STAR ROGUE【 3L/SF/ 途中参加歓迎 / 相性重視 / 一部人数制限 】

「また壊れたの…？仕方ないなぁ。今度は丁寧に扱ってよね。…って言っても無駄か」

名前 / ウィヴェル
性別 / 男
年齢 / 13歳

出身 / 恒星ラスティウス、第二惑星ケレストア
年間平均温度は90度の惑星。鉱山が多く、蒸気などが主動力源の星。機械が多いのが特徴で、二酸化炭素やガスが多く、外に出ているものは皆ガスマスクを着けている。原住民であるバルアは機械を扱うのが得意。
バルアという種族はヒューマノイド型で身長も寿命も人間とあまり変わりはないが、ドラゴンのような長く太い尻尾と二本の牛のような角が特徴。角が成長しきると成人という扱いになる。

容姿 / 身長137㎝。人間と同じ薄橙の肌。髪はくせ毛の短めの黒髪で、横髪は右だけ長い。目は紫色のジト目。頭の角や尻尾は藍色で、すでに成長しきっている。
服はワイシャツの上に茶色のベストを着て首にゴーグルをぶら下げている。下は膝までの短パンで白い靴下にガーター、茶色の靴を履いている。

性格 /子供らしくないツンケンとした冷めた性格。しかし好奇心旺盛であったりボロガエルの船員たちと話すのは好きなようで、一匹狼というわけではなく、自分から話しかけることもある。

備考 /ボロガエルのメカニック。2年前、メカニックをやってくれるバルアを探しにケレストアに来たボロガエルの船に目を輝かせていたところ、船長に声をかけられ、街の案内をする。その途中で船長の目的を理解し、「自分がメカニックになりたい」と希望した。ウィヴィルの強い意志に船長は首を縦に振り、ウィヴィルはメカニックになった。
機械修理の腕は優秀で、船の機械が一部壊されるたびにやれやれという反応をするが、本人も元々機械の修理は趣味でやっていたため楽しんでやっている。

（/メカニックで希望していた者です！ご確認よろしくお願いします！）

>21 ウィヴェル様

( ／ PFの提出をありがとうございます。スチパン要素の感じられる可愛くもクレバーな息子さんで、是非参加許可を出したいところなのですが、気になる点が幾つかございます。
まず船に乗った経緯ですが、船長はNPCではなく他の参加者様のPCになる可能性のあるキャラクターですので、過去でも行動を決めつけてしまうのはお控え願いたく、乗船の経緯の変更をお願い致します。
また、成人の基準について。できるだけ種族の設定に口出しすることは避けたいのですが、PFを拝見しバルアは地球人に近い寿命と成長速度の種族であるとお見受けしました。ウィヴェル様の性格が年相応であることを鑑みても、まだ精神的に影響の受けやすい年頃の子を、角の見た目の成熟のみで一人前として放り出す風習は些か理解し難いと感じてしまいます。しかし、幼くして天才的な宙賊のメカニックという設定は大変魅力的ですので、是非活かしていただきたく、どうすれば矛盾が少ないかを此方でも考えて見ました。以下は提案ですので、勿論無視していただいても大丈夫ですが参考までに。
職人気質な種族ですので、どんなに若くても技術力があれば一人前、自力で生計を立てていかねばならないなどの設定は如何でしょうか。その際に角の大きさは技術力に比例するという設定があれば、角の大きさで成人が決まるというのも理解しやすいかなと。『ボロガエルに目を輝かせていた』との事ですので、船(かもしくは旅)に興味があると解釈致しました。船に興味がありながら、他種族からしたら幼い容姿に真っ当な船からは乗船の許可が下りず、たまたま寄港していたボロガエルに自らを売り込みに乗り込んだ等勝手に妄想させて頂きました。
大変細かくて申し訳ございませんが、以上乗船の経緯と成人の基準についての修正をお願い致します。前者はなりチャの便宜的なお願いで、後者は相性重視のお願いとなっております。修正したPFの期限は今から24時間とさせていただきますので、お待ちしております。長文失礼いたしました！)

