✿ 常世からの呼び声 (創作/指名制)

✿ 常世からの呼び声 (創作/指名制)

✿ 主  2018-11-05 05:29:18 
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随分と長い間、貴方は石階段を登ってきた。

その場所に見覚えはないだろう。
左右は鬱蒼と茂る木々に挟まれて、暮れなずむ陽は貴方を朱く照らし続けている。石階段の終わりには随分と古びた鳥居が一つ、その先が神社であると推測するのは難しくない。けれど貴方がそれを認識できるかは、別だ。

思考も感覚も朧げな貴方に分かるのは一つだけ。
呼ばれている。
呼ばれているから、石階段を登っているのだ。

一段、貴方は足を踏み出す。
一段、着実に一歩ずつ。
一段、足取りは不確かに。

そうして終わりが見えてきた。
後一歩、その石階段に足を載せれば鳥居の向こう側を見ることができる。鳥居の向こう側にいる、貴方を呼ぶ何者かがそこに居る。

一段、貴方は最期を迎える──筈だった。


>幸運にも誰かが貴方の手を掴む。そしてもう片方の手で、しぃ、と口元に人差し指を当て、貴方を石階段の下へと誘った。



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  • No.21 by 御子神 苑  2018-11-08 15:47:27 


>19黒縄

(迷惑をかけられている、と言われれば萎縮するのが常であろう。だが言葉の意味合いをよくよく吟味すれば見えてくるその裏の意図は口数少ない彼の人柄の柔い部分に触れたようで「そうですか__いいえ、今のお言葉には貴方の優しさを感じたものですから」ふ、と面の下表情が崩れ。どうやら懸念すべき点を外してはいなかったようだ、初対面の人間なぞ見捨てるも自由であろうに救いの手を差し伸べる理由とは。単なる脅しにはならない肯定は確かに被食者としての警戒と恐怖を煽り寒空の下身を縮めるのと同じ仕草にて「それは大変恐ろしいお話ですね」の端的な反応のみが口から出て。事実初めてだが何処か懐かしい平屋の中で面を外しそれを丁重に拭き「此処は空き家でしょうか。嗚呼そうです、貴方を何と呼べば良いですかご親切な方」木目や襖が味わい深い風情があり親しんだ父方の実家に遊びに行った幼少期を彷彿とさせる趣はかえって賑やかな場所よりも安心感が増していて。名を尋ねたからには自らも差し出さねば_というタイミングで次に詰まりそろりと髪抑え言い難そうに「僕にも名乗るべき名前があるのは間違いないのですが、どうやら失念してしまったようなのです」鈍痛が響き双眸閉じ。)

(/お知らせについて承知致しました!小噺もありがとうございます、常世のイメージが明確になると共に小噺そのものを楽しみにしております。また次回をお待ちしております!※返信不要です)

  • No.22 by ✿ 主  2018-11-09 16:11:05 



黒縄 ▷ >21:苑

(貴方が中へ入ると共に烏天狗も中へ。カラカラと音を立てて玄関を閉じ、平屋の中は一瞬だけ静寂に包まれる。貴方が面を外すのを見ながら「それはお前が持っていろ。此処は俺が寝床として使っている。他にも使っている奴がいるが、……今は出払っているようだな。」と。此処は烏天狗の言う通り、彼が正真正銘寝る為だけに使っている場所であり、人間の家と比べて生活感は乏しく感じるだろう。同居人と呼んで良いものか、時たま中ですれ違う妖もいるが、この静けさを見るに本日は運の良いことに外へ出ているらしい。最も此処に住む妖達はこの烏天狗と同じく常世の中では変化を嫌う変わり者だらけ、人間である貴方に態々関わろうという者が居ないからこそ、貴方を此処に連れてきた。「黒縄と呼ばれている。好きに呼べ。」そうあっさりと貴方へ名を明け渡すと物知り顔で玄関からすぐ近くの襖を開きながら、貴方が名を思い出せず髪を抑えるのを見て嗚呼と合点がいったような声を上げ「そう珍しくもない事だ、此処へ来る人間は大抵が記憶を失うらしい。その中に名が解るものはないのか?」すっと貴方の持つ鞄を指差して。)


