▽ て ん ぷ て ー し ょ ん ( 相互夢 )

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愛たい人  2019-11-08 19:18:27 
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君に会いたい。愛たいです。




>1提供可能作品、及びキャラ


>2当トピの規定




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  • No.21 by 遠坂夏音/グリーン  2019-11-12 19:37:59 


…!は、はい…!

(席に着き、頂きますと手を合わせてキッシュを口に運ぶ。我ながら上出来だと思いながらも彼の言葉がもう一度再生されれば、かちん、と動きが止まった。"出掛ける…支度?"言葉には出さずとも明らかに動揺しているのは見てわかるだろう。下らないと返されるだけだと思っていた為かその差は大きい。然し、もう一度尋ね返すのは無礼であるし、自身は肯定の言葉を口にしている。固まったり、動揺したりと目まぐるしい程に感情をころころと変えつつも最後には少女らしく口元に笑みを浮かべて)

えっと、えへへ…ありがとうございます。あっ、早く食べますね…!それに洋服どうしよう……あぁっ!その前に神父様にご報告です。お祭り…ふふ、お祭り…


**

……。

(上空から街並みを見下ろすのはもうとっくに慣れている事だし、初めから恐怖というのを抱いたことは少ない。だが、グレン島のような天災がいつか起き、地方全体が悲劇に包んだら、と見渡しの良い場だからこそ思ってしまうのだ。もし、何があっても彼女の手を離しはしないと誓いはしているが、直ぐに手元から居なくなる彼女が心配でならない。こんなことを考えていたからか、早く邂逅したいという気持ちが募っていった。そんなグリーンの焦燥を感じ取ったのかピジョットは、真っ直ぐトキワの森へと急ぐ。そして一人の少女の元へと舞い降りて)

迷子発見!なーんてな。怪我とかしてねぇか?ほら、一緒に帰るぞ、ヒナ__

  • No.22 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-11-12 21:11:34 



(食事する姿も気品に満ち、美しいのは彼の生前の立場の影響か。黙々と料理を胃の中に収める傍ら、盗み見るように彼女の表情を見つめる。想像していたとはいえ、動揺を隠しきれていない様子に"まだまだ子供よな、”と感想を抱いたが、変わっていく表情を眺めるのは意外と楽しいもので、表情の変化を最後まで見届ければ何事も無かったかのように視線を彼女から逸らし、再び紅茶へと手を付けた。己にとっては庶民が行う祭り等は下らん、と一蹴してしまう程のものであるのだが、彼女にとっては初めての祭り。娯楽の良さにも目覚めるかもしれん。と思い至って、気分を落とすような言葉は控え、"あまり待たせるなよ”とだけ彼女に述べた。軈て、彼女より先に食べ終えれば席を立ち、下記の言葉を残してその場を立ち去り)

準備が出来次第、部屋に来い。


───────


……!

(ピカチュウと共に目を凝らし、彼の姿を必死に探している時に影が差せば、目の前で綺麗な着地を決め、舞い降りた人物の姿に向日葵のような明るい笑顔を浮かべ、ピカチュウをボールに戻すと"グリーン!!”と彼の名を弾んだ声で呼ぶと勢いよく抱き着いた。こうして彼に抱き着いてしまうのも最早癖となっていて、最初は他の友人達を驚かせてしまったものだ。治そう、と努力をしたことはあるが、自分が思っていた以上に彼の事が大好きだったらしく、彼の姿を見れば"好き!”と言う想いが先行して気が付いたら抱き着いているのだからどうしようもない。特に今回などは、”やっぱグリーン、カッコイイよ、登場の仕方イケメンだよ…"とぽろり、と心の声をうっかり口で漏らしてしまう程、彼の事が好きだという想いが先行していた。しかし、心の声を喋ってしまった認識はないようで、抱き着いたまま"グリーンが居なかったらトキワの森で野宿してた…怪我はしてない。ありがとう!!”と礼を伝えると彼から離れ、怪我がないことを証明するように右手でVサインを作って見せた。そして、彼の最後の言葉には大きく頷いて惜しみのない笑顔を見せながら下記を告げて、腰に着けているムクホークが入ったモンスターボールを手に取って。)

うん、帰ろう!あ、そう言えばグリーンにお土産あるから、帰ったら渡すね!!

  • No.23 by 遠坂夏音/グリーン  2019-11-12 22:44:11 



はい…!