(/素敵な世界観と愉快な舞台背景に惹かれました。船長の枠をkeepしていただけますでしょうか?それと、ボロガエルについてもう少し詳しい設定を作っても良いでしょうか？)

>23 蓮様

( ／ お声がけありがとうございます！船長のkeep承りました。ボロガエルの設定についてですが、どのようなものをお考えでしょうか？)

(／ホワイトホエールT-328号の旅路を愉快な船員のひとりとして見届けたいと思いたち、参加希望させていただきます。
航宙士のkeepをお願いしてもよろしいでしょうか？)

>25 さすらいの参加希望様

( ／ お声がけありがとうございます！航宙士のkeep承りました。24時間以内にPFの提出をお願い致します。)

>船内食堂

(　食堂中央の長テーブルを囲って数名の船員たちとベスカ(金銭を賭けたポーカーのようなゲーム)に興じていたところ、いつにも増してお怒りモード全開の副船長が食堂内に現れれば、ゲームを途中放棄して興味本位に卓を離れて彼のところへ。“勝ち逃げしてんじゃねーぞ”等と文句を投げてくる同僚たちには無視を決め込み、既に大分飲んでいる所為でヨッタヨッタと覚束無い足取りで傍までやってくると、行儀悪くも彼の目の前のテーブル上に片脚ごとどっかりと乗り上げる形で腰をかけ　)
相ッ変わらず荒れてんなぁ、うちの副船長さんは。こりゃ次の港着く前に酒が底つきちまうわ。へへ、今日はなんで怒ってんの？

(／参加許可頂きありがとうございます。素敵な副船長様や船員の皆様とこれからどんな宇宙冒険譚を紡いでいけるだろうかと、もう大変どきどきわくわくしております！ひとまず副船長様のいらっしゃる船内食堂にて絡ませて頂きましたので、相性など大丈夫そうでしたらおしゃべりしていただければ幸いです…！)

>24

《ホワイトホエールT-328》
全長200m、全幅36m。『クルップ級補給艦』に分類される補給艦で、やや丸みを帯びた直方体を組み合わせた直線的なユニット構造設計となっている。自衛における最低限の武装として前部高出力レーザー砲2門、甲板と艦下部に格納可能な回転式砲塔を備えたレーザー連装砲を1門ずつ計2門、艦側面に格納型ミサイル発射管を9門、計18門装備。ミサイル発射管には過剰戦力搭載防止の為煙幕及び対レーザーチャフ弾のみを装填。艦橋は船体中央部に設けられているが、ワープ航行時や小惑星帯などへの突入を想定して船体内部へと格納も可能。超長距離間での人員・物資輸送に主眼を置かれた艦の為ペイロードや船室は広く取られている事などから多種多様な艦艇の中でも人気の艦である。『T-328』は船長によって航行システムなどに若干の改造が加えられておりワープ距離の延長や人員不足でも航行可能になっているが改造と船長の雑な操船によって割と頻繁に故障や不具合が生じている

こんな感じのを想定しております

>船内廊下

はぁ……もう食べられませんて──
（　広い船内の広い廊下の端で、掃除途中で寝てしまったと言わんばかりに細長い掃除器具と共に壁にもたれ掛かる一つの影。がやがやと目前を通り過ぎて行く船員達を全く気にしない様子でどうどうと居眠りしているその表情は幸せそうとも言い難く、眉と口元を歪ませてなんとも苦悶の色を浮かべている。両端が下がった口からはもごもごと言葉にならない小さな唸り声を吐き出しており、まるで上司に無理矢理酒を飲まされている哀れな部下のような寝言を　）
だ、だから、食べられないって……うぅ…パワハラですよおこれぇ……

（／参加許可誠にありがとうございます！
先ずはこちらで皆様宛の絡み文を投下させていただくので、どなたでもご自由にお声掛けくだされば嬉しいです。尚、船内の何処の廊下かは今後の展開の自由度を高める為に絡んでくださった方々にお任せしたいと思います。絡む際のご希望やご相談等ございましたら何なりとお申し付けくださいませ。
これから個性豊かな皆様と壮大で愉快な航海ができるのを楽しみにしております…！）

