相乗りで何処までも 【 〆 】

相乗りで何処までも 【 〆 】

検索  2022-07-09 20:46:55 
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唯一無二の相棒へ。




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  • No.5362 by 探偵  2024-05-04 11:57:48 


っ、……ン、は…ァ……フィリップ…もう我慢出来ねぇ…お前と繋がりたい
(相手を両手で閉じ込めてしまえば視界の中には相手しか映らない。そんな状態で苦しげに呼吸をするのに幸福で蕩けきった笑みを向けられるのだからどうしようも無かった。相手が快楽に溺れた声でこちらの名前を呼ぶ、甘く脳内を揺らすその声は幸福と支配欲と独占欲と嗜虐心と、全てをぐちゃぐちゃに掻き混ぜて滾った体は相手のことしか考えられなくなっていく。身勝手な深い口付けとも呼べない行為を注ぎ込めば相手の喉は苦しげに震えるのに舌は求めるようにこちらへと絡みついて、項をなぞる度に跳ねる体を抱き締め拘束してその反応さえ自らのものにしていた。互いの口内がたっぷりと唾液で満たされた所でそれらを吸い上げ奪いながら唇を離して喉を鳴らして飲み下す。相手の体を愛でるこの行為だって最高に幸せだが、もっとこの欲と熱を満たして相手とこのまま溺れてしまいたい。その願望はもはやメモリの効果がなくとも口から溢れ出る、押し当てていた腰をさらに強く密着させグッとそこを揺らした。相手に問いかけておきながら甘い声は途絶えさせたくなくて、再び耳元に口を寄せると先程付けた赤い所有痕へ舌を這わせ「いいよな?」と念押しするも痕を刺激する舌の動きは止めずにいて)

  • No.5363 by 検索  2024-05-04 13:13:45 

っんん、っぁ、…はあ、ッ…翔太郎熱い…僕も、…ん、君のぜんぶが欲し、いっ
(反射的に跳ねる身体の動きすら封じられて注ぎ込まれる熱にただ乱れていく。息苦しいのに気持ち良いという異常事態すら相手に与えられたものなら嬉しくて目の前の相手の熱に溺れていく。淫らな水音が絶えず響いて口内が唾液で濡れるとまた相手に吸い上げられて銀の糸が伸びるのと男らしい喉が飲み込む仕草をするのをとろとろと蕩けた瞳で見上げていた。余裕のない声でその先を願われ、腰を更に密着されると昂った熱を強く感じて眉を寄せて感じたままを口にする。この熱を咥えこんだ時の想像すれば下腹部が疼いてもう我慢は出来なかった。耳に刻まれた跡を舌でなぞられると甘い痺れが広がって甘い声が溢れる。急かすように念押しされた問いの答えなど一つしかない。絶えず注がれる刺激に震え喘ぎ声と共に息を絶え絶えにしながらも相手の全てを求める言葉を送る。緩慢な動きで自らも相手の耳元に口を近づけリップ音を響かせると腰を浮かせる。欲の中心を押し付けるように腰を揺らすと相手の最後の理性すら壊してしまおうと口端を上げると「…奥まで頂戴、翔太郎?」と吐息混じりにとびっきり甘い声で更に踏み込んだ行為をお願いして)

  • No.5364 by 探偵  2024-05-04 14:18:52 


…っ、ぁ……フィリ、ップ……覚悟しろよ…
(こちらが乱暴に熱を注げば注ぐほど相手の目は熱に蕩けて口から甘い啼き声が響いて相手を求める心は膨れ上がるばかりだ。こちらのものを熱いと呟くその姿すら愛おしい、熱にあてられ上気している頬すら扇情的だった。最後の問いかけをしながらも耳には絶えず刺激を与え続ける、確かに痛みを伴うはずのものなのに口から出るのは喘ぎ声だけでその合間に最も深いものを求める返事がなされれば口元には薄い笑みが浮かんだ。相手に熱を注ぎ喘がせ鋭い刺激を与えて甘い声を享受することが出来るのはこの世でただひとり、自分だけだ。こうやってぐちゃぐちゃに蕩けて乱れている相手を見ることは自分しか許されない。相手の返事を聞き届け最後にまた所有痕を噛む、同時に相手から耳へと口付けを受け腰が押し当てられると身を固めた。その熱さに脳を溶かされていると腰が揺れて互いのものが擦り合わされる、トドメにあまりに甘くてあまりに妖艶な言葉をうければその瞬間に最後の理性は崩壊してしまった。震える声で相手の名前を呼ぶも共に吐き出される息は異常に熱い、最後に低く唸る獣のような声を囁けば、乱暴に下半身を覆う邪魔な布を剥ぎ取った。)

(/お世話になっております!ここらで暗転かと思いましてお声がけさせていただきました。メモリの効果で普段は言外になっている言葉まで口にしてしまって、自分の本心なのに翻弄される二人がとても微笑ましくもありドキドキもしてとても楽しいやり取りができました。本音を隠せないからこそ急加速で甘くなっていく二人のやり取りも楽しかったです…探偵は特に普段から全部を言わないのでつい沢山喋らせてしまいました。同じメモリの効果でも喧嘩になる人がいる一方でむちゃくちゃ甘くなってしまう二人が最高でした……今回もありがとうございます!
この後の展開ですがいかがしましょう?今回ギャグのつもりな甘い展開になりましたので前に上げさせていただいた初めての一人登校を見守るお話等のギャグ展開でもいいですし、事件などのシリアスな展開でもいいと思うのですがいかがでしょうか?)

  • No.5365 by 検索  2024-05-04 15:53:39 


…それで、息子の登校する様子を見守って欲しいと。
(本音を明かしてお互いが求めるまま熱に溺れてから一週間ほど。明け透けな欲をお互いにぶつけたせいか終わった頃には二人の体にはいつも以上に色濃く沢山の痕が散っていて気候は暖かくなってきたのに暫くは着込んだ方が良さそうだと相手の隣に居ながら贅沢な悩みを呟いていた。後に検索してみればメモリの効果はそれほど長くなかったのようで、実際行為の最中には切れていたことが分かれば自分の諸々の発言を思い出して一人顔を赤くしながらその事は秘密にすることに決めた。そんな日から比較的平和な日が続いていたが街は新しい風を運んでくる。今回の依頼人は若そうな女性で風.都.で会社員をしているという。彼女には今年小学校に入学した息子が居てこの数週間は付き添って通学していたそうだ。だがそろそろ時短勤務をフル出勤に戻す兼ね合いで通学に付き合うことが出来ず、また息子の自立のために1人で通学させたいが自由奔放な所や抜けている所があって心配な為初めての一人登校を学校に着くまで見守って欲しいというのが今回の依頼だ。簡単にその内容をまとめると答えは分かりきっているが「どうする、翔太郎?」と視線を向けて)

(/こちらこそお世話になっております。暗転ありがとうございました。本音を言ってしまうメモリのせいで普段心に秘めている言葉まで表に出てしまって翻弄されたり相乗効果で急加速していく流れがドキドキしてとても楽しかったです。仰る通り普段はかっこつけがちな探偵君が思っていることを全て明かしてくれていたのでその内心に心掴まれながらも検索も存分に小悪魔っぽいことをしながら甘い時間を過ごせてとても良かったです、本当にありがとうございました!
それでは1人登校を見守るお話はいかがでしょうか?いつも通り好きに動かして貰って最中何かトラブルに巻き込まれたりアドリブを要求されたりして賑やかな依頼遂行が出来たらと思います。/何か打ち合わせ等なければこちら蹴りで大丈夫です。)

  • No.5366 by 探偵  2024-05-04 18:46:31 


可愛い息子を独り立ちさせたいけど息子の事も守ってやりたい。良い親心じゃないですか。もちろん、お受けしますよ
(互いの本音を溢れさせたまま熱に溺れた翌日、あれだけ欲望に身を任せたのに体は定刻に目を覚まして微睡みの中互いの体に残る痕をみた途端メモリの勢いに任せて口にした数々の言葉を思い出し密かに悶絶していたのは相手には秘密だ。そんな日から一週間ほど、街の風は新たな依頼を運んでくる。内容は悩ましい親心、といったところだ。息子が心配な気持ちも分かるが彼と、そして彼女のためにもここは息子の独り立ちの一歩を見届けてやった方が良さそうだ。相手の問いには当然といった様子で口端を上げてみせると、ハードボイルドな探偵らしくキザな言い回しで依頼を承諾する。こちらの回答に母親は顔を明るくさせると『ありがとうございます!』と頭を下げる。それを制しながら明日の段取りの話となった。朝から彼女の家の近くに隠れ息子が出発すると共に尾行を開始、あとは何事もなく登校するのを見守るだけだ。息子が朝出発する時間を教えてもらったところで『あの子一人で登校するってなったら変に張り切っちゃって…絶対に着いてこないでって念を押されているので、お手数ですがあの子にはバレないようにお願いします』と追加の条件が出された。それも快諾し彼女を見送ったあと相手の方を見れば「今回の依頼、お前はどうする?依頼人の話聞いたなら興味あるんじゃねぇか?」と尋ね)

  • No.5367 by 検索  2024-05-04 19:26:07 

…今回の依頼自体に興味がある訳では無いけど朝の通学風景という物には興味があるかな。
(依頼内容を整理して相手に話を振れば当然といったように承諾の返事がされる。具体的な道のりとスケジュールを聞くが学校までの道のりも難解という訳でもなく何とも平和な依頼になりそうだ。追加で彼にはバレないようにという追加の条件が入るが子供相手ならばさほど問題でもないだろう。大体の流れを把握し、一応当日に彼が家を出たら連絡して貰うようにお願いしてから彼女を見送った。2人になれば相手がこちらに目を向ける。依頼自体はシンプルで相手一人でも十分こなせるものだ。それにはさほど興味はないが学生などが行き交う通学という行動には少し興味がある。基本事務所にこもることが多く外に出るにしても相手が情報を集め事態が動き出してから、となると午後になることが多くて出勤してくる際を除けば朝の風.都.にはあまり馴染みがない。独特な部分に関心を抱くと「明日は僕も着いていくよ」と意志を示して)

  • No.5368 by 探偵  2024-05-04 20:01:17 


なるほど、お前らしい理由だな。朝一番の風.都.を歩く機会もあんまりねぇし、二人でいくか
(冗談半分で聞いた問いには予想外の言葉が返ってきて一瞬動きが止まる。だがその理由はなんとも相手らしくて、小さく笑いながら了解の返事をした。本来尾行はひとりでやるものだが尾行対象が小学校にあがりたての子となれば問題はないだろう。息子くんの成長を見守りながら相手と朝の風景をじっくり楽しめそうだ。明日の方針も決まり後の時間は依頼人も無くいつも通りの生活を送って翌日、いつもよりも少々早めに起きて支度をし依頼人の家へと向かう。約束通りの時間にたどり着き近くの曲がり角へと隠れれば彼女から『今から出ます』と電話がかかってくる。相手へ目配せして身を隠すと程なくして男の子と依頼人とが家から出てきた。忘れ物がないかなど入念に確認したあとに『いってきまーす!』と上機嫌で元気な声が響いて男の子は家を飛び出していった。いかにも嬉しそうな足取りで進む男の子に微笑ましさを感じつつ相手の方を見やれば「よし、仕事開始だ」と声をかけ男の子の尾行を開始して)

