誰かへメッセージを送ったりしないシャロンだが、その日は気分が良かったのかその表情はご機嫌で。そうして最後の曲まで歌い切り、拍手や指笛が鳴る中スポットライトから外れれば、流石質のいいバーというかなんというか、ステージから降りた彼女に絡むこともなく談笑をはじめて。 )

「 Hi,来てくれたのね。嬉しいわ。 」

( そのまま真っすぐ彼のほうに来ては、ちゅ、と挨拶のキスを彼の頬に落としたあとに`お隣失礼`と彼の隣のカウンター席に腰を下ろし、すらりと足を組んで。彼と同じものを、とカウンター越しのマスターへ告げては、彼のほうに向きなおりにこりと笑みを浮かべて。 )

  • No.108 by モヴィ/アリサ  2023-03-03 16:55:23 

>107
>シャロン
(子猫か、確かに今は子がついてもおかしくないほど、受け身の状態だ。これでは"彼氏"の意味がない。もう王子などどうだっていい、今はただ目の前の彼女と過ごしたい。それだけなのだから、モヴィは静かにグラスを置き、怖がらせたりしないようゆっくりへ手を伸ばし、彼女の優しいクリーム色をした髪に触れる。柔らかい、そう思いながら愛おしげにちゅ、とキスを落とし)
「…これでもう、雑念は消えた。Honey、今の君は僕のものだし、僕も君のもの。…ふふ、もう、別のことも考えたりしない!」
(ニッコリとした笑顔。いつもとは違い、まさしく恋人にするような甘い笑み。調子を取り戻したモヴィは持て余している尻尾をシャロンの腰のあたりにゆるく巻きつけて)

>シャロン
「…なんでも……ないです」
(女の人なのに、どこかかっこのいい笑みで見つけ返されれば、照れくさそうに顔を赤らめ、その後恥ずかしそうにそっぽ向き「おねーさん、実はほうせきから生まれたの……?」などと言って)

  • No.109 by クローズ  2023-03-03 17:10:34 

>アリサ
え…あ…ありがとう…
(吸血鬼なので血以外飲み食い出来ないが無理やり口の中に渡されたお菓子を突っ込み)

  • No.110 by モヴィ/アリサ  2023-03-03 17:50:19 

>109
>クローズ
「…どう?」
(相手が食べたのを見ると、首を傾げながら聞いて)

  • No.111 by クローズ  2023-03-03 19:28:19 

>アリサ
う…うん食べたヨ…ウッ…
(顔色が悪くなった瞬間吐きそうになり)

  • No.112 by モヴィ/アリサ  2023-03-03 22:10:37 

>111
>クローズ
「…!」
(相手の様子を見て、アリサは動揺した。もしやお菓子の類は食べられない種族だったのか、だとしたら自分は大変なことをしてしまったと焦り)
「あ…あの、ごめんなさい。お菓子…食べられないの知らないで、余計なことしちゃって……」

  • No.113 by クローズ  2023-03-03 23:39:49 

>アリサ
い…いや…言わなかった自分も悪いですし…
(少し深呼吸をした後に言い)

  • No.114 by モヴィ/アリサ  2023-03-04 15:28:35 

>114
>クローズ
「おにーさん、おにーさんは一体なんの種族なの…?」
(彼と会ってから、やや時間は経過しているが、未だになんの種族かわからず。彼を見つめながら聞いて)

  • No.115 by モヴィ/アリサ  2023-03-04 15:32:05 

(/↑宛先の番号ミスりました。すみません!)

  • No.116 by クローズ  2023-03-04 18:45:01 

>アリサ
…おれは…なんだ?…
(自分でも種族が分からなくなり)

  • No.117 by モヴィ/アリサ  2023-03-06 09:30:28 

>116
>クローズ
「…わからないの?」
(本人もわからない様子を見て、キョトンとし。「悪魔とか、吸血鬼とか…魔界にはたくさん種族がいるけど、おにーさんは…もしかして、どれでもないとか?」アリサの種族である死人のように、彼も珍しい種族なのでは、と思い)

  • No.118 by シャロン  2023-03-06 11:51:58 


>>108
>>モヴィ

…ふふ、Good boy.

(ちゅ、と自分の髪にキスを落とす彼を見て`あ、きれい。`となんだか絵本の中に出てくる王子様を見ているような感覚がして。王子様を探す彼も素敵だが、なるほど。自分が王子様でもなかなかサマになる。シャロンは穏やかに垂れた目じりでぽつりと囁くように彼に上記を返しては、「 ようやく今の私は貴方のものだってわかってもらえたのね? 」とくすくすと楽し気に微笑みながらひらりと白魚のような右手を軽く振り。 )


>>アリサ

!…ふ、あはははっ、私が?