>28 蓮様

( ／ 素敵な設定をありがとうございます。規模や設備など此方の脳内イメージに近く、SF好きとしては垂涎必至の魅力的な設定で、非常に心苦しいですがお受けするのが難しいです。このスレでなりチャを楽しむのにあたり、参加者様にはやりたいシーンに合わせて矛盾を気にせず、船内設備や機器類、装備類を気軽に想像して登場させて欲しいというのが理由です。同様に蓮様のPC様がボロガエルで過ごすにあたり、個人的にそれらのカッコイイ設備を登場させていただくのは大歓迎です。以上で問題がなければ、是非参加していただきたいのですが如何でしょうか？　)

>30 主様
(/了解致しました。そういう事であれば船に関する案は取り下げさせていただきます。参加希望については継続してお願いしたい所存です)

>船内食堂

アホどもが遊戯室の壁に大穴開けやがったんだよ。タグの駒が足りなかったらソイツのせいだ。

(　ドッドが目の前に座り込めば、その脚の脇に高い音をたててコップを叩きつけ深く溜息を。勿論穴を塞いだ上で、犯人達には鉄拳制裁を加えてやったが、広大な宇宙空間に吸い込まれ消えていったのはタグ(チェスや将棋に似たボードゲーム)の駒どころではなく。しっちゃかめっちゃかになった遊戯室を思い出せばもはや笑いも込み上げる。コップを持った手でドッドを指刺せば、カラリと笑って冗談を。)

景気がいいなら是非補填してくれ。



>船内廊下

(　船員達と話し込みながら廊下を歩いていれば、端に転がるパルスを見つけて立ち止まる。ボロガエルの廊下に酔っ払った船員が寝こけているなど日常茶飯事にも関わらず、律儀に声をかけて起こしてやろうとするのは性分で。最初は呆れたように腕を組みつつも、比較的穏やかな声をパルスにかけたにも関わらず、1秒も待たずに踏みつけようとする早さもまた性分といえる。宣言通りに魘されるパルスめがけて軽く脚を下ろし。　)

おいパルス、起きろ、踏むぞ。


>27 ドッド様
( ／ 初回のロルをありがとうございます！こちらこそ、ドッド様と素敵な旅をおくれることを楽しみにしております。引き続き不明な点やご提案などありましたら、お気軽にお声がけ下さい。　)

>29 パルス様
( ／ 絡み文をありがとうございます！早速絡ませていただきました。引き続きご不明な点やご提案などありましたら、お気軽にお声がけ下さい。　)

>31 蓮様

( ／ ご理解ありがとうございます。そしてご参加いただけるとのこと心から安心しております。PFの提出期限は今から24時間とさせていただきますので、よろしくお願い致します。　)

「この船のマドンナって言ったら、勿論アタシのことよ。…あらやだ！レディに年齢を聞くなんて失礼しちゃうわ！」

名前 / フラー
性別 / 男
年齢 / 32歳 精神年齢も年相応

出身 / 惑星レギー
海洋：陸地=８：２ と地球と近い割合で、地形も平野や湖、緩やかな山脈を持ち、多種多様な生物が生息するなど自然に恵まれた惑星。温暖気候で、40億ほどの現住種族ドゥーダがそれぞれ平野や湖の周囲に都市を形成し住んでいる。地球と違う点と言えば、自然全てが色鮮やかで、幻想的な風景が広がっている。ドゥーダの皮膚も、自然に溶け込み天敵(肉食獣等)から身を隠すため、それぞれ住む場所に適応した色に進化していった。
ドゥーダの肌色意外の特徴として、髪の毛の太さが1㎝程度、毛先は丸まっていて、自在に動かし触知することが出来る。個体差はあるがピアノ線程の強度で、総重量100kg程度の物を持ち上げることが出来る。ヒューマノイド型で身長は男女共に平均180㎝、髪の長さも150㎝程で成人すると伸びなくなる。寿命は地球人とほぼ同じ。
テクノロジーの発展は他惑星に比べて乏しいが、個性に寛容で独自の芸術や食文化に長けていて、それらの輸出入の為の貿易船や綺麗な自然や食を目的とした観光船の往来が盛んである。

