名無しさん 2022-06-26 12:22:50 |
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…ハ~イ、どうしたノ?くふっ、相変わらず仕事早いねェ。
(白蘭から掛かってきた電話に笑いつつ答え、「暇なノ?」と軽口を叩くと電話口の白蘭が「お前なあ。ホント、オレにそんなこと言えるのお前くらいだぞ?」と苦笑いしつつ答えて)
…金梅、ちょっと出てくるなー。(書類にサインをしながら考えていれば、ふと街の片隅に異国の物を取り扱う店があることを思い出す。その近くに煙草屋もあったかな、と考えてみるも行ってみれば分かるだろうと椅子から立ち上がり、金梅に声を掛けると楼の外へと出て)
……へェ、まだちょっかい出してる子いるんだァ。
(蛇骨の声がぴしり、と薄ら寒くなったのを感じ取ったのか電話越しの白蘭は「どうするよ、また着払いで送っとくかぁ?」と問うが蛇骨は否定し、心配そうに寄ってきたマリーナの頭を撫でて)
ふぅん、英国で作られたんだ…綺麗なもんだな。(店を訪れ棚を見てみれば、ステンドグラスのランプがありそれを手に取って。聞けば英国で作られたらしく、手頃な大きさで装飾が細かく刻まれていた。じっと見つめると、そのランプと他に数点購入し郵送して貰えるよう手配すると店を出、屋台で軽食を購入すると公園で食べて時間を潰して)
…蛇の執念は恐ろしいってトコ、見せてあげなきゃネ。
(蛇骨のその言葉を聞くと電話越しの白蘭は大笑いし、「お前もホント悪どいねえ!オレ、お前ほどイカれた男は見たことねえよ。」としみじみ溢し、電話を切る。飽きてしまったのか足をぶらつかせているマリーナに「ごめんネ。ほら、オニーサンのお菓子。」と言って飴玉を渡すとマリーナは微かに笑みを浮かべて)
よし、行くか。(軽食の最後の一口を食べ終え、公園から出ると大通りから道を一本外れ裏通りへ。以前顧客から聞いた煙草屋があるはずだと辺りを見渡すと少し古ぼけた店を見つけ中に入る。案の定、様々な煙草を扱っている店のようで店主にオススメを聞き、何点か購入してから出ると何処からか視線を感じ、それに気付いていない振りをしつつ動向に注意していれば途中で視線はなくなった。一応人目を気にして楼へと戻り、部屋に行けば郵送されたランプと購入した煙草を同じところに置き、仕事を再開して)
たっだいまぁ、お土産だぞー。(仕事が一段落するとぽけーっ、と窓の外を見てはハッとして郵送された荷物から薄い箱を取り出しては蛇骨の部屋に向かう。ドアをノックしてから入るとマリーナに箱を渡して「これ、箱の中に東洋で遊びに使ってるスゴロクっていうのが入ってる。時間あれば遊びな。」と提案し)
……お帰り~。
(ひら、と手を振って出迎えると箱を受け取ったマリーナは「…ありがとう。」と頭を下げ、「蛇骨さん、使い方…分かる?」蛇骨の方を見て首を傾げる。蛇骨はいつもの笑顔を浮かべながら「分かるヨ~。」と答えてみせ)
それなら良かった、小花に遊び方教えてやってくれ。(マリーナの頭を優しく撫でると蛇骨に顔を向けてお願いし。「じゃ、仕事の続きやってくるからなぁ。外出たい時は金梅に言ってから出ろよ」と言うとすぐに部屋を出て)
ハ~イ。
(紅花を見送り、マリーナに双六の使い方を教えつつ蛇骨は時間を潰す。マリーナが遊び疲れて寝てしまったところで蛇骨は火の点いていない煙管に手を伸ばし、咥えながらぼんやりと窓の外を眺める姿が不思議と映えていて)
はぁー…仕事が終わらねぇ…。(自室で書類を片付けていたり、地下でオハナシしていたりすればいつの間にか昼は過ぎ、マリーナがおやつを食べている時間帯で。集中力が切れた頭で天井を見ていればふと立ち上がり、蛇骨のいる部屋に行けば医者が経過を見ているところに出くわして「どんな感じー?」と尋ね)
オニーサン、ピンピンしてるヨ~。
(薄く微笑むと煙管を一旦口から外し、ちろりと舌を出して笑ってみせては「早く戻らないと龍鷹死んじゃうからネ。」と冗談めかし)
「まぁ、傷も塞がってるし今夜開かなけりゃ明日の朝には帰れるだろうな。」(蛇骨の冗談に紅花が「そうだなぁ」と笑っていれば、体に包帯を巻き直しながら医者はそう言って。「たく、どんな構造してんだか」と呆れ半分、感心半分で呟けば道具を片付け部屋を出て)
くふっ、頑丈だからネ。あ、アト白蘭から連絡きたヨ~。見つけたってサ。
(楽しそうにけらけらと笑うと思い出したように口を開き、紅花に向けて手に持った電話を振ってみせて)
マジか、仕事が早い人だなぁ…誰だったんだ?(蛇骨の言葉に驚いたように目を丸くすると、椅子を引き寄せ蛇骨のいる布団の近くに座って)
そういう仕事のヤツだったみたいだネ。
(蛇骨はけらり、と笑う。「依頼したヤツまでは分からなかったみたいだヨ。ボスの割に役に立たないよねェ。」と聞く人が聞けば即死級の軽口を叩き)
そういう悪口は俺の前だけにしとけよ?にしても依頼人は分からずか…さっきの視線もそういう仕事の奴だったのかもなぁ。(相変わらずだと肩をすくめると、腕を組み目を細め。先程外に出た時に視線を感じたことを呟けば、どうしたものかと考えて)
そうかもネ。
(気のない返事を返し、くあ…と欠伸を一つすると「まァでも、気にしないでヨ。オニーサンもそろそろ本気出すからサ。」鮮血のような瞳を静かに紅花へと向け)
…そう言うなら、俺はおにーさんがどう行動するのか楽しみに待っとくよ。(どこか自信があるように感じる発言に呆気に取られるようなことはなく、どこか納得すると口角を上げて楽しげに笑って)
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