( 彼女から予想だにしない質問が飛んできたことに一瞬面くらったかのように宝石のような瞳を丸くさせるも、ふと我に返れば可笑しそうにぱっと笑い出して。小さな彼女らしい、実に純粋無垢な質問だった。「 あなたはどう思う? 」とまだ楽しげに笑いながらそう彼女へ逆に問いかけてはこてりと首をかしげて )

  • No.119 by モヴィ/アリサ  2023-03-06 12:31:10 

>118
>シャロン
「うん。君は僕の彼女だ。」
(楽しげに笑う彼女を見ていると、なんだかこっちまで嬉しくなる。モヴィはシャロンに顔を向けたまま「楽しそうな君をこうして見てるとさ、なんだか僕まで楽しくなっちゃう。…不思議、本当は女の人苦手なのに…シャロは特別みたいなんだ」ニコッと笑顔で。シャロンの右手を自身の頬へ引き寄せて)

>シャロン
「おねーさんはきっときっと、海のほうせきから、生まれたと思う!」
(こんなに綺麗で、歌も綺麗な人魚さんが宝石から生まれていないはずない。アリサはちょっと真剣な表情でシャロンの方へ向き、そう答える。これでもし、宝石じゃなかったら。じゃあどこから生まれたの、と疑問を持つだろう)

  • No.120 by キール/カイム  2023-03-09 19:27:24 

キール
>106
>>モヴィ

「? ……わかった。受け入れればいいんだね。人界に行く前に、いっぱい練習しておくよ」
(真面目に話していたつもりだったが、可愛いと言われてしまい、なぜだろうと頭上にクエスチョンマークを浮かべる。自分は吸血鬼で、相手は悪魔。種族が異なれば、感じ方もまた異なるのだろうか、とあまり気にしないことにして。モヴィからのアドバイスを聞くと、「そっか。だらしなくさせるのは、誰でもいいわけじゃないんだね…初めて知ったよ」と意外そうなトーンで話し)

>>アリサ

(彼女の金髪と白い服は、森の中では目立つ部類に入るはずだ。ならば、常に周囲へ目を配りながら移動していけば見つかりそうだと推測し。そうして走りながら、斜め前方に目を向けた瞬間、キールは瞳をぱちくりさせる。ついに見覚えのある後ろ姿を見つけた。何かにつまずいたのだろうか…大きく揺れる長い金髪と白いワンピースを視界に捉えては、すぐさま進行方向を変え、徐々に距離を詰めていき)
「見つけた……あと少し……」

>107
>>シャロン

(納得したように頷く彼女に、「うん」と同意する。一対一なら能力を使って逃げ切れる自信があるが、複数人に囲まれてしまえばどうにもならないだろう。吸血鬼の生態に興味津々といった様子の彼女から質問を重ねられると、ふむ、と口元に片手を当てて少し考え込み)
「いろいろ訊いてくるね…なんだか学校の先生になったような気分だよ。さてお姉さん……いや、お嬢さんなのかな。吸血鬼の『眷属』って聞いたことある? 吸血鬼が自分の血を相手に飲ませると、自由に操ることができるんだ。でも、吸血鬼同士だと効かないみたいで…飲もうとしてもすぐに吐いちゃうの。血液の色や味、舌触りは他の魔族とあまり変わらないのにね」
(実は相手のほうが年下かもしれないことを不意に思い出し、呼び方を訂正しつつ、吸血鬼の血液が持つ特性を淡々と説明して。人間や他の魔族に血を与えて、相手を支配する力。城で雇っている従者たちにも、吸血鬼の眷属となった者は少なからずいる。魔界をくまなく探せば、同族の血も平気で飲める吸血鬼も存在するかもしれないが、今のところ、見たことも聞いたこともない)


カイム
>106
>>アリサ

「いや、大した用じゃねぇよ」
(逸らされた目線とどことなく曖昧な返事に違和感を覚えるも、カイムは黙っておくことにした。相手の頭から手を離し、首を横に振りながら問いかけに答える。会ったばかりの幼い少女を頼るのはどうにも気が進まず、少々きまりの悪い顔になって、「…ちっと探し物。この森で、楽譜を一枚失くしたんだ。見つかんねぇし、もう諦めるしかねぇけどな」と自分の腰に片手を当てながら溜め息を零し)

