人魚の恋の行く末は 〆

でも、無理はしない程度にな。
怪我もしてるんだから。
( 手をぎゅっと握られれば、まるで小さな子供のようだと小さく笑い。｢それは、男だから。｣と手の大きさに関する質問にそう答えて、ゆっくりと相手のあゆみに合わせ自分も移動して。)

ん、その辺気をつける。
男と女と違うの人間もなのか。
……言われてみれば、無理やり連れきたの男だった。力強かった。
(怪我もしているのもありゆっくりと1歩ずつを繰り返し歩けば、学習能力は高かったのか徐々に1歩を踏み出すのが早くなり。手の大きさは男女の差と聞けば、あの時は抵抗するのに必死でそんなの気にしている余裕は無かったが、釣られて陸に上げられた時も水槽にぶち込まれたのも男で力で適わなかったなと思い返し、その時は怖いし悔しいで情緒が大変だったと呟き)

男の方が強くできてるもんな。…怖かっただろう。
( 相手の言葉を聞けば、乱暴に無理やりあの会場まで連れてこられたのが分かる。その強い力は、本来そんなことに使われるべき力ではないのだが、と眉間に皺を寄せ。段々歩くのが早くなり慣れてきたのを見て、｢上手いな｣と声をかける。学習能力は高そうだ。)

怖かった、あと………悔しかった?
言葉も通じなかった、だから捕まってる時耳澄まして言葉、聞いて日本の言葉覚えた。
(何が何だか分からないまま力づくで連れ込まれたし正直に怖かったと白状するも、相手のようないい人も居ると知れたから大丈夫と人間嫌いには陥らずに済んだようで。言葉も人魚特有の『ｷｭｳ』『ｷｭｲ』だった為言葉の壁も捕まってる間に覚えたと説明すれば実は司会者に人魚語で暴言を吐いていたと要らぬところまで説明し。上手いと言われれば本当に?と嬉しくなり笑みを零せば、暫く繰り返すと補助有りなら普通の人と同じくらいの速さまでは歩けるようになったが走る事はまだ無理そうな状態まで持っていけて)

風見
(先程女性物の服や下着を持ってきて欲しいと頼まれた為、今日の組織の仕事で女性を保護したのだろうと察しは付いたのか、他の女性公安警察官と共に降谷宅まで来ればチャイムを鳴らして)

学習能力は高いようだな。
( だんだん歩けるようになってきた姿と、聞いていただけでここまで日本語を話せている状況を見て、学習能力は高そうだと推測し。インターホンが鳴ったのに気付き、｢少し休憩しようか｣と相手を椅子まで誘導する。)

ちょっと客が来たから、待っていてくれ。

…風見、すまないな。
( 玄関に出ると相手の姿を見て。後ろにいる女性警官を見れば、自分が女性を保護していることは分かっているようだ。さすが風見だと自分の部下を誇らしく思う。どこから話せばいいか分からないが、彼女を保護している理由を風見に話すことに。)

－…と、ひとまずこんなところだ。
いろいろ信じられないところはあるかもしれないが、協力してほしい。

ん、沢山歩いて少し疲れた
休憩する。
(椅子へと誘導されれば、流石に疲れたらしくこちらも大人しく椅子に座って。玄関へと行った相手を見送れば、外に行くにも歩きや言葉だけで無く、他にも学ばないといけない常識があるのはわかっていて。)


風見
はぁ…降谷さんを疑う必要はありませんが、
まさか人魚が実在するとは自分も考えておりませんでした。
ひとまず、状況は理解致しました。そうなると彼女の戸籍も必要になりますね。
(相手から女性物の衣服などが必要になった理由を信じられないとは思うが、あの降谷が嘘をつく性格では無い事は自分が1番知っているため、そういうものが居たと無理やり自分を納得させれて。
女性公安警察の人は降谷に敬礼をすると、それならと部屋の中に入り、衣服の着方など分からないルナの為に降谷の寝室を借りて下着やらの着方を教えていくと脱ぎ着が楽なロング丈の腰が引き締まったデザインをしたデニムワンピを着せて見てみたルナのその顔立ちには一瞬だけ見蕩れるも、すぐに我に返り、出来ましたと女性服を着たルナを降谷へとお披露目し)

あぁ。助かる。
( 風見の素早い手回しには本当にいつも感心する。女性警官を見れば、着替えの仕方などは女性に習うのが1番だとこちらは風見と共にリビングで待っている。

ワンピースに着替えたその姿を見て、思わず息を飲む。人魚姿のときにも思っていたが、本当に美しい。人間離れしている美しさとは、正にこのことなのだろう。1つ咳払いをすると、相手に近付き。)

…よく似合ってる。逆に美しすぎて目を引くかもしれないな。

美しい?
んん……とりあえず、似合ってるみたいで嬉しい。
でも、零も格好良いからきっと私と同じ美しい。
(美しいの意味はちょっと難しかったのか分からなかったがきっといい言葉で、恐らく綺麗とか可愛いとかそんな感じだろうと推測すれば、似合ってると言われれば嬉しそうに笑って。同じ髪の色と目を持つ相手の顔立ちも整っているのはわかるのか零もだとニコニコ笑いながら相手を褒めては相手の言葉から学んでいるのか徐々に言葉も流暢なものになっており)

