――華を愛でる獣は散るか?【 ダークファンタジー / 群像劇 】

――華を愛でる獣は散るか?【 ダークファンタジー / 群像劇 】

賢者アークエット  2019-07-16 19:33:40 
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【  人の子よ 人の子よ
   ルーンをその身に宿す騎士よ
   私の唄を聴くならば
   目も眩むほど稠密な
   力をお前に与えてやろう


   さぁ永劫の裏切り者よ
   星を踏み越え 地上に堕ちて
   気高く剛毅に地獄を嗤え


   ノスフェラトゥの慟哭
   ニーズヘッグの咆哮
   血の濁流の渦巻く今宵
   有象無象の命よ踊れ  】



____夢の中で唄うこの声を聴いた時、何故か涙が止まらなかった。
その日から私は“秘奥”に覚醒し、ルーンの騎士たる資格を得た。
>嗚呼、黎明の七騎士、人の英雄よ。
私もあなたがたと同じ、闘争と抵抗の宿命を背負うのですね____



>閲覧感謝
>スレ成分の配合はシリアス×人間と魔の間に生まれる情と葛藤×織り成される群像劇
>戦闘より若干交流重視
>大陸を蹂躙する魔族と戦いながら、それぞれの“目的”を果たす王道ファンタジースレ
>合図があるまでレス禁止




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  • No.81 by 賢者アークエット  2019-07-24 20:25:32 



【 千里の騎士ガウェイン / 第二要塞都市ソルブランカ- 礼拝堂 - → - 門 - 】

>アレクサンドラ(>79

( みすみす死を選ぶようなタマではないと解っていた。彼女の選択に、裏切り者を粛清しない事への猜疑と、また一つヒトの命が失われずに済んだという安堵も僅かに去来する。つらつらと並べられる誓いの言葉に、元老院への忠誠など微塵も含まれていないことは理解している。何か自分の目的の為に、彼女は自身の道を選んだのだ。胸中はどうあれ、マリアを奪還するという目下の目標は一致した。何か黒い腹積もりががあって協力している輩ほど、この世界では案外信用に足るのかもしれない。回りくどくアレクサンドラを信じる事へ前向きな姿勢を構築し、千里の騎士は目を伏せた。 )

( 次いで老人の口から告げられたのは、優先順位。最優先事項はマリアの奪回、準じて西の悪魔がマリアを殺さず攫った理由と、マリア強奪を首謀した黒幕の追究。そして、"監視役"が千里の騎士ガウェインだという事も。老人に名を呼ばれたガウェインは、伏せていた瞼をゆっくりと上げ、真っ直ぐにアレクサンドラを見据える。遊戯の魔の持つ色と同じ、翡翠の双眸で )

__装備は用意してある。行くぞ

( 元老院と垂れ幕の向こうの何者かに、凛と礼を尽くした後、変わらぬ淡々とした物言いでアレクサンドラを誘導する。ついて来いとばかりに歩みを進めた先には、彼女が愛用する装備が置かれていた。守護騎士団の鎧の奥、ガウェインの耳元で何かがキラリと一瞬の光を放ったのは気のせいだろうか。着替えの為に気を利かせ、踵を返し部屋を出る。相手が装備を整え扉を開けたなら、そのまま門へ向かうだろう )


  • No.82 by 賢者アークエット  2019-07-24 20:41:53 



【 灼熱の騎士クライヴ / 黒鉄騎士団第三拠点 】

>オズワルド(>80

__だァッはッは!!

( まるで時が止まった様だった。尋常ではない様子を見せた後に響き渡る間抜けな音、そのあまりの音量にログハウス中に沈黙が流れる。呵呵大笑の口火を切ったのは、他でもないクライヴで )

上等上等ォ、話は腹一杯食ってからだ。オラ食え、パンにチーズに干し肉だ。忘れちゃいけねえコイツもな!

( 雨に打たれ気を失う彼を見つけた時は肝が冷えたが、食欲があるならもう心配は要らないだろう。手近にあった食い物を次々と相手の前に並べ、恐らくスコッチの類と思われるツンと香り立つ酒がなみなみ注がれた木製のジョッキもおまけに付けて。目も眩むような御馳走、とまではいかないが、第三の拠点でもこれだけの備蓄があるのを見る限り、黒鉄騎士団の実力が伺えるだろう。干し肉の塊を掴めば獣の如く頬張り、硬さの残るそれを酒で流し込む。美味そうに食事を進める姿に、周囲の騎士達も続いて晩餐を再開した。食って飲んで、どれほど時間が経ったのか。眠りに入ろうとリビングを後にする騎士達が出始めた頃、ほんのりと頬を赤らめたクライヴが開口した )

__俺達ァソルブランカから依頼を受けて出動したんだ。生憎親父殿は留守にしてるんで、分隊だけの協力になっちまったがよ。何でも第二のマリア様が西の悪魔に攫われちまって、しかも魔族まで出張るどんぱち騒ぎだったんだと。ったく、守護騎士団は何してたンだかなァ

