奏歌 翔音 2020-06-11 11:08:38 ID:5762b1903 |
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>179 >モブJKさん
「!」
聞こえた品性を感じられない会話から過ぎったのは砂金にとって守るもの……雪音さんの存在。
まさか?あいつも居るのか?
すぐにでも向かおうと思ったが足を1度止める。この姿、蒼馬さんの体で探して見つけたとしても、雪音さんからすれば「初めまして」か「随分前にいた人」程度の存在かもしれない。
考えこむ蒼馬さん(砂金)に疾風(牡石)がよそよそしく話しかける。
「あ、い、砂金くん。……行くなら行こう?ぼぼぼ、僕は役に立たないですけど!ど!……こ、これでも長生きしてるし、経験は豊富なので……。後悔する前に、さ、探してみません?」
「牡石。……いや、何考えてるがバレてるとかは今はいい。でもあんた知らんだろ。俺の探してるやつ。」
「ききき、記録者ですから……!その、会ってなくても情報があるというか!知ってるんですごめんなさい変態じゃないですし悪用とかしてないですうぅ!
でもでも、どの辺にいるのか……ははは、疾風さんの体のおかげか何となく分かるというか……。これが多分疾風さんの天才の感覚なんだと思うんですけど、いい、行きません?」
「……分かった。あんたは俺が抱える。案内してくれ。直感でいい。」
「かかえる!?抱えるだなんてそんなそんなそんな優しい事を!?いい砂金くんはなんて事いいだアビャー!」
「おいしっかりしろ。あんたがしっかりしてなきゃこっちも困る。」
「しししし、心配されてるぅ……。グスッ、ボク、ボク頑張りますよぉぉ……。」
蒼馬さん(砂金)は軽々と疾風(牡石)を子供のように抱えると疾風のサヴァンの能力……つまりは知識から推測される直感。それを牡石は何とか言葉にしながら蒼馬さん(砂金)は雪音さんの元へ向かった。
>刹那さん達
「せんせーい!!ねぇさーん!?」
様々な事情が混ざる中刹那さん達に聞きなれない声だが聞き覚えのある呼び方と行動をする人間が見える。
黒い服を着た湊さん(恵人)は良くも悪くも常識に囚われた人間だった。
湊さんの携帯を使って連絡すればいいのにそれもせずバカ真面目に店員さん等に聞き込みしながら一緒にいたはずの天笠とここの招待券をくれた姉、疾風を一生懸命に探していた。
その中で、天笠らしき姿(中身はルカさんだが)を見たと聞き、反対から反対迄全力で走って刹那さん達の近くまで来ていた。
天笠(ルカさん)達の居たメリーゴーランドは思いっきり通り過ぎて行くあたり猪突猛進としか言いようがないが。
「せんせいー!?ねぇさぁーん!」
周りを見たわしながら声を上げるその姿は恵人そのものだろう。
>斑鳩刹那(雪音さん)
「銃出ましたね!それで、この人を治したいって思いを込めて、全力で引き金を引いて!縁日の射的みたいに、狙いを定めてここを引いて...」
焦りを声ににじませながら、それでも口調は丁寧に。分かりやすいように銃の扱い方、回復弾の撃ち方を説明していった。
>湊さん(恵人さん)
「まさかその調子...恵人さんですか!お願いです、助けてください!私が...「斑鳩刹那」がこの子を人殺しにしてしまいそうなんです、助けてください!」
泣きそうな声で訴える少女。その姿は黒髪の幼いものだが、普段の雪音さんを知る人なら、その口調に違和感を覚えるだろう。さらに、その隣で銃を持って慌てている少女の言葉遣いによく似ていると感じるのではないか。
>182 >斑鳩刹那さん[篠原雪音さん]
「ん!?その口調と気配、君は斑鳩君か!!」
慌てて駆け寄り、ヒーローは惨状を目にする。瞬きの間に状況を把握できるのはやはり姉の影響だろうか。
