匿名さん 2022-06-25 23:59:19 |
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…?ウィンリィ、どうかしたのか?
(ノック音に反応して手にした本を棚に戻すと、声の主にどうかしたのだろうかとドアの方へ歩みドアを開けて。研究資料に没頭していた為、先程の事など気にしていない様子で)
えっと…あの、さっきのことなんだけど。
( 扉の向こうから聞こえてくる声は案外普通で、少しほっとし。中に入ると、研究書を読んでいる相手の姿が目に入り。視線を泳がせながらさっきの話を始め。 )
さっきはむきになってごめん。
あと…アルからもう1つの理由きいちゃった。
いや、俺も変な態度とっちまって…ごめん。
(ベッドに腰掛けた状態で話に耳を傾け先程の話と聞けば少しばかり気まずくなり、こちらこそ素直になれずにあの様な態度をとってしまい申し訳ないと謝り。すると弟から理由を聞いたと知れば一瞬固まり驚いて言葉を失い、少し長い息を吐けばわしゃわしゃと自分の頭を掻いて)
え…はっ?──ったくアルの奴、ウィンリィに言うなってあれ程言ったのに…
ん…。
嬉しかった。あたしのこと考えてくれて。
( 自分から切り出しといてあれだけど、少しばかり気まずくなった空気に未だに相手のことは素直に見れない。正直な気持ちを呟くようにぼそっとつぶやき、相手の横にそっと腰かけ。)
お、おう…昔っからお前に惚れてたし当たり前っつうか、何つうか──。
(隣に座って来た彼女にドキッとして、それでもこれ以上誤解を与えない様にと視線泳がせながらではあるが気持ちを伝え。正しくは"ベタ惚れ"なのだが。機械鎧を通じて彼女とのコミュニケーションを取って来た部分も大きいし、何より帰る為の口実にもなる。勿論殴られる覚悟で。だからこそ周りに何と言われようと左脚だけは取り戻す気はなく、無論戒めの意味もあるが彼女を想う気持ちの方が断然大きくて取り戻さなかった訳で。)
この機械鎧はさ、また立って歩ける様にって丹精込めてウィンリィが作ってくれた大切なモンだ。だから失いたくなかったんだよ。繋がりっつうか、絆…みたいなモンだし、失っちまったらその繋がりも切れちまう気がしてさ。
ばかね…そんなことで繋がりがなくなるわけないじゃない。
でも…、嬉しい。そうやって思ってもらえて。
( 機械鎧は二人の繋がりだと表現をする相手の言葉には、そんなものがなくたって、二人の絆は切れるはずがないのに。と思うも、実際嬉しく思う自分もいて。横に座る相手の肩に自分の頭を置くと身体を預け)
!…ははっ、そうだよな。馬鹿だわ俺。
(彼女の言葉で再度気付かされて自嘲の笑いを浮かべて。
本当はとっくに気付いていた。それに兄弟2人で身体を取り戻すって決めていたのに、これでは当初の目的から外れている。それでもやっぱり失いたくないと思うのはエゴだろうか。そんな事を考えていると、肩に温かみを感じて彼女が体を預けて来たのだと分かり照れるも、彼女の肩に右手を伸ばして抱き締めて笑みを浮かべ)
…ウィンリィ、ありがとな。
…ふふ、どういたしまして。
( 肩に相手の手の温もりを感じると目を閉じて。相手の感謝の言葉には、一応返しをして。しかし本当に感謝の言葉を伝えたいのはこちらの方だと思う。)
…っ──。
(言葉が続かず黙り込むと、彼女が目を閉じているのを良い事にちゅっとリップ音を立て触れるだけのキス。だがそれだけでは足らずに、彼女の頬に触れ再度キスをしようとして)
…!
( 目を閉じている間に感じた感触に目を開けて。相手を見ると頬に伸びてきた手に、もう一度キスされるのだろうかと、期待も込めて再びそっと目を閉じて。)
っ…、続きは後でな?
(唇にもう一度キスしようとするが、今此処で唇にしてしまったら歯止めが効かなくなりそうでギリギリ理性を保てば額にキスを落としてすぐに離れれば立ち上がり振り向いて揶揄う様な笑みを向けて部屋から出て行こうとして)
う、うん。
( 額に柔らかな感触を覚えれば、期待とは違っていたが顔を真っ赤にして。自分も立ち上がると相手の後に続き後ろを歩き。)
──!
(気持ちを誤魔化す為とは言え、今頃になって恥ずかしさが込み上げ耳を真っ赤に。"我ながらなんていう事をしてんだっ"と内心で自分自身にツッコミを入れずには居られず。それでもなるべく平然を装い一度咳払いをすれば、一階のリビングへ戻り。『あ、ヘタレ兄さん』と満面の笑みの裏に腹黒オーラを纏った弟から言われ)
誰がヘタレかッ!!
【アル】
えー、だってそうじゃない。素直になれば良いものをならないから、周りの人間は苦労するんだよ?ちょっとは大人になったと思ってたんだけどな。
(兄をヘタレ呼ばわりして正論を並べて。もう少し周りに目を配るとか、何らかの配慮が足りないばかりに誤解を生むこともある訳で。「ウィンリィ、こんな兄さんでごめんね?」と兄の代わりに謝り)
あはは…。
( 下におりるとアルから容赦ない言葉の数々に思わず苦笑を浮かべ。なんだかそこにいるのも気まずく「料理の仕込みしてくるね」と一言告げてキッチンへ。)
【メイ】
あ!アタシもお手伝いしマス!