(彼の背中を見ながらも返事を返せば、残りの一口に手を付ける。皿洗いを済ませ、神父へ報告をすれば「そうか」のただ一言を貰った。余り関心はないようだ。急ぐようにして、自室に戻ればいつもより少し丈の短いスカートと胸元にリボンの装飾されたブラウスを身に付ければ、鏡の前へと立つ。"それなり"にはなかったかとくるりと一度回れば、嬉しそうに微笑む自分を見つめた。こんな表情をするのは過去にも未来にも残り少ないだろうとは覚悟している。だからこそ、機会を与えてくれた彼を思うと胸が暖かくなって……否、その感情には名前を付けてはならないと押し潰せば、急いで彼の部屋へと向かい)

王様。準備が整いましたのですが、お手隙でしょうか…?


***


…っと。そうか、なら良し。

(もはや恒例になりつつある彼女の抱擁を受け止めながらも怪我がないということに安堵する。それと同時に、彼女の心の内にあった言葉を耳にして頬が少しばかり紅潮していたというのは、言うまでもあるまい。カッコイイだとかイケメンだとか言う言葉をそれなりに貰ったことはあるが、嬉しいと感じるのは彼女だけであった。と言うよりも、彼女の場合は容姿だけでなく、グリーンそのものが好きという感情が溢れ出ているからだろう。叶わねぇなと人知れず呟きながらも、彼女の細い手を掴んだ。"ムクホークには悪いが、今日は歩いて帰ろうぜ。この場所ならマサラタウンまでそう遠くねぇからな"と悪戯っぽく笑えば、自分もピジョットをモンスターボールの中へと戻して)

  • No.24 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-11-13 00:20:38 


……そこで待て。

(あの後、行く宛もなく歩いていたようで、道中出会った神父には外出する旨を伝え、一言二言言葉を交わすと自室へと戻った。予め用意を済ませていた為、特にする事がなく、態々部屋に置いた玉座に腰掛けると彼女が尋ねてくるまで、静かに本を読むことにした。どうやら少々本の世界に意識が呑まれていたらしい。気が付けば多少時が経っており、近付いてくる気配を感じて、読み終えた本を閉じ、片付ける。そして上記の言葉を返事として返せば玉座から降りて部屋の外へ。自室に鍵を掛け、その鍵は宝物庫の中に放り投げた。別に見られて困るものもなく、盗られる物も大きく、普通の人間には重たくて1人では持つことが出来ないであろう玉座しかない為、鍵を掛けなくても良いのだが、何となく鍵を掛けたくなった。彼女…正確には彼女の服装へと視線を向けると僅かに思案顔を見せる。しかし問題は無かったらしい。"…まぁ、良かろう”と呟けば祭りがやっている場所を脳裏に思い浮かべ、最短距離を即座に弾き出せば声を掛けることはなく歩き出し)


───────


…グリーンと一緒じゃ迷う心配もないもんね!

(友人の一人が入れば、チョロい、なんて言われたかもしれない。然し、チョロいと言われようとも彼からの誘いを断るなんて出来る筈も無く、心底嬉しそうに頷きながら上記を述べるとモンスターボールを腰に戻した。レッドとは違い、グリーンとは会う回数も多いものの、見飽きる。なんて事は一切無く、どんな時でも会えただけで嬉しく思うのは彼に惚れているからだろうか、そんな相手と一緒に帰れるのだから機嫌も上機嫌になるのも仕方ない。"じゃあ行こう!”なんて告げて、元気よく、機嫌よく踏み出したその一歩はマサラタウンとは真逆の方向で)

  • No.25 by 遠坂夏音/グリーン  2019-11-13 09:23:31 



……!

(歩を進める彼の後ろを雛鳥の様に着いていく。そう言えば、外出するのは久し振りだ。買い出しも殆ど誰か(言峰しか該当者はいないのだが)がやってくれているし、何か特別に欲しいというものも無かった為に、ずっと引きこもって居たのだから。より一層今回が特例であることに改めて気付かされながらも、街並みを見つめる。此方に来た時よりも復興が進んでいると思われる地は、とても眩しく見えた。こうやって何度も破壊と再生を繰り返して人類は進歩している。今回の祭りもきっと活気付けの為であろう。この光景を王様はどう思うのか。価値観も全てが違うから一欠片も理解出来なくて_)