( 自身が此処にいる理由を徐に話し始めたのは、何やら訳がありそうな相手の話を聞くために、此方からジャブを打つのに近い感覚で。団長アガメムノンの事を親父殿と呼称するのは、尊敬と親しみを込めた黒鉄騎士団の文化だろうか。まさか親父殿がオズワルドの世話も焼いていたとは露知らず、流れるように紡いだのは相手にとって非常に耳が痛いであろう内容。無論悪気があるわけでもない、ただ相手がこの騒動の当事者であるとは知らないだけ。セドリックの殉死の情報は伝わっていないらしく、指先で摘まんだ干し肉をぶらぶらと揺らしながら謗るような口振りを )


  • No.83 by 雷火の騎士アレクサンドラ  2019-07-24 22:12:46 



【 雷火の騎士アレクサンドラ / 第二要塞都市ソルブランカ- 礼拝堂 - → - 門 - 】

> 千里の騎士ガウェイン ( >81 )

(何を優先するべきか。一番はマリアの保護、その他については敵の生け捕りに成功すれば、母を知る副産物として明らかに出来るだろうか。関心は薄いものの頭の片隅に記憶し" かしこまりましたわ "と床を見つめたまま返答を。監視役はあの騎士か。今初めて名を知ったが、覚えられる自信は無い。千里、とだけ頭の中で反芻し。彼が自分を誘導する為に此方へ近寄ってきた足が見えたならば、下げていた頭を上げ)

──……美しい瞳ね、まるで宝石のようだわ。お母様の髪と同じ色。羨ましいわ

(思わず目を奪われ、息を呑む。後ろ姿ばかり見ていたせいか気が付かなかった。自身とは違い、一辺の曇りも無く、凛と前を見据える翡翠の輝き。母を華やかに彩る色彩とは正反対に位置する、赤毛や紫の瞳しか持たぬ己には。嫉妬心を抱く程に澄んだその色を、心の底から美しいと感じてしまったから。無意識に口から溢れた言葉を自ら掻き消すように" かしこまりました" と続け、立ち上がり。垂れ幕の向こうには誰が居たのか。チラリと目を向け後ろ髪を引かれつつ、千里の騎士の後を追い )

( 愛用する装備が置かれた一室に通され、部屋を出る彼。耳元で光ったあれは耳飾りだろうか。実直そうな性格から、自らを着飾る事への関心は無さそうだと印象を受けていれば意外に思いつつ、左手と足の包帯を解き、手早く着替えを。必要な防御力を保ちつつ軽量化されたとは言え、重みのある鎧に体を通す。だが銀は雷を通すのに最適な素材だ。腰に二振りの長剣を携え、準備が終われば部屋の外へ出て、門へと向かう。行軍は徒歩か馬か馬車か。どれでも素直に従い、守護騎士団と行動を共にするならば、自分の復帰に不満を抱いているであろう他の騎士達の視線を受けたとしても反応はせず、魔族が去っていった西の空を見上げ )

お待たせ致しました。準備が整いましたわ。──向かうのは西の方角、悪魔達の住みかでしょうか?


  • No.84 by 柳緑の騎士オズワルド  2019-07-24 23:22:53 



【 柳緑の騎士オズワルド / 黒鉄騎士団第三拠点 】

>クライヴ(>82)

( 相手の背中越しから歴戦の騎士たちの視線が集まるのが分かる。彼らからすれば自分は行き倒れの傍迷惑な男である、おまけに腹を空かせているときた。居た堪れずに上げかけた腰を再び落ち着けて俯き、長い溜息と共に後ろ頭を掻いて )

…悪いな、何から何まで。

( 普段酒さえあれば良しな自分の食生活、誰かに振る舞う機会でもなければ態々高い肉など購入しない有様であるので、長期保存用に加工されたものとはいえ十二分に豪勢と言えた。秘奥の使用とアマニ旧市街への往復でエネルギーを欲している身体とは裏腹に、睡眠によってか冷静さを取り戻し始めた心では楽しい食事、という気分にもなれずに。具材を三重にして歯と手で引きちぎり、咀嚼しながら現状把握に努めよう。窓から見える景色は暗い、丁度食事時。どうやらぶっ倒れていた時間は幸い、そんなに長くないようだ。一部の騎士が装着したままの装備からどこの騎士団かも特定する。そこから連想される相手の経歴、もしかせずとも揃って化身の騎士に世話になっているということか。いよいよ彼には頭が上がらない。普段通りなら真っ先に手が伸びるだろう木製のジョッキに手を伸ばすことも忘れて思考 )

_そんな風に、伝わってんのか。

( 流暢に相手の口から流れ出す“守護騎士団の失態”。伝令係の失態か、不必要な思い遣りか。徐々に顔から色を失いながらやっとのことで絞り出した声は先程とは違った意味で不安定に相手の鼓膜を震わすことだろう。胸の辺りでつっかえているような気がする夕飯を押し流すために、減っていない酒に手をつけた。酷く苦い )

奴らは最善を尽くしてたよ。目の前で見てた、間違いない。……馬鹿で間抜けな野良の騎士が居てよォ、そいつが今回の騒動の原因なんだ。マリア様が攫われたのも、…守護騎士団の団長が、死んだのも。全く、迷惑な話だよなあ。