風見
人外故の美しさってやつでしょうか……。
戸籍を作るにあたり、名字はどうしましょうか。
(こちらも初めてルナを見れば、人魚とは聞いていた為それなりの覚悟はしていたが一瞬息を飲めば上記の感想を言うと、名字はこちらで考えていいのかと相手に問いかけ)

話すのも大分慣れてきたな。
( 自分と似た髪色や目を見て同族意識からか、美しいという言葉が相手から出てくれば、思わず苦笑して。それにしても言葉もスラスラ出るようになってきたなと感心すれば、相手の頭にそっと触れ褒めるように撫で。)


そうだな。名字はなんでも構わない。頼む。
( 相手も彼女の美しさに驚愕しているようで、その言葉にうなずけば。特にこだわりもないため名字は適当でいいだろうと風見に告げる。)

それ、好き。もっとやって。
あと、人魚でも大切なの鱗と髪の綺麗さ。顔よりも大切。
(頭を撫でられれば始めて撫でられたのか、キョトンとするも、心地良いと感じたのかもっとと擦り寄って。人魚は皆顔は良いのは当然なのか更に求められる美しさの要素として髪と鱗だと説明すれば、だから皆髪と鱗は丁寧に手入れをしていたし、鱗には割と汚れが入り込むため掃除がいると言って)


風見
畏まりました。
名前は決まっているのですか?決まっているならそれに合わせます。
(名字はなんでも良いと聞けば了解し、もし2人の間で呼び名があるならそれに合わせる必要がある為あるなら名前を教えて欲しいと問えば)

確かに、ルナの髪は綺麗だな。触り心地もいい。
( 気持ちよさそうに擦り寄る相手には思わずどきっとするも、暫くするとなんだかペットや小さい子どもを撫でているような感じがして小さく微笑み。髪や鱗の大切さを聞けば、どちらも綺麗な相手は美しいの象徴だなと思う。しばらく相手の髪の感触を堪能して。)


ルナという名前だ。
( 名前と合わせた名字。たしかに、どうせつけてもらうなら名前に合ったものがいいと納得し。ルナという名は自分がつけたということも相手に伝えて。)

ん、手入れ頑張っていた。
ただ……発情期に入ったアーマンがしつこい。
(たまに流れてくる櫛や歯ブラシは髪や鱗の手入れには必須だったと説明しては。綺麗なのは海でも評判だったらしいのだが、番にしようと発情期に入ったアーマンのしつこさには辟易していらしくどうせ番ならこちらも選ぶ権利がある為断り続けていたのがよく分かり。暫く撫でられているとお礼と言って相手の頭を撫でてはその髪のサラサラ感に「零、アーマンだったらきっとモテてた」と言い)


風見
畏まりました。では、それに合わせて外国表記の名字にし、経歴等も作って後日お届けします。
……………にしても、絵になる光景ですね。
(ルナと言う名前と聞けばそれなら外国表記の名字が良いだろうと思い、経歴もそれに合わせて作ったあと後日届けると説明すれば、頭を撫で合う2人を見れば、2人とも美形なのもあり絵になると感想を言って、女性警官においては心の中のアルバムにしまい込むと言わんばかりに凝視していて)

なるほど。
アーマンというのは、男の人魚のことをさすのか？
( 相手なら引く手数多だろう。納得をしながらも、聞き慣れない言葉に、内容から恐らく男のことを指すのだろうが、イメージができず。まさか自分の頭も撫でられるとは思ってもおらず、慣れない感じに戸惑い。)



…助かる。
それじゃあ頼んだぞ。
( 風見に任せておけば安心だと依頼をし。ふと、風見や女性警官の視線が気になったのか、1つ咳払いをして。絵になると言われれば、自分は置いて、彼女の美しさは何をしていても絵になるだろうと考える。 )

そう。男の人魚。
でも人魚の世界は女に男を選ぶ権利がある。
私なら多分、零がアーマンだったら零を選んでる。
(人間界はどうか分からないが、人魚の世界では男の地位はそんなに高くなく、子をなし産み、育てる女の方に男を選び番にすることが出来るから、零がアーマンならと特に深く考えずに上記を言って)

風見
畏まりました。
では、失礼します。
彼女の服等はそちらに置いてあります。では戸籍等が出来次第また来ます。
(話し合う事も終わった為長居する必要も無いとこちらも判断したのか、降谷に敬礼を1つ女性警官と共にすれば、降谷宅を後にし)

そう言ってもらえるのは光栄だな。
どんな男でも、君のように美しい人が近くにいれば、間違いなく好きになるだろう。
( そのように言ってもらえて嬉しい限りだと、微笑み。人間界では、男がどちらかといえば優位に立つことが多い。人間も人魚のように女性を丁重に扱う文化であればいいのだが。何にせよ、これだけの美女が近くにいれば、必ず男は寄ってくるなと、外に出る時は気を付けようと思い。)