>>モヴィ
(彼の話を聞き、なるほどな、とゆっくり頷く。自宅から近く、通いやすいなら、確かに店の利用頻度は多くなるものだろう。だが、頻繁に通って何杯も酒をおかわりできる程、所持金に余裕はあるのだろうか、と疑問が生じて。ふとバー周辺で見かけた大きな家屋を思い出すと、思案顔になりつつ彼に尋ねてみて)
「ん? このバーに近いってことは……まさか、あのデカい家か? お前ってスゲー金持ちなん…?」

>107
>>シャロン

(彼女の出番はあっという間に終わってしまった。控えめに拍手しては、静かに息をつく。もちろん遅刻した自分が悪いのだが、やはり物足りないと感じてしまう。マスターから受け取ったカクテルを一口飲むと、やがて聞き覚えのある声が耳に届き、そちらへ振り向いて)
「あぁ、せっかくのお誘いを無下には出来ねぇよ。…来てることに、また気づかれるとは思わなかったけど」
(彼女からの挨拶を受け、平然と素の口調で言葉を返す。自分の入店した時間帯がショーの最中だったため、こっそり席に着いたつもりだったが、どうやら無駄な努力だったらしい。彼女の視力が良いのか、はたまた自分が思いの外目立ってしまっていたのか、と敗因を思い浮かべれば肩をほんの少し竦めてみせ)
「それにしても、今日はやけに上機嫌だな。何か良いことでもあったのか? Ms.シャロン」
(隣のカウンター席に座るシャロンを見て、僅かに訝しげな表情を浮かべる。彼女はステージに立っていた時も、珍しく投げキスをするなど普段と違う様子を見せていた。その仕草がカイムの印象に残ってはいるものの、自分に向けられていたとは露知らず、彼女に問いかけてみて)

  • No.121 by モヴィ/アリサ  2023-03-09 21:54:54 

>120
>キール
「うん。中には…こう、あんまり気持ちのいい話をしないというか、闇が深すぎる人間とか居るからね。だから、そういうのでしんどくならないように人を選ぶ、っていうのは大事!」
(意外そうな彼の反応を楽しみながら、モヴィは今までの経験を思い返しつつ、明るい笑顔で上記を述べ「ま、僕を含めこの仕事してる悪魔たちは、選り好みせずいろーんな人間をだらしなーくさせなきゃいけないんだけどね~」と呑気に付け加えて)

>キール
「…!」
(転んだせいで、少し膝にジンっ痛みがあるが、幸い特に怪我はしていない。それよりも、鬼が近づいてくる足音に焦って、すぐに立ち上がり。捕まりそうなところで避けようとした。が、時すでに遅くて)

>カイム
「がくふ…って、あのおんぷが書いてある…?」
(拙い記憶を辿りながら、昔一度だけ見た楽譜がどういうものかを思い出す。そんな物が落し物なんて変わった悪魔さんだ。しかし、紙きれ一枚をこの森に落としたとなると、確かに見つけるのは困難だろう、何せこの森は広い、その証拠に一部の種族が住み着くほどだ。諦めるしかない、そう言いながらため息をつくおにーさんをちょっぴり不憫に感じて)
「おにーさん、よかったら私も探そうか?私、この森にちょっとだけ詳しいから…もしかしたら、見つけられるかも」
(コテっとあどけない顔で頭を右に傾げながら言う。特定の住処は持ってないが、たまの睡眠のための寝床を確保するときなど、やはり街より森の方が入り浸っている割合が多いので、それなりの方向感覚と土地勘には自信がある。もし自分が、手伝いになれるならそうしようと思って)

>カイム
(「あれ、よく知ってるね?」ちょっと驚いたような顔をし、酒を煽っていた唇をグラスから離して)
「そうそう、あの大きな家。僕あそこに住んでるんだよ。」
(バーの周辺で大きな家といえば、モヴィの家しかない。先ほどの太っ腹な発言と結びつかれてバレたのだろうか、そう推測しつつ。続いて金持ちかと聞かれれば、少し言いにくそうに口を開き)
「まぁ、そうなるのかな…?僕さ、人間を堕落させる仕事やってて…結構、ベテランなんだよね。んで、あの家はその給料を貯金して買った」

  • No.122 by シャロン  2023-03-12 03:11:48 




>>119
>>モヴィ

……ふふ、〝あの〟モヴィ様の特別?
光栄ですわ。

( まるで世の女たちが嫉妬に狂うような滑らかな毛穴ひとつない陶器の肌に自身の手が触れ、彼からの言葉に穏やかに笑ってみせる。確かに、ここまで彼に近付いている女は今まで見た事がないし本当に彼の特別を賜っているのだろう。シャロンの瞳はトロンとはちみつのように蕩けていて、まるで寒い雪の日に飲むホットミルクのように暖かで心地の良い穏やかなこの時間は何故かずっと続けばいいのになと。 )

