奏歌 翔音 2020-06-29 09:46:53 ID:5762b1903 |
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>All様
【ロジャー/夜道(帰宅中)】
夜は疎らな街灯の下以外、道と畑の境が曖昧な暗さだ。
本当にわからないわけではなかったが目はすぐ闇に慣れた。
闇に包まれた世界で浮かび上がる自動販売機は、灯籠のようにも見える。
「……。」
そんな仕事で疲れた帰り道を静かに歩いている。
学校の教員を務めていると帰るのはいつも暗くなってからがロジャーのルーティンであった。
(/こちらに移りますね!)
>ロジャーさん
……(興味が無いように通り過ぎる。パンツスタイルで、暗闇でも、僅かな光でも見えて、目立つ金髪。顔つきからして17歳の学生だ。最近、ここ2、3日は不良が行き来していると噂されて、生徒も気をつけて帰るように注意喚起されていた。)
……(彼女が向かうのは…あるアパート。一人暮らしの老人が主に暮らしてるアパートだ。そのアパートの前で、左右、後ろを気にしながら入る彼女を見たら、不審に思うだろう。)
>all
この街は確か正義と悪の者達がいる街だったな…出会えたら戦闘を起こすか
(夜の街に佇む彼。彼は魔法少女、魔法戦士、悪役に復讐をするつもりでやって来たが少し歩いてみても今は誰もいないようで、歩くのを続けながら再び探し始め)
(/神谷湊はこちらに移します)
>2 東堂 伊吹
>3 神谷湊
【ロジャー/夜道・(帰宅中)】
自販機だけがぼうっと光っている。この道で夜に光っている、数少ない場所だ。
「……?」
数少ない光が照らされる夜道に学生らしき人物二人を目にする。
一人は男子学生ともう一人は女子学生だ。
今の段階では"学生らしき"という先入観しか持っていないため、無闇に声をかけるべきではないと判断して様子を見ていた。
しかし、一人の女子学生が、見るからに挙動不審で今にもアパートに入りそうな感じだ。
その様子を見ていたロジャーは自動販売機から離れ、スッと影へ影へと身を潜めて様子を伺う事にした。
>ロジャーさん
(ロジャーには気が付かずそのままアパートの中へ。
すると、住人の各部屋のポストが全て集まっている場所に止まり…鞄から、何やら、大量の鍵を出した。そうポストには南京錠がかかっている。その南京錠に鍵を一つ一つ試す。全て、南京錠の鍵なんだろうか。何れもそっくりな鍵だった。
もしかして、管理人か?と思うほどの鍵だが、管理人なら、全ての鍵を試すか?入る時に周りを気にするか?と言う疑問点が残る。)
ー。(南京錠が開き、何か一人で小さく呟いた。唇が動いたから分かるが、声になっていない。しかし、表情からして、嬉しそうだった。)
(南京錠を開き、ポストを開ける。中にはよくある広告や、数枚封筒などあり、封筒の中見を見る事なく、裏面の送り主をスマホで写真を撮り…再び、ポストへ戻して、鍵をかけた。)
(その時点で、そのポストの部屋の家主ではないと、決定される。家主なら…郵便物の封筒は開けるだろう。それに部屋に持ち帰るだろう。なのに、何事もなかったように綺麗に戻した。そして、彼女は階段を上がる。目指すは5階だと分かるだろう。
彼女が先程漁ったポスト。その部屋番号は502と記載されていた。「今瀧」と書かれた横に新しく書き加えられた文字。「真田」と書かれている。つまり、最近2人で暮らしている。5階は501と502だけ。つまり、2人以上で暮らす為の大きめな部屋と言うことが分かる)
>ロジャーさん
あいつは…一体何をしているんだ?後を追って調べてみるか
(夜の道で彼を発見すれば無言で通り過ぎたが気になり振り返れば彼の行動に疑問を持ち、女性を追おうとする彼を見て身を潜め様子を伺い)
>6 神谷湊
【ロジャー/夜道(追跡中)】
影に身を潜めていたものの先程の男子学生(湊)がこちらの動きに気づいたのだろう。
女子学生(伊吹)とは反対側の向こう側の影に身を潜めながら後を追うのでロジャーは立ち止まり振り返った。
そして湊の方へ視線を送りニコリと微笑むと人差し指を口元の前に立てて『しーっ』と合図を送った。
>6 神谷湊
>5 東堂 伊吹
【ロジャー/夜道(追跡中)→アパート】
男子学生(湊)へ合図を送った後、女子学生(伊吹)の動向を再び追う事にした。
(__これはどういうことなんだろう?)