容姿 / 肌色は薄紫色で、少し垂れた二重で黄緑色の瞳。鼻筋の通った、まあまあ綺麗目な顔立ち。自慢の長いまつ毛と眉、特徴的な髪は濃い青紫色。
身長182cm、髪は全長157cm。少々筋肉質で肩幅広め。黒のコックコートとパンツ、ウエストエプロン。緑の太めのヘアバンドを生え際当たりに留めている。

性格 /オネエさん。大変面倒見がよく世話好きで、お喋り好きなロマンチスト。多少の図々しさもあるが、本人曰くそれもまた愛嬌だと。独特な美的センスの持ち主。普段は女性的口調や仕草をだが、滅多にキレることはないが、本気になると男性部分が強く出る。

備考 /ボロガエルの専属コック。母星でも腕のある料理人として自身の店を出していた。3年程前に母星に訪れたボロガエルのカラフルな船体と屈強な船員たちの姿に一目惚れ。そしてこの船は私を無限に広がる宇宙に飛び立たせる運命の船で、これを逃したら次は無いと、その場で店仕舞いをし、その勢いで船に乗り込む。そして居座るのであれば何か仕事をしなければと思ったが、力仕事は苦手(?)なので、コックとして働く事に。母星レギー自慢の郷土料理は勿論のこと、ある程度の情報があれば各船員の故郷の味を再現するなど、腕前は確か。更に料理中、髪の毛を左右で操作することで、ものにもよるが3工程は同時進行が可能。現在は料理長として船員達の胃袋を支えている。



（／コックのkeepしていた者です。大変お待たせいたしました。個性的で愉快な船員が多いということで、濃いめのオネエさんコックを作らせていただきました…！ご確認の程よろしくお願い致します。）

>34 匿名様

( ／ PFの提出ありがとうございます。とても魅力的なお子さんでこれから、一緒に旅をするのがとても楽しみです。
不備などございませんので、参加許可とさせていただきます。ドッペルありですので、お時間ある時に最初のロルをお願い致します！)

>船内食堂

ひっひっ、ひゃはははは！まぁたそんなんかよ！懲りねえなぁアイツら、くふ、うひひ。

(　外壁を破ったとあれば当時の状況は相当酷いものだっただろう、騒ぎの様子を想像してはヒャッヒャッとしゃっくり混じりの汚い笑い声をあげ。普段よく遊戯室でふざけている面子が今日会った時には何故かボロボロだったので、なるほど副船長の“お説教”をしっかり受けた後だったのだろう。こういう手の話は他人事だと非常に愉快だ。手近にあった安物の酒のボトルを適当に拾い上げ、差し出されたコップの上で逆さにしてやれば、しっかり効いている船内重力場のおかげで中の赤い液体はトポトポとコップの中へ注がれていき　)

ひひっ。そうら、大不景気な副船長さんに恵んでやるよ。……で、ぶっちゃけさ、どんくらいいったの修理費用の方は。

>船内食堂

くく、まあ、怪我人は出なかったからマシな方だ。

(　容赦なく笑い飛ばすドッドにつられて楽しげに喉を鳴らせば、浮かべた笑顔と相まって一見慈悲深く聞こえなくもないが、その後 鉄拳制裁で怪我人を出した者が言うには微妙なセリフを。豪快に注ぎ込まれる安酒をなんとか受け止め切って、コップの縁スレスレのそれを上唇でずずっと啜り。わざとらしく乾いた目元を擦ると、信じてもいないスティユールの太陽神の名前を出し、口だけは乞食の真似をしながら仰け反っていき、自らも脚をテーブルに放り出して。無言で軽く1ヶ月分の食費を超える請求書を再生して見せれば、八つ当たりに背後にいた船員にガンをつけてやり、捨て鉢な態度で駄々をこねるように無茶苦茶なことを言い出して。　)