  • No.23 by 御子神 苑  2018-11-10 08:20:00 


>22黒縄

(持ち主に返すべき所を所持するようにとの令が下り、恭しく面を胸に抱き「では暫しの間お借りします」面と彼への敬意を込め軽く膝曲げ礼の代わりとして。妖と人間は呼ぶ存在で溢れる時間帯もあるのか。それはそれで実に興味深いようでいてまた恐ろしい。いや怖いもの見たさという好奇心も刺激されるのだが。「此処へ連れて来て頂いただけでは恩へ何も返せません。何かお役に立てませんか?」外出出来なくともせめて長屋の中を清掃する等の見返りを提示したい一心で眉困らせ見詰め。名は体を表すというが黒づくしの容姿に確かに相応しい、親しげに呼ぶには早過ぎると判断の上今は敬称付けで呼ぶ事に決め。肩から下げていた鞄に今更気付いたかのような声を小さく上げ中身を見れば写真付きの身分証を発見「これは…間違いなく僕だと思います。御子神苑、黒縄さん僕は苑という名でした」名前を思い出すのは酷い安心感と精神的な疲労感を同時にもたらしその場で崩れるようにして年季の入った畳の上へよろりと座り。)

  • No.24 by 桐生 吉良  2018-11-10 22:07:48 



名前: 桐生 吉良(きりゅう きら)
性別: 女
年齢: 21歳

性格: 猫のような自由気ままなマイペース/掴み所がない無意識な天然/おっちょこちょい/基本素直だが、恥ずかしがり屋の為たまにツンあり/好奇心旺盛で興味が出ると行動力が前のめり/

容姿: ココアブラウン色の背中あたりまでのロングヘアでゆるくローポニやサイド三つ編み/前髪は双眼にかからないように右流し/ぱっちり二重に見える奥二重でややタレ目/雰囲気は可愛い部類に入るかと/ナチュラルメイクでどちらかと言えば白肌/白Tシャツワンピースにデニムパンツ/白スニーカー

持ち物:ミニメッセンジャーバック(ターコイズ)/免許証/がま口の長財布(キャメル)/スマホ/充電器/化粧ポーチ/ハンドクリーム/メモ帳/家、車の鍵/ハンカチとティッシュ/イヤフォン

備考:一人称「ウチ」「吉良」二人称「あなた」「きみ」変わることがが多々ある。両親3人家族。甘いものが好き。関西弁や京都弁に憧れありたまに使う。名前が男っぽい名で名だけ聞くと性別を間違えられる。料理は創作料理で大雑把、はっきり言って破壊的。ホラー、などの怖いものは苦手。恋に関しては疎い方。短大卒で社会人一年生、保育士一年生。一年生のために、色々と学ぶことが職場とマンションを行ったり来たりが多い日々。

指名: 銀狐(ぎんこ)さん

ロルテ:

ちょ、!!
( いつもと同じ時間に、いつもの行動をいつも通り過ごす毎日だが、今日はたまたま、余裕が出来て色んなものに興味が出てしまい、ふらふらと街へ。ウィンドウショッピングをしながら一体のマネキンが着ていたワンピースに目が奪われていると誰かに自分の名を呼ばれた気がした。聞き覚えがない、初めて聞く声。一人だったため、自分と話している人はおらず、何より自分の名を呼び止める人はこの時間にはいないはず。不思議に思いながらもその声の主が気になりあたりを見渡しながら探し始め。声は耳元で聞こえたり、遠ざかったりの繰り返しで余計に気になり心が変にざわつく。虫の知らせ、それとも____。意識はぼんやりで気付いた時は土地勘はない場所まで来ており、惹き寄せられるように何処まででも続きそうな長い、長い石階段を一段、また一段とゆっくりと登っていた。後もう少しで頂上というところで、誰かに手を掴まれ短く反応して。訳もわからず、手を引かれせっかく登ってきた階段を足元を気にしながら降りていくも眉はだんだん寄ってきて。)
ねぇ、何処、行くの?



好きな花:桜、秋桜、チューリップ、ひまわり

(/>7の者です。丁寧に答えていただきありがとうございました。小噺を拝見しました。常世のイメージが掴めて参考になりました。まだ小噺があるのであれば楽しみにしています。平凡な人生を歩んできたCです。相性の問題がありましたら躊躇せずに伝えて頂ければ幸いです。日々ロルは勉強中で申し訳ないのですが拙いロルですが、長文を読むのはとても好きです。結末としては(3)エンドの方向で進めていけたらと思うのですが、(1)、(2)も気になっています。優柔不断な部分が出てしまっているようです。よろしくお願いします。)




  • No.25 by 桐生 吉良  2018-11-10 22:12:16 



(/すみません。提供C様の漢字を間違えてしまいました。
指名は銀弧(ぎんこ)さんでお願いします。)

  • No.26 by ✿ 主  2018-11-10 23:43:34 



▷ >21:苑背後様

(/此方、描写と共に送ったつもりになってしまっていたようです……!
小噺を楽しみにしていただけているという事、とても励みになります。後出しの設定ということもあり、どう取られるかと少し不安に思っておりましたところのお優しい言葉に非常に心温まりました。他にもいくつか小噺を用意しておりますので、小出しにはなりますが見ていただければ幸いです。
それから、お知らせしていた通り新規様の対応を先に取らせていただきますのでお返事が遅れてしまうのをご了承くださいませ。此方には返信不要です。)


