シャルロッテ 2019-06-30 18:01:29 |
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>エレンさん、クロエさん
「へー、クロエくん!よろしくねぇ!私サージだよぉ」
右手をぱたぱた振って挨拶し、左手で自分の顔を指さして自己紹介をする。
>サージさん、ラドゥさん
仲直りできて良かったです…(ほっと息をついて、目の前にいる二人と向き合い)
えっと、僕は桐島 新葉って言います。同じ新しい団員として、よろしくお願いしますね
(新しい仲間となる女性に微笑み、挨拶をして。ふと、先程のラドゥさんの言葉が引っかかった)また切った?指ってそんなに何本も生えてくるものでしたっけ
大丈夫ですか、指(心配そうに彼の右手を見て)
>新葉さん
《…は、はい…大丈夫です》
ラドゥは少しおどおどしながら頷く。
そして落ちた指をひょいっと拾い上げると、
まるで外れた人形の肩でも嵌めるかのように、
ぽっかりと空いた二つの空洞に戻した。
《あ、エレンさん…また「視」た方が
良いですか…?》
「…おう、頼むわ。「視」てやってくれ」
>サージさん
「…おう、頼むわ。「視」てやってくれ」
ヒロインの言葉に応え、白髪の少年が貴方を
「見」る。
元々は美しかったのであろうその瞳は
白く濁り、何も映していない。
《……モーニングスター、とか…》
少年には何かが「視え」ているのだろうか、
貴女を見据えたまま武器の名を告げる。
>新葉さん、ラドゥさん
「ん! 私サージ・マンディ! よろしくぅ、アラハちゃん!」
そこまで遠くにいる訳ではないのに手を大きく振って言葉を返す。有り余る元気を今度はラドゥに向けて、
「かーわいーい! ギュッてしていい?」
モーニングスターには目もくれず目の前の少年に夢中で、今までエレンの後ろにくっついていたのが嘘のように俊敏にラドゥに駆け寄った。
>サージさん
《……ひ、っ!》
ラドゥは駆け寄ってきた少女に怯えたのか、
クロエの後ろに隠れる。
「………悪いな、ラドゥは人見知りなんだ」
「ん、ラドゥちゃんがどうしたって?」
ひょっこりと団長が顔を覗かせる。
《…あ、団長さん…!》
ラドゥは、ぱあっと表情を明るくし、
団長にとことこと駆け寄る。
「どしたの、ラドゥちゃん」
《…え、えっと……》
ラドゥは貴女を指差す。
「あー、サージちゃん?この子
超絶ビビりだからさ、あんま駆け寄ったり
しないであげてくれるかな?心臓
止まっちゃうから。…あ、元から死んでたか」
団長はあはは、と笑う。
《……ぼ、僕は死人ですから…》
ラドゥもまた、少しだけ笑う。
>シャルロッテさん、クロエさん、ラドゥさん
アハハッ!(繰り広げられる光景ににこにこ笑う。楽しそうな団員たちを見てこれからの生活に期待を膨らませながら)
あった!チェーンソーってこれでいいですか?
(なぜか血が付いていることは気にせず、目の前にあった背丈の半分くらいのチェーンソーを手にとって)
これくらいなら僕でも振り回せるかなぁ
昔、木の伐採で一回くらい使ったことあったから使い方は覚えてるはず...
>新葉さん
「……あ?おう…」
ピエロは気のない返事を返す。
「…おし、新人ども!行くか?」
ヒロインはガサツな口振りで二人を指差す。
「まとめて新人試験してやらぁ!」
その声が合図だったかのようにピエロは
スナイパーライフルを手に取り、ヒロインは
ナックルを手に取る。
「サージ!お前もモーニングスター
取っとけ!」
《…が、頑張ってきてくださいね…!》
ラドゥは団長の後ろから応援の声を掛ける。
>エレンさん
「んんー? りょーかいぃ」
モーニングスターとはなんぞやと思いつつもエレン達の素振りから何となく察し、きちんと手に取った。重い星球をゆらゆらさせながら団員たちの後に続く。
>エレンさん、クロエさん、ラドゥさん
ついに...始まってしまうんですね!
(ヒロインの合図によりやる気に火がついたようで、高まる鼓動を抑えつけてチェーンソーのハンドルを握り締める。なんかぬるぬるするけど気にせず、はやる気持ちを加速させるようにスターターグリップを素早く引っ張り)頑張ります!
(恐怖心を振り払うように手をふり、前を向いて)
>サージさん
「……新人試験会場着いたぞ」
ヒロインが指差すのは、大きな屋敷。
「このお屋敷のお嬢様からのご依頼だ。
オレらに親父を殺ってほしいんだと」
ヒロインは唾でも吐くかのように吐き捨てる。
「まずプランA…おい、馬鹿ピエロ!持ち場に
着きやがれ!」
「…………了解……誰が馬鹿ピエロだ」
ピエロはぶつぶつと文句を呟きながらも
ライフルを抱え、移動する。
「おし、近距離武器チームは着いてこい」
>エレンさん
「えぇー! パパのことぶっ殺しちゃうのぉ!?」
いくら頭が足らずともさすがに驚いてしまう。眉を下げ、武器の持ち手を胸の前で両手で持って分かりやすく困った。やたらと反応が軽いのはおつむの問題だ。
>エレンさん、クロエさん
父親となにかあったのでしょうか...?実の父親と?
