>20 「うーん…何か…あっ!さっき拾っておいたこれは使えないかな?」少年は何かを思い付いたようにポケットから「小型のおもちゃ」を取り出す。ゼンマイを回すとどこか不気味な猿が鳴きながらシンバルを叩く、ありふれたおもちゃだ。「これのボリュームを最大にして看守さんの前に投げたら気を引けないかな?」