「雪音くんの力加減が分からなかったんだな?大丈夫だ、俺が必ず助ける!斑鳩君、君もそんな顔をしないでくれ!……何とかしてみせる!」
雪音さん[斑鳩さん]の頭をポンと叩くと真っ直ぐな目で応える。とは言えど恵人は湊さんの事は一般人だと思っている。恵人の姿なら治癒魔法……基本的なものなら出来るだろう。『あまり好きではないが』。だが今は一刻を争う事態だ。かと言って容易に人は呼べない。あからさまに異常な状態の人間と子どもの姿になった彼女達。一般人を巻き込む訳にはいかないし、悪の組織に魔法が使えるだなんてバレても困る。とすれば彼女達に指示するしかない。
「俺が呼吸器官と出血を何とかする。外傷性の気胸を起こしているから、気管を整えた後この辺りに穴を開けて出血の横流しと呼吸経路を確保するからその時にその回復弾?とやらを撃ってくれ。荒業だが、それなら何とかできる。その後はまかせてくれ!今はちょっと違うが俺は何時でもヒーローだからな!」
そう言うと周りを見渡して植木とゴミ箱、手洗い場を確認すると尖った枝を折り、ゴミの中からビンとストローを探し出すとそれを荒く水で洗いすぐさま戻る。湊さんの体を少し漁ると何も無い事に気付いて「すまない、この人!」と言いながらコートを脱ぎ、白いスウェットを脱いでからコートを羽織る。
息ができるように首を整え気管を伸ばすと「いいか、行くぞ?」と言うやいなや、肺の辺りに枝を突き刺し、抜き去るとストローを入れ込んで瓶を置く。
ドラマなんかで見られる気胸の応急手当のひとつだ。そして出血の原因となっている部位……折れた骨などがあるであろう腹の横にもう一度刺すと血が1回吹き出し、上に上昇していた血液が横腹から流れ出す。それをすぐさま白いスウェットで縛り出血を抑えていく。
「頼むぞ!」
湊さん[恵人]の顔や手は血にまみれて、少し震えている。
当然だ。忘れているかもしれないが彼は高校生だ。医療従事者じゃない。今やっている事だって正しいかなんて分からないし、机上で学んだ事を行っているだけの不安定な状態だ。
それでも彼は、彼女達が犯罪者扱いになる可能性や悪の組織の人間や一般人にバレたりしないようにする為に、守る為にまだ人を呼ばないという選択肢をとっていた。
重い責任を自分が背負うことで彼女達に行動する理由を取らせた。それが彼女達が行ってしまったことへの罰にも、救済にもなることを信じて。
>斑鳩刹那(in雪音さん)、湊さん(in恵人さん)
「皆様...本当にごめんなさい!私が、全部悪いんです...私が、何とかします」
湊さん(恵人さん)の表情を見て全てを悟る。自分の軽薄さが、高校生である恵人さんやまだ中学生ですらない雪音さんに大きな責任を負わせてしまったのだ。
雪音さんが持っていたコンパクトを握り締める。小学生の持ちものにしてはあまりにも豪華なそれからは、刹那自身の肉体では耐えられないくらいの魔力が感じられた。
贖罪の想いをぶつけるように、技を詠唱する。
「シン・ベルワン・ギガ・ミナ・ヒール!治癒の光よ、救いたまえ!」
技名のセンスや魔法のレベルはどうであれ、この回復魔法に込めた魔力量はかなりのもの。まばゆい光が、伊吹さんを包み込んだ。
>湊さん(恵人くん)
なっ…大丈夫なのか!?(そう、いくら知識があっても、実際の技量が伴わなければ…息の根を止めること。しかし、彼の手は震えていた事が分かった。)
……俺も手伝うから、落ち着け。(震えは、手元と、判断を狂わせる。大丈夫だ。頑張れ。やれるだろう。今瀧。目の前の命を見捨てるな。そう自分に心の中で言い聞かせて…。)
……ごめんな、雪菜。(そう呟いた。雪菜の身体で、こんな事して…)
>今滝さん[雪菜さん]&斑鳩さん[雪音さん]
