零れそうな月*〆

千隼くん……一週間近く待たせてしまってごめんなさい！( リビングの扉を開けて中へ入ると真っ先に謝罪して　)体調を崩してしまって、治るまでお返事ができなくてごめんなさい……今はもうだいぶ良くなったから！


えっと、何処から再開する？ 前回の続きのまったりと公園デートでも私は嬉しいので！

…よかった、帰ってきてくれたんだな。ありがとう。( 本を読み耽っていたが相手の声に顔を上げ、思わず相手を抱き締めると頬を緩め　)
この暑さだと体調も崩すのはわかる。……無理するなよ。(　相手を労るように頭をぽんぽんと叩き　)


じゃあ、公園デートの続きにしないか？(　暫し思案すると首を傾げ　)家からスタートしよう。俺はこのまま、リビングで待ってるから、結佳は着替えてくれ。

千隼くん、いつも遅れてごめんね！( しゅんとしながら謝って　)毎日暑いから千隼くんも熱中症には気をつけてね！という事で、ソルティライチの飲み物を用意してみたよ！( 熱中症対策として塩分入りのペットボトルドリンクを用意して　)


お待たせ?！( 着替えるべく部屋へと向かうとなるべく早く戻ってきては、お弁当が入ったランチバッグを軽く掲げて見せて　)急いでお弁当も作ったから、公園に着いたら早速食べよう？

気にするな。( 頭を軽くぽんと叩き　)準備がいいな。ありがとう。結佳も熱中症には気を付けろ。( ふ、と一瞬穏やかな表情を見せ　)


……さすが結佳だな。服も似合ってる。( 相手の服装を見て目を細め　)ああ、そうだな。楽しみにしとく。何にしたんだ？中身は。(　そっと手を取りながら玄関へ　)

毎日暑いから服装から涼しげにしてみたの！さすが、千隼くん！(　服装についてほめられると恥ずかしいが嬉しそうに微笑んで　)中身はね……秘密だよ？食べてからのお楽しみ！(　暑さをしのぐために日傘さしながら手は繋ぎつつ公園まで歩き出して。中身については秘密だと謎めいて魅せ　)

服のことはよくわからないが、夏らしい服はいいな。…結佳の浴衣姿も楽しみだ。(　相手の服装に感心し頷き　)秘密…更に気になるな。…日傘なら持とうか？(　ランチバッグに視線を向けながら中身は何かと顎に手を当てて考え込むが、相手の差した日傘に気付くと背の高い自分が持った方がいいかもしれないと気遣うように問いかけ　)

いいの？ 日傘持ってもらえたらすごく助かる！(　嬉しげに日傘の取手部分を近付けて　)秘密の方が食べる時、楽しみでしょう？(　お弁当の中身を思い出しながら言葉紡いで　)和食もね、ご挨拶に行く時までに上手くなるように頑張って作ってみたの！

ああ。それにしても日差しが眩しいな…(　頷くと日傘の取っ手を持ち、照りつける太陽に手を翳し　)そうだな……予想だけしておく。ウインナーとグラタンとハンバーグと……(　定番のお弁当のおかずを思い浮かべると、楽しげに指折り数え　)頑張っているんだな。和食、楽しみにしている。(　頬を緩めると公園へ入り　)

暑いから日陰、日陰は……あ。あそこのベンチ日陰だ！ あのベンチにする？(　公園内に入ると日陰を探し始めて。丁度日陰になっているベンチを発見するとどうするか尋ねて　)もうすぐお盆だね。千隼くんはお盆の予定はどんな感じ？私は15日はお休みだよ。他は仕事だけど……。(　ベンチに腰掛けるとお盆の予定を話し出して　)

そうだな。日陰が気持ちよさそうだ……行こう。(　相手の示したベンチへ視線を走らせると頷き　)


15日は俺も休みだな。ただ、休みでも家の用事があってな。ゆっくりペースになるかもしれないが、もしタイミング合えば話せると嬉しい。無理しなくて構わないし、俺はのんびり待っているからな。(　日傘を閉じて隣に座ると相手へ視線を向け　)…もしタイミング合えば、挨拶に行こう。実家に。

私の方こそ、いつも千隼くんを待たせてしまっているからゆっくりで大丈夫だよ！ 15日は私もまったりと待っているね？(　隣へ座ると間のスペースにランチボックスを開き、準備しつつ言葉紡いで　)……千隼くんのご実家へ挨拶に行きたい。結婚のご挨拶に行くわけではないのに、今からちょっと緊張しちゃって。……ごめんね。今日、時間があったらお土産買いに行く？

ありがとう。もう少し結佳と話したいって思ってたから、嬉しい。待つのは嫌じゃないんだが。(　頷きながら穏やかな表情で見つめ　)……緊張、か。大丈夫。俺が隣にいる。結佳なら大丈夫。(　相手を安心させようと優しく頭を撫で柔らかな声で言葉を紡ぎ　)…すまない、寝てしまっていたようだ。お土産はまたタイミング合わないと難しいだろうか？

千隼くんが隣にいてくれたら心強いからありがとう！(　挨拶へ行ったらずっと緊張していると思っていたので、気遣いに嬉しそうに笑って　)お土産はいつでも大丈夫だから千隼くんの都合に合わせるね！

……そうか。(　嬉しそうに微笑みながら感謝を告げられ、こちらも嬉しくなりそっと相手の頭を優しく撫でて　)わかった。15日時間合えば買いに行こう。(　ランチボックスへ視線をやり　)お腹空いたな、食べるか？昼食。

ありがとう！15日楽しみだなぁ。(　15日の予定が決まると嬉しそうにさらに機嫌よくなり、ランチボックスのふたを開けて　)はい、どうぞ！千隼くんたくさん食べてね！

そうだな。15日はたくさん話せたらいい。(　ランチボックスの中身を覗くとサンドイッチを手に取り、頬張り　)……おいしい。( 頬を緩めながら相手の顔を見て )

美味しい？良かった！ 千隼くんの好きなおかずをたくさん作ったから！( おにぎりもあり、一つおにぎりを取って一口食べると鮭で )あ！おにぎりもあるからたくさん食べてね？( 食べながらふと、何かを思ったのかそのまま疑問を言葉にして )あのね、千隼くんは御両親に私の事を話したことある？

ありがとう。おにぎりも…たくさん作ったんだな。大変じゃなかったか？(　おにぎりを見つめて瞬きを繰り返しつつ、気遣うように視線をちらりと向けて頭をぽんと叩き　)ああ、話した。明るくて気立てのいい人だと話したら、俺とタイプが真逆だと驚かれたな。(　少し考えると苦笑を浮かべて　)結佳は俺のこと、両親には話したか？

料理は好きだから、大変ではないよ！愛しい人の喜んだ顔が見られたら、それだけで作った甲斐があるから！(　おにぎりを食べえてから話すと公園の景色を眺めて　)食事を終えて、少し休憩してからお土産買いに行く？

そうか。ありがとう。(　目を細め嬉しそうに頬を緩め　)そうだな。買いに行こう。デパートならたくさん種類あるし、歩いて行ける距離だ。……結佳、膝を貸してくれないか？少し、眠い。(　相手との時間はまったりとして落ち着くのか、眠そうにしつつ膝枕を頼み　)