青春の一片【 指名制 / NL / 再建 】

（　背後から軽やかな足音が聞こえる。彼女が、俺と同じように全ての教科書類を学校に置いて帰っているかどうかは定かではないが、少なくとも俺より身体が小さく、その上背中にギターケースまで背負っているというのにこの差は何なのだろう。俺が家までの道のりを思って早くも歩くのが面倒くさくなっている隣で、彼女は飛び跳ねるように着地する。随分近距離なワープだとは思いつつも、彼女が本当に超能力者だった時に機嫌を損ねてはいけないので、とりあえず肯定しつつ、抜け目なく願望も伝えておくことにして。　）
……お、すげえ。そのワープで俺のこと家まで連れて帰って。

　＞彩（ ＞19 ）

うん、さくらくん。
（　彼女の口から紡がれた自分の名前を、肯定するようにこちらも口に出す。何とも生産性のない会話だけれども、何だか楽しいような気がして、僅かに笑みが溢れる。彼女の必死な弁明によって、怪訝そうに寄せられていた眉も無事元の位置に戻り、顔の上には穏やかな表情だけが残る。佐倉と桜。最初に名前を見た時は特に何とも思わなかったものの、こうして隣の席になってみると確かにややこしい。彼女の言葉にこくりと頷いて同意すれば、ふと思い付いたことをそのまま口に出して。　）
……結婚したら “佐倉 桜” だね。……すごい。

　＞文野さん（ ＞20 ）

>21 先輩

もっちろん！この私に任せてください！……と言いたいところなんですが
( 本当に出来るか否かなんて関係なく、彼の言うことを否定せずに話を広げるのはいつもパターンで。ニシシ、と悪戯っ子の様に目を細め笑いながら自分を頼りにしてくれ、と言いたげに服で見えないがヘニョヘニョの力こぶを作るポーズを。しかし、眉を下げてはゆっくり腕を下ろしお腹に添えてはチラチラと横目に彼を見て。 )
今ので力を使い果たしてしまって……、甘いものとか食べたら復活するんですけど……

>佐倉くん ( >22 )

( ものの数分しか言葉を交わしていないが、どこか他の男子生徒とは違う独特の空気感を感じつつ。異性なのに話しやすい。早くもそんな先入観が出来上がった直後だったからだろうか。マイペースに開かれた彼の口から予想だにしない爆弾発言が飛んで来て面食らうも、すぐに変な意味は込められていないのだろうと思い直しクスクスと笑って「ほんと！綺麗な響きだけど、もっと大変になっちゃうよね」戯けた様子でそう返し。ふと時計に目をやればもうすぐ予鈴が鳴る、授業が始まれば彼は再び眠りに落ちるのかもしれないが、その前に一言だけと改めて向き直り座ったまま会釈を ) 私の隣の席、ややこしいかもしれないけど、よろしくお願いします。佐倉くん。

( / 遅い時間に失礼します、既に凪歩くんが可愛らしくて桜共々楽しませていただいております。今回のシーンは授業が始まるという事で一度回収し、これ以降も名前の呼び間違えや自分が呼ばれたとの勘違いが頻発したという事を踏まえ、数日後下の名前で呼ぶ事を提案する場面から再開……といった流れが妥当かと思ったのですが、いかがでしょうか？当方場面転換に不慣れでして、タイミングが不自然なのではと思い主様のご意見も頂戴したく……。もしまだ回収せず続行する流れが自然でしたら上記のロルを訂正致しますので仰っていただければ幸いです。 )

……なるほど。じゃあ……
（　要約すると、『甘いものでも食べに行きませんか？』という後輩からの可愛らしいお誘い。……いや、もしかしたら本当は『甘いもの奢れよ』というもっと暴力的な意味なのかもしれないけれど、考えたくないのでそっと候補から外しておく。ちらちらとこちらに向けられる視線の意図するところに気付きながら、しかし俺はスイーツのように甘くはないので、素直に『甘いものでも食べに行こうか』とは残念ながらならない。たっぷりと溜めを作ると、相も変わらずのテンション感で、力を使い果たした超能力者に肉体労働を強いて。　）
物理でいいや。台車とかで家まで運んで。