「その話し方は今滝君だな!ありがとう!では今滝くんは腹の中央の当たりを軽く抑えてみてくれ。胸の下の当たりが凹んでいるから肋骨も折れているだろう。それが治っているか触れながら確認して欲しい!俺は横から抑えているからな!」
こんな時でも恵人は笑顔は忘れない。笑顔というものは人の気持ちを落ち着かせる効果があることを知っているし、ヒーローはいつだって笑顔だったから。
雪菜さん[今滝さん]に指示をさせてもらうと雪音さん[斑鳩さん]の魔法の眩い光が人を包む。周りに人がいなくてよかった。そう思いつつ目を細めながら怪我人を見続ける。傷が塞がり始めるのを見て手早く片手で気道を保っていたストローを抜く。カランと瓶が勢いに釣られ転がるがそれも無視して恵人は腹の傷、中の傷が治るまで出血は抑え続ける。内部が治ったとわかるまで、雪菜さん[今滝さん]が確認する迄恵人もまた確認を怠ることをしなかった。
>斑鳩さん達より少し離れた場所
「……魔法の反応だな。つくづくあんたらが不思議だよ。」
「ボクも疾風さんのか、感覚は初めてなので、何だか不思議ですよぅ。」
半分泣きながらも辿り着くとほんのりと明かりが見えたのを察知して思わず隠れる。蒼馬さん[砂金]は疾風[牡石]を抱えたまま3人の様子を見守る。その中に雪音さんが居ることを確認して、じわりと汗が滲むを感じた。
「牡石、あんたあいつが入れ替わってるとか分かるのか?」
「え、あ?いやあのボクは歴史にあまり関与しちゃいけないので詳しくはいえないですけど、あと本もないので正確にあの把握はしてないですぅ、で、でもは、疾風さんの頭のおかげですね。多分、ここにいる人全員いれかわってるんじゃないかなぁってぇ……」
「戻る方法は?」
「うぇ、そ、それはボクの立場上言えないですし言うわけにもいかないので幾ら砂金くんでもボクは呪いがありますしぃ……ヒィィ!そんな顔しないで下さぃぃ!そ、蒼馬さんが更に恐ろしい顔に、顔になってますからァ!」
そんなやり取りをしながらも見守る。だが、疾風[牡石]は蒼馬さん[砂金]の様子を見てオドオドとしながらもゆっくり口を開いた。
「か、可能性としては原因を捕まえるか、ですよ。どんな事変にも原因がある訳ですし……。今回は、ほら、他の事件も起きてるみたいですよ。ね?こ、ここまでです!ボクが言えるのは!」
「……誘拐のあれか。そうか。」
そう言うと、3人。正確には雪音さんを見つめると「必ず戻してやるから。」と言って疾風[牡石]さんを抱えたまま決意を抱いた。
「……砂金くん???行く感じですか?え?まってボク死にますよ?砂金くん???砂金くん!?」
そして疾風[牡石]は平穏に事変を終わるのを見届ける。ということを出来なくなってしまった。砂金が離れても死ぬ。そばに居ても死ぬ。今の牡石はその未来しか見えなかった。
>誘拐犯達
「お金って……本当に私知りませんってばぁ……。」
この子の親か何かが大企業なのだろうか?そんなことを考えながら泣きつつも窓に映る自分じゃない自分の顔を見ているとふと、頭に過ぎった。
この顔、テレビでなにか……。
思考した頭はぱっと記憶を引き出す。そう、夜にテレビをつけていた際、ニュースであの大規模な商業施設のオープニングセレモニーに出ていた若き社長。東野グループの女性だとターナは気づく。それで誘拐されたのだ。この体の持ち主……東野さんは。
残念なことにターナは東野グループまでは覚えていても名前迄は覚えていなかった。何せ家事をしながらラジオ感覚でつけていたものだから。だが、現状に変化はなくともお陰でターナは幾分かは冷静になれた。
あれだけニュースで出ていた会社の社長なら必ず助けも来る。自分が上手くしていれば体の主は安全だろう
しかし入れ替わった理由が分からないのが新たな不安になっていた。このまま戻らなければこの体の主も困るだろう。
嗚呼、誰か!まずはこの拘束を、誘拐から救ってください!