  • No.5369 by 検索  2024-05-04 22:59:05 

ああ。…学校はここから真っ直ぐだ。足取りも問題無さそうに見えるけど…
(至極真面目に答えたつもりだったが相手にらしいと言われてしまった。何はともあれ依頼を二人でこなすことに決まるとあとは当日を待つだけでその日はいつも通りに過ごした。翌日、通学時間に合わせていつもより早く起きて準備して彼女達の家に向かう。それらしい曲がり角に待機していれば彼女から連絡が入ってその時を待つ。程なくして依頼人とその息子である男の子が出てきてやり取りをした後、上機嫌な様子で登校を始めた。相手の合図を受け尾行を開始する。昨日確認した学校への道のりは暫く直進が続く。迷っている様子もなく、寧ろ初めての一人での通学にウキウキしているのが伝わってくる足取りだ。自由なことにテンションが高いのかあらゆる所をキョロキョロしたり青信号の横断歩道を見て急加速して渡ったりと落ち着きがなく「…見ていてハラハラするね」と後ろをついていきながら呟いて)

  • No.5370 by 探偵  2024-05-04 23:46:48 


……ありゃ親御さんが心配すんのも分かるな。時々前見てねぇじゃねぇか
(相手と共に尾行を開始する、学校までの道のりは何度か曲がり角を経てはいるものの大きな道が多く分かりやすい道順のはずだ。それに学校へ近づけば近づくほどランドセルを背負って同じ学校へ向かう子供が増えるはず、つまり鬼門は最初ということになる。だがターゲットの男の子は浮かれ調子で落ち着きがない、相手の呟きに同意するよう頷くと目を離さないようにしながらこっそりと尾行を続ける。危なっかしくはあるが交通ルールも守っていて今の所無事に登校していると言えるだろう。そう思った矢先、ウロウロとしていた男の子の目線が脇道へと向いてパッとその顔を明るくさせた。違和感を持ったのも束の間、男の子は『ネコさんだ!』と叫ぶと通学路から逸れる道を走り始めてしまう。思わず「まじかよ!」と声をあげると「ひとまずはぐれないように追いかけるぞ!」と相手に声をかけて走り始めて)

  • No.5371 by 検索  2024-05-05 00:31:38 

っ、了解した!……居た。 けど、どうやって元の道に戻そうか…
(依頼を受けた時は心配のし過ぎではとも感じていたがあの様子を見れば依頼した理由も納得がいった。まだ登校時の景色や自分で好きに移動出来るのが物珍しいのか視線はよそ見していることが多い。興味を持った時は自分もあんな感じであることは棚に上げつつ見守っていると男の子の視線が他所に逸れて、その顔が明るくなったと思えば脇道の方に走り出してしまって目を見開く。相手の声がけに応じると男の子をバレないように追いかける。男の子の先には茶色と白の混ざった色の猫が見えてアレを追いかけているようだ。俊敏な動きの猫は男の子から逃げるように更に脇の路地に入っていく。男の子も猫を追いかけてその路地に入ってしまい、自分達が曲がり角まで辿り着くと『居なくなっちゃった…』とシュンとした後ろ姿が見えた。興味惹かれた物がなくなると漸く周りに視線が向くがそこは彼にとって見知らぬ場所で、キョロキョロしている顔が段々と不安そうな物に変わっていく。元の道に戻れるように案内すべきだが依頼の条件から尾行がバレるような仕方は出来ない。意見を伺うように相手に視線を向けると「無関係を装って連れ出すか戻れるように誘導するか…」と幾つか意見あげて)

  • No.5372 by 探偵  2024-05-05 10:59:16 


あれじゃ帰り道は見失ってそうだな。手伝うのが手っ取り早いがそれだとあの子が『ひとりで学校に行けた』って成功体験を奪っちまう。なら……
(猫を追いかける男の子を追いかけ登校ルートからどんどん外れていく。ようやく猫を諦めたのか男の子の動きが止まるがそこは最初の道からそこそこ離れた場所だ、案の定男の子は不安げな表情になって道に迷ってしまっている。開始早々こんな事態になってしまうとは、母親の心配は当たってしまったらしい。相手と目が合い次の手を考える、通りがかりのフリをして元のルートに戻してやるのが早そうだがあの子の自信を奪ってしまうのも良くないだろう。となると戻れるように誘導するのが良さそうだ。不安げな男の子はいつか泣き出しそうな勢いで頭を捻っているとひとつの策が浮かぶ。学校に行くのはなにも小学生だけでは無い、先生だって登校するのだ。あの子を『先生についていく』という形で元のルートに誘導してやれば自信を損なうこともないだろう。ならばどちらかが先生のフリをすればいい、背格好を考えれば当然こちらの方が適任だが悪戯心が疼いた。相手の両肩に手を置くと「フィリップ、お前が先生のフリしてあの子を誘導してくれ。わざとらしく『学校』とか『授業』とかいうキーワード口に出してあの子がお前についていくよう仕向けるんだ」と笑いを堪えながら相手に作戦を共有し)

  • No.5373 by 検索  2024-05-05 12:13:42 

え、いやどう考えてもこれでは先生の姿には見えないだろう…。でもまあ目的地が同じフリをするのは悪くない手だ。
(猫に夢中で来た道も分からないのか不安げな男の子の様子を見ながら次の手を考える。自然な流れで道に戻せたら一番だが直接声を掛けるのも依頼内容としてはあまり良くない手だ。悩んでいると相手が何やら閃いたような顔をしてこちらの両肩を掴む。そのまま先生のフリをすることを提案されると目を見開いて困惑の声を上げた。学校に入った経験は例の高校と夢の中しかないが先生と呼ばれる人はきちんとした格好をした人が多かった。小学校も同じようなものと思えばどう考えても今の格好では先生のフリは無理だろう。自分の服装を確認してから相手に目線を戻すとずっと笑いを堪えたような顔をしていて不適切なのをわかった上での提案だと分かれば眉を僅かに寄せジト目を向けながらそのことを指摘した。だが同じ小学校に行く人と言うことを示し誘導するのはアリな作戦だ。その線で作戦に乗ることにすれば「君は見守っててくれ」と言って一旦一つ先の路地に入る。そこから迂回して男の子の向かい側から歩いてきた定を装い、少々大きめな声で「涼風小学校はこっちだったかな」と独り言を呟きながら男の子の横を通ると視界の端で振り向いたのが分かった。ちらりと後ろを覗いた先でどうするべきか悩んでる様子の男の子に「確か公園が向こうにあったはずだから…」と元の通学路にある公園の名をわざわざ口にしながらその方向に歩いていけば同じ所に向かう人を見つけ少し安堵した顔をして着いてくるのが見えた。そうして脇道に逸れた元の大通りまで戻ってくれば見覚えがあるのか『あ!』と声が聞こえてくれば自動販売機で飲み物を買うフリをして自然と端で停止する。男の子はその横を通っていき『元の道だ!』と安心したように声をあげていてその様子に安堵しながらこちらは相手との合流を待って)

  • No.5374 by 探偵  2024-05-05 17:57:32 


ナイス誘導だったぜフィリップ。これなら『ひとりで登校出来た』って事実は変わんねぇはずだ
(こちらが笑いを堪えながら相手が教師のフリをすることを提案すると案の定不満気な顔を向けられてジト目を前に吹き出してしまいそうになる。だがせっかくひとりではなく二人で出てきているのだ、相手にも探偵として仕事をしてもらわなければ。そんな屁理屈を自分の中で組み立てつつ「まだ小学校入ってちょっとしか経ってねぇし、バレねぇよ」なんて言いながら相手を送り出した。物陰で見守っていると相手はわざわざ遠回りして男の子の視界に入る場所で停止し、大袈裟な声をだして男の子の注意を引いている。傍からみればなかなかの怪しさだが公園というワードをだして自分と同じルートを通るのだと男の子に気づかせるのは良い言葉のチョイスだろう。思惑通り相手が歩き出せば男の子もそれについて歩き出す。やがて元の大通りに帰ってくれば男の子は安堵したようにまた通学路へ戻って行った。自販機で買い物のフリをする相手へ近づけば労いの言葉をかける。少々遊んだのは事実だが立派に男の子を誘導する、という仕事を果たしただろう。相手の姿を見られた関係でここからは特に注意しなければならない。相手の背中を軽く叩いてから尾行を再開して)

  • No.5375 by 検索  2024-05-05 19:01:11 

かなり強引な手ではあったけどね。また迷子にならないのを祈るばかりだ。
(男の子が通学路に戻ってきたのを確認すれば少しして相手から声がかかる。目的は達成出来たが傍から見ればかなり不自然な状況だろう。もし同じ手を使ったのが悪い企みを持つ者なら誘拐の可能性だってある。子供ならではの警戒心の無さはおいおい依頼人に報告した方が良さそうだが何処と無く機嫌が良さそうな相手を見ればこれで良いこととする。とはいえ姿を現して誘導した以上、次は同じ手は使えない。相手でも同じ事は出来るだろうが同じ状況が二度続けば不自然に思うだろう。男の子がまた何処かに走り出してしまわないことを願いつつ相手と共に尾行を再開した。道に迷った反省があるのか大通りを進む男の子は先程よりも前を見て進んでいるようだ。大きな通りを抜け一つ角を曲がると少しずつ同じ小学生らしいランドセルの姿もちらほら見えてくる。あとはこの中に混じっていれば大丈夫だろうかと思った矢先、交差点の角から上級生と思われる小学生のグループが鬼ごっこをしながら出てきてその内の一人とぶつかってしまう。体格差のせいで男の子が尻もちをついてしまったのを見れば「あ、」と声を零す。ぶつかった上級生もこけてしまっているとグループのメンバーがその子に心配そうに声を掛けると共に『何処見てるんだよ』と男の子に文句をつけ始めて)