( 風見たちを玄関で見送ると、相手の元へ戻り。今からどうするかと、考えこみ。日も暮れているため、寝床が必要か、と思案する。)

んん?零がいるから大丈夫。
零が居れば怖くないし、声もかけられない。
(1人で外出なんて今の所知識が無さすぎて無理なのは自分でもわかっており、外出するなら相手も一緒で、その相手も顔が良いのだから声は掛けられないだろうと、謎の自信と言うか確信を持っており。「でも、知らないこと多すぎる。そうなると困るの零だから、外に出るの人間界の常識学んでからにする。」と先程考えていた事を言えば、助けてもらったのに困らせたくないと言って)


どうしたの?
何考えてる?
(何やら思案しだした相手に、自分が突然家に来たのだから不足しているものがあるのだろうとは予想がつくが、それが何かわからずどうしたのかと問いかけて)


ーーーー

(/こんなエピソードあったらいいなと、降ってきたのですが。
これから先お世話になっているから少しの恩返しも兼ねてルナが歌を歌って癒すって言うのをしたくて、その音楽(日本語訳にした)とかはセイレーンにしか伝わってないから普通の人間は知らないけど降谷さんがその歌詞とか音程を覚えちゃって、ポアロのバイトの時に無意識に鼻歌で歌ってしまう……っていうエピソードからルナ来店フラグ＆警察学校組襲撃フラグを立てれたらなと思うのですが、どうでしょう?ちなみに歌は忘れじの言の葉と平野綾さんのResetが良いなぁと勝手に思っております。)

何かあっても僕が守るよ。約束しよう。
…そうだな。何か聞きたいことはあるか？
( 確かに自分といれば男は寄ってこないだろう。しかしそれはまともな男ならばの話で。どんなことがあろうとも守ると相手に約束をする。人間について知りたそうな相手を見れば、再び相手の頭を撫でて聞き。)


いや、寝る場所のことを考えていた。
ルナは寝るときは人魚の姿になった方がいいのか？
( もし相手が人間の姿のまま寝るとしたら、自分のベッドを譲ろう。来客用の布団は一組ある為、自分はそれでいいと思い。しかし、実際相手にとってどちらの姿で寝るのがいいのか尋ね。)





(/ いいですね！素敵です。曲チェックします！)

おお、格好良いね。
でも守られるだけなの嫌だから恩返ししたい。
………歌、歌って癒す…?
聞きたいこと………全部。
(守るの言葉に少しときめいたのか僅かに頬を赤らめて格好良いと零せば、少し照れくさそうな表情を見せ。恩返しに歌って癒す?と疑問形ではあるがお世話になるのだからそれ位はしたいと意気込んでおり、聞きたいことはまさかの全部と答えるも、ひとまず、人間界の常識としてお金とか国とか仕事……その他諸々らしく。)

どっちでも寝れる。
でも零寝る所無くなるから人魚の姿で大丈夫
(寝る所を問われればどちらでも寝られるとは思うが人間の姿で寝るのは初めてだし、相手の性格上いい物をこちらに譲りそうだと思ったのか人魚姿寝ると言って)

ーーー
(/よろしくお願いします!!どちらもいい曲ですよ。)

癒す？歌に癒しの効果があるのか？すごいな。
…全部か。
( 恩返しに、｢歌で癒す｣と言われれば、あまりぴんとこないのか、どれほどの効果があるのだろうかと疑問に思う。毎日多忙な日々を送っている自分としては、ぜひ癒して欲しいと思う。
聞きたいことについては、とりあえず生活に関係あることから教えようと決め。お金の概念、子供は学校に通うこと、様々な種類の仕事があること、などとりあえず思いつくことから説明して。)


そうか…？
でも、あの水槽は狭いだろ？
( 自分に遠慮をしてそう言っているなら困ったなと思い。水槽に目をやれば、水槽の大きさからしてゆっくり休むことはできるのだろうかと、相手に問い。)



(/ 忘れじの言の葉、めっちゃ好きです。いい曲…。)

癒しというか…ぽんやりするらしい?
だから船乗り達落ちて自分達のせいにされた。
(癒すと言っていいのか分からないが頭がぽやんとするらしく、忙しいならそう言う時間も居るだろうと思い、早速歌う?と首を傾げては。生活に関係することを説明されれば一生懸命聞いて覚えようとしており、自分の中で簡単に説明出来る位まで落とし込めば、益々人間界は複雑だなと感想を呟いて)


人魚の姿なら少しだけ体柔らかくと言うか、鰭はどんな風でもなれるから寝られる。大丈夫。
(上体は人間の姿だから少し無理だが、下は鰭になる為柔軟性に長けているから、あの水槽でも熟睡は出来るし今までしていたから大丈夫と頷いて)

ーーーー
(/ですよね!!こう、神秘的なのが丁度良いのと降谷さんに合いそうだなと思いまして)