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▷ >24-25:吉良背後様

(/PFの提出有難うございます。素敵な娘様で今すぐにでもお迎えに向かいたい気持ちは山々なのですが……規約の確認が不足しているように見受けられます。個人的な感覚で大変申し訳ないのですが、相性に関しての不安も少々感じておりますので、今回はお断りをさせてくださいませ。興味を持っていただいた事、沢山ご質問をしていただいた事、小噺にも興味を持っていただけた事、本当に嬉しかったです。色好いお返事を出すことができず申し訳ありません。)


  • No.27 by 有馬 続   2018-11-11 08:37:39 



名前: 有馬 続 ( ありま つづき )
性別: 男
年齢: 16
性格: 少々人より愛想が悪い程度の平々凡々な普通の少年。比較的真面目かつ責任感の強い性分で、困っている人を放っておけないお人好し。しかし要領が悪く情に絆されやすい為、何かと面倒事や苦労を背負い込みやすい。弱味を人に晒すことを嫌い、気丈に振舞っては繊細で脆い心を隠し一人で抱え込みがち。
容姿: 墨を垂らしたような黒髪を短く切り揃えており、襟足も項に多少かかる程度。まだまだ幼さの残る成長途中の顔立ちだが、つり目がちな焦げ茶の瞳は少し取っ付き難い印象を与える。身長は165cmと小柄ながらも程良く筋肉のついた健康的な体格。服装は学校指定のアイロンのかかった白いカッターシャツに黒のスラックス、学ランに身を包む。
持ち物:学生証、教科書、ノート、筆箱、財布を学生鞄にて纏めて所持。
備考:母と中学生の弟の三人家族。幼い頃に父を事故で亡くし、病弱な母に代わりバイトを掛け持ち家計を支える苦学生。学校帰りにそのままバイト先へと向かおうとしていた折、いつもの道を歩む最中に忽然と現れた石階段を見付けたのが事の発端。好きな花は麝香撫子。
指名: 葛籠
ロルテ:(まるで何かに誘われるように自然動きだした足は、もはや自身の一部ではなくなってしまったかのような錯覚を己にもたらせる。しかし、夢現の狭間を揺蕩うが如く、ふわふわとした曖昧な意識の中ではそんな奇怪な感覚を怪訝するだけの思考も持てずに。幾度も通った覚えのある慣れ親しんだ道のような気がするのに、その道中に忽然と佇んでいたにしてはまるで見覚えのない石階段を盲目に登る最中、薄ぼんやりと霞がかった頭が不意に強い揺さぶりを受けて。がくん、と階段上へと向かう体が唐突につんのめり、その刺激に僅かに我を取り戻し顔だけで振り返れば、己の空手を下から握り締める小さなそれを見つけ。「だ……、誰だ。お前…」未だ頭には不明瞭な何かに囚われた残滓が色濃く残るが故に正確な現状の把握までは至らないものの、この場の異質の雰囲気は肌と本能で感じられる。突如現れた幼げな少女へ惑うような言葉を投げ掛けるも、淡く薄桃に色付く口元にてまっすぐ立てられた人差し指に口を閉ざすと、半ば呆然と導かれるまま後ろに追従して。)


(/初めまして。妖ものの不思議な世界観に心惹かれ、この度pfを提出させて頂きました。もし不備や相性等問題なければ、お相手をお願い致します…!希望する展開につきましては、基本的に(1)を目指す心積りではおりますが、(2)や(4)も大歓迎です。ご検討の程、宜しくお願い致します。)

 

