案内人 2018-11-24 14:43:16 |
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> サヴァン
__本気にした。…私、サヴァンの事怖くないよ。
( 口元に添えた手は食べられる事が無かったしまるで鎖のように扱われていた髪の毛も解放してもらえた。されど逃れる事は出来ない。まるで動きを封じるかのように両頬へと宛てがわれた手を怖いと感じるよりも先にそこから伝わる気がする温もりに不思議と心拍が治まるのを感じ。されどそれも一瞬。低い低い、まるで何か洗脳でもされてしまいそうな声が耳から脳へと響く中で再び僅かな恐怖が顔を覗かせれば一先ずの強がりを。と、僅かに視線を下げた先、今まで口元を覆っていた真っ黒な靄が薄くなっているではないか。初めて見た相手の一部にゴクリと唾を飲むも結局口を付いて出る言葉は「痛いのは嫌だな」なんていう何処かズレたもので。はてさて、恐怖の中であっても消える事のない好奇心は身を滅ぼしかねない。唇の隙間から覗く銀歯を確認するや否や、まるで操られでもしているかのようにあろう事か自分から顔を近付け。触れるだけの口付けに成功したならば「キスで顔戻るかな。美女と野獣みたいな感じ」なんて戯言を言ってのけるであろう )
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