あっ……あそこ、ですかね…?凄い…人がいっぱい……


***


マサラタウンは、こっちだからな…!全く、困ったやつだぜ…

(反対方向へと歩き出す彼女に、流石に驚きを見せつつも、掴んだままであった手をちゃんと掌に重ねて握れば、導くように歩を進める。ポケモンが近くに居る気配はしつつも、静かなこの森では、よく二人の声が通った。まるで世界が二人きりになってしまったかのような変な感覚を抱きながらも、グリーンの表情は固いものではなく、柔らかに笑みが浮かんでいる。彼女がグリーンと居ると上機嫌になるように、グリーンもまた雰囲気が穏やかになるというか、ジムにいる間とは別の表情を浮かべるのだ。現に、その瞳には情熱では無く、守護者としての暖かな眼差しが宿っていたのだから)

というより、なんでトキワの森になんか居て………もしかして、ジムの方に行ってたのか…?


  • No.26 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-11-13 18:16:36 


……。

(復興が進んでいる地を見て、語ることは無いが、その顔は何処か思う所があるような表情を浮かべていた。恐らくは、賢王として過ごし、特異点を対処した時の事を思い出していたのかもしれない。彼がギルガメッシュである以上、見ようと思えば先の未来や、他の選択肢を選んだ未来も見ることが出来る。過去の自分も同じ事で、修正され、その記憶が消えようとも、"視た”事として、再び記憶に残っていた。だが、今の彼は英雄王として現界している。性格もあの頃よりかは暴君のそれに近いだろう。彼女に見せた表情も、直ぐに消え去り、興味が失せたようにその地から視線が外され、歩みを止めることはなく先へと進む。その際、感じる人々の視線には最早慣れたのだろうか、気にした様子はないようで。軈て目的地へと辿り着けば、人の多さに瞬きを何度か繰り返した後に下記を述べ、"逸れるなよ”と付け加えると、返事を聞くことも無く屋台等を回るため、人混みの中へと進み始めて)

そのようだな……一通り何があるか、先に見る方が良かろう。


───────


え?………あはは、ごめん。

(まさか反対方向だとは思っていなかったのだろう。きょとん、とした顔で彼を見つめたが、苦笑いを浮かべると直ぐに軽く謝った。繋がれた手には、相変わらず照れてしまうようで、顔を仄かに紅くさせながら此方からも握り返し、導かれるまま歩き出す。視線は木々や草むらへと視線を向かせて高鳴る鼓動を落ち着かせるかのように、そっと息を零した。こうした女性らしい面を多く見せるのは異性で数えるならグリーンただ一人。彼を目の前にすれば、どんな男勝りな女性でもきっと乙女になってしまうのだろうな、とぼんやり考えては溜息にも似た吐息を一つ。掛けられた言葉には気まずそうに視線を泳がせる。此処で嘘をついても彼にはバレるだろうし、そもそも大切に思っている相手には嘘等を吐きたくない。正直に答えることに決めれば、ぼつりぽつり、と語り)

……ジムがお休みだってこと、忘れてて…

  • No.27 by 遠坂夏音/グリーン  2019-11-13 20:08:31 



あっ、ま、待ってください…!

(人混みへと進む彼に追い付かんと歩を進める。それでも、歩幅が違うからかどんどん差が開いていくような気がした。幼子が母親に手を伸ばすかのように、精一杯距離を縮めようにも追い付きやしない。先程、逸れるなと言われたばかりであるのにこの始末に開幕から自己嫌悪に陥りそうになりながらも、意地でも視界に金色を捉えていた。もう一度、"待ってください、王様"と言おうとしても喉から言葉が出てこない。否、出せなかった。王様なんて呼んでは、周りから注目を浴びるかもしれない。ギルガメッシュ様では、真名が公になってしまうかもしれない恐れもあるのだし、どうしよう…どうしようと焦りながらも怒られる覚悟で"ぎる…様"と辿々しく呟く。こんな声では、聞こえる筈もないと呆れながらも彼の方を見つめて)


***


全く、それこそ連絡くれれば良かったのによ。

(事前に言ってくれれば、グレン島にだって連れてってやったのに、という言葉は何だか照れくさくて胸の中に閉じ込めておく。それでも、彼女が自分を訪ねてジムまでやって来たという事実は嬉しかった。"ちゃんと忘れないように気を付けろよ"と説教しながらも怒った様子を見せないのは、そういう理由があるからであろう。嗚呼、それにしても。己の手を頬を赤く染めながら握り返してくれるその仕草にときめかない男は居るのであろうか。いつもは男勝りな彼女ではあるが、こうやってグリーンだけに見せる表情に愛おしく思う。然し、自分も完全に頬が緩んでいるので、こんな所をレッドには絶対見せられないなと内心苦笑して)