( いつも浮かべる軽薄な笑みは作りやすかった。自分で放ったその言葉は更なる自責となって身を刺す。セドリックの死に様を引き摺られるように思い出してしまえばもう喉を通るはずもない食べかけのパンを起き、スコッチを舐めるように一口。決して虚構ではないが、重要な事実を隠したのは恐らく、責められることで楽になりたいからだろう。みっともない逃げだが、情けない自分にお似合いに思えた )

  • No.85 by 断折の騎士ロット・ルアヴァーニャ  2019-07-25 00:17:01 


【断折の騎士ロット/第二要塞都市ソルブランカ- 墓所 - →第二要塞都市ソルブランカ 門前】

>セシル(>76)

分かった、一時間後にまた会おう。
(軽く手を挙げてセシルと分かれ、自分の小屋へと戻る。折れてしまったソードブレイカーを予備のものに持ち替え、防具、武器の点検をし、万全の状態を整える。その作業の間、浮かんで来るのは連れ去られたマリア__ではなく、あの黒翼の魔の姿だった。記憶の中でも色褪せぬその姿は、何度思い返しても美しい。今回マリアが連れ去られたのは重大な事件だ。しかし、ロットからしてみれば大きなチャンスでもある。マリア奪還のために混戦となれば、名のある魔と相対する事もあるだろう。その時に何か情報を聞き出せれば、彼女へ近づく大きな進歩となる。準備が終わると、彼女へ続く新たな手掛かりを得られるかも知れない期待感を抱え、セシルの元へ急いだ。)
遅れたか、済まないな。早速出発するか?
(自分以外の人物がいると、情報を聞き出す際に邪魔になる可能性も考えられる。だから自分一人で向かった方が身軽では有ったが、道中の事とマリア奪還という建前を考えると、居た方が良いと言う結論に至った。先程の約束から一時間後、門の前には既にセシルが居た。遅れた事の謝辞を述べつつ近づき、出発の確認を取る)
  ∟①舞踏の騎士セシルと共に出動

  • No.86 by 賢者アークエット  2019-07-25 16:54:05 



【 千里の騎士ガウェイン / 第二要塞都市ソルブランカ- 門 - 】

>アレクサンドラ(>83

( 千里と雷火の後姿を見送りながら、老人は長い溜息を吐き『__これで良いのだな』物言わぬ垂れ幕の奥の何者かは、頷きの一つも返さず微動だにしない。老人はその様子を横目で見遣り、忌々しげな視線を送るのだった )

( 瞳の色を褒められるのは初めてだった気がする。どこか切なさを滲ませ、この色を渇望するような相手の雰囲気に怪訝そうな視線を送る。彼女の目的には”母親”が大きく絡んでいるらしい、と推測を巡らせるが、まさかそれが魔族だとは現段階では流石に想定しない。門へと移動しながら兜を装着する。意外にも出陣の見送りや他に守護騎士団員を連れる様子はなく、アレクサンドラとガウェインの任務が非公式のものであることが伺えるだろう )

今回俺は第二守護騎士団としては行動しない。元老院の特命を受け、独立して貴様と行動する。亀裂の魔が飛び去ったのは西の方角、悪魔達の巣もそこにある。それを追うのが正しいのか、確認する

( 門前にてそっと片方の膝を地につき屈み、ガントレット越しに指先を地面へ付ける。翡翠の瞳は今やアーメットの奥に隠され、その双眸をそっと閉じて意識を集中させる。数秒間そのままの姿勢を維持し、そっと瞼を上げれば立ち上がり )

__北西だ。行こう

( 移動手段は馬、門前の城壁に設置されている厩舎を覗く。てっきり二頭用意されていると思っていたが、逃亡への配慮がなされたのかそこには大きな馬が一頭いるのみで。眉頭を寄せながら相手へと視線を移し )

…馬は扱えないのか?

( 馬が一頭しか用意されていない理由を、相手が馬術に不得手であるという推測へ依拠させる。もし逃亡の可能性を少しでも潰そうというのが真相なのであれば、上層部は端からアレクサンドラを信じる気が無いという意思の証明になってしまう。その判断は間違いなく正しいのだろうが、しかし己の敬愛する亡き堅牢の騎士の志に反する。故にどこか祈るような期待も込めて返答を待ち )


  • No.87 by 雷火の騎士アレクサンドラ  2019-07-25 19:55:23 



【 雷火の騎士アレクサンドラ?/?第二要塞都市ソルブランカ - 門 - 】

> 千里の騎士ガウェイン( >86 )

特命、ね。私としては喧しい輩が側に居なくて気が楽なのだけれど、じゃあ向こうで他の隊と合流なり、各々が独立してマリア様の奪還を目指す事になるのかしら……って、確認?