ふは、慈悲深くて涙が出るな。旦那にシンシャナの加護がありますよーおに！
……あー！近距離レーザー砲でもぶち抜けねえ外壁とかねえの？俺買うよ、作れよドッド。宇宙一の金持ちになれるぜ。

>船内食堂

( ／ >37はルピアです。失礼いたしました。)

>船内食堂

ヒュウーッ。こりゃ手痛ぇな！ひでぇもんだ流石に同情するぜ。

(　目前に浮かんだホログラムの請求書は文盲ゆえ数字の羅列くらいしか読み取れないものの、そこに記された莫大な金額だけは明確に理解でき、殆ど風が抜ける音しかしない下手くそな口笛を一つ吹くと、やはり他人事としてケタケタと笑い飛ばし。ルピアの睨みを受けた後ろの船員が彼の肩越しにキョトンとした顔をこちらへ向けてきたので、肩を竦めて“いいから黙っとけ”とアイコンタクトで伝えておく。彼の滅茶苦茶な要求は始めから冗談と分かっているため適当に受け流しつつも、常日頃こんな請求書を処理しながら予算を遣り繰りさせられているのだから、これくらい突飛な事を言いたくなる気持ちもまあ理解出来る。…と思うのだけど、だからといって今更反省するとか、行動を改めるなんて発想には至らない。日々繰り返す自分たち船員の破壊活動は一切顧みることなく、このボロガエルに乗船し続ける限りは現状に妥協する他ないのだと諭すような物言いで　)

──ッハ、んなアタマあったらとっくに大出世してシャンドスかタルミナあたりに大豪邸構えてるっつーの。
……マジな話、クライスバーグ級の戦艦とまで言わんでも、例えば最近の軽貨物船だってまあまあ良い装甲してんだぜ。でもよ、うちのボスは手放しっこねえだろ？このオンボロのかわい子ちゃんをさぁ。

「この身ひとつで宙を舞えなくなったからこそ、ワタシとボロガエルちゃんとの邂逅は運命となった…着地叶わず、挟まれてしまったけれども今では良き思ひ出さ」

名前 / シキラクル
性別 / なし
年齢 /15歳 精神年齢20代後半

出身 / 大宇宙を放浪する、"リタニオ"という移動型民族の出。地球風に喩えるならば、リタニオの民は誰も彼もがメタリックのホログラムで造られた折り鶴のごとき姿かたちをしている。そのひとつひとつが魂を宿した生命体として、広大な宇宙で群れをなしながら浮遊行為を続けているという。かたちを構成する粒子素材は、学術史上未だ謎という名のベールに包まれているものの、多様な星間環境に耐えうる耐久性と伸縮性を兼ね備えていることは判明済み。地球に生息しているカワラバトとちょうど同じスケールでもある。また、テレパスを用いて同族や他の生命体と交信を行うことでも知られる。彼らは何処かの地に長期で留まるようなライフスタイルを窮屈に感じるらしく、"流浪の折り鶴"のような自由をなによりも愛してやまない。余談だが、地球に偶然舞い降りてしまったリタニオのご先祖が、日本式折り鶴の原型であったとかなかったとか。

容姿 / シキラクルも典型的なリタニオと同様、白銀ホログラム製の折り鶴のような見た目。体長は33cmほど(カワラバトスケール)。けれども3年前の悲劇(備考欄に後述)に見舞われたせいで、上記の形状で遠くへ羽ばたくことは困難になってしまった。そのため、足場の固定を第一に考えながらも生活上の利便性を考慮し、ヒューマノイド型に自身を変形させるすべを覚えた。ホログラムを最大限に引き伸ばして自らに折り目をつけ、小人めいた見た目(背丈40cm程)を演出。折り紙より少し重い程度の超軽量体であり、船内でなら浮遊が可能。ヒューマノイド型とはいうものの"模している感"が拭いきれておらず、立体人間型折り紙よろしく存在しているなにかと称す方が正確やもしれない。片翼無しに対応するようにヒューマノイド型における右手部分が補えていない。切りっぱなしのボブカット、それと大ぶりのケープを身に纏っているかのようなシンプルかつスマートなシルエット。一見すると透明。星々からの光反射によってしろがね色に煌めくてらてらボディのおかげで、迷子とは無縁だ。ただし、感極まると元の折り目の形状記憶のせいで折り鶴らしき形状へと戻ってしまうこともしばしば。最近は身体の新たな折り方を探求するのにお熱。休息をとる際は新品同然のぺらっとした正方形の折り紙のような形状になってから存分にくつろぐ。