  • No.28 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-11-13 22:40:20 


……何だ。

(騒がしい人混みの中でも、彼女の声を拾ったのは流石と言うべきか。この様な場所で真名を呼ばれるのも己は気にしないが、折角外に出たのだから避けれる面倒事は避けたい。然し、友人以外にギルと呼ばれるのは多少複雑で。少し眉間に皺が寄ってしまうのは目を瞑って欲しい。そんな顔ではあったが、文句を言うことはなく呼び方について黙認すると足を止めて、後方を振り返り、彼女を真っ直ぐに見つめて上記を。大体彼女が言いたいことは分かっているようだが、敢えて何も触れずに)


───────


もしかすると、今回は迷わずに帰れるかなって思ったからさ…

(繋がれていない手の人差し指で頬を掻き、電話をしなかった理由を語る。前にも何度か電話をせずに1人で帰ろうと試みたことがあるが、悉く失敗に終わっているのは言わなくても分かること。説教に対して"はーい、”と返事だけは1人前に返し、暫く歩いていると森を抜け、トキワシティも抜け、始まりの道路へ。此処まで来ればマサラタウンまでもう少し。時折見掛けるポケモン達を穏やかな眼差しで見つめつつ"色んな地方行ってきたけど、やっぱりカントーが1番だな”なんて笑って、数々の思い出を振り返る。初めてこの道を歩いた時のことは忘れもしない_)

───そういえば、まだレッドはシロガネ山篭ってるの?

  • No.29 by 遠坂夏音/グリーン  2019-11-13 23:25:57 



……!ご、ごめんなさい…もう少しだけ歩く速度を緩めてくれると助かります……。

(やっぱり怒らせてしまったと内心落ち込みながらもめげずに本音を述べる。やっと追い付いたと言わんばかりに隣に並べば何故か刺々しい視線を感じ取った。少し周りを見渡したら分かる。この王は、短期間でも女…と言わず色んな人々の心を奪い魅了しているのだ。本人はそれに慣れてしまっているからか何とも無いようである。後ろから刺されないように気を付けないと、と気を引き締めながらも漸く余裕が出来たのか屋台に目を移して)

射的……?え……あ、実弾…じゃないですよね?


***


やっぱり故郷が一番って事だな。

(彼女の言葉に同意するように頷けば、記憶を呼び起こす様に目を閉じる。ジムリーダーとして他の地方に短期で赴くことは、数回あるが帰ってくるのを待っている人が居るというのは幸せな事だと思うのだ。彼女を残して違う地方に行くのは些か不安ではあるのだが、それ以上に彼女やレッドが居るからこそカントーを離れられる。お互いに信頼し合っている関係がとても心地良いのだ。掌から伝わってくる体温がよりその事を実感させてくれた。だからこそ、レッド_我がライバルも偶には山から降りてきて良いのではと思い)

そうだろうな。今んとこは何にも連絡は来てねぇが…かと思ったら不意に帰って来てた時もあるから、もしかしたら…があるかもな?まっ、あんま期待はしとかねぇ方が良いけどよ。

  • No.30 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-11-14 00:26:08 


……。

(答えることは無いものの、逸れるのは厄介だとは考えたらしく、歩く速度を落とせば彼女の視線の先を見遣り"恐らくコルクだろう。気になるか?”なんて尋ねるも、返事が返ってくる前にその射的の屋台へと向かえば、ポケットから財布を取りだして店主に二回分の金を押し付け、銃を二つ受け取った。彼女へと一丁渡しながら自身の銃を構える。特に目当てはないが祭り事は楽しまなければ損というもの、適当な景品に狙いを定めれば、薄い笑みを湛えてトリガーに手を掛け。流石、弓兵クラスと言うべきか、見事に狙った品が落ちれば、そのまま菓子類を次々と落として弾を使い切り、渡された景品に何処か満足気な顔をしつつ、下記の言葉を告げて)

次は貴様の番だ。


───────


……あんな格好で山篭もるなんて普通なら風邪引きそうだよね。

(彼の言葉に頷きながら思い出すのはレッドの格好。シロガネ山は、寒さも厳しい場所だと記憶しているが、レッドはそんな場所に半袖で居ると、他の誰でもなく本人から聞いた。ぽつり、と上記を呟いたがレッドが普通じゃないことは幼馴染である分、よく知っている。見えて来たマサラタウンに気持ち早足になりながら”今度は死亡説が流れる前に帰ってきてくれるといいんだけどね!"と明るく笑って。漸く辿り着いたマサラタウンに無事に帰れて良かった、と思う反面、少しだけ寂しさも感じてしまう。しかし、それは表には出さず、家の方へと歩いて行きながら少し前に旅行していた時の思い出を語り、)

この前はね、カロス地方に行ってたんだけど、見たことの無いポケモン達もいて、すっごい楽しかったんだ!