>>アリサ

あらあら。

( あまりに真っ直ぐすぎる彼女の言葉に思わずくすくすと笑ってしまう。自分なんかよりも、彼女の方が余程きらめく宝石のような存在なのに、心までもが輝いているのかと。「 そうね、ふふ。そうかもしれないわ。きらきらひかる藍色の…海の色の宝石から生まれたのかもしれないわね。 」そう返しながら、金の絹糸のように美しい彼女の髪をそっと撫でて。 )


>>120
>>キール

、……成程ね。
同じ効力を持つもの同士、打ち消しあって毒になるのね。

( お嬢さん。そんなふうに分かりやすく呼ばれたのは随分と久しぶりで、思わずシャロンは面食らってしまい彼の言葉への反応が遅れてしまい。もうすっかり〝レディ〟と呼ばれるには十分な年頃になった今、お嬢さんと呼ばれるのはなかなか恥ずかしいものなのか髪で隠れている耳はじんわりと熱を持っていて。だが彼の話を聞いてから疑問だった事柄は自分の中で折り合いは着いたようで納得し。たしかに、どちらも同じ眷属として相手を操る能力を持っているのであれば打ち消しあってしまうのも納得だと。「 とても分かりやすい説明だったわ、ありがとう。ええと……ミスター。 」少し迷った末にそう彼のことを呼称を改めては、どこかむず痒い気持ちに後ろ手に組んだ指をそわそわと何度も組み直して。 )


>>カイム

あら、わかる?
色男が私の歌を聞きに来てくれたの。

( 先日会った時とは随分と雰囲気の違う彼に嗚呼本来はこんな風な方なのねと妙に納得したかのようにストンと自分の中で解決しては、彼の言葉にふ、と片側の口角を上げればカウンターに両肘を立てた自身の手の甲にこめかみをこてん、と傾けては白い肩からさらりと彼女の髪が流れて。気付いた?とでも問いかけるような、深い海のような瞳で相手を見つめて。マスターから注文した酒を受け取れば 「貴方に。」 と一言告げれば彼のグラスに軽く自分のグラスをぶつけ、1口酒を含んで唇を湿らせて。 )


  • No.123 by キール/カイム  2023-03-12 08:44:55 

キール
>121
>>モヴィ

「いろいろなタイプの人間がいる……学校でも習った。悪魔に負けず劣らずの邪悪な心を持った怖い人間もいるんだって。モヴィは…お仕事、しんどくないの?」
(街の外へ出て、吸血鬼の城へと続く道に差し掛かる。その道を歩きながら、言葉を噛み締めるように呟いて。自分たち魔族から見れば、人間は弱い存在だ。しかし、例外もあり、人間の中には魔族と同等か、それ以上に危険な者もいることをキールは知っている。あっけらかんとした雰囲気の彼を見上げると、つい気になったことを素直に声に出して尋ね)

>>アリサ

「……えいっ」
(体勢を立て直す相手に素早く接近し、傘を持っていないほうの腕を真っ直ぐ伸ばす。もし、アリサが転倒していなければ、追いつけなかったかもしれない。そんなことを考えながら、彼女の肩に片手をぽんと置き、「…捕まえた。僕の勝ちだね」と呼吸を整えてから言い放ち)


カイム
>>アリサ

「そうそう、よく知ってんな」
(楽譜を知っている様子の相手に感心して頷き返す。確かに相手のほうが自分よりよっぽど森に詳しそうだと、続く言葉にはっとしたように瞬きし。だが、一緒に探そうとしてくれるアリサの申し出に対し、申し訳ない気持ちになって若干困り笑いの表情を浮かべながら、「でもまぁ、わざわざ探してもらう程の物じゃねぇから。散歩のついでとかに見かけたら教えてくれ」と遠慮気味に返答し)

>>モヴィ

「…なんとなく、あの家かもって思った。そか、家を買える程稼いだのか…すげぇな」
(モヴィの家について憶測で発言していたが、どうやら当たっていたらしい。貯金して家を買ったと聞くと、少し目を細めつつ、ぼそりと呟くように称賛して。残っていたカクテルを一気に飲み干すと、一息ついてからモヴィに視線を向け、「とりあえず住所特定できたし、暇な時に突撃するか」と口角を上げつつ、冗談交じりに話し)

  • No.124 by モヴィ/アリサ  2023-03-12 12:22:18 

>122
>シャロン
「そう言ってくれるとは、僕も光栄だな」
(彼女とだったらずっと一緒でもいい、なんて同性が好きなくせに変な考えだけど。やはり、自分は寂しかったのだ。人界による影響以前からずっと、モヴィは尻尾でシャロンを優しく自身の方へ更に引き寄せると、穏やかに笑って)
「僕、一日だけ~なんて勢いだけで言っちゃったの後悔してる。本当はもっと…シャロと一緒に居たい。王子様とか、もうどうでもいいからさ」
(今度は気持ちをしっかり吐露して)