　＞彩（ ＞23 ）

（　ぽかんとする彼女に、こちらもぽかんとしてしまう。そうしてよくよく自分の発言を考えてみると、頭には『夫婦別姓』『男女平等』の文字が浮かび上がって。もしかしたら時代柄今の発言は良くなかったかもしれない、と、少しずれた反省をする最中、彼女がくすくすと笑い出せばほっと胸を撫で下ろす。どうやら彼女は過激派ではないようだ。　）
うん。文野さんは、おれとは結婚したくないね……
（　彼女の言葉に再び肯定の意を示すと、ネガティヴな感情を少しも滲ませることもなく、どこか他人事のようにそう零して。時計を見る彼女の視線につられて同じものを見れば、睡魔に負けても許される時間の終わりが迫っている。次の授業の準備をしなければ。ふ、と意識を切り替えたところに、改まった姿勢で改まった挨拶を受け、慌てて自分も向き直ろうとして机の角に肘をぶつけた。痛い。じんと疼く痛みに耐えながら絞り出した「こちらこそ」は、果たして彼女に届いたのだろうか。　）

　＞文野さん（ ＞24 ）


（　／　とりあえず「こちらこそ」だけでも言わせたかったのでお返事を書かせていただきました。〆のタイミングここで大丈夫です。また、次回の開始位置についても、本体様の仰る場面が妥当かと思います。特にご希望が無ければ開始はこちらからさせていただきたいと考えておりますが、ごめんなさい。今日はこの辺でお暇させていただきますので明日からで……！　無駄にお待たせしてしまって申し訳ないです。それから、こちらこそ今日は楽しい時間をありがとうございました！　）

「何故アナタまで此処でバイトしてる訳？　」
「か、可愛い…。！別に何でもないから」
名前/ 如月　凪(きさらぎ　なぎ)
性別/ 女
学年/ １年生。女子校通いだったがある日を境に転校して来た。
容姿/ 群青色寄りの黒髪ショートに若干吊り目。制服の上からは薄手のパーカーを羽織り、放課後はジャージ。身長159cm。
性格/ 基本喜怒哀楽を表に出さないが思わぬところで照れ屋な部分もある、が其れを認めようとしない。
馴れ合いを嫌う一匹狼な我の道を進む、趣味に没頭したい人でなりふり構わず周囲の人間に如何思われようが気にしない。
備考/一人称「私」二人称「アナタ」
初対面では雰囲気的に誤解されがちだが人付き合いしていけば分かる、根は良い子。一部からは厄介者として観られているが、同性からも好意を抱かれる事が屡々。同性異性関わらず好意を蔑ろ、躱してしまう。
好物は女子らしい物ではなくラーメンとか其方系。然し可愛いものに目がない、と女子らしいところも持ち合わせているが、似合わないからといつも諦めている。
CDショップとライブハウスのバイトを掛け持ちしていて、常日頃音楽に触れている。ベースを弾ける。香月とはCDショップが同じバイト先
モデルをしているド天然で心配性のお節介焼きな姉持ち。３月２８日生まれの牡羊座。
初回指名/　香月純
希望シチュ/　転校して数日、色んな意味で話題な中、短休憩時間に１年の教室に訪れてイヤホンをした凪を目にした矢先、声を掛けるところから

(失礼します。参加希望です、ご検討お願いします。不備等が有れば申し付け下さい)

「なんとなくでいいんよ。全部ちゃんとやろうとしたら疲れちゃうから。ま、ここは年上に任せなさい」
「ちゃんと惹きつけ続けてくれんと、うっかり遊びに行っちゃうかも。....なあんて、はは、本気にした？」
「学生的には遠く感じる年の差でも、大人になったら関係ない。うん？んー....君が大人になった頃には、ちゃんと私が迎えに行こうかな」

名前/ 田口 夕陽（たぐち ゆうひ）
性別/ 女
学年/ 大学1年（18歳）

容姿/ 肩につかないくらいの黒髪ストレートボブカット。外ハネ気味にスタイリングすることが多く、またオレンジのインナーカラーを入れている。黒色で少々きつい印象のある猫目が特徴的。身長は165cm。高校時代バスケ部だったこともあり、女性にしてはやや筋肉質。両耳にピアス穴。
右目に泣きぼくろ

性格/ 要領がよく、強か。単純に能力的に優れていると言うよりも、なんでもそれらしくやり過ごす能力が高い。対人では基本的には社交的で、深く踏み込むことはしてこないが、何となくいつの間にか友人を増やしているタイプ。面倒さがり屋の気があり、特に人間関係での重荷が苦手で人に依存せず、依存してきた相手は友人でも誰でも迷いなく距離を置く。単に好意があったり仲がいいことは大丈夫だが、自分が居ないとまるで駄目になる相手とは少々相性が悪い。モノ、ヒト合わせて興味がうつろいやすく、過去3人の元彼がいるが、うち2人をうっかりメンヘラ化させた経歴の持ち主。よく笑い、よく喋る。特別美人ということは無いが、距離感が比較的近く、会話での反応もそれなりに良いので、好意があるのではと勘違いさせることもしばしば。

