夜行列車｛étoile｝無登録/雑談/出逢い/指定

＞ サヴァン

( 部屋に備え付けられている姿見の前、シャットに気前よく貰った薄桃色のドレスに身を包みガラスの靴を履き、いつもはだらんと下ろしっぱなしの髪も今日はハーフアップに。おまけにピンクのマニキュアまでもを爪先に丁寧に塗るもそのどれもが矢張りあの日の半分以下の出来であろう。それでも頑張った方だとヤケに甘い自己採点の元、ツカツカと靴を鳴らしながら廊下を進む事数分、今まで何とない気まずさを勝手に感じながら訪れる事のなかった車掌室の前まで来れば一度深い深呼吸をして。「＿＿相変わらず充満してるね、煙」扉に手を掛けてまあまあの勢いで以て開け放てば第一声はそれ。煙草を吸っていようが吸っていまいが取り敢えず何かは言わなくちゃ、と言う気持ちの表れで )


( ／ だ、大丈夫ですか！？寒さはまだまだ続く中もうすぐクリスマス、お正月と控えていますのでどうぞゆっくりと休んで下さいね…！！ )