( 想定していたのとは異なり、自分達の姿しか無い寂しげな門前。都市全体の危機に流石に二人で奪還してこいなんて無茶は無いだろう。他の都市や遠征中の部隊に応援要請なりしてるのだろうと考えを口にし、最後に疑問符を頭に浮かべる。前に立っていた相手が地面に触れ、意識を集中させる。まるで目には写らない手掛かりの糸を、手繰り寄せているかのようだ。それがこの騎士の秘奥の一部なのか。素直に聞いても答えは期待出来ない。観察するような視線を向け、確信を持って告げられた方角と呼び掛けには頷いて答え、厩舎へと向かい )

あらご冗談を。その程度の心得も無い無能だとでもお思いで? しかしあのお爺様方も大胆な事をするものね。私の力を知った上でこの仕打ちなのかしら。もしくは貴方、嫌われてるんじゃなくて?

( 馬を扱えないとはとんだ侮辱だ。ピクリと眉を揺らし。正面からアーメットの奥で輝くその瞳を睨み付け、相手の望まぬ答えと共に反論を。自分の秘奥を行使すれば、触れた者を感電させる事も可能だ。彼は自分と相性の悪い力の持ち主か、または逃げられないと分かっているからなのか。それ以外を予 想するならば、今回厄介事である自分を押し付けられたのもあってか、冗談交じりに第三の可能性も口にし )

まぁどれにせよ、この子に頼るしか道はないわね。……人間二人も背負う苦労を強いられるなんて、お前もとんだ貧乏籤ね。重くてごめんなさい。でもお前が頼りなの、私達の事、宜しく頼んだわよ

( 徒歩で移動なんて日が暮れてしまう。厩舎にて保管されている二人乗り用の鞍と手綱等の一式を左腕に抱え、馬へと正面からツカツカと足音を立て近寄り、出入り口の柵を開け中へと踏み込む。他人が側に来ても敵意を見せない所から、気性の大人しい、穏やかな扱いやすい馬のようだ。体格も大きく、毛並みから察する健康状態や筋肉の付き方も申し分ない。人間とは違い、動物相手に嘯く必要は無い。こんな役回りをさせてしまう事へ同情しつつ声を掛け、ゆっくりと馬の鼻先や頬を右手で撫で、太い首を軽く叩き" 良い子ね "と目尻を緩め、円らな黒曜石のような瞳を見詰めながら褒め言葉を紡ぎ。やがて元々少なかった馬の警戒心が解け準備をしても問題無いと判断しては、先程の投げられた言葉への仕返しのつもりか。相手の意見も聞かずに一人で勝手に手を動かし、片手に抱えていた鞍や腹帯、細く黒い革で作られた頭絡や手綱等を順々に着用させ装備を整え。調整が終われば手綱を引き外へ、少し開けた場へと馬を移動させ )

さあ急ぎましょうか。私が前で宜しくて?

( 電撃をいつ纏うか信用出来ないであろう自分が後ろに座り手綱を引くよりは、前で大人しく監視されている方が相手も安心だろう。その顔に異性との同乗に対する、初な生娘のような羞恥心は無い。自分が前に座るのを相手が了承するならば、鐙に左足を掛け右手は鞍壺の向こう側を掴み、軽々と騎乗する事だろう )


  • No.88 by 賢者アークエット  2019-07-25 21:06:32 



【 灼熱の騎士クライヴ / 黒鉄騎士団第三拠点 】

>オズワルド(>84

水臭ぇこと言うなよ、こうしてまた生きて会えたんだからよ

( 空腹の度合いからてっきり食事にがっつくと思っていたが、どこか遠慮がちな相手の様子はこの状況に委縮してのものではないと見える。確かに相手にとってここは完全なアウェーだが、周りのいる黒騎士達は少なくとも敵ではない。自嘲気味な薄い微笑を見る限り、オズワルドの懊悩の原因は彼自身にあるのだろうと容易に察しは付いて )

…お前のそのへら笑いも相変わらずだな。その間抜け野郎の尻、俺も一緒に拭いてやらァ!

( 手のひらを大きく広げ、バシンと音が響くほどの強さでオズワルドの背中を叩く。自身の気合や想いを注入するように、そして相手の中にある苦しみを弾き出すように。酒を苦く感じるほど猛省できたのであれば、次やるべき事は明確で )

だから元気出せよ、相棒。ンなシケた面してちゃ、真っ先に標的にされちまうぜ


  • No.89 by 賢者アークエット  2019-07-25 23:18:28 


【 舞踏の騎士セシル / 関所 → ??? 】

>ロット(>85

ううん、気にしないで。早速出発しよ!

( 怖くない、と言えば嘘になる。秘奥の扱いや戦い方はまだまだ未熟だという自覚もある。それでも強大な敵と途方もない課題に立ち向かおうと思えるのは、最近姿を見せぬ我が恋人と、只々平和を望む姉妹達が居るからだ。自身と同じく万全の装備を整えたらしいロットの姿を視認すれば、意気揚々と片腕を天へ掲げて門を出る。関所をくぐればそこは、まさにだだっ広い平原。標識などある筈もない広大な世界、セシルは少しの間小首を傾げればとある方向を指差し )

向かうのは西、で合ってるよね?行こ、ロットさん!