  • No.5376 by 探偵  2024-05-05 19:58:48 


あぁ、さっきのに懲りて突然走り出さねぇといいけど……お前みたいに
(余計な一言と共に今度こそ無事に学校へたどり着くことが出来るよう祈りながら男の子を尾行するのを再開する。実際相手が何かに夢中になってどこかへ走り始める時は先程の男の子とあまり大差がない、人の振り見て我が振りを直して貰うことにしよう。そんな冗談を言いつつしばらく歩いていたが男の子はひとりで歩くのにも慣れてきたのか辺りを見回すことも少なくなり問題なく通学路を歩けているように見える。他の子もチラホラ見え始めた所で角から飛び出してきた上級生と男の子がぶつかってこちらも声が出た。物陰に隠れ様子を窺っているとぶつかってきた上級生達には見覚えがあって「あいつらここら辺で有名な悪餓鬼じゃねぇか」と呟く。道で鬼ごっこをしていたようだがあれが日常茶飯事で通学路上でよくはしゃいでいるのを見かける。男の子は上級生達が複数人いるのとその剣幕に気圧されて怯えてしまっている。前を見ずに飛び出してきた上級生側が明らかに悪いのに『謝れよ』と男の子の肩を小突いているのが見えればピクリと眉が動いた。無意識のうちに拳を作ると「くそ、やられっぱなしで悔しくねぇのかよ。やりかえせ!」と物騒な応援をしていて)

  • No.5377 by 検索  2024-05-05 21:08:18 

知ってるのかい? 君じゃないんだから…、助けに行くなり彼らを追い払わないと、
(余計な一言が添えられると自覚している部分があるからこそムスッとした表情になって「子供扱いしないでくれ」と文句をつけておく。そんな話をしながらすすんでいけば上級生にぶつかってしまうというトラブルが発生していた。どうやら相手は上級生達を知っているようであまり素行の良くない集団のようだ。過失はどう考えても上級生の方なのだが男の子の見た目から年下と判断したのかかなり強気な態度で小突いているのが見えた。周りの生徒も逃げるように遠巻きにしてるのがわかる中、隣で不良時代が垣間見えるような物騒なことを相手が言い出すと呆れた口調でツッコミを入れる。自分より体格の大きい複数人に立ち向かえというのも無茶な話だ。そうしている間も詰め寄られているのが見えると悪餓鬼という単語から一つ案を思いついて「君がもっと怖いお兄さんとして彼らに絡んできたらどうだい?」と面白がるような口調で提案して)

  • No.5378 by 探偵  2024-05-05 22:17:30 

ありゃ謝るだけじゃ終わらねぇかもな……俺が?!あのな、高校の頃じゃあるまいし…まぁ、でもこの前駄菓子屋のばあちゃんも困ってたか…
(上級生達は数的優位と男の子が怯えて黙っているのを見て悪い方向に集団心理が働いてしまっている、男の子が何か喋ろうとする度に声をあげてあえて謝罪を遮るとは悪質だ。自分ならば言い返すか高校生の時ならばキレていた可能性すらあるが男の子は優しい性格なのか怯える一方だ。エスカレートするのが目に見えている中相手から『怖い人』として絡むよう提案されて思わず声をあげる。つまりは不良時代のように振る舞うという事だろう。小学生相手に力を誇示するようなことはあまり褒められたものではないがここらの人に話を聞く限り困っている人が多いのは確かで、そろそろ誰かがお灸を据えてやる必要があるのかもしれない。ここは相手の策に乗ることにしよう、「待っててくれ」と声をかければハットをいつもより目深に被り直して曲がり角から出ていく。視界の端で男の子と上級生の動きを見ながら、最初男の子にぶつかった上級生が手を振りあげたタイミングで近づき、振りあげた手がこちらの体に当たってしまうよう仕向けた。いい感じに体に手が当たれば「ってぇな」といつもより低い声で一言呟き上級生達を見やる。一瞬たじろいだ様子を見せたが『そっちが当たってきたんだろ!』と男の子に突っかかっている手前振りあげた拳を下げれずこちらにも噛み付いてくる。その勢いで『あっちいけよオッサン!』と叫ばれると思わず「あ?」と本気の声が出てしまった。こちらは他人を睨むのにも年季が入っていてオッサン呼ばわりされた怒りも相まってつい本気で上級生達を睨んでしまう。ただならぬ空気に上級生は今度こそ閉口してしまって「ぶつかったらなんて言うか習わなかったのか?」と低い声で問いかける。とうとう観念したのか上級生達は一斉に『ごめんなさい!』と叫ぶと逃げるように走り去ってしまった。ヤレヤレとため息をつくと、傍で怯えたままの男の子の頭を軽く撫でて「気をつけて学校行けよ」と声をかける。若干こちらも怖がっている様子だったが、こくりと頷くと男の子は通学路を無事歩き出し安堵したように息を吐いて)

  • No.5379 by 検索  2024-05-05 23:33:02 

不良の先輩として見本を見せてくると良い。
(興味本位であの上級生よりも更に怖い存在として絡むことを提案すれば相手から声があがる。悪餓鬼と称する辺り他にも迷惑がかかっているだろうと推測がつけば実用面でも悪くない手だろう。相手が被害を思い出しハットを被り直す仕草をしながら案に乗る返事をすれば冗談半分なことを告げながら相手を送り出した。物陰に隠れて様子を伺っていれば上級生がしたこととほぼ同じように自分から振り上げた腕に当たりに行く。その視線にたじろぐ上級生だったが数的にも勝っており先程まで調子づいていた男の子の前であるせいか折れることなく相手に噛み付いている。すると一際ドスの効いたような声と共に睨みを効かせ、少し離れた場所にいる自分でも一瞬圧倒されるような迫力を見せる。流石刃.野.刑.事がやんちゃしていたと言うだけある年季の入りようだ。続けて低い声で問いかけると圧倒的に格上の存在に恐れを成したのか上級生達は叫びながら去っていく。残された男の子も少し怖がっているようだったが自分の為にしてくれたのが分かったのかこくりと頷いて歩き出した。男の子が先を歩き十分距離が取れたのを確認すると相手の横に並び「君が探偵を選んで良かったとつぐつぐ思ったよ」と軽い笑みと共に素直な感想告げて)

  • No.5380 by 探偵  2024-05-06 10:10:55 


あぁ、おやっさんに拾われて何よりだ。にしてもオッサンって…俺そんなに老けて見えんのか?
(上級生達と男の子が通学路を進み距離が出来た頃に相手が側へとやって来る、もしおやっさんに認められていなかったらそれこそ力を誇示するだけの人間になっていた可能性は十分にある、不良のお手本どころの話ではなかっただろう。こうやって手段として使える立場にあるのは何よりだ。これであの悪餓鬼達も少しは落ち着くだろうが、街の探偵が怖い男だと噂が流れないのを願うばかりだった。男の子のトラブルを解決したもののどうにもオッサン呼ばわりされた事には納得がいかなくて、愚痴るように言いながら尾行を再開する。既に二人とも男の子に姿を見られている以上絶対に尾行が見つかってはいけない状況だ。しかし多少トラブルはあったものの通学路も終わりが近い、最後に公園の中を横切って歩けばもう学校は目の前だ。男の子が公園へと入り少し時間を置いてから二人で入口をくぐる、これで無事依頼も完了だろうかと思った矢先に突然男の子が振り返りこちらへと歩き始めた。思わず足を止めて相手の腕を掴む、距離があるおかげでまだこちらの存在に気づいていないが時間の問題だろう。顔を見られたらここまでの努力が台無しだ、「隠れろフィリップ!」と咄嗟に叫んで)

  • No.5381 by 検索  2024-05-06 11:10:23 

あの年頃の子なら年上は全員オッサン扱いなんだろう。 ッ、
(相手の過去が垣間見え、今の道を選んで良かったと安堵しながら横に並ぶ。トラブルはあったが学校まで後少しで良い距離感を保ちながら後を追っていると横でオッサンと言われたショックが抜けないのか愚痴る相手を見てつい笑ってしまう。渋い印象の強いハードボイルドを目指しているがオッサンは嫌らしい。彼らの態度から見て老けて見えたよりも年上であることが目に付いたのだろうとフォローを入れつつ進めば学校近辺の公園までやってきた。これで依頼達成も目前だと気を抜いていると尾行対象である男の子が突如振り返って予想外のことに固まってしまう。相手に腕を引っ張られる形で大きな遊具の物陰に隠れる。男の子は辺りをキョロキョロしながらすぐ近くまでやってくる。二人で狭い物陰に縮こまりながら身を潜めていると『あれ…居ない…』と誰かを探すような呟きが聞こえた後、見当たらないことに諦めてまた学校の方に歩いていった。十分距離が取れると立ち上がりつつピンチを切り抜けたことに安堵の息を吐き「もしかして僕らのこと探していたのだろうか」と口にして)

  • No.5382 by 探偵  2024-05-06 12:01:50 


な、俺達ちゃんと通行人のフリしてたろ?それにそんな勘が良さそうには見えねぇし
(予想外の出来事に二人で遊具の影に隠れて縮こまる、登校を見守るだけのはずなのにどうしてこうも危ないシーンが続くのか。男の子が間近まで迫り息を殺すも、諦めたのか男の子はまた通学路へと戻っていく。安堵の息を吐いて立ち上がると相手は男の子がこちらに気づいていた可能性を口にして思わず声をあげた。あれだけ注意力散漫な子がこちらの正体を見抜くなんて有り得ないはずだ。そうして会話している間にも公園内は時折小学生達が通っていって不審者でもみる目でこちらの様子を窺っている。軽く咳払いした後に遊具の影から出て男の子のあとをついていく。といっても既に周囲にはチラホラ小学生がいて下手に隠れても目立つ状況だ。頼むからそのまままっすぐ登校してくれと願っていると、脇道から男の子に声をかける子がいて二人が近づいていく。親しげに話しながら歩き始めたのを見るにどうやら友達のようだ。二人はそのまま仲良さそうに話しながら進み、やがて見えてきた校門をくぐっていく。危なっかしい通学路ではあったがちゃんと学校生活は楽しめているようだ、「依頼人にいい土産話が出来たな」と遠目から校門を見やりながら相手へと話しかけ)

  • No.5383 by 検索  2024-05-06 14:58:37 

単にさっき助けてくれたっぽい人を見たのかもしれないし、どちらにしろ見つからなくて良かった。 …ああ。夕方に結果を聞きに来ると言っていたし良い報告が出来そうだ。
(良い大人が2人して遊具に隠れていることに小学生達から居心地の悪い視線を向けられ、気まずい物を感じながら出ていく。男の子が実際にこちらに気づいたのかそれとも気まぐれなのかは分からないが相棒争いをした彼と言い案外子供の直感は侮れないものだ。何はともあれ気付かれなかったことに安堵すれば先を進む男の子を見守る。大分小学生も増えてくるとその内の二人組が男の子に話しかけて仲良さそうに歩いていく。その後ろ姿は楽しそうで友人関係は心配無さそうだ。校門をくぐっていく所まで見送れば相手の言葉に頷き自然と軽い笑みが浮かんだ。登校の様子が危なかしく自分の目的であった登校風景の観察は十分に出来てないが不思議と満足感はある。依頼もこれで終わりとなれば「この辺りを軽く見て回ってから事務所に戻ろうか」と声を掛けて)