ターナは切実に願った。
>湊くん(恵人くん)
……!大丈夫だ。(僅かながら、自身で呼吸をする音。助かったのだ。まだ目は開かないし、起き上がる気配は無いが。)
暫く…そっと寝させやれば…
(そういえば、瞬くんが、集まってってアナウンスに従ったよな…。そこで暫く休ませてあげよう。そう思い)
>龍(雪菜ちゃん)
雪菜、運ぶの手伝ってくれないか?(雪菜を、呼んだ)
>171 蘭花&ターナ
>147 斑鳩刹那
【蘭花(レーチェル)】
アニメはいよいよ終盤へ差し掛かりクライマックスを迎えようとしていた。
アソパソマンは数多くの仲間達を引き連れて強敵サイキンマンに全員でとどめの鉄拳を喰らわせ、最後はお決まりのセリフを残して締め括られる。
「……それでもわたしはサイキンマンを憎めずいつのまにか応援してしまっているのです。友達や仲間が多いわけでもないのに一人で果敢に立ち向かう姿は勇姿そのものですね。」
人に迷惑をかけていることはいけないことではあるのだが、このサイキンマンになぜが情が移ってしまっていた。誰からも理解されないが自分の信念を持っている。…多分。
そこまで力説してから『レーチェルさん、刹那ちゃんが来てくれましたよ』という掛け声が聞こえて駆け寄ってきた刹那(雪音)に目眩を起こすほどの醜態を晒してしまったと気づくと顔がぼっと赤く染まった。
話しを聞いていると父親と百貨店街で出会ったルカ、ナナ、刹那以外知っているはずのない内容だった。
しかし、そこにいたのは以前スターボックスで出会ったはずの刹那ではなく、見たこともない少女だった。
蘭花(レーチェル)は思わず目を丸くして口を開いた。
「あ……れ……? せ、刹那さんですか……? あの刹那さんなんですか??」
頭にお団子両サイドに乗せてロリロリした服装を見に纏った少女が涙ながら訴えてくる様子で自身の名を呼び掛けるので思わずそう聞き返す。
『レーチェルさん、今度は親御さんが来てるわよ。』
職員さんから再び声をかけられた。あの放送を聞きつけて駆けつけてきたのだろう。よかったと内心胸を撫で下ろす。しかし……。
【キース(ナナ)】
「レイ!!返事をしなさい!!」
『はい!』
迷子センターが迎え入れたのは見たこともない女性と鏡でも見ているかのように立ち尽くす自分自身の姿がそこにあった。
それも、今ではすっかり聞き慣れてしまったそんな調子の口調で名を呼ばれたものだから蘭花(レーチェル)は思わず椅子から飛び上がってしまう。
『お、お父さん……お父さんだ。うぅう……うわあぁぁぁあん!!』
「ライトチェーン!!!!」
乱暴な口調で"レイ"と愛称で呼ぶのは父親だけだと娘ながらそう悟し、泣きながら飛びつこうとする。
しかし、父の口から出された言葉は感動の再会をぶち壊すように無慈悲にも捕縛魔法の呪文だった。
蘭花(レーチェル)と愛娘二人をまとめて光の鎖によって手足の自由を奪う。前に倒れ込む娘を支え床へ寝かせると次いで蘭花(レーチェル)抱え、パイプ椅子に座らせた。『友達になりたい!』そう言ってくれたレーチェルの肉体に入る蘭花はきっと『この父親ヤバイ!こんな父親の娘の友達になんてなれない!』と、パイプ椅子に座らされながらもそう思ったかもしれない……。
そんな光景を目の当たりにした職員さん達も驚いた様子でなんの騒ぎなのかと訪ねようとしていたその時、先に口を開いたのはナナの肉体に入るキースであった。
「吾輩はこの娘の父親ではない!!」
『ええ……。でしょうね。』
『えぇ?!!』
体を封じられ身動きが取れずその場に倒れ込むとあからさまに父親だと思わしき人物の口から出たのは耳を疑いたくなる言葉だった。
そんな筈がない!信じられない!酷すぎる!蘭花(レーチェル)の瞳から今度は別の意味で涙が込み上げてくる。
その場に居合わせていた職員スタッフの人も頭に彩の花を浮かべていそうな女性が父親であるはずがないと同意するように言葉を漏らした。
「__そういうわけだ。それから新たに迷子(蘭花)を連れてきた。此奴(蘭花)を頼んだぞ。」
『分かりました。では、この子のお名前は?』
「知らん。だが、友達とはぐれたそうだ……。」
そう言って職員さんにレーチェルの肉体に入った蘭花の身柄を預ける。あとのことは職員さんに任せてナナ(キース)は苦虫を噛み潰したよう一瞬だけ表情を曇らせて、慌ただしく迷子センターを後にした。