( セシルが指差しているのは、西とは逆も逆の東の方角。とぼけている訳ではない、ただ致命的に方向感覚に乏しいだけ。当の本人はそちらが西であると心の底から思い込んでいるのだからたちが悪い。ずんずんと東へ歩み出し、相手と連れ立つ様に振り向いた瞬間、ずっと遠くから伝わる地響きと轟音。奇しくも東から聞こえるそれに、セシルは思わず瞠目し )

こっちから聞こえたよね…?もしかしたら騎士と誰かが交戦してるのかも。助けに行かなくちゃ…!

( 西の悪魔がうろついているのか、はたまた気紛れに訪れた魔族がヒトを見つけ遊んでいるのか。真相は、東へ進まなければ分からない。舞踏の騎士はそちらが西だと信じ込んでいる為、むしろマリア捜索の手掛かりになるかもと勇んでいる様子だ )

【選択:
 ∟①地響きのする東の方角へ
 ∟②西の悪魔の拠点があると思われる西の方角へ】


  • No.90 by 賢者アークエット  2019-07-25 23:38:05 



>アレクサンドラ(>87

物語中に済まないが、相談したい事がある。暫し付き合って貰えると有難い。
単刀直入に申し上げて、ヒトに対する君の態度は私が想定していたものより高圧的だと感じている。キャラクターの性格故に仕方が無いとも言えるのだが、千里の騎士とはあまりに相性が悪そうだ。彼の性格的にも、ヒトを裏切り魔を求め、尚且つ皮肉な刺々しさを隠そうとしない君の態度を、甘んじて受け入れることは難しい。キャラ同士の不毛な応酬は私の望む所ではなく、このままではお互いに物語を楽しめない可能性が高い。柔軟な対応として、一度千里の騎士を回収し話の流れを切る事を検討している。
この際なので伏線を一部明かしておくと、ガウェインの片耳に光った装飾品は垂れ幕の奥の何者かから受け取ったものだ。これには絶縁体に酷似した特殊な力が刻まれており、君の発生させた雷電の秘奥を火災という副次効果も含めて無効化する代物であった。また彼の秘奥についてだが、千里の名の通り自身がこれまで接した事のあるモノの行方や動向を探る事の出来る力であり、これを応用することで相手の行動を先読みすることも出来る。故に千里の騎士と君が袂を分かち戦闘に発展したとしても、剣術や経験で彼に劣る君に勝ち目は無く、それが元老院と何者かが君の監視役にガウェインを選んだ理由であった。
マリア奪還の流れから外れる、という案を君が受諾するのであれば、どの様な流れでそうなったか、秘奥は剥奪されたか否かを相談させてもらいたいのだが、如何だろうか。もし、この世界へ嫌気が差したのならば参加続行を強要することなど勿論無い。君の考えを聞かせて欲しい。

  • No.91 by 雷火の騎士アレクサンドラ  2019-07-26 00:13:42 

>90 主様
(/まずはキャラの性格や、主軸に置いた目的の為とは言え、お互いが楽しめる事が前提条件にも関わらず、大変不愉快な思いをさせてしまい申し分ありません。また千里の騎士様の回収、話の流れを切る事、マリア様奪還からルートを外れる事、どれも当方は問題ありません。伏線や設定が深く練り込まれたこの世界は大変魅力的であり、参加の継続がもし可能なのであれば、そちらの方面でお話させて頂きたいです。ただもし雷火の騎士でのこの先の物語の続行は主様の御負担になってしまい難しいようであれば、頂いた④の枠をリセットして頂いても構いません。その場合は後日頭を冷やしてから、別の登場人物にて参加を申請させて頂き改めて選定して貰えたらと考えております。ご迷惑をかけてしまい申し訳ありませんでした。)

  • No.92 by 断折の騎士ロット・ルアヴァーニャ  2019-07-26 00:18:38 


【断折の騎士ロット/関所】

>セシル(>89)

はあ…何故。おい、セシル。そっちは西じゃない、東だ。西はこっちだ。
(西だと言いつつ東へと歩みを進めるセシルに、思わず溜息を吐いてしまう。ふざけていない事は分かっているが、どうしても頭を抱えたくなるのは仕方の無い事だろう。彼女に西がどちらかを伝え、歩き始めよとすると、セシルが遠くから響く音を聞き取り、自分に声を掛けてくる)
…もしかしたらそっちが西だったかも知れない。いや、そっちが西だ。セシルの言う通りだ。よし、行ってみるか。
(正直マリア奪還は建前なので、達成できようができまいがあまり関係は無い。だから、手っ取り早く情報を得られそうな地響きのする方へ向かう事にする。しかし先程、そちらに行くべき方向では無いと自分で言ったばかりだ。悩んだ挙句、自分が間違っていて、セシルが合っていた事にしようと話を進め、返事も聞かずに歩き出す)
∟①地響きのする東の方角へ

  • No.93 by 柳緑の騎士オズワルド  2019-07-26 22:32:16 



【 柳緑の騎士オズワルド / 黒鉄騎士団第三拠点 】

>クライヴ(>88)