  • No.5384 by 探偵  2024-05-06 16:29:26 


そうだな。不審者と間違われない程度に登校の風景見て帰ろうぜ
(無事に男の子は校門をくぐっていきこれで依頼達成というところだろう。トラブルも多く少々不安の残る部分もあったが一度ひとりでの登校に成功したならそれも自信となるはずだ。相手の声掛けに頷くとこれ以上不審な目で見られないようそれとなく登校する小学生を見守りながら事務所への帰路へついた。それから時は流れ夕方になると依頼人がやってきて結果報告となった。全てが順調とは言えなかったが無事に通学路を覚えてその道順通りに登校していたこと、友達とも仲良くやっていることを伝えれば依頼人は心底安心したようだった。これで毎朝あの子を気兼ねなく送り出すことも出来るだろう。報告を終えれば依頼人から『そういえば、あの子が変な服の先生と黒スーツの怖いおじさんに助けて貰って、一緒に公園に遊びに来るから仲良しのはずだって言っていたんですが、そんな人あの近所にいるんですか?』と聞かれてしまい思わず咳き込んでしまった。覚えがないで押し通して依頼人を見送ったあとに、「やっぱ子供は侮れねぇな…ってかオッサンの次はおじさんかよ…」とソファに座り深々とため息をついていて)

  • No.5385 by 検索  2024-05-06 16:57:40 

君も小学生から見れば若くないってことだね。……翔太郎おじさん?
(自分より背丈の低い小学生が登校していくのを見守りながら事務所へと戻る。相手が報告書を書くのを見ながら時を過ごしていると夕方となり依頼人がやってきて今回の見守りの報告をする。危なっかしい所もあったが明日からは途中で友達と待ち合わせして行くと約束してきたそうで問題なく登校出来そうだ。和やかに依頼料のやり取りなどを終えた所で依頼人から明らかに自分達のことを指している内容のことを聞かれ危うくコーヒーを噴き出すところだった。それとなく相手が誤魔化してくれて依頼人を見送ればソファーに座った相手の横に自分も座る。可能性は考えていたがやっぱり自分達を探していたらしい。尾行されていたことまでは気付いてないようだが一緒に公園に遊びに来ていたという文章だけ見れば不審者のようにも聞こえる。隣の相手はおじさんと言われたことに溜息をついていて苦笑いをしながら言葉を返す。実年齢より年上に見られるのは相手のこだわりの服装の影響も強そうだ。じっと相手を見れば悪戯っぽい笑みを浮かべながら試しに自分も同じ呼び方をしてみて)

  • No.5386 by 探偵  2024-05-06 17:27:03 


追い討ちかけんじゃねぇ……な、お前!!お前も小学生からみたらおじさんだろ!!
(二人きりになりソファで項垂れていると相手が隣へと座る。相手から冷静な分析が下されるも事実とはいえそれを受け入れられずさらに項垂れていた。おやっさんのようなハードボイルドな人間を目指している以上クールな頼れる男ではありたくてそういう姿は年上に見られがちだが、それらなしにおじさんとだけ呼ばれるのは心外だ。上級生らを威嚇するために目元を隠したのが悪かったのだろうかと考えていたところに相手からもおじさん呼びされてしまって思わず声をあげながら相手の両肩を掴む。小学生らにとって年上がおじさんならば相手だって十分その条件には当てはまっているはずだ。服装の観点から相手がおじさん呼びされにくいだろうことは横に置いて「お前もいつかフィリップおじさんって呼ばれるんだからな!」と負け惜しみを叫んでいて)

(/お世話になっております!そろそろ区切りかと思いましてお声がけさせていただきました。ほのぼのとした一幕ながら小学生特有の行動に二人して振り回される騒がしいお話が出来たかなと思います。二人で男の子を尾行するのはかなり怪しい絵面だろうと想像しながら楽しむことが出来ました。今回もありがとうございました!
この後の展開ですがいかがしましょうか?事件、甘々、ギャグどの方面でも良いかと思うのですが、キャンプにいく話や検索くんがへばってしまう話など今まで出ているお話、あとは探偵が悪女に騙される話や探偵に女の影がチラつく話など思いついているのですが検索様がご希望などありますか?)

  • No.5387 by 検索  2024-05-06 18:24:14 


僕はまだ彼らと歳は近いからね、
(こちらからも相手をおじさん呼びしてみれば大きな声を上げて肩を掴まれる。確かに小学生からみれば年上だがまだ彼らとは歳が近い方でそこまで年老いて見られる訳では無い。余裕ぶって笑みを浮かべていれば負け惜しみを叫ばれる。そんな歳まで相手と一緒にいる未来を想像すればより口元は緩みつつ「その時は君はおじいさんだよ」なんて反論しながら騒がしく事務所でやり取りして)

(/こちらこそお世話になっております。微笑ましい依頼内容の中でトラブルを助けつつ、お互いにちょっと無茶ぶりしたりして賑やかな朝を過ごすことが出来ました。おじさん呼ばわりしてショックを受ける探偵君も可愛くて楽しいお話でした。今回もありがとうございました!
それでは探偵君の悪女関連の話はいかがでしょうか。何か犯罪関係で取り込もうとするのでも恋愛関係でも良いですが依頼人としてやってきた悪女を信じて動く探偵君とそれを疑う検索、みたいな感じでしょうか。ピリピリした感じが大丈夫であれば検索が盛大に嫉妬したり悪女が仲違いを狙って余計なことをしたり依頼の解決方針などで意見が合わなくて対立・喧嘩したり…なんてことも思いつきましたが探偵様の考えている話の流れ等ありましたらお聞かせください。)

  • No.5388 by 探偵  2024-05-06 23:02:09 


どうもお嬢さ、ん……もしかしてカナか?久しぶりだな、高校以来だよな?
(小学生の小さな独り立ちを見届けた日から一週間ほど、小学校周辺で変な格好の先生や怖いおじさんの噂が出回ることは無くそろそろ安心かと思われた矢先、街の風は新たな依頼人を運んできた。事務所の扉がノックされひとりの女性が入ってくる。依頼人が女性ならば紳士に迎えようといつもなキザな口振りで話しかけた矢先、その顔が見知ったものであることに気がついて目を見開いた。彼女は自分がこの探偵事務所にいるのが分かって来ていたようで『良かった覚えててくれたんだ!翔ちゃん久しぶり』と顔を明るくしている。「小学校からの幼馴染を忘れるわけねぇだろ?」とこちらも笑顔で答えて、その後は彼女が依頼人だということを忘れすっかり互いの近況を語り合ってしまった。高校卒業と同時に風.都.を出て上京していたのは知っていたがそこから連絡は取り合っておらず、彼女が少し前にこの街に戻って来たことを知る。その後はこちらが話す番で『探偵になりたいって昔から言ってたけど、夢叶えててすごいね』なんて言われると思わず頭の後ろに手をやりながら照れ笑いを浮かべていて)

(/考えていた感じは検索様の仰る感じで、探偵の幼馴染から護衛の依頼がくるがその幼馴染こそが犯人だった、という流れにしたいです。依頼人を信じる探偵と疑う検索くん、という構図に出来ればと思います。今回は思いっきりシリアスにしても良いかと思いますので嫉妬や仲違い仕向けられたりで対立する展開にしてしまいましょう!ひとまずそれらしく初回置いておきます。喧嘩する感じになるかと思いますがせっかくですしシリアスに振り切りつつ楽しみましょう!/なにもなければこちら蹴りで大丈夫です!)

  • No.5389 by 検索  2024-05-06 23:37:00 


…翔太郎の顔見知りかい? 初めまして、僕は翔太郎の相棒のフィリップだ。
(小学生の登校を見守った件から一週間ほど。今日も比較的街は平和でそろそろ休憩のコーヒーでも入れようかと簡易キッチンで準備をしているとノック音が響いた。対応は相手に任せれば良いと放置していたが相手がいつもと違い親しげに名前を呼ぶのを聞いて僅かに壁から顔を覗かせる。相手と同年代に見える女性は相手に笑顔で話しかけていて会話を聞く限り小学生の時からの幼なじみのようで直ぐに打ち解けて会話を弾ませている。まるで二人だけの空間といったようで相手も自分の存在を忘れ、探偵になった事を褒められると照れ笑いを浮かべていた。端的に言えば面白くない状況に3つのマグカップにコーヒーを入れるとトレーに乗せて彼らの元に向かえば今ここにきたとばかりに強引に話に割り込んだ。彼女は自分の存在に気付くと何処か驚いたような顔をしている。二人のテーブル前にコーヒーを並べると簡単に自己紹介をした。無意識に【翔太郎の相棒】という単語を強調してしまった気がするがきっと気の所為だ。本題に入ろうと「ここに来たのは何かの用かい?」と目的を尋ねると『あ、えっとね…翔ちゃんに依頼したいことがあるの』と困った顔で話を切り出して)

  • No.5390 by 探偵  2024-05-07 07:45:49 


、あぁ。俺の小学校からの幼馴染のカナだ。……お前からの依頼なら断る理由なんてねぇな。どうした?
(カナと昔話に花を咲かせていると相手がこちらへやってきて話へと入ってくる。いつもは依頼人が来ても事務所の片隅から動かないはずなのにと思わず相手の方を見た。簡単に彼女の自己紹介をすると直後に相手自ら名乗り始めて、その中で【相棒】が強調されると思わずニヤケそうになってしまった。どうも相手は自分と彼女とが親しげに話すのが気に食わないらしい、その可愛らしい心理に免じて話を遮ったことは不問にしておくことにした。三人でソファへと座ればこちらから聞く前に相手が依頼内容を尋ねる、それ以外のことは話させないといった勢いだ。どうやら後でフォローが必要らしいと内心思いつつ彼女の話を聞く体勢になる。困り顔の彼女に続きを促せば『私、誰かに狙われてて、今日も襲われそうになって…』とだんだん涙を目に溜めて訴えられる。縋るようにこちらの手を取られ両手で包まれると『お願い翔ちゃん、私を守って?』と懇願された。彼女は相当追い詰められている様子でなにより泣いている人を放っておけるわけがない。握られていない手で彼女の両手の上に自分の手を置けば「そういうのは得意分野だ、任せとけ」と力強く返事をして)