>ナナさん(キースさん)、蘭花さん(レーチェルさん)
「はい…私は『斑鳩刹那』です。見る限り、貴女もどなたかと入れ替わってしまっているようですね」
こうして刹那は、牡石さん(疾風さん)から聞いた情報を話し出した。
「私の知り合いで頭のいい方に聞いたのですが、魔力持ちの人たちがかなり入れ替わってしまっているようなんです。それと同時にこのテーマパークの社長さんが誘拐されてしまって...って唐突すぎましたね。とにかく、その誘拐事件と私たちの入れ替わりが関係あるのではないか、と考えました」
自分の説明能力がないのが歯がゆい。落ち着いて説明しようと必死に心がけた。
「私は今、知り合いの魔力持ちの方を手当たり次第に当たっています。出来るだけ情報共有をしておくのが大事だと思ったので...迷子センターのアナウンス、本当に助かりました。ありがとうございます」
頭を下げると、職員の方の「レーチェルさん、親御さんが来ているわよ」との声。
「私はそろそろ行きます。出来れば他の方にも...お父様やお母様にもお伝えください」
そう言って、迷子センターを出ていった。
>All様
【ナナ(キース)】
自ら父親であるとは一言も話さなかったのにものの秒でバレてしまい慌てて蘭花とレーチェルに捕縛魔法をかけてしまった。
『父親ではない!!』そう叫んでしまったことに、後ろ髪引かれる思いではあったが、あの場で取り押さえなければターナを探す為に一緒について来ていただろう。
「__ターナ!! どこだ!! 」
迷子センターでてから再び野に放たれた馬のように走り続け、愛する妻の名叫び続けた。
しかし、その肉体はナナのもの。走り続けるには男と女では大きく違い過ぎていた。体力がそろそろ底を着き疲労の声が聞こえ始めようとしていた。
>龍(雪菜ちゃん)
ありがとな、雪菜。抱えて…えっと…そうだ!中央ステージ!
(そう言って、俺(雪菜)に東堂を抱えてもらい、俺達は…中央ステージに向かった。
どうやら、誘拐犯探しで、暫く遊園地から出られないようだ。東堂を預けて…俺は…誘拐犯を捕まえようと思った。誘拐され人も困っているだろうと、思い。)
>真田雪菜さん(今瀧さん)、今瀧龍さん(真田雪菜さん)
「あの、私も一緒に行ってもいいでしょうか。話したいこともあるので...私にできることがあれば、何でもお手伝いします」
女の人(東堂さん)を抱えた今瀧さん(雪菜さん)と、今瀧さん(雪菜さん)に問いかける。続けて刹那(雪音さん)に向き直り、
「私のせいで、大変ご迷惑をおかけしました。よければ私と一緒に来て――――――」
そこまで言って固まる。先ほどは焦っていて見ていなかった刹那(in雪音さん)の服装がおかしい。
入園時の白シャツとジーンズ姿ではなく、ピンクと白を基調としてフリルやレース、リボンを大量にあしらったフリフリ姿。いわゆる、「ロリータ服」というやつか。
「なんじゃこりゃあああああああ!今すぐ着替えて、ねえ!お願いしますからああああ!」
園内に、雪音さん(刹那)の悲鳴がこだました。
>雪音(刹那さん)
え?可愛いでしょ?(けろっと何が?と言う態度で、話す)
可愛くないから、可愛くしたの!(どう!?いいでしょー!と言って、くるりと回る)
>188 >195 >斑鳩&今滝&真田&雪音さん
[湊さん[恵人]]
「そうか!……よかったぞ!!」
漸く一息、とはいかない。入れ替わった今滝さんと真田さんがステージに運ぶのを見守る中恵人の中では違和感を感じていた。
『どうして誘拐されてここまで捜索されているのに見つからないのか。』
遊園地から出られず、入れ替わりが起きたと同時に厳戒態勢で行われた誘拐と捜索。考えられるとすれば……。
「入れ替えた犯人が誘拐犯で遊園地内にいるのか……?」
思い辿り着いた可能性。もしかすると犯人は誘拐しようとして魔法を誤爆したのではないか?遊園地から出られないのは誘拐された人物もまた入れ替わってしまってしまい、本物を探している為かもしれない。中身が入れ替わるということは知ってる情報も変わる。犯人もまた迷走しているかもしれない。
「犯人はこの遊園地の職員さんも有り得そうだな。誘拐して出られてないとすれば何処かに監禁してるかもしれない。その条件でまだ探してないのは……ホテルや管理施設、ショッピングセンター位か。」