(/このまま、モヴィとシャロンで恋人関係結びませんか?ダメでしたらこの背後の文は無視でお願いします~)

>シャロン
「やっぱりそうなんだ。魔界の人魚さんってすごい…」
(相手からの返答を信じ純粋な目を輝かせて、そう呟く。宝石からか一体どんなふうに生まれるんだろう、宝石が割れるとか?などと考えていると、おねーさんの白くて輝かしい白魚のような肌をした手が金髪に触れた。今まで髪を触ってくる人はいなかったので、頭にはてなが浮かび、首を傾げてシャロンを見て)
「私の髪がどうかした…?」


>123
>キール
「そうだね~君の言うとおり、最初に働いたときはもーほんっとに、しんどかった。でも、お給料が良いから頑張った!今は…たまにちょっとした負の感情に影響されることはあるけど、耐性がついたかな。」
(あはは、と元気に笑って、キールにもうなんともないことを示すように答えを言う。いろいろなタイプの人間がいることを知っているなら、大したものだ。自分はなんの予備知識もなくて痛い目を見た。彼はどうかそんなことにならないように、成長して人界へ行くようになったら用心して欲しいものである。モヴィはキールの頭を軽く撫でて)

>キール
「…まけちゃった……」
(たまたま、転んでしまったのだから負けるのは仕方ない。とは思いながらも、なんだかちょっと悔しい気持ちになって「つぎは私がおにさんやりたい、キールおにいちゃん捕まえてかちたい!」と言って)

>カイム
「えんりょしなくても良いけど…でも、分かった。」
(相手が困ったように笑うので、無理強いはできないと一緒に探すのは諦め、納得したように頷いて返事をする。それに、今気づいた。空がちょっとづつ赤みを帯びて暗くなっていることに、これでは探そうにも探すことはできない。話している間の時が経つのは早いもので、これから夕方になるだろう。「もう遅くなっちゃう、おにーさん。…おにーさんは帰らなくて平気?」小さく空を見上げながら相手に問い)

>カイム
「あっはは!いいよぉ~?いつでも突撃しといで~」
(ぼそりと呟かれた言葉に、瞬きして微笑めば、相手に便乗して自分も氷が溶けて水割りになったウイスキーを一気飲みし。続いて冗談交じりの話には笑い、いつでも大歓迎だと言わんばかりの口ぶりで)

  • No.125 by シャロン  2023-03-13 17:13:33 


>>124
>>モヴィ

きゃ、

( ふわり、と彼の尻尾が自分の腰に巻き付いたかと思えばそのまますぽりと彼の胸に収まる。身長は大して変わらないし、男性にしては小柄だが、たしかに女の自分とは体格が少し違うのが不思議だ。彼の言葉にぱちぱちと何度か面食らったかのように瞬きをしてはしばらく不思議そうに目を丸くした状態で彼と見つめあい、幾分かそうしていたかと思えば「 …モヴィ、? 」と彼の発言の意図が分からずに、鈴のような声でぽつりと彼の名前を呼んで。 )

( / わ!シャロでよければよろこんで~!! )


>>アリサ

綺麗な髪ね。
…朝焼けの中で泳いだらさぞかし美しいでしょう。

( まるで壊れやすい宝石を扱うようにそうっと、優しい手つきで彼女の髪をなでる。今も木漏れ日できらきらと輝くその金色の髪は、きっと朝焼けの差し込む海の中であったら今よりももっと美しいだろうと。シャロンはふ、とほほ笑めば「 もし海の世界に来たくなったらいつでも仰って。案内して差し上げるわ。 」と。 )

  • No.126 by モヴィ/アリサ  2023-03-13 22:16:22 

>125
>シャロン
「シャロ…」
(焦がれる思いを胸に愛おしげに彼女の名を呼べば「こんなのは初めてだ…なんていうか、その…」自分でも戸惑うほどの焦がれる気持ち、緊張を誤魔化すように自身の髪を耳にかける仕草をすれば、いつも通りに。と心の中で自分に言い聞かせる。時計の針が12時を回って一日が終わろうとしたとき、モヴィはまだ彼女との関係を終わらせたくないと、口を開き)
「好き。」
(今まで誰にも言ったことのない心からの本音。モヴィはそこから少し間を置きクスリと自嘲し「…驚いたよね、僕が女性に告白するなんて…でも本気なんだ。本気で好き。同性なんかよりも君のことが」真剣な眼差しで、一言一言を噛みしめるようにそう伝え)

(/ありがとうございます~!)