  • No.5391 by 検索  2024-05-07 10:44:50 

……、…なら護衛の依頼という訳だね。犯人を絞るのと今の状況を知るためにも経緯や今日あったことを話してほしい
(あくまで自然な流れで話に入ったつもりだがちらり見た相手の顔を見れば心境がバレている気がする。子供っぽいことをしている自覚は多少なりともあるがこの街の探偵を尋ねに来たのならば自分だって対象だ。そんな理屈を自分の中でこねながらもソファーに座ると彼女の話を聞く。すると困り顔の彼女はぽつぽつと涙を目に溜めながら誰かに狙われていることを話していく。だが涙目で相手の手を取って縋るようにお願いする姿を見れば大きく心を乱された。依頼するにしてもわざわざ相手の手を包む必要はないし幼馴染ならば相手がそういう態度に弱いことを知った上の行動に思えて鼻につく。思わず硬い表情で黙り込んでしまうが相手はやはりそんな彼女を放っておけないのか自分の手を重ねて力強く返事をしているのが余計苛立つ。だが私情と仕事は分けて考えるべきで彼女が困っているのならこの街の探偵として助けるべきだ。感情を隠す為に淡々とした口調で話を進め被害状況を確認する。彼女によればこっちに移ってきて少ししてから誰かの視線を感じるようになったらしい。今日も路地裏から急に腕を掴まれ引き込まれそうになったのを振り払ってここに来たという。怯えたように話す彼女は『こういう事、翔ちゃんにしか頼めなくて…』と握った手に更に力を込めていて不機嫌が表に出そうなのを隠すようにコーヒーに口をつけて)

  • No.5392 by 探偵  2024-05-07 12:42:01 


っ、大丈夫だ、俺が守ってやるって。にしても、犯人の心当たりとかねぇのか?
(彼女を安心させる為に両手を取り合っている状況になったわけだが、隣の相手からは淡々と状況確認する問いがなされて表面上は事務的に話しているだけに聞こえるが伝わる空気はどこか棘のあるものに感じる。さすがに恋人の隣でこのままの体勢はマズイかと思って手を引っ込めようとするが彼女はこちらの手を離してくれず、さらに力を込めるように握られてしまうと思わぬ行為に動揺して狼狽えてしまった。彼女から説明された内容からも楽観視できない状況で、思考を依頼の方に向けたいのに前のめりになりながら自分を頼ってくれる幼馴染の姿には流石に照れて締まりのない笑みを浮かべて返事をしてしまった。骨抜きになっている場合ではないと犯人像を絞ろうとこちらからも質問してみるが心当たりはないという。となれば「実際に襲ってきたところを返り討ちにして聞き出すしかねぇな」と方針を固めれば『ありがとう、翔ちゃんすっごく頼もしくなったね』と言われてしまいさらに照れ笑いを浮かべることになった。散々ハーフボイルドな面を晒してしまいひとつ咳払いをして場をリセットする、そのタイミングで『私、今日行くところがあるからまずはそこまで護衛してくれるかな?あ!それと翔ちゃんに今の風.都.のこと教えて欲しいかも』と控えめな声で言われ「そっちも任せとけ」と自信に満ちた声で返事をすればようやく掴まれていた手が解けて彼女についていくため立ち上がり)

  • No.5393 by 検索  2024-05-07 14:34:26 

…………………、……僕は風.都で似たような被害や目撃証言などがないか調べておくよ。
(彼女はその手を離すことなく今朝の被害を話す。自分を頼りにしてくれるのが嬉しいのか相手はいつも以上に締まりのない笑みを浮かべていてますます気分は急降下していく。方針を立てれば彼女が褒めて相手は更に照れ笑いを浮かべている。自分が隣に居るのにまた二人だけの世界に入ってしまったように見えて思わず不機嫌かつ冷ややかな目を向けてしまうが相手の意識は自分を褒めてくれる幼馴染に注がれたままでマグカップを握る手に力が籠った。その間ずっと黙り込んでいたが相手が咳払いしたのをきっかけに彼女が最初の依頼を伝える。この流れで相手と彼女が二人になるのは自分個人としては受け入れ難いことだが今も尚犯人に見張られていて襲われる可能性があるならば今から護衛をしてほしいというのは至極真っ当な依頼だ。ただ自分が面白くないだけの話。相手が得意げな返事をして二人が立ち上がれば自分も立ち上がって若干棘の混じってしまった声色で自分の担当を告げ、相手の顔を見ずに事務所の奥へと去っていく。平常心を取り戻すまで二人の姿はあまり見たくない。彼女も少し気まずい空気を感じたのか『私なんか怒らせちゃったかな…?』と心配そうに呟いていて)

  • No.5394 by 探偵  2024-05-07 18:03:23 


あ、フィリップ……気にすんな、虫の居所が悪いだけだ
(早速護衛の依頼をされ快く引き受ける、女性のそばにいなければならない類のものは変に緊張するか気取って気まずい空気になるのが大概だが彼女とならば昔話に花を咲かせつつ依頼を遂行することが出来そうだ。立ち上がったタイミングで漸く相手が視界に入る、その手の中にあるマグカップを強く握るのが見えれば思うところがあるのは明白だった。声をかけようとするもその前に突き放すような言い方で別行動を言い渡され引き止めるタイミングも失ってしまった。彼女も心配している様子だが相手と付き合っていると説明することも出来ず適当な理由で誤魔化しながら金具にかけられたハットを手に取り被る。彼女と共に事務所の外にでればその扉が閉まる間際、まるでタイミングを狙ったかのように『でも翔ちゃんと二人っきりで良かった』と彼女が口にして、その言葉だけが事務所に取り残されて扉が閉まった。その言葉に曖昧な笑みを返しつつ彼女と連れ立ち街へとくりだす。小学校から高校まで同じだけあって昔話は尽きず護衛をしているはずがいつの間にか幼馴染とただ街を歩く時間になっている。だが頭の片隅では別れ際の相手の態度が気になって早く二人の時間を作らなければと考えていた。二人で親しげに話しながら歩いていれば、それを後ろから追う影がひとつあって)

  • No.5395 by 検索  2024-05-07 18:50:58 

……っ、大丈夫だ。大丈夫……。 とりあえず周辺情報を把握しよう、
(半ば逃げるように事務所の奥へと移動する。一旦落ち着こうと息を吐いたタイミングで静かになった事務所に彼女の呟きが響いて扉が閉まるとぎゅっと胸が苦しくなってその場所を服の上から手を添える。この気持ちには覚えがある。あの時水族館で言われた事や今まで告げてくれた言葉を思い出して大丈夫だと自分に言い聞かせようとするが自分の知らない時期の相手を知っていることと彼女に向けていた締まりのない笑みを考えると思考が悪い方に流れていきそうになる。余計なことを考えない為には何かに没頭すれば良い。それに2人きりにさせたくないのならさっさと犯人を捕まえて護衛の必要が無いようにすれば良いと無理矢理思考を切り替えるとバ.ッ
.ト.シ.ョ.ッ.トを取り出してライブモードに切り替える。これで犯人の姿を捉える事が出来れば解決も早くなるはずだ。護衛する相手を尾行して周辺を撮影してくるように指示を出せば窓から外に出す。相手に追いつくまでの間、ガレージに移動して検索を開始する。真っ先に唱えたのは彼女の名前だ。ヒットした彼女の本を手に取り読んでいくが確かに以前見た相手の履歴と学校名が一致している。胸のざわめきを無視して読み進めていれば最近の移動履歴が現れる。彼女は相手に少し前にこの街に帰ってきたと言っていたが地.球.の本.棚の情報によると少なくとも一年半前には風.都.で過ごしているようだ。わざわざその事を偽ったことに疑念を覚えてはさらに読み進めていき)

  • No.5396 by 探偵  2024-05-07 19:47:53 


あん時の先公ときたら…っ!危ねぇ!!
(カナとは四六時中一緒にいたわけではないが出身がここまで似通っていると話題も尽きない。幼馴染と話しているとつい昔の口調に戻って所謂不良をやっていた時の言葉遣いになってしまう。それさえも彼女は笑っていてまるで昔に戻ったようだった。そうやって楽しげに話していると、突然その時間を壊す者が現れる。騒々しくも力のこもった足音がこちらへとまっすぐ近づいてくる、それに気づかないほど鈍感な探偵ではなくて足音の方向に振り返ればそこにはただならぬ表情で二人に近づく男がいた。男の目はかっぴらいて血走っている、明らかに正常ではない様子で『カナちゃん!もういいだろ!?俺さえいればそれで良いだろ?!』と常軌を逸した言葉を叫びながら彼女へ掴みかかろうとした。こういう時こその護衛だろう、彼女の前に躍り出ると「させるかよ!」と彼女へ抱きつこうとするその腕を掴んで足を引っ掛けると男を床へとねじ伏せた。正気を失った男に負ける要素などない、これで犯人も捕まえて一件落着だろうかと「大丈夫か?」と彼女をみれば、彼女は震えながら『朝の人と違う…』と呟き驚愕することとなった。つまり彼女を狙っているのはひとりじゃない。事情を聞き出そうと男をこちらへ向かせると再度驚愕することになった。男は唇が真っ青になっていて顔色を失い気絶していたのだ。慌てて首筋に手を添えるが脈は辛うじてある、死んではいないが生命が危ういところまでいっていそうだ。首筋に手を添えたところでその首筋に妙な形のアザがある事に気がつく。奇妙な事の連続だが彼女を狙う影があるかぎりまだこの依頼は終わらなさそうだ。この不可思議な状況に相手の協力が不可欠で、少々迷ったものの相手へと電話をかける。相手が電話口に出たところで「フィリップ、」と状況を説明しようとするがその前に彼女がこちらへ抱きついてきて言葉が止まってしまった。抱きつく時に布が擦れ合う音は電話口越しにも伝わった事だろう。静かに涙を流す彼女は『翔ちゃん、怖かった…』と恐怖に震えていて落ち着かせるようにその背中に手を添えて撫でてやり)

  • No.5397 by 検索  2024-05-07 20:45:21 


…男女間トラブル……、っ、これは…。…翔太郎、…!
(さらに彼女のことを調べてみれば上京先の大学や会社で幾つか男女間のトラブルを起こしているのが分かった。嫌な予感がする。その他にも情報はあったが一旦後回しだ。意識を現実に戻すとちょうどバ.ッ.ト.シ.ョ,ッ.トが相手に追いついた通知が入って一息ついた後送られてきた映像をみる。そこには相変わらず仲睦まじく歩く二人の姿が遠く写っている。周辺を撮影するように指示した為距離があって音声は聞こえない。また胸が苦しくなっていたが常軌を逸した様子の男が何やら叫びながら彼女に襲いかかろうとする様子が映って目を見開く。どうやら彼女の言っていたことは本当だったらしい。相手は男をねじ伏せ何やら彼女と会話をした後、首筋辺りに手を添えている。何か発見したのかもしれないがこの距離では後から画像処理してみないと男の様子は伺えない。男から手を離し相手が立ち上がるとス.タ.ッ.グ.フ.ォ.ンを取りだしたのが見え、それと同時に今映像を見ているス.タ.ッ.グ.フ.ォ.ンが着信を告げる。少々悩んでからスピーカーモードで応じると相手の声が聞こえた。こちらからも名前を呼んだ瞬間、映像の彼女が相手に抱き着いていて布の擦れた音が聞こえて息が詰まる。電話口の先からも彼女が泣いているのが聞こえてそれを慰めるように相手が彼女の背中に手を添えまるで抱きしめているような姿が写し出されると全身が冷え切ったように冷たくなって頭がぐちゃぐちゃになった。そこに居るのは自分のはずなのに、と様々な感情が溢れて息が出来なくなる。こうなる過程を見て不可抗力だったのは分かっている。それでもこんな状態では上手く制御が効かなくて「…わざわざ可愛い幼馴染みを抱き締めて仲良くする様を聞かせる為に電話してきたのかい?」と冷え切った声で嫌味を口にしていて)