  • No.31 by 遠坂夏音/グリーン  2019-11-14 07:34:53 



凄い…凄いです…!

(綺麗に落ちていく菓子類に子供のように目を輝かせて喜べば、気合いを入れ直して自分も銃を構える。ギルガメッシュが狙った様に菓子類ならば、まだ撃ち落とせる可能性はあったものの、狙いの先には大きなライオンのぬいぐるみ。黄金に輝く鬣と紅い瞳が何処と無く王様を彷彿させて、一目惚れをしてしまったのだ。一発二発三発と連続で撃ち込んでみるも外れるか、又は少し動いた程度である。"うう、欲しかったなぁ"と胸の内で呟けば、申し訳なさそうに彼を見て)


***


まぁ、常人なら直ぐに折り返して帰ってくるような場所だからな。

(自分も何度かあの山へは行ったことがあるが、思い出すだけでも身震いする様な寒さであった。寒いのよりは、暑い方がマシか…今度アローラにでも行きてぇなと独り言ちれば、明るく笑う彼女を見つめる。色んな表情を見せる彼女だが、やはり笑っている姿を見るのが一番であり、思い出話にも真剣に耳を傾けて)

カロス地方…か。プリズムタワーが有名だよな。でも、良かったじゃねぇか…楽しいのが冒険の中で一番だからな!

  • No.32 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-11-14 17:56:10 


………ふん。

(人には得意、不得意があるという事は彼も良く知っており、申し訳なさそうに此方を見る彼女に小さく鼻を鳴らす以外は文句を言うことも、機嫌を損ねた様子もなかった。が、店主の一言により端正な顔が歪められる。その一言とは”兄ちゃん、彼氏なら彼女の欲しいやつ、取ってあげなよ。それとも取れないのかい?"と言う煽りにも似た言葉。それに対して人が殺せるのでは?と思う程の鋭い視線を店主に向けると”戯け!我に取れぬものなどないわ!"なんて吼えるように告げる。何時もなら王の寛大な心、とやらで受け流せた言葉だが、彼女との仲を誤解されているからだろうか、理由は兎も角として雑種の分際で、なんて思いが募っていく。然し、此処は祭りの場。彼女の褒美と、勉強の為に連れ出した場所。それを台無しにする程、愚かではない。若干乱暴に金を店主に渡せば再び銃を受け取り、直ぐに構える。”後で覚えておけよ雑種、"なんて言葉を最後に一度怒りを鎮め、彼女が狙った景品を真っ直ぐに見据えた。全弾消費したが、そのぬいぐるみを手に入れることに成功し、銃を店主に返し変わりに渡されたぬいぐるみを彼女の方へと放り投げ、多少不機嫌なのか低い声で)

──次に行くぞ、夏音。


───────


グリーンにも見せたかったなぁ……景色とか凄く綺麗だったんだよ?

(こうしてグリーンに旅行の思い出話を語るのは初めてでは無いが、何時も真剣に聞いてくれる彼に常に感じるのは”一緒に旅行、行ければなぁ"なんて思い。勿論ジムリーダーが多忙な事も知っているし、休みの日は基本そっとしておいて上げたいこともあり、誘ったことは無いのだが…。上記を述べながら家へと辿り着けば、鞄の中から鍵を取り出して解錠し、グリーンと手を繋いだまま家の中へ。”ただいまー!"なんて元気な声で言ってみたが家族はどうやら出掛けているらしい。”お土産も渡したいし、あがってあがって!"と気にした様子もなく笑顔で述べれば、返事を聞くことをしないまま、お茶の用意の為に台所へと小走りで掛けていき)

  • No.33 by 遠坂夏音/グリーン  2019-11-14 21:09:44 



あっ、ありがとうございます…!