>シャロン
「じゃあいつか、あさやけの時にいっしょに行きましょっ、それでっ、いっぱい泳いで…それから……」
(自身の金髪を褒められたことに喜びを感じつつ、いつかシャロンおねーさんと一緒に海に行ったら、何をするかを楽しそうに想像する。あと、海といえば泳ぐこと以外何があっただろうか、んーと唸りながら考えていると、不意にあ!と声をあげて)
「おさかなさん!私、たくさんのおさかなさんと会いたい!」

  • No.127 by シャロン  2023-03-14 10:23:29 


>>126
>>モヴィ

( 酒のせいか、それとも目の前の彼から感じる熱のせいか。体がくらくらと熱い。嗚呼困った、と思う頃にはもう遅く、彼の瞳に吸い込まれるように目を離せないでいた。まさか、そんな、彼が。一晩だけの関係だったりゆがんだ愛情を向けられることは今まで生きてきてたくさん、数えきれないほどあったが、こうして真っすぐな愛情を向けられることは少ないためかシャロの頬には朱が散ったように赤みが差して。「 …ずるい、わ。 」赤くなった顔を隠すように彼の胸に顔をうずめれば、天下の美貌を持つ歌姫のその声は震え、ただの少女のようにも見え。 )


>>アリサ

おさかな?
…ふふ、そうね。きれいなおさかながすき?

( 彼女の言葉にくすりとほほ笑んでしまえば、こてりと首をかしげて彼女へと問いかけて。シャロンは人魚姫ではなくセイレーンなので、正直に白状してしまえば魚たちと仲良しというわけではなかった。人魚姫のように皆に愛され慕われるお姫様ではなく、恐ろしい魅力の歌声を持つセイレーン。魚たちは岩陰からこそこそと除いては来るものの、決してこちらに話しかけてくることは今までなかった。だが、マアきっと話せばわかってくれるだろう。同じヒレ持ちだし。シャロンはそんな雑な風に自己完結をしては「 わかったわ、 」と彼女へとふわりとほほ笑んで。 )  

  • No.128 by モヴィ/アリサ  2023-03-14 11:58:32 

>127
>シャロン
(いつもは聡く美しいレディである彼女が、今は純真な少女のように顔を赤らめ、それを隠すように胸に顔を埋めている。心臓の音を聞かれたら恥ずかしいな…と思いつつ、今日は彼女の昼でも夜でも見たことのない一面を多く見れた気がする。シャロンの頭に手を添えて優しく髪を撫でていると「可愛い…」と自然に言葉が出てしまい)

>シャロン
(すっかり話が弾んで上機嫌だったアリサだが、ふと「おさかなさんと、お友達なれるかな。」と不安交じりに言う。今まで作ったことなんてない友達、それを魚となんて結ぶことができるのだろうか、それに自分は内臓を持つ生き物全ての敵だ。気づかれて嫌われてしまったら…再度、シャロンの顔を見て)
「……でも、おねーさんと一緒なら大丈夫かな」
(安心したように笑ってみせて)

  • No.129 by シャロン  2023-03-14 14:37:07 


>>127
>>モヴィ

っ、

( 髪をなでられながらぽそりと耳に聞こえた彼の言葉に、びくりと肩をはねさせる。`美しい`や`キレイ`やいくらでも今まで受け取ってきたが、`かわいい`というのは全くと言っていいほど言われたことがないため過剰に反応してしまう。それに、なんだか普段よりも彼がずうっと男らしく見えるのだ。さっきまで女友達のような距離感だった彼の今までに見たことのない異性を意識させてくる言動一つ一つにくらくらと視界がまわるようで、`いつものシャロン`に戻ってこられない。「 …美しいの、間違いでしょう。 」ぽそり、と出た言葉はやはりいつもの彼女らしくもなく、照れ隠しをするあまのじゃくのような声色で。 )


>>アリサ

そうねえ、場所によるけれど…。
あまり深いところに行かなければ気のいい明るい魚が多いわ。

( 彼女の不安そうなつぶやきを拾えば、ふむ…と陶器の頬に手を当てて少し考えるしぐさをしたあとに蒸気をこたえて。基本的に海の中の生き物は皆能天気で歌や音楽が好きなものが多い。音が絶えないので、暇をすることがないだろう。だがしかし一足深海へ踏み込んでしまえば話が変わってくる。あそこにいる者たちは皆陰気で人の不幸を喜ぶような意地の悪い魚たちが多いのだ。シャロンとしてはそちらのほうが知り合いが多く暗く音のない空間含め気に入っているのだが、目の前の彼女が楽しいのはきっと浅瀬の音のあふれているほうだろうと。 )