  • No.5398 by 探偵  2024-05-07 22:27:10 


は?お前なんで……こっちの様子見てただろ?今カナが襲わ、れて…
(相手に連絡を取ろうとしたところで彼女に抱きつかれ反射的に背中を撫でていたが電話口には相手がいるわけで気まずい時間が流れる。こちらが戸惑っている間に電話の向こうから相手の声が聞こえてくるが、それはいつもとは全く違う冷えきった声で一瞬身を固めた。突き刺さるような嫌味だがその言い草は妙に具体的で周囲を見回せばバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.が遠目からこちらの様子を捉えているのが見えた。やましい事は何一つしていないと誓って言えるが状況でいえば恋人である相手と電話しながら幼馴染を抱き締めていて罪深い行動ではあるだろう。だが今はこの状況を言い訳して相手に理解してもらう時間ではない、今まさに依頼人が襲われたという状況なのだ。無理やり話題を変え現状を説明しようとしたところでこちらに抱きついていた彼女の体が動き出す。わざわざ電話口と耳との間に手を差し入れ、まるで相手との会話を断ち切るようにス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.を耳から外されるとそのまま頬へと手を添えられる。同時に『翔太郎、』とあだ名でない呼ばれ方をして「えっ」と間の抜けた声を出すのがやっとだった。添えられた手で軽く引き寄せられると同時に彼女の顔が近づいてくれば、彼女が何を望んでいるのかは明白だった。一瞬呆気にとられなされるがままだったが直ぐに正気を取り戻すと慌てて体を引っ込めて「悪い、相棒と電話中だ」と無理やり理由をつけて彼女から離れる。今は相手に状況を伝える方が先だと脳は考えるのに不意打ちにやられて心臓が落ち着かない、無意識のうちにハットを目深に被ってバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.に表情が映らないようにしながら襲ってきた男が突然事切れたように意識を失い唇の色が変色していたこと、首筋に紋様のような痣があったことを早口で相手へと伝えた。一方でひとり取り残された依頼人は探偵をじっと見つめている、バ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.の存在を知らない彼女は口元に薄い笑みを浮かべていて)

  • No.5399 by 検索  2024-05-07 23:24:05 

ッ、翔太郎!! __…唇の変色、男。…翔太郎、彼女は過去に男女間トラブルを何度も起こしている、風.都.に最近戻ってきたっていうのも嘘だ。…まだ確証はないけど男の異様な状態は彼女が引き起こしたのかもしれない。…今君がされかけた、キスによって、
(感情を吐き出すように嫌味を言ってしまえばその具体的な表現に相手が辺りを見渡してバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.のカメラと目が合う。相手の言う通り疚しいことをしていた訳では無いのは分かっているがそれでも八つ当たりをせずには居られない。相手が状況を説明すると画面の中で彼女がス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.を耳から外させ相手の頬に手を添える。そのまま引き寄せるような仕草をすれば目を見開いて叫ぶが遠くなった電話口では声は微かにしか届かない。それは自分だけのモノなのに見ていることしか出来なくて胸が引き裂かれていくようだ。。そのまま顔が近付いていくが相手が正気を取り戻したように体を引っ込めた。彼女から離れ表情を隠すようにハットを被り直した相手が状況を説明し始めるが殆ど頭に入ってこなくて言われた言葉をホワイトボードに書き写す作業だけはこなす。相手の声を聞いていれば少しだけ気持ちが落ち着く。全てを聞き終えた所で画面を見れば彼女が薄ら笑いを浮かべている。ずっと感じていた嫌な予感とホワイトボードの文字、そして先程の彼女の行動に一つの繋がりが見えると嫌な汗を感じながら電話口の相手にそれを語っていく。怪しむべき経歴、そして彼女を襲っている男の状態が彼女自身によって引き起こされた可能性を告げる。そのトリガーになったかもしれない行為を口にしようとするが先程の光景を思い出して声が震える。彼女の危険性を早口気味に伝えると共にガレージの螺旋階段を駆け上がり、事務所の扉を開ける。一方的に外に出た所で止まると「恐らく次は君が標的だ。だから君は彼女から離れた方が良い、いや離れてくれ…」と最後には縋るような口調で告げて)

  • No.5400 by 探偵  2024-05-08 07:48:54 


っ、フィリップ……お前が今の俺の状況をよく思わねぇのは分かる。でもカナは今実際に襲われてまだ狙われてんだ。それに、この現象がカナのせいだってのはお前の憶測だろ。だから、…まだ彼女からは離れられねぇ
(自ら相手を裏切る行為をしていないはずなのに、今相手を確実に傷つけているのは理解できてまるで相手の目のようにこちらを捉えるバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.に顔を見せることが出来なかった。こちらで起きたことを相手へと共有すれば相手の検索結果がこちらへと伝えられる。少なくとも彼女は嘘をついていて誰かに襲われる原因も持ち合わせているようだ。そしてこの事態の元凶が彼女にあること、次のターゲットが自分であることを告げられ縋るように引き止められると息を詰まらせる。正直この状態は二人にとって良くはない、すぐに相手の元に戻った方がいいのは分かる。だが先程襲われ涙を流す彼女を見てしまった以上この依頼を放っておくことは出来ない。先程の冷たい嫌味が脳裏に過ぎる、相手が彼女を相当よく思っていないのは明白だ。彼女の嘘は事実だとしてもその後の元凶の話は相手の私情が乗っているように聞こえてしまった。ス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.を無意識に握りしめながら諭すように依頼続行を告げる、だが彼女が、幼馴染であるカナが今回の元凶ではないと答える時に多少力のこもった言い方をしてしまう。それこそ自分の私情が乗っているのには気が付かずに「男女トラブルと風.都.に帰ってきた時期については俺から聞いとくから、俺のことは心配しなくても大丈夫だ」と付け足して)

  • No.5401 by 検索  2024-05-08 09:25:00 

……そうかい。君がそういう性格なのは知っているけど、…僕より彼女を信じるんだね。…、…君がそうするなら僕は一人で彼女について調べる。
(普段ならば確定していないことはあまり断言するような性格ではないが相手が絡んでいれば話は違う。探偵の勘かそれとも相棒の勘かがラインが繋がっていると告げていた。それを大切な相手に共有して信じて貰おうと訴えた。だが電話口から返ってきた言葉はそれを断る言葉で力を籠った声で彼女を庇う言葉が聞こえてくると相手の声で言われた分冷たく胸に突き刺さった。普段好んでいる相手の依頼人を信じるところ、優しい所が今は憎らしいと思ってしまった。様々な感情が渦巻いて苦しいのに頭は変に冷えていて冷静な口調で言葉を返していて一番の本音すら乾いた声でぽつりと口から零れ落ちた。言葉にすればその通りに思えて目の前が涙で滲みそうになる。だがこのまま立ち止まっては彼女の思うつぼだ。軽く鼻をすするとこれ以上言葉を掛けるのは諦めて自分一人で捜査すると告げる。事務所の戸締りをするキーケースの色も今はあまり見たくなかった。鍵をかける音を響かせると「君は護衛でも何でも好きにしたまえ」と突き放すように告げれば一方的に通話を切った。ス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.を握りしめながら詰まった息を意識的に吐き出す。半身がもがれたように苦しいが相手の考えが変わらない以上相棒は頼れない。自分の推理が正しいなら先ほどの男のような状態の人が何人かいるはずだ。無理やりそちらに意識を持って行くと聞き込みでもしようと街へ一人繰り出して)

  • No.5402 by 探偵  2024-05-08 12:40:06 


な、…フィリップ、今のお前は冷静じゃねぇ。さっきのだってただのお前の願望……お前、ひとりで外出る気か?!馬鹿やめろ!ひとりでは出歩くなって……くそっ!
(こちらから依頼を続行する理由をきちんと並べたはずだったが、返ってきたのは裏切りを突きつける冷たい声で胸を深く抉る。そんなつもりではないと口にしたいが相手の忠告より彼女の言葉を取ったのは事実で何も言い返すことは出来なかった。だが相手が彼女を良く思っていない以上彼女の行動を全てネガティブに捉えているように思えて、その思いは膨れ上がり相手の心情を決めつける言葉として口から出てしまう。しかしそれも相手が鼻をすする音で萎んでしまってそれ以上声をかけることが出来なかった。電話口の向こうから金属が擦れ合う音が聞こえる、直後鍵がかかる音を聞き取ると相手がひとりで外出しようとしていると悟った。直ぐさま止めようとするが相手はこちらの言葉を聞く気はなく一方的に電話を切られてしまうと思わず悪態をついた。相手がひとりで出歩くなんて、組織に見つかれば終わりだ。今すぐ相手の元に走っていきたいところだったが、俯いていたこちらの腕に何かが触れて顔をあげる。そこにはカナがいて『翔ちゃん大丈夫?』と先程のことがなかったかのように問われた。大丈夫だと返しつつバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.を呼び寄せると今度は相手を追い何かあれば連絡するように指示を出す。これで最低限の対策は出来たが不安はつきない。相手の元へいくためにも早く彼女を狙う誰かを捕まえなければ。誰かが通報したのかサイレンが近づいてくる、襲ってきて気絶している男について説明し後のことは警察に任せると『じゃあ、続きお願いね』と彼女に言われ護衛を再開した。
一方で探偵と依頼人が連れ立って歩く方へと向かって繁華街を妙な早足で進む男がひとり。その手には誰もが知る高級ブランドの袋が握られていて、鼻息を荒くしながら『これならカナちゃんも満足してくれる…また僕に…アレをくれる…』とブツブツ興奮した様子で呟きながら歩いており)