(店主の一言で赤くなり、王様の一言で青くなりとしている内に彼の手から放り投げられたぬいぐるみを受け取る。そうか、傍から見たらカップルに見えるのか、という恥ずかしさもあり、後が怖いという恐怖もありで受け取ったものだが、やはり欲しかったものが手に入ると言うのは嬉しいものである。ぎゅっと抱き心地の良いそれを抱き締めながらも店主に頭を下げて、次へと歩を進めた。のだが、華奢な腕を掴まれて、足は止まり後ろを振り返る。そこに居たのは口が裂けており、お世辞にも清潔とは言えない髪を長く垂らしている女だった。"お化け屋敷どうですかぁ?"とその女は言いたかったようだが、もはや混乱してパニクっている人間に聞こえる筈も無く、半泣きでギルガメッシュの後ろに隠れて)


***


いずれ……近いうちに行ける事を願ってるぜ。

(少し照れながらも、その言葉を口にしつつも何故頬が赤いのかという理由には触れない。"もし、結婚したら新婚旅行は_"なんてそんな甘々な事は、一人前になって彼女を嫁に迎えられるようになってから言えることだ。よって上記の言葉は自分への誓いということにもなるであろう。そして彼女の家へとお邪魔すれば、子供の頃と変わらないなと目を細める。まだ、ポケモンを与えられていなかった幼い頃。何を捕まえたいだとか、何処へ行きたいだとかよく話したものだ。時の流れとは早いもので、あの時になりたいと思っていた自分になれているかは分からないが、彼女とこうして結ばれることになるとは思ってもいなかったであろう。否、子供の頃から彼女の事は好き、であったのだがあの時の自分は本当にやんちゃで…今思い出すだけでも黒歴史の数々なのである。そう思うと成長したなぁと背の伸びた彼女を見ながらも思いを馳せて)

  • No.34 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-11-15 11:14:44 



…只の仮装した人間ではないか。

(背後に隠れてしまった彼女に、今度は何だ。と言わんばかりの顔で視線を向ける。先程の射的の屋台の事もあり、幾分か機嫌が悪いようで。頭の頂点から足の先まで値踏みする様に口裂け女の格好をした女性の姿を眺めると、溜息混じりに上記を呟いた。己がいた時代は冥界が存在していたこともあり、霊等も普通に見掛けたし、怖がる者など、其れこそ幼子ぐらいなもの。"こんなもので怖がるなど…”と思い掛け、ふと、とある事を閃き、そして確実に何かを企んでいるような顔をすれば"夏音、次はお化け屋敷に行くぞ。”なんて先程とは打って変わって愉しげな声で告げ、万が一の事を考え、彼女が逃げる事が無いように手を掴み、人混みを掻き分けてお化け屋敷へと真っ直ぐに進んでいって)


───────


お待たせ!

(暫くして、2人分のお茶と茶菓子を盆に乗せて運べば、再び台所へと消えていく。戻ってくる頃、手に持っていたのは箱が三箱入った紙袋で、それを彼に差し出せば"お土産のミアレガレット!”と中身を伝えた。三箱ある理由は勿論、家族の分、ポケモン達の分、そしてグリーンの分と考えたから。それなりに金は掛かったが、カロス地方でもポケモントレーナー達とバトルを重ね、金を巻き上げ…もとい、勝利して来たのだから実際殆ど無料みたいなものだ。形にあるものを渡すより、彼女が消費出来るものを渡す事にも、何時か共に行けた時に形に残るものを買えれば良い、なんて考えている理由があるが、それを教えるつもりもない。居間の椅子へと座りつつ、懐かしむように下記を述べ)

…見た事ないポケモンを他の地方で見る度に、私達が旅に出た時の事を思い出すんだ……昔は私と身長も対して変わらなかったのに、今では二人の方が高いし…あっという間に殿堂入りしちゃうし、ほんとびっくりだよ。

  • No.35 by 遠坂夏音/グリーン  2019-11-15 16:38:31 



えっ、えっ…

(偽物と分かっていたとしても、此方を見て"良い客が釣れた"と言わんばかりに笑う女はやはり怖い。然し、王様はそんな奴らが居る巣窟へと連れていこうとしているのだ。拒否権は無い。そんなことは分かっているからこそ、握られた手をぎゅっと握り返した。射的の時と違い、愉しげに笑っているから嬉しいのだけれども怖いと二重の意味で恐怖を抱きながらも、お化け屋敷となっているだろう和風のボロボロ家屋に辿り着く。不敬だと言われる覚悟で距離を縮めつつも、主人が行くのならお供するのが従者だと弱々しくも視線を送って)


***


おっ、ミアレガレットか。これ好きなんだよな。有難く貰うぜ!