( 昔から、他人の心に火を灯すのが上手な奴だった。3人のときも、4人のときも、この男の周囲は温度が確約されているようなところがあった。今回も、暗澹たる影への怯えを、洞窟を照らす松明のように…いや、最早燃え盛る聖杯の火の如く吹き飛ばせてしまうのだろう。そうして変わらず根無し草な自分も、昔と同じようにころっと簡単に元気づけられてしまうのだ。 )

やっぱお前にゃ適わねぇや。ありがとよ、…相棒。

( 眉尻を下げた笑みはどこか吹っ切れたようにさっぱりとしていた。背中への愛ある張り手にカエルが潰れたような悲鳴をあげるも、この馬鹿力めと喉を鳴らしながら軽口を叩けるほどには励まされてしまっていて。置いたパンを再び手に取ると、口の中に捩じ込んでさっさと酒で流し込む。踏み切りはつくが、死者への悼みはまだ尽きない。それでも食えるときに食っておく、孤児の悪ガキだった頃の鉄則は刷り込み的に染み付いていた )

  • No.94 by 賢者アークエット  2019-07-29 11:56:02 


>アレクサンドラ(>91

君の考えを聞かせてくれて有難う。本編のレスを流さない為に、これ以降の相談は休息所にて行おうと思う。御足労を掛けるが、協力願いたい。



【 舞踏の騎士セシル / →リルエンド荒野 】

>ロット(>92

だよね、こっちが西だよ…ね?

( 西だ東だの応酬には目をぱちくりさせて見せる、どうやら心の底から此方が西だと信じているらしい。救いがない。けれど尊敬する騎士の一人でもあるロットが難色を示したのだから、己の方向感覚に僅かな不信も生じる。しかし彼は最終的に是と言った、歩み出した彼を追う形で西という名の東へ進む。 )

__何、あれ…。っきゃあ!

( やがて遠目に見えてきたのは、小屋か何かと見紛うほどの巨躯を持つ魔族の姿。それも、2体。思わず血の気が引き立ち止まれば、こちらに向けて津波のような衝撃波が襲い来る。咄嗟に己とロットの眼前に目一杯ショールを広げ、硬化の秘奥を行使し防御行動を取るが、衝撃を完全に受け止める事は出来ずセシルは後方に吹っ飛ぶ。しかし不自然なのは、追撃が来ない事。どうやら今の衝撃波は、こちらへの攻撃行為ではないらしい。戦っているのはあの巨大な魔同士であり、今のはただの流れ弾に過ぎない。セシルは受け身が不十分だったのか気を失っている。幸か不幸かかなり後方へ弾かれた為、あの魔族たちの巻き添えを喰らう事は恐らく無いだろう。 )



【 遊戯の魔・チェッタリントン / リルエンド荒野 】

( 激しさを増す魔族同士の戦い、よく見ればそれを見物している女が居る。__否、女の上半身に蛇の身体をした魔族だ。美しい翡翠の髪、輝く鱗、蛇の如き鋭さと冷たさを宿す双眸。そして特徴的な訛り口調、小馬鹿にする様な乾いた笑い )

アハハ、愉快愉快。__そこン坊主、ラッキーやねえ。おたくも見ていきや、こん阿呆どもの乱痴気騒ぎ。嗚呼手は出したらあかんよ、犬死にしたいんやったら別やがなァ

( 二の腕や手首が鱗に覆われた両腕を組みながら、蛇の尾の先でちょいちょいと手招きのような動作を取る。”犬死に”とは、二体の巨大な魔の決闘の巻き添えで命を落とすことを示唆しているのか、それとも見物を邪魔された遊戯の魔自身が片手間に相手を殺害することを示しているのか、或いはその両方か。傍に寄るだけで身体が凍てつきそうな魔力の存在感を放つ遊戯の魔の興味は、完全に魔族同士の戦いに向いている。それを邪魔しない限りは、ロットに害意が向くことは無いだろう。近付くことすらままならないほど激しさを増す魔同士の争い、何が彼らをそうさせるのだろうか )

【 お知らせ:舞踏の騎士は意図的に一時退場させたので、セシルへの返答は不要 】

  • No.95 by 断折の騎士ロット・ルアヴァーニャ  2019-07-29 12:36:40 


【断折の騎士ロット/→リルエンド荒野】

>チェッタリントン(>94)
(突如襲い来る衝撃波に、腕を顔の前にかざして身構える。しかし、予想していたよりも衝撃は小さかった。セシルが秘奥を駆使して防いでくれたのだろうか。そのセシルの状態を確認しようとすると、独特な訛りの口調で呼び止められる。そちらを向くと、下半身が蛇の形状をした魔が、巨大な魔の戦闘を観戦していた。目の前の魔から発せられる魔力を感じ取り、全身から汗が噴き出る。しかし、今は戦闘を観戦する事に意識を注いでいるようだ。下手に動いた方が相手の怒りを買いかねない。そう考え、魔の誘いに乗って魔同士の戦闘を観戦する)
…いくつか質問をしても構わないか?
(魔の戦闘を見ていると、落ち着いてきたのか、いくつかの疑問が頭に浮かんで来る。それを隣で観戦する魔に尋ねようと、恐る恐る口を開き)