性格 / シルバーのフィルターを通して宇宙を眺めているからか根っからの楽天家で、超軽量な身体と比例するようにフットワークが軽い。いつも楽しげな雰囲気を帯びている。そして、船員の中でも常識がない部類に入るであろう変な奴。身体をぺらぺらとさせながら、専門家気取りの仰々しい口振りでぺらぺらと喋るといえばお分かりいただけるだろうか。しかしながら、どんな奇行に走ろうともそこに悪気はなく、空気が読める奴でもある。引き際をそれとなく承知しているタイプの折り鶴(のごとき生命体)なのだ。星々の欠片を使った芸術作品を制作して船内を彩ったり、ポエムを詠うのが日課。浮浪時代の経験があるので星の昔話に造詣が深いが、その語り口調が胡散臭いのが玉に瑕。ボロガエル機体の隙間に稀に身体が挟まってしまうアクシデントさえなければ、船内をくるりくるりと優美に舞っていることが多い。リタニオの本能的にやはり定位置で足踏みをしているだけなのは性にあわないようだ。

備考 / あれは2年程前のこと。リタニオの希少性に好奇の目を向けた生命体の手によって片翼に該当する部位をもがれしまった悲劇の直後、重症を負ったシキラクルは偶然にも宇宙を旋回していたホワイトホエールT-328号を発見。とっさの判断でその船に華麗に着地を試みたのだが……悲しいかな。飛行力は半減しており、船体の隙間に敢え無く引っかかってしまう。それからあれよあれよという間に保護され、寛容な船長や船員たちの計らいのおかげで追い出されることもなく今に至る。そんな幸運すぎる我が境遇に日々感謝していて、窮地に現れた救世主のごときボロガエルのことを"己の新たな翼"だと褒めちぎっては、特大の愛を込めてちゃん付けで呼ぶ。まだボロガエルの船員になって日の浅い者が仮にいるとするならば、シキラクルのゴーイングマイ・ウェイな立ち振る舞いに｢船内でどんな役目を任されているのか｣と疑問を抱くだろう。何を隠そう、シキラクルは一般船員の中でも船内日誌と星々の調査報告書の執筆を担当している。前者はユーモア溢れる巧みな文章で船内の日常が綴られており、読み応えたっぷり。後者は独特な切り口から星々の性質が事細かに纏められていて、まだまだ学問的なセンテンスからは程遠いことに目を瞑れば世にも貴重な文書であることに違いない。実は船員となったシキラクルは様々な星に降り立っては、地道に自作品を売り込んでいた。その活動が次第に功を奏しはじめ、現在では宇宙ジャーナルのネットワーク型週刊誌で未知の星のコラムなどの連載を持つまでに大成。それらの執筆活動で得た収入は旅を共にする皆の財産の一部としている。今はただ、ボロガエルの翼を借りながらも宇宙を舞い、残された翼で宇宙の御話を紡げることを己の生き甲斐だと感じているようだ。ただ少しおだてればすぐ何でも手伝ってくれる…単刀直入に言うとちょろい。


（／はじめまして! ボロガエルの愉快な船員に仲間入りしたい! 何らかの手違いで、(我が子のシキラクルが)ディナーのテーブルクロスとして扱われてもいいくらいに世界観が好き!という心持ちでpfを出させていただきました。日本式折り鶴をおりおりしながら想像した、自称・宇宙の大作家の一般船員です。背後が地球外生命体の設定を作ったのが初なのもあってガクブルなので不備や疑問等ありましたら、なんなりとお申し付けくださいませ!! ）