(きちんと三箱用意されている事に気付けば、より一層感謝を込めるように彼女の頭を撫でてやる。余り器用なものでは無いが、ブラウンの瞳は優しさに満ちていた。そして彼女の言葉を聞き届ければ、同意を示す様に頷いて「俺は唐突に他の地方に行っちまったヒナにも驚いたけどな。まぁでも、良い思い出もあれば、嫌な思い出もある。総合してみて成長したって思えるのが旅なんだろうな」と過去を振り返るように言葉を紡ぐ。この先どうなるかは分からない。だが、行先が同じであることを願うばかりで)

それに、変わろうが変わらないでいようが、俺は俺だし、ヒナはヒナのままってのは変わらない。ポケモンだって、進化はしたとしても根っこの性格は変わらないし、外見だけじゃ分かんないってことだ。

  • No.36 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-11-16 07:22:51 


ほう、見た目はそれなりか。

(目の前に立つ家屋に感想を述べれば入場料を支払う。恐らくは自分達の前に入った者だろうか、男の情けない叫び声が聞こえれば口角を上げたまま、”彼奴が好みそうよなぁ…"と呟いた。勿論脳内に浮ぶのは教会で暮らす一人の神父の姿で。上機嫌である為、彼女が距離を詰めようとも何も言うことはなく、家屋の中へと足を踏み入れた。内装からしてかなりの本格派らしい。薄暗く、冷え切った空気の中でも平然とした様子で歩いていきながら、視界に入るのは手形やら、札やら、恐怖を煽るようなものばかり。凝ったギミックも序盤から多く、これには、思わず”やるではないか"なんて珍しい声を。そろそろ彼女の様子でも伺ってみるか、と気付かれぬよう視線だけを向け、揶揄うように)

──こういう場所には、稀に本当の霊が出ると聞く。普通ならば会えることは無いだろうが、我といる貴様なら会えるかもしれんぞ?


───────


えへへ…喜んでもらえて良かった!

(緩んだ表情のまま嬉しそうに撫でる手に擦り寄った。撫でられる事は昔から好きだったが、グリーンに撫でられるのは1番気に入っている、と言っても過言では無い。あの大きく暖かな手で撫でられる度に酷く安心感を覚え、疲れていてもその疲れが癒されるような感覚がするし、撫で方からも彼の優しさが伝わってくるからだ。紡がれた言葉に思い出した昔の自分の言葉。「…くじで当たったからシンオウ行ってくるね!とか言って、速攻電話切ってたもんね」なんて述べ、当時の自分に苦笑いを浮かべた後、続いた言葉に大きく頷いき、お茶を手に取って喉を潤せば穏やかな笑みと口調でぽつりと、)

……私、グリーンのそういうとこも好きだな。

  • No.37 by 遠坂夏音/グリーン  2019-11-16 08:03:34 



ひっ…

(男の叫び声が聞こえて来ては、血の気が引いて行くのを感じる。今は辛うじて、ストッパーを掛けて必死に声を抑えながら歩いているが、箍はもう既に外れかけなのだろう。ぴったりと王様にくっ付いて、重なり合う体温だけを頼りにしていることが何よりもの証拠だ。然し、そんな彼から告げられた言葉にまたもや恐怖が掻き立てられていく。本物の霊。時臣様。何故かそう結論づいたのか自身は絶対に恨まれているだろうから呪われる!と全身が警報を鳴らし始めて)

い、や……私、呪われちゃ…うっ、うぅ…!!


***


あの後大変だったんだぞ。

(彼女に電話を貰った後、ジムの仕事もままならなくなり、飛び出したのは良いものの既にマサラタウンには居らず…という所から始まり、レッドに相談しに行こうとして彼奴の常識もまた狂っていたという終わりまである。ずっとシロガネ山に篭ってたらああなるのか?と首を傾げたかったが、奴は昔からそんな感じだった気がする。大変な幼馴染を二人も持っちまったぜ、と悪戯っ子ぽく笑いつつも、"好き"という単語に反応してしまい)

そ、そうか。……そうだな。俺も…好き、だぜ。

  • No.38 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-11-16 21:43:57 


…。

(予想以上に怯える姿に愉快、愉悦とも言える感情を覚え、段々と笑いが込み上げる。それに何とか耐えていたが、軈て「───、フ。ふはは、ははははは!はははははははははははははははははははははは」と笑い始めた。ツボにも入ってしまって暫く笑い続けていたが、漸く落ち着けば「久し振りに腹筋を痛めた」と呟き、二つの目で確りと彼女の瞳を捉えては「戯け、その様な真似は我がさせぬわ。」と一言告げる。彼女は今では己の物。一度自分の物になったものは簡単に他人に奪わせない事はきっと彼女も分かっている筈だ。手を引いて、先に進みながらも、最後に下記の言葉を自信に満ちた笑みと共に述べ)

貴様は暢気に我に仕えていれば良い。仮に霊が出たとしても、我の敵ではない


───────


まぁまぁ、レッドよりかはマシでしょ?