ホテルは個室、遊園地の職員に犯人がいれば従業員室なんかもあるしショッピングセンターなら倉庫なんかで監禁は出来そうだと恵人は思考する。
どちらにせよホテルかショッピングセンターには行かなくてはならないと今の自分……湊さんのコートの内側のことを考えてうむ、と1人頷く。と、同時に刹那さんの心からの叫びが響いた。
思考する想像の世界から現実へ戻った恵人は悲鳴をあげて着替える事を懇願する雪音さん[斑鳩さん]とくるくると回りながら自慢するように笑顔を見せる斑鳩さん[雪音さん]、ステージの上に運びこむ真田さん[今滝さん]と今滝さん[真田さん]の姿だ。
意気込むように深呼吸するとまず血濡れの手を洗いながら4人の方を見て斑鳩さん達に笑いながら大声で話しかけた。
「ははっ、良いじゃないか!魔法少女らしくて俺は好きだぞ!!」
ヒーローはいつだって笑って解決しなければ。洗う手は震えていたが見ないふりをした。
>189 >レーチェルさん&キースさん[ナナさん]
「アイヤァァァァ!?!?」
自分の姿をした人が縛られたと思いきや自分も縛られ椅子に座らさせれる。この父親もしかして児童虐待かなにかしてるのか!?そういう趣味なのか!と蘭花が考える中相手は勝手に父親ではないと叫び、目の前で自分の姿で泣き出す恐らく娘、レーチェルさんを見比べながら勝手に迷子扱いされてナナさん[キースさん]は出ていってしまった。
迷子センターの人間に名前を聞かれたので仕方なく「呉 蘭花あるヨ。今流行ってる入れ替わりに巻き込まれたアル。」と答えれば納得したように迷子センターの人間もいなくなった。
涙をこぼす自分の姿、レーチェルさんを見て同時に『都合がいい』とも思った。
「レーチェル?泣かない泣かないよー。酷いあるよあの人!勝手に縛って!あ、ワタシ呉蘭花言うね!アナタレーチェルアルよね?ワタシアナタの体の持ち主あるよ。で、レーチェル、お願いがあるアルよ。」
____魔法、使ってみないアルか?
レーチェルさん[蘭花]は満面の笑みで、話しかけた。
>斑鳩刹那(篠原雪音さん)
「16の地味女が着ていいものじゃあないんです!デネブさんも止めてください!...今すぐ着替えるつもりはないんですね。なら、こうします」
そう言って、刹那(雪音さん)が持っていた荷物から何やら取り出す。傍から見れば強盗だが、そもそも自分の荷物だ。服を持って物陰にしばらく移動した後、
「どうですか。私も好きにさせていただきました」
そう言った雪音さん(in刹那)の姿は、白いシャツにジーンズ、つまり入園時の刹那の服装だ。お団子にしていた髪はほどき、無造作に一つでくくっている。正直、やることがあまりにも大人げない。それでも、
「ご迷惑をおかけして、大変申し訳ございませんでした。何かお手伝いできることがあれば、何でもします」
湊さん(恵人さん)の震える手を見ながら、真剣な顔で言った。
>雪音(刹那さん)
分かって無いわねー…いーい?よーく聞きなさいよ!そんなダサダサな地味な格好しているから、地味女なの!
ちゃーんと可愛いしたら、可愛くなるんだから!
>犯人達
男1 いいのかよ俺らこんな事やっててよ
男2 例のやつがあるから動けないんだって
男1 あの魔石か
男3 詳しくは聞かされてねえけどな
男4 あんま喋ってると怪しまれんぞ、それに姉さんたちがどうにかしてくれる
男1 しかしバレねえのが不思議だけどな
男3 ホームレスになってしまってたが、無事に終われば会社作れんだよな
女1 仕事してくださいな
男1 分かってますよ
女2 2人は観覧車もう2人はメリーゴーランド1人は私とトイレ掃除
女3 うちらはこの先でゴミの回収
女4 行こ
女3 えぇ
女5 うちは中のヤツ見張っとかんと(そう言って扉から少し覗いて)じゃあバレるなよ、大金がかかってるんだから
(そう言って9人は人混みに紛れ)
>その頃桜は
あぁ暇だ(そう言ってお店が並んでいる場所の入口付近に座り込み)やはり迷子センターも人が多そうだったし(そう言って数千円の入った財布を回しながら)なんか食べるかな、しかしこの体の持ち主のことも調べなきゃな(そう言っていると空が食事を運んできた)
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