  • No.130 by モヴィ/アリサ  2023-03-14 19:32:33 

>129
>シャロン
「ああ。その通り、君は美しい…けどいま僕が言いたかったのは"そこ"じゃない」
(どこにシャロの美しさを否定する者がおろうか、彼女の言葉に対し嘘偽りのない肯定をする。けれでも、モヴィが言いたいのは彼女の美しくキレイな"容姿"や"歌声"ではなく、今この時の仕草に表情、初めて見ることができた新たな一面で)
「Honey, 僕は悪魔だから、意地の悪いことをこれから言う_」
(前置きの後。ニコッと微笑む、それは仕事や普段のプライベートでもしたことがない、まさに優しく誘う悪魔の笑みで「お顔。もっと見せて」と言い)

>シャロン
「明るいおさかなさん達…ふふっ、なんだか楽しそう。魔界の海は楽しいところなんだね。」
(彼女の言う気の良く明るいお魚さん達と、一緒に遊ぶ自分を想像して微笑むと、アリサはふと思った。そういえば、人界の海はもっと知らない。綺麗なとこなのか、どんなお魚さんが居るのか…結局見ることもないままここに来た。目の前の人魚さんなら何か知ってるだろうか、アリサは聞いてみることにし)
「ねっ、シャロンおねーさん。人界の海ってどんなところ?私っ…見たこともないから分からなくて……ずっと、知りたいって思ってたの。だから…もし知ってたら、おしえて」

  • No.131 by シャロン  2023-03-14 22:08:01 


>>130
>>モヴィ

ッ、……。
( 嗚呼、自分はなんて悪魔に捕まってしまったのだろう。彼の言葉が心の隙間にするりと入り込んで、そのままきゅうと胸を締付ける。まるで酔ってしまったかのように脈の早い心を押さえつけるようにきゅ、と拳を握っては、「 …Darling,あまり虐めないで、 」と日頃の凛とした歌姫からは想像のできない、羞恥から浮かんだ涙をディープ・ブルーの瞳に溜め、まるでベッドの中のように顔をほてらせた状態で彼を見上げるようにそっと顔を上げて。 )


>>アリサ

ん、そうね……
季節にもよるし場所にもよるけれど、人間の方が多いわ。

( 少しなやましげに首をかしげつつそう答えては、人界の海を思い出しつつそう答え。魔界の海とは違い、人界の海というものはいつだって人間が多い。海辺で遊ぶものや、魚を取りに来ているもの。それから〝沈める者〟と〝沈められる者〟。人間たちはどうにかこうにか技術を駆使して魚を大きな漁船で捕まえに来ることが多いため、おそらく彼女の期待しているような海では無いと。「 でも、そうね。あなたならきっと人界の方が向いてるわ。こんなに怖い海よりもね。 」 とくすくすと笑ってしまえば、マア最も人界は水中よりも水面や波打ち際にいることが多いのだが。仕事柄。 )


  • No.132 by モヴィ/アリサ  2023-03-14 23:12:48 

>131
>シャロン
(彼女が顔を上げたとき、モヴィは息を呑んで金の瞳を見開き、同時にゾクッと自身の身体が震えた。羞恥で涙が目尻に溜まっている瞳も、上気したようにほてった表情も全てが愛おしい。嗚呼、もういっそ、そのぷっくりと柔らかい唇にキスしてしまおうか。でもそうしたらきっと我慢できなくなる__生唾を飲んで、鼻から深呼吸をして落ち着きを取り戻す、全く悪魔というのはつくづく欲深い面倒な生き物、どんなに女らしく振る舞おうともサガを刺激されては男に戻る。今の自分はそんな状態。細い指を彼女の目元へ伸ばし、溜まっている涙を拭ってあげて「ごめんね。…少し、このままでいさせて」そう言って、最低限の飛行の時でしか出さない羽を、片方だけ出して彼女を優しく包み込んで)

>シャロン
(彼女の言う答えにそうなんだ、とだけ答える。確かに人界の海は自分の思っていたものとは違うようだ。人間の多い海と、人間ではなく魚や人外が居る海、か。次いで彼女に言われた言葉について思案してみたが、どうにもアリサには人界の海が似合うとは思えなかった。というのも、人間という生き物に対していい思いをしたことがないからで)
「…でも、私は魔界の海の方が好き。いつか、行ってみたい…怖いのはたぶんだいじょーぶ、慣れてるから」