備考/　10月7日生まれの天秤座
一人称は「私」二人称は「君/○○さん/○○くん」
関西出身で進学を機に上京。ひとりっ子。祖父が大家を務めるアパートの一室で一人暮らしをしている。行動範囲はほとんど家、学校、バイト先の3点の中。
「カラスさん」というゆるキャラが好きで、旅行先で「ご当地カラスさんキーホルダー｣を集めている。
初回指名/　香月純くん
希望シチュ/　退勤が同じだったふたりは、家が同じ方向ということもあり、自然と途中まで一緒に帰ることになる....
というものを考えていたのですが、バイト先が決まらず悩んでおります。おすすめや提案などあればお伺いしたいです。

（/懐かしいお名前の数々に、また彼らが動いているところが見れるのかと嬉しくなってしまいました。前回とは違うキャラクターにはなりますが、ぜひ参加させていただけますと嬉しいです´`*）

　＞如月 凪ちゃん本体様

（　／　PFのご提出、ならびに参加のご希望、ありがとうございます。クールで芯の通った女の子で、とても素敵だと思いながら目を通させていただいたのですが、ごめんなさい。相性の観点で少々不安がありますので、今回はお相手を見送らせていただきたく。お声掛け、ありがとうございました。またどこかでご縁がありましたら、その時はよろしくお願いいたします。　）

　＞田口 夕陽ちゃん本体様

（　／　お久し振りです。前トピックでは大変お世話になりました。こちらこそ、またお会いできて嬉しい限りです。
夕陽ちゃんですが、非常に他人を惹きつける素敵な女の子だとは思いつつも、香月とはお互い『良い友達』止まりな気がしていまして、本気の恋愛に発展するのは難しいのかなと…… せっかくお声掛けくださったのにごめんなさい。　）

(相性の観点、性格的に絡み難かったでしょうか？了解です、ご検討有り難うございました！またの機会が有りましたら、宜しくお願い致します。)

>30 主様

（/ お忙しい中、とても丁寧な対応頂きまして、ありがとうございます。キャラクターの相性はどうしてもあるものですから、了解しました！
別の世界線、別のキャラクターでお話を紡ぐ機会がありましたら、その際はよろしくお願いいたします。
このトピックが盛り上がること、陰ながら応援しております。改めてありがとうございました！！）

>26 主様

( / 場面回収ありがとうございます！また、昨晩は楽しい時間をありがとうございました。希望に関しまして、これも一つの提案として軽く聞いていただけると嬉しいのですが、その日の流れでお弁当を忘れた凪歩くんにお昼ご飯を分けてあげ、初めてランチを一緒に過ごすというような展開をぼんやりと考えておりまして……。勿論ランチでなくても良いのですが、呼び方を変え僅かに距離が縮まった流れでもう少し何か仲良くなるささやかなきっかけがあればと……！序盤は「なんか気が合うな」ぐらいの認識が徐々に確立していくイメージです。展開に無理があったり主様の解釈と大きく外れている場合などは、お手数お掛けしますがその都度仰っていただけると非常に助かります。重ねて一つ質問なのですが、こちらの高校に学食等の設備はございますでしょうか？ )

>25 先輩

( 校内の噂には疎いが、新しくできたお店の話はいち早くゲットするようで。噂で聞いたパンケーキ屋さんで何を食べようか、いちごもいいけどチョコでも美味しそう、なんて上機嫌に今でも飛べそうな足取りで進んでいると予想だにもしなかった返答に計画がガラガラと崩れ落ち。さっきまでの機嫌はジェットコースターの様に急降下。いかにも残念です、と言いたげな大きなため息をつき、力が無い超能力者は台車を作り出す事もできないという事で折衷案を。 )
えぇー……、じゃあ先輩のお家まで送ってあげますよ。徒歩で

　＞如月 凪ちゃん本体様

（　／　言葉が足りず、申し訳ございません！　周囲に関心が薄い、趣味に没頭したい、加えて好意も蔑ろにされてしまうと、さすがにこちらも為す術が無いと言いますか。香月は確かに見境なく口説いてくるような軟派男ですが、嫌がっている子を無理矢理振り向かせたいわけではないので……。望みの薄い子を追いかけ続けるような熱量は恐らく彼には無く、早々に撤退してしまうのではないかな、と。そして、凪ちゃんにとっても恋愛は無駄な荷物になってしまう気がしました。好意や望みの見え隠れするような子を追い掛けたい、そして最終的にはどちらにも幸せになってもらいたいという背後の思いでお断りさせていただきました。長々とごめんなさい！　）