  • No.96 by 賢者アークエット  2019-07-29 23:41:55 



【 灼熱の騎士クライヴ / 黒鉄騎士団第三拠点 】

>オズワルド(>93

おォ、良い喰いっぷりだ。昔を思い出すぜ

( 竹馬の友に改めて礼を述べられては流石に照れ臭い。そっぽを向いてぐいっとジョッキの中の酒を飲み干し、乱雑な手付きで口許を拭いながら照れ隠しながらに昔を懐かしむ。良い塩梅に酔いが回っているが、それで思考能力を失う程下戸ではない。真剣な眼差しで空っぽのジョッキを眺めながら )

…何だって悪魔共は、態々マリア様を攫ったんだろうな。生かして捕えて交渉材料に使う気か、それとも洗脳して治癒の秘奥を我が物顔に使わせる秘策があるのか。__あァ!!

( 気にかかるのは、西の悪魔の不自然な行動。単にルーンの騎士側へ打撃を与えたいのなら、まだるっこしいことはせずマリアを殺せば良い話だ。事実、あの隙があれば容易に殺害出来ただろう。しかし敢えて生かしたまま連れ去ったのだ、魔族の協力をも仰いで。無い頭を捻りつつ考え込むように顎を擦っていれば、突如何か名案を閃いたとばかりに膝を打ち )

これだぜ、相棒!マリア様を取り戻すのは当然として、あいつらの目的を暴いてやるんだ。そんで首謀者もとっ捕まえて第二の元老院に差し出す、これで名誉挽回どころかお釣りがくるぜ!

( 身を乗り出し、瞳を輝かせて捲し立てた後、ひぃっくと大きな吃逆をおまけに付けて。西の悪魔は大陸で最も実力のあるナハトの一団、その悪事の根底を暴くなんて無茶無謀にも程がある。だが灼熱の騎士の暑苦しい、もとい純粋に煌く双眸を見れば、暗闇に垂れ込んだ一縷の光の如き根拠のない希望を感じられるかもしれない。__と。警戒の術式を編んだ鈴が凛と鳴り響く。この拠点の周囲には、要塞都市のものと酷似した結界が張られていて魔族はそう簡単に立ち入れない。且つ、この鈴が鳴る時は秘奥の出力を検知した時だ。クライヴは一瞬動きを止め、次いでにぃっと口角を吊り上げて立ち上がり )

善は急げっつーだろ?俺達ゃツイてるぜ、あっちから来てくれたンだ



【 嫦娥のセンナ、婀娜のリンナ / 黒鉄騎士団第三拠点 】

__やだぁ。何か鳴っちゃったですよ、リン
気にする事ないですよ、セン。それが我等の目的です

( ログハウスの扉の前、開けっ広げた空間に立っていたのは二人の女。冴え冴えと月光を浴びるその姿は、まさにかぐや姫と見紛う程の別嬪で。背丈も同じ、服装も同じ、並んだ顔は生き写し。違うのは、耳元に挿した彼岸花の飾りが赤いか青いか、只それだけ。二人の周囲には、見張り役であろう騎士達が眠る様に倒れている。最高峰の黒鉄騎士団、その勇士達を軒並み気絶させたのがこの二人なのだとしたら。月の輝く夜、妖しくも美しい月の使徒は舞い降りた )

【選択:
 ①片方はクライヴに任せ、嫦娥のセンナと対峙する
 ②片方はクライヴに任せ、婀娜のリンナと対峙する】


  • No.97 by 賢者アークエット  2019-07-29 23:47:33 



【 遊戯の魔チェッタリントン / リルエンド荒野 】

>ロット(>95

__何や、うちの邪魔するんか?

( 長い蛇の尾の先を、楽し気にゆらゆらと揺らしながら同胞の決闘の行く末を見守っている。それに水を差すように問い掛けられれば、表情こそ微笑を描いているものの辺りの気温が目に見えて下がる程の魔力の威圧感を発して。しかしそれすらも戯れと言わんばかりに、ふっとそのプレッシャーを解けば )

おもろい問いなら聴いたる。つまらん問いなら__、解るやろ?

( にっこり、人当たりの良い笑みを浮かべて見せるも瞳の奥の冷たい光は獰猛に輝く。巨大な魔族同士の戦いの観戦、という楽しみを遮る程なのだから、さぞ価値の有る質問なのだろう。若しかすればこんな決闘より面白いものが見れるかもしれない、そんな単純な期待だけが断折の騎士の命綱となるだろう )


  • No.98 by 断折の騎士ロット・ルアヴァーニャ  2019-07-30 07:44:06 


【断折の騎士ロット/リルエンド荒野】

>チェッタリントン(>97)

…探している魔がいる。俺が、一目惚れした魔だ。名前は分からないが、黒く、美しい翼が印象的だった。
(ぞくり、と恐怖が背筋をなぞる。この魔達は何故戦っているのか、などと質問すれば、自分はたちまち命を落とすことになるだろう。ではなんと聞けば良いのか。この魔を満足させられそうな問いは、ひとつだけ。自分の恋した魔について問う。人が魔に恋をすることなど殆どない。そもそも人からすれば魔は敵なのだから、恋をする事は異常と言って差し支えない。だから、自分の想いを明かす事で、相手が興味を示す事を期待し)