終始様子を見ていたロジャーは、一連の流れの中でどうもひっかかる点を数多く目の当たりにして ”何かがヘンだ” と違和感を抱かずにはいられなかった。
そんな漠然とした違和感を払拭すべく今一度状況を整理することにした。
疑問点一.
大量のカギを持っているのに管理人とは思えないほどの手際の悪さ。
南京錠に鍵を一つ一つ試し、尚且つ落ち着きがない。
それはまるで窃盗をこれから試みようとしているようにも見てた。
そして案の定ポストは開かれた。開かれたポストを目にし、薄ら笑い何かをつぶやくその様子は異様に光景だ。
疑問点二.
複数枚の封筒の中身を見ることなく裏面の個人情報をスマホで撮影。
裏面ということは撮影したのは送り主の情報だろうか……。
ご近所の怖いトラブルの犯行の瞬間を目撃してしまったのだろうか……。まるでテレビドラマのようだ。
そんなことを思っていた矢先、これまでの流れを見てきた中でも一際目を引いたのはその後だった。
なんと、持ち帰りもせず封筒をそっくりそのままポストへ戻したではないか。この瞬間、彼女が部屋の家主でもなく管理人でもないことが決定づけられた。
その後、女子学生らしき人物が階段へと上っていくのを確認するとロジャーは漁られたポストの名前や部屋番号を確認する。
【502】と書かれた部屋番号。そのすぐ下には「今瀧」と書かれた横に新しく書き加えられた「真田」文字。
二人暮らしであるのは分かった。しかし名前を見ただけではまだ何かを決定づける材料としては不十分であるが、この二つの名前は覚えておいた方が良さそうだとそう考えた。
(そろそろ後を追ってみるか……。)
ロジャーはライトを切っていたスマホを鞄へとしまった。ここまでの一連の流れを動画で撮りおさえたのだ。
映像としては見えにくいものになっているかもしれなが、ポスト前で封筒の裏面をスマホで撮影してる様子だけはしっかりと映り込んでいるはずだ。
封筒を撮影する際、スマホの明かりによって女子学生の異様な浮かべた不敵な笑みと一緒に。
顔を上へと向ける。二階…三階…へと上がっていく足音を聞きながら向かった先は【502】だろうと推測できる。
五階建てのアパートであるにも関わらずエレベーターがないときた。安い賃貸物件なのだろうということが無礼ながらもそんな察しがついてしまった。
階段のきしむ音や足音に特に注意を払いながらロジャーは一歩一歩階段を慎重に上っていったのである。
そして、五階へと到着すると廊下の突き当りに入る一歩手前で足を止め、角へと身を潜めて女子学生らしき人物の様子を静かに息を潜めて見守っていた。
>ロジャーさん
>神谷さん
(案の定、彼女は5階にいた。502号室の前。
それで、呟いていた。今度は…何とか聞こえるだろう。)
リューク…間違ってるよ。(何であんな女と一緒に暮らしているの?隣にいるべきなのは…絶対私なのに。私以外がリュークの隣を陣取るなんておかしい。私の方がずっとずっと好きで、絶対離したりしない。絶対私の側にいる方が、幸せだよ?そうか、可哀想なリューク。あの女に騙されて、今が幸せだと…思わされているんだ。私が迎えに行って気づかせてあげないと。助けてあげないと。間違いは…正さないと。)
(違う、違う。そう呟く彼女…もう…完全何か起こそうとしていた。
そして、もうすぐ助けてあげるからね…リューク…そう言って、彼女は…ピッキングを行った。古い安アパート。だからか、鍵を開けるのが容易いのか、直ぐに開けてしまった。それとも、何回もしていて、慣れているのだろうか。
そして、躊躇いも無く、502号室に入った。
金髪横結びのパンツスタイルのヤンキー女子生徒。腕に腕章。恐らく、ボス…なのだろう)
>ロジャーさん、東堂さん
なるほど、了解した…あの女性が怪しい人か、美人なのに性格が良くないな
(ロジャーさんの合図を理解すれば東堂さんの後を静かに追い、五階建てのアパートに到着すれば東堂さんの一連の出来事を観察しながら見続け)
>8 東堂 伊吹
>9 神谷湊
【ロジャー/【502】号室前】
角待ちするように体を隠し顔を出すのではなく、スマホのカメラレンズだけを出して画面の中に映し出された【502】号室へ続く廊下の状況を見守った。
先ほどは明かりもない暗い夜道から遠目で見ていたが、ここはアパートの廊下ということもあり蛍光灯の明りがついている。
(……?)