  • No.5403 by 検索  2024-05-08 15:16:13 


(電話口で何やら叫んでいるようだが人の忠告を聞かない相手の言う事を聞く道理なんてない。相手の言う通り冷静ではなく八つ当たりに近いことをしている自覚はあるがそれでも今の態度の相手を受け入れる事なんて出来なかった。動いた方が余計なことを考えずに済みそうでひとまず街を歩き始めた。すると何かの調査なのか刃.野.刑事と真.倉刑事の姿があった。声を掛けると和やかに応じられるが相棒が居ない事と顔色が悪いことを指摘されて曖昧に誤魔化す。警察の方で何か掴んでいるかもしれないと話を切り出そうとすると無線の連絡が入る。応対中のワードを聞く限り二人を襲った男のことだろう。無線が切れると『これで四人っっすね、カナちゃん野郎』と真.倉刑事が零して目を見開く。思わずその肩を掴んで話を聞けばこれまでも尋常じゃない様子の男が行き倒れていたり万引きをして確保時に暴れたりと妙な事案が続いているという。そして揃いも揃って逮捕や保護後【カナちゃん】という女性についてブツブツと話しているらしい。先ほどの男と同じ状況だ。男たちはみなそのカナちゃんに惚れ込んで金銭やプレゼントを貢いだり仕事も休みがちになっていたらしい。恐らく同一犯であるのは間違いないがこのカナちゃんが彼女である証拠とその手口はまだ分からない。ますます焦りが募っていけば二人に礼を告げて別れた。更に街を歩き出会った情報屋にも彼女の写真を見せながら彼女のことや被害者の男達について知っていることはあるか尋ねてみるがあまり良い情報は得られない。寧ろ単独行動をしていることやらしくない姿を心配されてしまっている。曖昧に誤魔化していたが女子高校二人はカナという単語に反応して『そういえばさっきブランドの袋持った怪しい男の人居たよね、よく聞き取れなかったけど何々ちゃんがアレをくれるはず、とかずっとブツブツ呟いてて』とエリザベスが言うとクイーンがそれに同調する。もし今までの男達と一緒ならば直接接触すれば何か情報が得られる可能性が高い。「何処で見たんだい?」と逸る気持ちのまま尋ねると繁華街にある店の名前が返ってくる。「ありがとう、二人とも。また何か新しい情報が入ったら連絡してくれ」と礼を伝えると繁華街の方へ急いで)

  • No.5404 by 探偵  2024-05-08 17:27:27 


……カナ、悪いが相棒にお前のこと調べて貰った。お前複数の男とトラブルになってんだろ?なんで言ってくれなかった?
(再び幼馴染と歩き始め会話は再開するものの、先程のようにただ楽しく昔を振り返ることは出来なかった。相手が深く傷ついている事、ひとりで外出していることを思えば気が気ではなくて表面上は彼女と会話を続けるも心は上の空だった。繁華街を少し抜けた先、人目につかない建物の裏手へと連れられてくる。そこはかつて相手と共にクレープを食べた場所で、初めて相手を家へと誘った場所だった。風が良く吹き抜けるそこで風.都.を一望する、だがいつもは気持ちいいと感じる風にも今は心が動かなかった。相変わらず昔話を続けようとするカナを遮って相手から得た情報をぶつけてみる。ただ旧友を頼って帰ってきた幼馴染であって欲しい思いといつだって正しい相棒が導き出した理論の間でまだ心は揺れている。こちらが問いかけると彼女はしばらく俯いて小さな声で謝罪される。それから親の治療費のためにパパ活に近いことをして複数の相手から金銭やブランド物を貰っていたと泣きながら告げられる。それならばこの状況に理屈は通るはずだという思考と相手の忠告とが頭の中で混ざり合うなか、彼女は『もう翔ちゃんしか頼れない…』と懇願する。何か声をかける前にこちらへ駆け寄ってくると再び抱きつかれてしまい『相棒はいても、恋人はいないんだよね?』と囁くように問われると再び頬へと手を添えられた。今度は狼狽える事はなくて引き寄せられそうになった所で彼女の手を掴む、頭の中には相手の声が響いて「なんで、俺とキスしようとするんだ?」と静かに問いかける。だがその問いかけにも彼女は『翔太郎には私だけのナイトになって欲しいの』と返事が返ってくるだけで、それが心からの好意なのか相手の言うような何か効果のあるものなのか、判断がつかずに返事ができないままでいて)

  • No.5405 by 検索  2024-05-08 18:28:16 

…とんだ悪趣味なことをしてるものだね。…っ、邪魔者を消しに来たってことかい、
(教えてもらった店の前に辿り着くが男の姿は無い。周囲を見渡していれば怪しい男について笑いながらこちらにやってくる学生のグループを見つける。特徴が一致すれば彼らがやってきた方に急ぐとブランド物を持った興奮気味の男の姿を見つけた。追いつき声をかけても反応がないが「カナちゃんの場所を知ってるんだけど話聞かせてくれないかい?」と声をかけるとかっぴらいた目がこちらを向いて少々ビビってしまう。それらしい理由をつけて脇道に誘導すると盗撮した彼女の写真を見せる。『カナちゃんだ…!』と興奮気味に反応を示す辺りビンゴだろう。彼女の元に案内すると約束してまずは彼女のことについて聞けば世界で1番可愛いから始まり天使だの神様だの頭の痛い返事がされる。だが話を聞いていれば彼女を慕い囲むようなグループの存在が出てくる。そのグループでは彼女に気に入られているか役に立っているか等でランク付けされ上位になればなるほど彼女からご褒美のアレが貰えるらしい。『これがあれば僕も…』とブランド物のバックを手にしながらニヤニヤ笑い始めた男に圧倒されながら首元を覗くと相手に聞いた物よりは色が薄いが特徴的な跡が見えた。さらに情報を引き出そうと「そのアレっていうのは、」と話を切り出そうとすると突然男の体ががくんと糸が切れたように崩れる。目を丸くしていると『…カナちゃんを邪魔する人は許さない…』と低い声が聞こえてきてこちらに襲いかかってくる。何とか伸びてきた腕はかわすがまるで操られたような尋常ではない姿に一旦切り上げた方が良さそうだと大通りに急ぐ。だがその先に一人の男が出てきてゆく手を塞がれる。その目は先程の男と同じく血走っていて『カナちゃんの為だ』と何度も呟いている。タイミングの良さを考えれば自分の存在が気に入らない彼女の指示か何かだろう。左右を挟まれ危機的状況で相手に連絡を取ろうかと思ったが自分の忠告を願望だと言われたことが胸に引っかかって止めた。正気を失った分動きが単調であれば動きを見計らって横をすり抜けることに成功する。脇からもう1人現れるのを何とか避けるが計三人に追いかけられていれば体力の消耗も激しい。そうして段々建物の裏の方に追い詰めれていく様を捉えたバ.ッ.ト.シ.ョ.ッ.トが相手に映像を送信して)

  • No.5406 by 探偵  2024-05-08 19:18:15 


、…フィリップ!!……カナ。今俺の相棒を追いかけてる奴はお前の名前を呼んで最初に襲ってきた奴と同じ紋様がついてる。こいつらなんなんだ?お前はあいつらに何したんだ?…もう嘘つかないでくれ
(彼女からは情熱的な視線でこちらからは探るような視線で、互いに目を合わせているとス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.から通知が入って無言で彼女の体をこちらから離すと映像を確認する。そこには複数人の男に追いかけられる相手の姿が映って思わず名前を叫んだ。最初こそ組織の人間かと背筋が凍ったが様子が違う、バ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.は相手を援護するために近い距離を飛び回っていて男達の首筋に紋様があること、そしてうわ言のように繰り返される『カナちゃん』という言葉をこちらへと届けていた。体が冷えていくのが分かる、考えたくなかった展開が、相手が訴えていた真実が、今目の前に台頭してくる。ス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.とス.パ.イ.ダ.ー.シ.ョ.ッ.ク.をライブモードにすれば相手の元に加勢に行かせる、これで少しは持つだろうが相手の体力を考えれば時間の問題だ。ガジェットを使い切り武器のない状態で彼女の方へ振り返ると問いかけながら詰め寄って、最後に今度はこちらから懇願するように問いかけると彼女はこれまでの空気を一変させて高らかに笑い声をあげた。クスクスと楽しげに笑いながら『あのね、あの子達は働き蜂なの。私のもとに蜂蜜みたいに甘いお金や高いものを持ってきてくれる。それでね、私は女王蜂なの』と恍惚とした表情で告れば胸元からゆっくりとド.ー.パ.ン.ト.メ.モ.リ.を取り出して息を飲んだ。ゆっくりと緩慢な動きで口元に人差し指を添えると『私が口付けてあげた子はみーんな私の働き蜂。良い子にはご褒美をあげるけど、悪い子は…いらないから捨てちゃうの』と上機嫌に続ける、ここまで言われて気づかないほど馬鹿ではない。つまり、自分が願望だと決めつけた相手の推理は全て当たっていたのだ。苦々しい思いに眉をしかめていると彼女は『QueenBee』とウ.ィ.ス.パ.ー.ボ.イ.ス.を響かせメモリを首筋のコネクタへと挿してド.ー,パ.ン.ト.へと変貌する。蜂のように鋭いスピアを持つ彼女は『ねぇ翔太郎、私のナイトになって?』と同じ言葉を口にしながら襲いかかってきた。迫る怪人を避けて地面へと押しやれば相手のいる方向へと走り出す。彼女を止めるにしてもまずは相手を助けるのが先だ。走りながらドライバーを取り出せば「フィリップ!」と相手へ呼びかける、こちらの見聞きしたことはドライバーを通して相手へ伝わるだろう。全力で走りながら「今どこだ?!」と叫んで)

  • No.5407 by 検索  2024-05-08 20:15:30 

っ! 何で…、どれだけ居るんだ。…翔太郎!? 何処って言われてもわかんなっ、わ!
(目を血走らせうわ言のように彼女の名前を唱えながら追いかけてくる男達はまるでゾンビのようで走っても走っても撒けそうにない。何となく人を虜にするようなメモリの効果であるのは予想がついていたがここまでの物とは想定外だ。それに自分を消すように指示をしたのならば相手を仕留める最終段階なのだろうかと嫌な想像ばかりが浮かぶ。体力もバテてきて屈強そうな見た目の男の腕が間近まで迫ってくる。観念しかけた瞬間その手を弾くようにス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ンが割り込んできて目を見開く。自分のは懐に収まったままだ。更にス.パ.イ.ダ.ー.シ.ョ.ッ.ク.がワイヤーを吐き出して男の足を引っ掛けて転ばせている。相手が持っているはずのガジェットが居ることに困惑していたがまた脇から別の男が追いかけてきて愚痴を吐き捨てながら走り出す。限界に近い状態で走っていれば腰にドライバーが現れて相手と意識が繋がる。瞬時に相手が見聞きしたことが共有され、こちらの推理が合っていたことと彼女のメモリの正体が分かる。どうやら最悪の事態にはまだなってなくて僅かに安堵する。だがこちらは危機のままで名前を呼ばれ居場所を聞かれるが路地裏でひたすら逃げていればここが何処かなんて分からない。何か場所が分かるものはないかと辺りを見渡していれば足元から意識が逸れて転がっていた空き瓶に足を引っ掛け盛大にコケてしまう。床を転がりながら男が迫ってくるのが見えるが近くの建物の柱に文字が見えれば「風雅二番町ビルの裏!」と叫んで)