　＞田口 夕陽ちゃん本体様

（　／　ご理解くださり、ありがとうございます。温かいお言葉まで掛けていただいて、何とお礼を申し上げて良いか……。覗きに来ていただければいつでも歓迎いたしますので、お気軽にお声を掛けていただけると嬉しいです。またお会いできるか定かではないので思い切ってここで伝えさせていただきますが、知里ちゃんとても好きでした……。と、一人でに盛り上がっておりますが、もし人違いでしたら滅多刺しにでもしてください。　）


　＞文野 桜ちゃん本体様

（　／　なるほど、お昼を一緒に……それならば、順番は前後してしまいますが、お弁当を忘れてお昼になっても自席でふて寝している佐倉に桜ちゃんが声を掛けてくれ、一緒に食事をとる中で呼び方を変える流れになるというのは如何でしょうか。設備については特に考えていることやこだわりはありませんので、何かのタイミングで学食を利用したいとのことでしたらある設定にしていただいて大丈夫です。一応、購買や自販機程度はあることに（私の中では）なっていますが、進めやすいように決めていただけたらと。まだ友達とも言えない距離感の二人ですが、「何となく一緒にいて落ち着く」と感じ始め、気づいたら一緒にいる時間が長くなっていた、みたいな感じを思い描いております。が、これからの流れで臨機応変に進めていきたいと考えておりますので、何かご希望や思いついたことがありましたら共有していただけると有難いです。現時点で解釈違いや無理な展開等は見受けられませんので、本体様の思うように物語を紡いでくださいませ。　）

>35 主様

( / そちらの流れでお願い致します、対応していただきありがとうございます…！学校設備の件も把握致しました、今後学食等も利用させていただくタイミングがあるかもしれません。そして、今回の開始ロルはお任せしても大丈夫でしたでしょうか。もし何か不都合がございましたらこちらから投下させていただきますので…！ )

え、背負って帰んの？
（　徒歩で、という言葉をそのままには受け取らず、あくまで自分の労力を使わない前提は譲らぬまま話を進める。そうすると必然、選択肢はかなり限られてくるわけで、台車に乗せて運ぶより重労働に相成った彼女に「頑張るね」なんて他人事のように声を掛ける。誰のせいだ、と問われれば、それはもちろん力の使い所を誤った超能力者のせいだ。しかし、分かりやすく大人しくなった彼女を横目でちらりと見れば、自然な足取りでいつもとは違う道を進み始めて。　）

　＞彩（ ＞34 ）

（　お弁当がない。それに気付いたのはつい数分前のこと。授業終了のチャイムが鳴り、クラスメイト達が思い思いに動き出すのより少し遅れて、自分もがさごそと鞄の中を漁り始める。しかし、ない。いくら探しても、ない。ぽっかりとお弁当ひとつ分のスペースの空いた鞄を見つめたまま数秒思考停止し、そして瞳から光が消える。そうだ、眠ってしまおう。そう半ば開き直って机に突っ伏して、現在に至る。目を瞑ってみるも、こういう時ばかり睡魔が襲って来ない。恨めしく思っていると、唸り声の代わりにお腹が鳴った。……お腹すいた。　）

　＞文野さん


（　／　把握です。学食に限らず、色々な設備はある程度自由に作っていただいて構いませんので。もし何か問題があれば、その時はこちらからご連絡差し上げます。話し合いが長くなってしまって恐縮ですが、一先ず始めさせていただきました。これからの二人が楽しみです。こちら返信不要です。　）

>35 主様

（/ 前回キャラの牧千里を覚えて頂いていたことがどうしても嬉しく、失礼致します。
実はデータも残っており、千里にするか、と悩んだ末やはり前回というところが引っかかっての新キャラでした。
個人的にも気に入っているキャラクターなので、もしも再び千里でお相手いただけるのであればそれほど嬉しいことは無いのですが、完全に別世界線ということでしたら蹴っていただいて大丈夫です。
何度も、そして長々と失礼いたしました。
私も、主様のロルやキャラクターがとても好きなので、是非またお邪魔させてください。ありがとうございました！）
（蹴り可）

>佐倉くん (>38 )

( チャイムの音を合図に教室内が騒がしくなる中、午前授業の疲労感が溜まった身体を解そうと大きく伸びをする。机上に散乱した教科書類を片付けていると、すぐ隣でお腹が鳴ったような気がして手を止め。視線の先では数日前初めて言葉を交わしたクラスメイトが項垂れるようにして机に突っ伏しており。チャイムに気が付かずまだ夢の中にいるのかもしれない、少々お節介かと自覚はありながらも彼の肩口をトントン、とつついて起こそうと ) 佐倉くん、お昼休みだよ。