シャルロッテ 2019-06-30 18:01:29 |
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>エレンさん
「うわわ、エレンちゃんに何やってんのぉ!スケベッ!」
鮮やかな動きに、片手の代わりに武器の持ち手をつかって拍手を送りかける。しかしエレンを羽交い締めにしたガードマンを見るや眉を怒らせ、背後からモーニングスターでぶん殴った。
>All
エレンさん...!
(急な事態に焦りつつもグリップを数回引っ張りチェーンソーのエンジンをかけると、振動が指先、腕にまで伝わる。額に冷や汗をかきつつ相手を見定め武器を構えて)もう片方のガードマンの動きを封じなければ...
>ALL
「……ガッチャ【捕獲】」
不敵に言い放ち、ヒロインは微笑む。
「……馬鹿ピエロぉ!」
凛とした声が、響く。
「…誰が馬鹿ピエロだ」
ピエロの微かな声と共に、窓を割って
ライフル弾が飛び込む。
「…っぐぁっ!?」
それはガードマンの足に命中し、相手は呻く。
「…補助サンキュ…」
ヒロインは窓に向けてウインクをすると、
もう一人に飛び掛かった。
先程までの何処かぎこちない動きが
嘘のように滑らかで、ヒロインはひらりと
宙に舞った。
そして複雑に組まれた柱にひょいと
飛び乗ると、名乗りを上げた。
「…レディース&ジェントルメン!
私は《レッド・クレセント》ヒロインの
エレン・フュリアスでございますわ!
私のパフォーマンス、お楽しみ下さいませ!」
ヒロインはお姫様のような笑みを湛え、
柱からナックルを構えたまま
ガードマンに飛ぶ。
「…っあ"…!…お嬢様、何を…っ!」
「…お嬢様って呼ぶんじゃねぇ!
オレは、オレは…飾り物じゃねぇんだっ!」
ヒロインは激怒して、気絶している
ガードマンを殴り続ける。
>All
何が起こってるのか理解出来ないのですが...お嬢様、とは一体...アハハ
(とりあえず銃弾を受け倒れているガードマンの足を切りつけながら、呆然と目の前の出来事を見渡す。呻き声は、太ももからどんどん広がっていく血とともに大きくなっていく)
エ、エレンさん!(錯乱状態の彼女に呼び掛けてみるが)
>ALL
「…お前は黙ってろッ!…これは、
オレの問題なんだ!」
ヒロインは、叫ぶ。
顔に返り血が飛んでも、なおも殴り続ける。
「……休憩はいかがですかぁ?うちの
毒舌ヒロイン・エレン様っ!」
ピエロはヒロインの首に手刀を叩き込む。
「…っ、ぐ…」
ヒロインはその場に倒れ込む。
のも束の間。
「……おし、お前ら合格!」
ヒロインはにこりと笑う。
「………優秀な奴らって報告しといてやる」
ピエロもまた、少し笑う。
「エレンちゃん、本気でやり過ぎよ」
ガードマンの一人が鬘を外す。
そこには相変わらず長い金髪の副団長が居た。
「年寄りには中々キツいものだな」
もう一人も鬘を外せば、そこには
マジシャンがいた。
「この屋敷はオレの家。親父はとっくに
死んでるし、試験会場として使ってんだ」
ヒロインはけらけら笑う。
>ALL
「いやー、文句なしで合格!」
団長までひょっこりと顔を覗かせる。
その後ろからはラドゥが恐る恐る覗いている。
「明日から公演出てもらうから、準備してね」
団長はにこりと笑うと副団長を連れて
帰っていった。
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