女子学生が再び何かをささやいた。
耳をすまそうと思わず前のめりになってしまいそうになったが何とか堪えた。
(__危ない危ない。せっかく隠れているのに危うく身を乗り出すところだった。)
姿勢を元に戻したロジャーはふぅと小さくため息をついた。
そして、再び画面へと目を配る。親指と人差し指を画面に滑らせ、画面に親指と人差し指を置いたまま指を広げる動作を行う。
ズームされた画面の中に女子学生の手の先まで繊細に映し出されていた。
鍵穴にピックが差し込まれる様子を静かに見守りながらロジャーは腕時計をチラリと見てから再び画面へと視線を戻した。
ここへ来てからは蛍光灯の明りによって姿が今でははっきりと分かる。
身なりは腕には腕章をつけてパンツスタイルの出立だ。彼女にとってはそれが正装なのだろう。
喧嘩にでも負けた腹いせなのだろうか……。
いかにもヤンキーで未成年のような彼女に今以上に前科が増えてしまっては今後の進路に響いてしまうかもしれない。
止めなければ。
そう決心して身を乗り出し声をかけようとしたその時__。
「……なに。」
一足遅かったか。
女子学生はあっけなく部屋へと侵入してしまった。
幾らなんでも早すぎる。些か呆気にとられるロジャーだったが再び腕時計に目を向けた。
ピックの持ち方や道具の扱い方などからして素人だろうと思い込んでいた。
しかし、鍵を解錠するまでかかった時間は素人のそれとは違う。
安いボロアパートの扉だからだとしても道具の扱い方が素人であるならピックをへし折るか鍵穴を駄目にするかのどちらかだ。
道具の扱い方は素人だ。しかし、鍵の解錠はプロのように早い。
(__考えられるとしたら。)
扉の前に立つと鍵穴に目をやる。鍵穴の周りが傷だらけだ。
つまり…これは…常習犯。それもこのアパートの扉だけに関してはプロと言う事なのだろう。
そこまで結論付けて、ロジャーは口を開いた。
「__よし。中に入ったら不法侵入になってしまうから郵便受けから見てみよう。」
ここまでついて来た湊に告げた。
ドアに取り付けられている郵便受けにハンカチを使って押し込んでみる。
隙間ができて指で押さえていなくても中が覗ける状態となった。
膝をついてかがみ込むとロジャーは中の様子を伺った。
>ロジャーさん
>神谷さん
(相変わらず、ロジャーさんや、神谷さんには気がついていない。部屋の電気をつけているから、何をしているか見やすかったが…正直言って、見たくなかった光景だろう。
彼女はタンスやクローゼットを漁り、Tシャツや元は学ランだった特攻服…のような服の匂いを嗅いでは…)
早く私の元に帰っておいで、リューク…
リュークが幸せに暮らせるのは、私が側にいる事なんだから…
あの女より、身の回りのお世話だって、いっぱい愛してあげれるのは私だけだよ?私なら… もっと気持ちよくしてあげれるんだから…
私のリュークを騙し取って…絶対に許さない。
リュークは上手く騙せても…私は騙されないから。
(最低限、喧嘩の腹いせでは無いのは確かだが。考えられることは…
「リューク」と言う人と親しい関係だったが、別の人に取られた事に恨みがある。
それか…彼女はストーカーで、勝手にそう思い込んでいる。
真実は…今ここにいない「リューク」に聞かないと分からないようだが…
「リューク」は、この部屋の人。「今瀧」か、「真田」が苗字。そして、彼女が手に取った特攻服、シャツのボタンの場所。それからすると、男だと分かる。
そして、特攻服には、彼女と違う腕章。つまり、別のグループのボス…で彼もヤンキーなのだろう。と考えられる)
>ロジャーさん、東堂さん
分かった、あの女のしようとしている事は見たら分かるからな…あの女は普通じゃない
(ロジャーさんの提案を聞けば同じように郵便受けの隙間から覗き、悪役の湊でも何かの悪である事には気付いている状況で)
>11 東堂 伊吹
>12 神谷湊
【ロジャー/【502】号室前】
電気のある場所までもう手慣れてしまったかのようにスイッチに触れて、ここが私の自宅と言わんばかりにタンスやクローゼットの扉を開け始めた。
やはり常習犯だったようだとそう思いながらどんな報復を企てているのか静かに見守っていた。
しかしそこで行われていたことは単なる腹いせなどではないと分かると郵便受けから目を離し立ち上がる。
言葉がうまく出てこなかった。愛の憎悪ほど執念ぶかい憎悪はない。
「…………彼女じきに出てくるかも知れないけど、逃げるなら今だと思うよ?」