  • No.133 by シャロン  2023-03-15 10:24:32 


>>132
>>モヴィ

きゃ、

( 背中から慣れない何かにふわりと包まれ、思わず彼のほうへぎゅ、と力を込めてしまう。ふ、と後ろへ視線をやれば普段彼が出しているのを見たことがない羽根で。羽と彼に挟まれるように包まれている状態であれば、照れて自身が火照っていることに加えて暖かい体温と羽に包まれているセイレーンのシャロンはぐるぐると考えがうまくまとまらなくなってしまい。魚は人の体温で火傷をするというが、セイレーンもここまでくるとそうなってしまうのだろう。とろん、と蕩けた瞳で彼を見上げては「 それだけでいいの、…? 」と。決して煽るつもりでもなく、悪魔様も案外紳士的なのだなという彼女の感想ではあるのだが、如何せんそのタイミングが悪く。普段の頭の切れる彼女だったらこんなミスはしないのだろうが、なんせ今は熱に浮かされた状態だ。なにも考える余裕がないようで。 )


>>アリサ

baby,あなた案外怖いもの知らずなのね。

( 彼女から意外な回答が返ってくればきょとんと眼を丸くした後にぷは、と思わず吹き出してしまい。マア浅瀬のほうなら大丈夫かしら、と判断をすればむしろ彼女よりも自分のほうが彼方に住む魚たちに受け入れてもらえないかもしれないと苦笑して。だがしかし、と彼女の顎を人差し指でくいっと上げては「 恐怖に慣れることはよくないわね。恐怖心を失くしたら、なんだってできるかもしれないけれどその分自分を顧みなくなるわ。 」と一言だけくぎを刺して。幼い彼女にはまだ難しい話かもしれないが、その年から恐怖に慣れてしまうことほど恐ろしいものはない。恐怖への慣れというのは、いつしか死(消滅)の恐怖にも慣れてしまうのだ。 )

  • No.134 by モヴィ/アリサ  2023-03-15 17:57:53 

>133
>シャロン
(彼女の体の火照りは冷めることを知らず、さらに熱を帯びていく。それは羽で包んでいることと自分の体温のせいなのだろうが、どうしても離すことが出来ず。秘めた興奮も止まらない。そこへ追い討ちをかけるように言われた彼女の一言"それだけでいいの…?"故意に言っているのではないと分かりつつも「…っもぉ……!」とモヴィはたまらずシャロンを抱きしめて)
「…いいわけあるか。」
(彼女の耳元で吐息交じりに言えば、耳朶にキスを落とし、そのままカプッと甘く噛んで)

>シャロン
「………」
(湖に入って彼女の雰囲気が変わったときがあった。アリサはそのとき感じたのと同じ不思議な感覚にまた陥っていた。これはなんだろうっと相手の話はちゃんと聞いているが、少しボヤァとした顔をして__そういえば以前、街で女のヒトが子供に何か注意をしているのを見かけたっけ、ふと記憶が目に浮かぶ。今の状況と少し似ているような気がする。そしてもう一つ注意されていた子供は女のヒトをこう呼んでいた、それは__)
「…まま?」
(やっと分かった。この感覚、まるで母親に言われているようで)

  • No.135 by シャロン  2023-03-15 23:38:58 



>>134
>>モヴィ

ッ、ひ……

( ぞわぞわと背中を駆け巡った感覚にびくりと肩を跳ねさせて彼の服を握る手に力が篭もる。違う、こんなのはいつもの男を手篭めにする歌姫ではない、と自分でも思うのに体が上手く言うことを聞かず生娘のようにただ甘い声を漏らし体を跳ねさせることしかできなくなる。これが女性関係が真っ白だった男のすることか、と思うも悪魔の性なのだろうとすぐに考え直す。「 やだ、やけどしちゃう、 」 とよわよわと口にした言葉はハッキリとした拒否になることはなく、ただただ建前だけの拒否は力なく彼の胸を押すだけで。 )


>>アリサ

……まま?

( まるで予想だにしていなかった彼女の言葉に、思わず自らを指さして固まってしまう。これでも永く生きてきた自覚はあるし色んな者たちと関わってきたがこうして自分のことをママと評する者に会ったのは初めてであり、清廉とした美貌はどこへやらただただ目を丸くしてきょとんとしてしまい。「 え、ええと……どこが……? 」 と彼女の言葉の意図が全く分からずに、困惑を隠すつもりもなく前面に出したまま問いかけて。自分が知らないうちに老けてきているのかしら、とまだまだ若いにもかかわらず自分の頬にそっと手を添えてはこてりと首を傾げて。 )


  • No.136 by 常連さん  2023-05-14 13:36:26 

(/応援)

  • No.137 by ナナシ  2023-05-20 06:48:51 

(支援)

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