( ウィンリィとエドが仲直りしたのだと分かると良かったと思ったのもつかの間、アルからの黒いオーラにはちょっとびっくりして。ウィンリィを追うように台所へ向かい。)
お、おう。
(黒いオーラを放つ弟には歯が立たないと素直に話を聞き入れ。別々の旅に出てからというもの、こういう時の弟からの圧が更に増した様な気がするがこれ以上何も言わないでおこうと言葉を飲み。真っ当な事を言っているが、弟の方はどうなのかと気になれば)
つか、お前の方こそどうなんだよ?
【アル】
…僕?僕らは順調だけど?ちゃんと気持ちも伝えてるし、まあ時々喧嘩したりもするけどね。
(キッチンにいるというウィンリィに「分かった」と返事をすれば、兄からの質問に包み隠さず正直に話し出して。)
【メイ】
それにしても、ほんとお2人は仲良しですネ。
( キッチンに立つとウィンリィと並び、サラダの材料を切る手伝いをして。見るからに2人とも仲良しだなんて思えば素直にそんな感想を述べて。やはり昔から知っている仲というのは特別なのだろう。そんな相手たちが少し羨ましいと微笑み。その後気になることを聞いてみては。)
お2人はドコまで進んでるんですカ?
【ウィンリィ】
でも、昔から喧嘩ばっかりよ?
( 仲がいいと言われれば、そうだろうかと思うくらいに喧嘩ばかりしているし。アルとメイみたいに、可愛らしいかんじに憧れもあり。ふと相手からの質問には、肉の下処理をしていたところで、ピタッと固まり。顔を真っ赤にしては、困ったように視線を泳がせ。)
な、な、な…!!
【アル】
ウィンリィに気持ちちゃんと伝えてる?言わなきゃ分からない事もあるんだからね。
(今は自分の事よりも兄と幼馴染の関係を案じて。2人には幸せになって貰いたい反面、兄の性格を知っているからこそ誤解が生まれなければ良いと心配しており。『つ、伝えてる…つもりだっ』と少し自信なさげの兄の言い様にはぁ、と呆れた様に息を吐く。)
いやいや"つもり"じゃダメでしょ。もう…そんなんじゃ愛想尽かされるよ?──よし、こうなったら兄さん、良い機会だからウィンリィに気持ち伝えよ!タイミングは兄さんに任せるけど、僕とメイがいる前で伝える事!…もし断ったり、出来なかったら牛乳2本飲ませるからね?
(素直になれない性格は昔からだし直すのは難しいかも知れないけれど、このままでは先が思い遣られる。何かを決意してミッションを与え、更に出来なかった時のペナルティも付け加えれば黒い笑みを浮かべ断れない様に圧を掛け)
【エド】
っ!…はぁっ!?んな、いやいやいやっ、待て待てっ!
──わ、分かったよ、伝えりゃ良いんだろっ。
(まさかのミッションに思わず大きな声を上げて。そんな急に言われても気持ちの準備とか諸々ある訳だし彼女だって、人前でそんな事されるのは嫌かも知れない。色々な考えが頭を駆け巡りパンク寸前で、弟からの黒い圧に押され気味に顔を真っ赤にしながら渋々承諾して)
【メイ】
喧嘩も仲がいい証拠ですケド、素直になって思いを伝え合うのも大事ですヨネ。
( 先程の質問に顔を真っ赤にするウィンリィを見て笑い。少しからかいすぎたと思うと、サラダを盛り付けながらそう言い、「アルフォンス様と私はいつも思いを伝えあってますカラ、ラブラブなんですヨ!」とにこにこ笑って。)
【ウィンリィ】
素直に、ね…。
( メイの話には、わかってはいるものの中々素直になれない自分の性分を嫌だなと思い。ステーキを焼きながら、今日の夜、2人になったときに、もっと素直にエドと話が出来たらな、と考え。4人分の肉が焼きあがると、メイと一緒に食卓へサラダなどを運び。グラスを人数分持ってくると、先程アルからもらったお酒をとってきて、メイにはジュースを入れて。)
おまたせ。エドとアルはお酒でいいのよね?
っ!お、おう──。
(先程まで話に出ていた彼女の声を聞くと意識している所為か、ぎこちなく返事をすれば視線泳がせて)
【アル】
うわーっ、美味しそうだね!
(ぎこちない様子の兄には呆れた眼差しを向けるが、運ばれて来た料理に目を輝かせにっこりと笑みを浮かべて。「うん、ありがとう」とウィンリィからの質問に答え)
?
アルってお酒強いの?さっきエドと話してたのよね。強そうだって。
( エドのぎこちない様子には、先程アルからこっぴどく言われていたから、へこんでいるのだろうかと思いながらも特に気には留めず。ふたりのグラスにお酒を注ぐと、エドと話していたことをおもいだし。)
【メイ】
アルフォンス様はお酒強いですヨ!
( 自分も椅子に座ると、目の前の食事に目をキラキラさせて。ジュースを片手に持つと、ウィンリィの質問に、そう答える。旅先で出されるお酒も、平気な顔で、顔色ひとつ変えずにいつも飲んでいるので、すごいなと思っているくらいだ。それに対してエドを見てクスっと笑い。)
エドワードさんは、弱そうですよネ。
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