(からからと、悪びれなく笑えばもう一人の幼馴染を話題に挙げた。不定期に帰ってくる彼に比べて迷いながらもちゃんと帰るのだから、なんて思いで上記を訴えるのだが、どっちもどっちだと言うことには気付いていない。其れよりも、グリーンから告げられた言葉に、じわじわと顔に熱が集まるのを感じた。先に言い出したのは彼女だが、言われる事には矢張りまだ慣れてないようで、冷えた片手を頬に当てて熱を冷まそうと試みるが効果は無い。言葉に詰まった結果、何とか彼に述べたのは「グリーンは狡い…」と言う一言で。)


  • No.39 by 遠坂夏音/グリーン  2019-11-16 22:53:11 



…!

(そうだ。この王様は、人類最古の王様で。何よりも、誰よりも強くて。そんな人に手を引かれながら進む道は、どんな所であっても怖くない筈だ。そう意識し始めれば、後半は気持ちが楽であり、前半で見せた怖がりようは無くなっていた。軈て出口に近付けば、人目を気にせずに膝をついて「"遠坂"として言えば、私の主人は生まれた時から定められています。でも、私"個人"の主人は貴方様だけです。時が充ちて遠坂として生きねばならぬ時に私を生かすも殺すも自由にして構わない。ギルガメッシュ王…貴方に私の命を預けます」と騎士のような誓いを彼にしてみせて)


***


まぁ…ちゃんと帰ってくるのを待ってる奴が居るって事を自覚してるなら何処へ行くのも自由だとは思うけどな。

(その点においては彼女はきちんと理解しているようであるし、冒険をする楽しさというものは他でもないグリーンも分かっているから咎めるつもりは無い。「だが、旅に出て帰って来ないのは無しだからな。それこそ、何処まででも探しに行くから」と付け足して述べては、後の彼女の反応と仕草に口角を上げて。"俺は本心を言っただけだぜ、ヒナ"と自身の頬を冷やす彼女の手を取れば、更に赤くなるであろう言葉を放つ。此処まで積極的になれるのは、今が二人きりであるからか否か。少なくとも邪魔をする者が居ないという環境は、より一層甘い雰囲気を醸し出していき)

  • No.40 by ギルガメッシュ / カンザキ・ヒナ   2019-11-17 11:44:59 


…。

(紅き双眼を細め、彼女の事を見下ろした。その視線は鋭く、言葉の真意を探るようなものだったが嘘を見抜けぬようでは王など名乗る事すら烏滸がましい。彼女の対面に立つと”王の財宝”を展開させ「その言葉、その誓い、ゆめ忘れるな。」と普段よりも真剣味を帯びた声で告げ、”王の財宝"からは天の鎖が顔を覗かせる。彼女が誓いを破った時は容赦なく鎖が体を貫く、と暗に言いたかったのかもしれない。指を鳴らして展開していた”王の財宝"を閉じれば酷く愉しげに口角を吊り上げた。矢張り彼女は己が見込んだだけはある、なんて内心呟くと出口の方向へと歩き出してしまって)


───────


流石にそんな事はしないよ、迷子になって帰れなくなったりしない限りは。

(嬉しそうに小さく笑うと上記を告げた。今まで他の地方でも散々迷ってきたが、人に聞くなり送ってもらうなりして、毎回なんとか自力でカントー地方まで戻って来ている。これもグリーンが帰りを待っていてくれていると知っているからだが、それを口にするのは今は些か恥ずかしいので、また今度にしようと考えた。それにしても、先程の言葉のやり取りで集まった熱は一向に冷めることを知らない様子。どうしたものか、なんて頭の片隅で考えていると手を取られ、トドメの如く放たれた言葉にすっかり顔は林檎のように真っ赤になってしまい「ばか…」なんて照れ隠しで述べたが、その口調は棘などもなく弱々しいもので。視線を泳がせ、キュッと唇を真一文字に引き結び)

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