(納得がいかない様子で首を傾げる。チェーンソーのハンドルを拭きながらこそこそとピエロについて行き一つ息を吐くと)
まあ、皆さんが殺れと言うのならよろこんで!
>ALL
「…知らねーよ、金持ちのお嬢さんの
考えなんて…」
ヒロインはどこか悲しげに呟く。
彼女はヒールを履いているにも関わらず、
足音は一切しなかった。
廊下に敷かれたカーペットは足音を
吸収してくれ、彼らは闇夜の猫のようだった。
「…標的はこの部屋の奥、だけど…ガードが
鬱陶しいな。待ってろ、切り開いてやる」
ヒロインは呟くなり電光石火、
二人のガードマンに飛び掛かる。
「…誰だっ!」
答えるより早く彼女が足払いをかまし、
ガードマンはバランスを崩す。
彼女がストレートを打ち込もうとした、
その時だ。
「…チッ!」
ヒロインは後ろから羽交い締めにされたのだ。
>エレンさん
「うわわ、エレンちゃんに何やってんのぉ!スケベッ!」
鮮やかな動きに、片手の代わりに武器の持ち手をつかって拍手を送りかける。しかしエレンを羽交い締めにしたガードマンを見るや眉を怒らせ、背後からモーニングスターでぶん殴った。
>All
エレンさん...!
(急な事態に焦りつつもグリップを数回引っ張りチェーンソーのエンジンをかけると、振動が指先、腕にまで伝わる。額に冷や汗をかきつつ相手を見定め武器を構えて)もう片方のガードマンの動きを封じなければ...
>ALL
「……ガッチャ【捕獲】」
不敵に言い放ち、ヒロインは微笑む。
「……馬鹿ピエロぉ!」
凛とした声が、響く。
「…誰が馬鹿ピエロだ」
ピエロの微かな声と共に、窓を割って
ライフル弾が飛び込む。
「…っぐぁっ!?」
それはガードマンの足に命中し、相手は呻く。
「…補助サンキュ…」
ヒロインは窓に向けてウインクをすると、
もう一人に飛び掛かった。
先程までの何処かぎこちない動きが
嘘のように滑らかで、ヒロインはひらりと
宙に舞った。
そして複雑に組まれた柱にひょいと
飛び乗ると、名乗りを上げた。
「…レディース&ジェントルメン!
私は《レッド・クレセント》ヒロインの
エレン・フュリアスでございますわ!
私のパフォーマンス、お楽しみ下さいませ!」
ヒロインはお姫様のような笑みを湛え、
柱からナックルを構えたまま
ガードマンに飛ぶ。
「…っあ"…!…お嬢様、何を…っ!」
「…お嬢様って呼ぶんじゃねぇ!
オレは、オレは…飾り物じゃねぇんだっ!」
ヒロインは激怒して、気絶している
ガードマンを殴り続ける。
>All
何が起こってるのか理解出来ないのですが...お嬢様、とは一体...アハハ
(とりあえず銃弾を受け倒れているガードマンの足を切りつけながら、呆然と目の前の出来事を見渡す。呻き声は、太ももからどんどん広がっていく血とともに大きくなっていく)
エ、エレンさん!(錯乱状態の彼女に呼び掛けてみるが)
>ALL
「…お前は黙ってろッ!…これは、
オレの問題なんだ!」
ヒロインは、叫ぶ。
顔に返り血が飛んでも、なおも殴り続ける。
「……休憩はいかがですかぁ?うちの
毒舌ヒロイン・エレン様っ!」
ピエロはヒロインの首に手刀を叩き込む。
「…っ、ぐ…」
ヒロインはその場に倒れ込む。
のも束の間。
「……おし、お前ら合格!」
ヒロインはにこりと笑う。
「………優秀な奴らって報告しといてやる」
ピエロもまた、少し笑う。
「エレンちゃん、本気でやり過ぎよ」
ガードマンの一人が鬘を外す。
そこには相変わらず長い金髪の副団長が居た。
「年寄りには中々キツいものだな」
もう一人も鬘を外せば、そこには
マジシャンがいた。
「この屋敷はオレの家。親父はとっくに
死んでるし、試験会場として使ってんだ」
ヒロインはけらけら笑う。
>ALL
「いやー、文句なしで合格!」
団長までひょっこりと顔を覗かせる。
その後ろからはラドゥが恐る恐る覗いている。
「明日から公演出てもらうから、準備してね」
団長はにこりと笑うと副団長を連れて
帰っていった。
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