隣で全て見ていたであろう湊にそんなことを言ってみる。
彼女のあの執着心は恐らく目的のために立ちはだかる邪魔者や不要な者は排除しにかかるかもしれない。
そうなる前に先に湊に忠告しておいた。
>ロジャーさん、神谷さん
ふふふ…ねぇ。早く帰って来て…私の元においで…
今度は…どうしたら私の元に来てくれるのかな…やっぱり、あの女をどうにかしなきゃいけないかな…
私は諦めないからね…絶対負けないから…
取り返して見せる…
(そう呟き、一頻り堪能したようで、鞄に…数枚Tシャツを詰め込んだ。如何やら、ここにあった衣類を数枚持ち帰るつもりだ。)
>ロジャーさん、東堂さん
忠告は感謝するが逃げはしない。憎悪、執着心のある人間は今まで何度も見ているからな
(ロジャーさんの忠告には感謝をするが逃げようとする姿勢は取らず、そのままの状態で引き続き東堂さんの行動を見続け)
>14 東堂 伊吹
>15 神谷湊
【ロジャー/【502】号室前】
「君がそういうなら……と言いたいところだけど相手は女の子だ。……優しくしてあげてね。」
曲がりなりにも彼女は女性だ。ただでさえ男性1人が押さえ込もうなどと気が引けるというのに、まるで戦闘態勢に入っているかのような姿勢の相手にも少し肩の力を抜くように言ってみる。
とっくに郵便受けから目を離し立ち上がっていたロジャーは小首を傾げる。
「中の様子はどう?」
いまだ家の中にいるヤンキー女子学生から目を離そうとせず食い入るように見ていた湊に訪ねてみる。
>神谷くん、ロジャーさん
(物色してから…彼女の行動は…ますます分からないと言うか、もし自分がされたらドン引きだろう。
いや、かなり前からドン引きなものだ。彼女の行動は…簡単に予想が出来ない。
何故なら…すぐに出て帰ると思っていたが…泊まるつもりなのだ。家主の許可無しで。
……悪に連れ込むなら、優良物件かも知れないが、悪でも手に負えないかも知れない。そんな気もする彼女だ。)
>ロジャーさん、東堂さん
僕は敵なら男でも女でも容赦はしないけど…なるほど、あの人この部屋に泊まるみたいだよ
(今まで敵には容赦はしてこなかったが手加減と聞けば疑問に思いながらも中の様子を見続け、ロジャーさんに口で伝え)
>17 東堂 伊吹
>18 神谷湊
【ロジャー/【502】号室前】
「敵かどうか分からないうちから襲いかからないでね。いくら美人でもさ……。」
『敵なら容赦しない』という先走るような決断にクスリと冗談まじりにそう告げた。
そして『泊まるみたいだ』と、扉前で状況を見ていた湊から聞けばロジャーは行動に移した。
郵便受けに挟めたハンカチを音を立てないように静かに引き抜ぬいた。
そのあとで小さく聞こえないように軽く咳払いする。
そして……
「__少なくとも彼女は "こちら側" の素質はあると思うよ。それもほんのちょっと背中を押すだけでね。」
__ピンポーン。
インターホンを押した。
「宅急便ですー! 今瀧様と真田様宛にお荷物が届いております。いらっしゃいますか??」
__ゴンゴンゴンゴン。
ノックを4回。強すぎず軽すぎない力加減で叩く。
宅配便を装ってから扉の覗き穴から見えないような位置に隠れる。
湊は身を屈めているため、あの小さな穴からでは見えないだろうが、一応扉から少し引っ張って離しておく。
>ロジャーさん
>神谷さん
……(正直迷った。これで荷物を受け取ってしまったら、侵入がバレてしまう。だけど…2人宛の荷物は…凄い気になる…そして…)
はーい。(猫撫で声のような。鈴を転がしたような声で、ドアを開けた。好奇心に勝てなかった。最悪、ご近所さんのフリをして、間違えて荷物が届いて、受け取ってしまった。そう言って、このアパートの老人に託せばいい。そう考えたが…
予想外だった。知らない男が二人。この近辺は…知り尽くしている。だってリュークがいるから。どんな人とどんな関わりをしているか…抜かりが無いように調べ上げた。しかし、2人は…情報が無い…すると…考えられるのはあの女の差し金か?そう考えて、態度は一変した。ギロリと睨み、腕を組み、ドアにもたれ掛かり、ドスの効いた声。同じ人からどうやって、先程の鈴を転がしたような声が出たのかは不思議だ。)
ッチ。何か用があんのか?文句があんなら表でツラ貸せや。
(喧嘩上等と言うような、好戦的な態度。妨害しにきた。と思ったのだろう)
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