  • No.99 by 賢者アークエット  2019-07-30 10:07:52 



【 遊戯の魔チェッタリントン / リルエンド荒野 】

>ロット(>98

はァ、一目惚れ。おたくもえっらい好きモンやなァ

( 黒い翼の美しい魔、それに心当たりが無い訳ではない。いや、大いにある。何なら、眼前で繰り広げられる激戦の理由にも、その黒翼の魔が関連している。しかしそれを敢えておくびにも見せず、ロットの告白に対して遊戯の魔の示した反応が然程驚きに満ちていないかったことに、違和感を覚えるだろうか。ヒトが魔に傾倒する事は確かに異端だが、それを異端と定義したのは他でもないヒトの価値観に過ぎない。それでも少数派の類に入ることは間違いなく、視線は魔族の観戦に向けたまま尻尾の先をくるくると回し )

ほんで?質問になってへんけど。あァ一応訊くけど、おたく手ぶらでうちから情報だけ貰ろてくなんて、まさかそんな図々しい事考えとるわけあらへんよなァ?

( 手持無沙汰に翡翠の毛先を指先に巻き付け弄りながら、くわりと欠伸を零す。本当に眠気を催したのか、それともそれは退屈の警鐘か。相手が黒い翼を持つ魔に心を奪われたことは分かった。しかしその先の問いとは何か。その魔の名を知りたいのか、所在を知りたいのか、はたまた別の問いがあるのか。そして、この魔に無償の奉仕などという親切心は存在しない。相手がにとって喉から手が出るほど欲しい想い人の情報を要求するのだとすれば、対価として己に何を差し出せるのか。意地の悪い笑みを浮かべる遊戯の魔にとって、情報の対価に値するものは何か。それも含めてロットが何を己に差し出せるのかを獲物を吟味する目で観察する、それはまさに魔の力を借りてでも黒翼の魔を追う覚悟を問うているかの様で。一方巨大な魔同士の戦いは一層激しさを増し、もうじき佳境を迎えるだろう )

  • No.100 by 柳緑の騎士オズワルド  2019-07-30 16:49:40 



【 柳緑の騎士オズワルド / 黒鉄騎士団第三拠点 】

>クライヴ(>96)

……確かに。

( 怒涛の勢いでやってきた出来事を精一杯処理することに必死になっていたが、改めて彼らの目的はと問われると如何にも、その不透明さが目立つ。今回の騒動に関してのみならず、そもそもの話、奴らが人間を襲う理由だって詳らかでなく、ただ殺されないよう自衛のために戦っているだけ、これまではそういう思考の必要ない単純な構造だったはずだ。それが、どう見ても計画的としか言えない段取りで行われた誘拐という理知的な手段。これが意味するのは何だ。__陰湿な策略と権謀術数の飛び交う、戦争への移行ではないか。ゾッとする想像を振り払うようにかぶりを振ると、希望に溢れた前向きな言葉が吃逆付きで飛び込んでくる。煌めく黒曜石の両目はその口で唱えた夢物語みたいな理想を実現できると信じてやまないようだった。呆れたように眉を八の字にしながら乾いた笑いを漏らす )

お前なァ…大陸一と名高き黒鉄騎士団の皆さまならともかく、こんな草臥れた中年に何ができるってんだ

( 能天気なのか本気なのか酔っ払いの戯言か、あっけらかんとした発言に苦言を呈しながらも、案外何とかなるかもしれないという根拠の無い自信が湧いたのも事実で、近付いた大きな額を拳で軽く小突いて。__凛と澄んだ音が鳴る。敵襲が想定される状況を報せる音色にはとても思えなかったが、相手の表情の変化からはそれとしか思えず自分も警戒体制をとり。好戦的な発言に難色を示しながらも後を追って )

えええ…俺今ちょっと動けるその辺のおっさんと変わんねぇのに…尻拭いってのも楽じゃねェなぁ。



おー、こりゃあまた別嬪さんが二人も。しッかし戦士の寝床を夜に襲うたぁ、見掛けによらず大胆な子たちだねェ

( さてどんな屈強なナハトか魔族かと、クライヴの後ろから顔を覗かせてみれば、双子と思わしき美しい女性が二人。その周囲にばったばったと倒された騎士たちが寝転がっている。双方外傷はなさそうな所を見るに、精神感応系や無条件に無力化が可能な類の秘奥を持っていると予想できた。黒鉄騎士団の一員ですら太刀打ちできない力となれば、秘奥もろくに使えない自分には精々減らず口を叩いて集中を乱すくらいのことしかできなさそうだ。秘奥の露見を防ぐ手袋が善意によって失われているのに歯噛みしながら幼馴染の横に並び立つ。クライヴの出方を伺いながら自分の役回りを探って )


【選択:

 ②片方はクライヴに任せ、婀娜のリンナと対峙する

(/あくまでオズワルドはクライヴの意向に添いますので、もしクライヴが婀娜のリンナと対峙するようでしたら①とさせていただきます)】

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