  • No.5408 by 探偵  2024-05-08 21:15:11 


っ、…俺のフィリップに、手ぇ出すんじゃねぇ!!
(ドライバー越しに相手の視界に入った風景を垣間見て場所の予想を立てながらそちらへと走っていく。大まかな場所は分かるが路地裏で激しく動き回っていれば鉢合わせるまでたどり着けないでいた。ドライバー越しに相手が転ぶのが伝わる、ひやりと肝が冷えるがその瞬間に相手の声と意識からビルの裏手にいるのが分かれば全力でそちらへと走り出した。角を曲がれば操られた男達の向こうに相手が見える、生気の抜けた男が相手へと襲いかかろうとしているのが見えればスッと思考は冷えるのに怒りは頂点へと達した。走り抜ける勢いのまま叫び声と共に男の背中に蹴りを叩き込んで引き倒すと、そのまま相手の前に立ちはだかり「待たせたな!」とニヒルに笑う。操られているとはいえ二人を囲うのは一般人だ、傷つけないようにしながら順番に意識を奪えば良いと思った矢先『翔ちゃん、』と玉を転がすような声で名前を呼ばれ、途端に男達の動きが止まった。男達の間から現れたのは人間の姿のカナで相手を庇うように立つも、彼女は涙で目を潤ませながらこちらを見つめて『私ね、こんな箸にも棒にもかからない働き蜂はいらないって気づいたの。頼りになるのが一匹いればいいって。強くて言うこと聞いてくれて、おまけに小学生からの幼馴染なんて最高の肩書きのナイトみたいな蜂。私には翔太郎がいればいいの』とまた懇願する声で告げられる。幼馴染の狙いは自分だ、それも相手から忠告された内容で苦々しい思いに眉間に皺がよる。カナは近くにいた男の肩に手をかけ自分の唇を人差し指でトントンと叩くと『相棒くんじゃなくて私のこと守る働き蜂になって?そうじゃないと…今いる働き蜂くん達はみんな死んじゃうかも』と告げるとクスクスと笑みをこちらへ向けていて)

  • No.5409 by 検索  2024-05-08 22:21:12 

…翔太郎! …出来るもんならしてみれば良い。君のメモリは自分の支配下に置いた人間を操れるようだがそれも一定の範疇内だ。恐らく倫理に反するような本人が拒絶するような行為は取れない。だからこそ君は翔太郎に護衛を頼み不要になった人の処理をさせたのだろう?
(男が襲いかかってきて思わず身構える。衝撃に備えようとした途端ドライバー越しに明日の強い怒りが伝わってきて男達の体勢が崩れ引き離される。久しぶりに相手の姿を見て声を聞いた途端安心感が募ってその前のいざこざも忘れて相手の名前を呼んだ。だが次に聞こえてきたのは彼女の声で男の間を割って相手の前に姿を現す。彼女はまた目を潤ませながら相手を見つめると身勝手な言い分で相手を求める。そして男の肩に手をかけると暗に従わないとこの男達の命は無いと笑顔で脅しにかかっている。散々見せつけるように相手を誘惑され息が出来なくなるほど妬いたが今の彼女の言い分に対しては怒りと憐れみに近い感情が勝った。床に膝をついてゆっくり立ち上がると二人の間を切り裂くように煽るような言葉を向ける。そもそも彼女が男達に手をかけられるという前提が恐らく間違いだ。本当に人を完璧に操ったり生命活動まで支配出来るのなら不要になった男は自殺させたり遠くに引越しさせるなりすれば良い。だが実際は自分に熱心にアプローチしようとする姿を襲われたと誤認させて逮捕させたりしている。相手に護衛を頼んだのも口付けのチャンスを狙う為でもあるがその手伝いをさせていたのだろう。その理屈を説明してやれば彼女の目が初めて揺らぐ。だが瞬きをすればまたクスクス笑みを浮かべた表情に戻って『相棒くんの言ってることは翔ちゃんを惑わすためのデタラメ。だってさっきも翔ちゃんに酷いこと言ってたでしょ?…私を選んでくれたらこの働き蜂くんはちゃんと元に戻すしいっぱい幸せにしてあげる。だから、私だけの翔太郎になって』と自分を選ぶように甘く囁くとゆっくりと顔を近付けてそのまま口付けしようとして)

  • No.5410 by 探偵  2024-05-08 23:07:58 


……カナ。悪い、俺には心に決めた人がいるんだ
(彼女が自分を求めて事務所にやってきた理由は良い肩書きの駒を手に入れるためだった、幼馴染のそんな思惑にさえ気づけなかった自分に情けなさを感じていれば、彼女は命をかけた取引を持ちかけてきて目を見開く。相手を襲ったとはいえ操られていた男達を見殺しにするわけにもいかず、彼女にこれ以上罪を重ねさせるわけにもいかない。自分と引き換えに事が済むならと彼女へ近づこうとした。しかしそれを引き裂くように、あるいは光が差し込まれるように、相手の声が響く。いつも通り理路整然とロジックを積み重ね相手は見事に彼女がまたひとつ重ねた嘘を看破してみせて、その鮮やかさにただ立ち尽くすしかなかった。一瞬動揺を見せた彼女だったが、自分が正しいのだと口にしながらこちらへ口付けようと迫る。間近に来た彼女の両肩に手を置くと、こんな場面にも関わらず表情を崩すようにして笑みを浮かべた。それを見た彼女は自分を選んだのだと首の後ろに両腕を回してこちらを引き寄せようとする。しかし、両肩に置いた手でそれを制して、まっすぐ彼女を見つめながら気持ちに応えられないことを伝えた。驚愕の表情を浮かべる彼女の体を離して相手の方へと振り返れば「やっぱり俺はお前がいねぇとダメみたいだな、フィリップ」と観念したように笑う。相手の方へ歩み寄ればその左側へと立って彼女と、この一連の事件の犯人と対峙する。彼女は自分ではなく相手を選んだこちらに激しく動揺して『なんで?私との時間の方が長いのに!翔ちゃんを幸せにしてあげるのに!』と金切り声で叫んで、再びメモリを取り出すとド.ー,パ.ン.ト.へと変貌した。相手に言わなければならないことは山ほどある、だがまずは彼女に罪を数えさせるのが先だ。切札のメモリを構えると「いくぜフィリップ」と右側へと呼びかけて)

  • No.5411 by 検索  2024-05-09 00:02:19 

、気付くのが遅いよ。 ああ、彼女に罪を数えさせよう。
(人質を取って彼女が迫れば自己犠牲的な甘い考えがドライバー越しに伝わってきて、それに苛立つと被せるように彼女の嘘を暴く。動揺した彼女だったが電話口の対応などから自分に分があると思ったのか相手を取り込みにかかる。誘うように近付く二人の距離に嫌でも胸が痛むのは変わらないが相手を信じてその様子を見守る。相手は穏やかな笑みを浮かべると両肩に手を置いて彼女の誘いを断る。そして引き離したことに安堵と嬉しさが募るがそれまでの気持ちを整理出来ていない現状では振り返って告げられた言葉を素直に受け止め切れなくてワンテンポ遅れて愚痴っぽく返した。相手が左側に並んで彼女と対峙する。思い通りにならなかったことに彼女は激しく動揺し金切り声をあげたかと思えばメモリを突き刺してド.ー,パ.ン.トへと変貌した。まだ色々と整理のつかない事は多いが街の探偵として様々な男を惑わせ好き勝手した罪を数えさせたくてはならない。相手の呼びかけに応えるように疾風のメモリを取り出すとドライバーに挿入する。メモリと意識を転送させ二人で一人の姿になると彼女にいつもの決めゼリフを投げかける。女王蜂のメモリの通りの見た目に鋭いスピアが目に入れば「蜂の特徴を考えても接近戦はフリだ。中距離の炎で一気に畳み掛けよう」と提案してメモリを赤と銀に切り替える。『男なんて、全部私の思い通りになるはずなのに!』と苛立ちのまま声を上げる怪物に炎を纏ったシャフトを振るえばスピアが伸びてくる前に攻撃が命中してその体が仰け反る。不利を感じたのか背中の羽で飛び上がろうとするがすかさずその部分に打撃を加え動きを制して)

  • No.5412 by 探偵  2024-05-09 08:06:58 


空に逃げられたら厄介だ、このまま一気に決めるぞ!
(こちらが彼女とやり取りする間に相手から痛みや苦しみ、怒りといった様々な感情が流れ込んでくる。彼女が事務所にきてから相手はずっとこんな感情だったのだろうと思えば申し訳なさと不甲斐なさで顔が下がりそうになる。だが今はもう一度相手の手を取るためにも彼女を止めなければならない。罪を重ねた者に投げかける決めゼリフを彼女へと放って二人で一人の姿で向かっていった。対峙してすぐに相手はこの戦闘における最適解を導き出してそれに従い赤と銀のフォームへチェンジする。中距離からの攻撃に加え昆虫に対して炎は抜群に効いて彼女を一気に追い詰めていく、自己中心的な言葉を金切り声をあげる姿に幼馴染の面影はなくて、二人のためにも彼女のためにも早くこの戦いにケリを付けなければと闘志が沸いた。相手に呼びかけシャフトを振るい連続で攻撃を加えれば彼女は空へ逃げるどころか地面へと転がる。ここが決め時だろう。メモリをシャフトに挿してマ.キ.シ.マ.ム.ド.ラ.イ.ブ.を発動させると「メ.タ.ル.ブ.ラ.ン.デ.ィ.ン.グ.!」とお熱い一撃を彼女の体へと叩き込んだ。耳を劈くような悲鳴と共に彼女の体は激しく燃えて爆ぜ、人間の姿へ戻るとメモリが排出されて高い音と共に砕け散った。ぐったりと倒れた彼女の顔は色を失っていて唇は真っ青になっている。彼女は犯罪者でこちらを手駒にしようとした嘘つきだ、相手が自分と彼女が近づくのを涙を流すほどに嫌っているのも知っている。だが自分の幼馴染であるのも事実で冷たい地面に転がっている姿を見ていられず、ドライバーに手をかけると「フィリップ…警察に引き渡すまで彼女の近くにいていいか?」と静かに問いかけて)

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