  • No.28 by ✿ 主  2018-11-11 11:18:42 



黒縄 ▷ >23:苑

(ふむ、と考え込む様子で顎を摩る。それはてっきり喚いたり騒いだりすると思っていたものだから、聞き分けの良い貴方をどう扱っていいものかと考えあぐねているからで。人間である貴方が役に立てる事といえば早急に現世へ帰ってもらうということがまず1つ。しかしながら貴方を帰す方法にこの烏天狗はとんと見当がつかない以上、暫く生活を共にすることになるだろう「……そうだな、好きにするといい。足りない物は用意しよう。」何もするなといって貴方を閉じ込めておくことは簡単だが、そうすることで互いに禍根を残すのは本望ではない。烏天狗の人間への嫌悪感は、人間は常世を荒らす存在であるからに他ならず、大人しい貴方への心象はいくらか和らいでいるようで。畳へ座り込む貴方を一瞥。押入れを開き布団を引っ張り出すと、家具も何もない四畳半程のその部屋に敷きながら「そうか。」と相槌を1つ。苑という貴方の名前は確りと覚えたけれど、烏天狗は必要な時以外呼ぶ気は無いらしい。部屋に敷いたそれを指しながら「夜だ、寝ろ。」と不躾に。部屋の中へ入り込む光は橙色を伴って、まだ夜というには早い時間であると感じられるだろう。或いは、もうすぐ夜になるからという意味に取ることもできるかもしれない。「朝になれば外へ出る。休んでおけ。」真実この常世において今の時間は夜であり特に気性の荒い妖の闊歩している時間、朝ならば人間の貴方でも外を歩きやすい時間になる。朝になれば貴方を伴って、貴方の生活に必要な物を揃えに行く──というつもりらしい。しかしながらその言葉の真意を推察する前に貴方には睡魔が襲いかかるだろう。名前という大切なものを思い出したのも然り、長い長い石階段を上ってきていた貴方が疲れていないはずがないのだから。)


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

葛籠 ▷ >27:続

(石階段も半ばまで降りてくると、貴方の手を引いていた少女はにっこり笑顔でくるりと振り返り「葛籠はねぇ、葛籠だよ!お兄さんは?」言いたくて仕方がなかった、まるでそんな風な様子で。先程までの沈黙は何処にもなく、少女は見た目相応な無邪気さを携えている。この場の異質さを感じとる貴方にとっては、この無害そうな少女こそ異質に写るかもしれない。「あ。」と短く声を上げ見上げた視線の先は終ぞ貴方が潜り抜けることのなかった鳥居、「此処じゃまだ起こしちゃうかも。ね、とりあえず降りよう?」声を潜めてひそひそと貴方に内緒話をするようにそういうと、掴んだ手をぐいぐいと有無を言わさぬ力強さで引っ張って下へ下へ。あっという間に一番下まで辿り着けば、其処は現実感からは程遠い古めかしい街の一角、じろり、じろりと貴方を見つめる視線が多数。視線の主たちは人としては不自然な姿形をしていて、此処が貴方の知っている普通と懸け離れた場所であることは想像に難くない。「こっち!」そんな視線を向ける何者か達をまるで気にしていない様子で再び少女は貴方を何処かへ誘おうとしているようで。)


(/ようこそおいで下さいました。PF確認させていただきましたが、不備は見当たりませんので早速葛籠でお迎えに上がりました……!
希望する展開についても了承致しました。葛籠が相手ということで⑴或いは⑵を目指す場合、展開によっては少々困難な部分が出てくるかもしれませんので、途中他の提供との交流を挟むことを此方からお勧めすることもあるかもしれませんが、その点についてご了承頂けると幸いです。勿論、それを抜きにしても指名の変更は可能ですので何かあればご遠慮なくお申し付けください……!
当トピはリセット等有りませんので、背後様のご都合が付くときにごゆるりとお返事いただければと思います。それではお相手宜しくお願い致します!)


  • No.29 by 有馬 続   2018-11-11 13:31:51 



>28 葛籠

え……僕、は…――っ、?

(黙々と見知らぬ少女の後に続き石階段を降りていけば、不意に振り返り花咲く満面の笑みを目の当たりにして。この何処か浮世離れしたような異様さを湛える場には些か不釣り合いな邪気のない少女の問い掛けに困惑を強めつつも、悪戯に逆らう理由もなく反射的に口を開き。だが、常であれば滞りなく滑り出す筈の、至極当然の回答は一向に己の口から発されることはなく。…思い、出せない。思わず彼女に引かれる方とは逆の手で口元を軽く覆い、受け入れ難い致命的な記憶の欠如に呆然と目を丸くする。しかしながら、そんな衝撃は所詮ほんの序の口であったということを、理解の及ばぬ言葉を吐く少女に続き階段を降り切った先の光景にて知ることとなり。見た事も無い古めかしい街並み、此方を見つめる異形の瞳の数々にびくりと肩を跳ねさせ、「ちょっ、ちょっと待て!…何が…何がどうなってるんだ。此処は…、お前は一体何なんだ…?」いくら稚気に富む毒気皆無の見目振る舞いとはいえ、この異質極まる場においてそれは返って奇怪に映る。不審を覚えては僅かに眉根を寄せ、さすが動揺を露わに己を何処かへ導かんとする手を押し留めて。)


(/PFの確認と参加の御許可をありがとうございます!展開や指名の変更諸々につきましても、承知致しました。こちらこそ、愚息共々宜しくお願い致します…!)

  • No.30 by 御子神 苑  2018-11-11 13:57:17 


>28黒縄

(石段を登りに登る前の記憶が白紙に戻された今、己が人間であり異界に迷い込み且つ烏天狗に救われた事実以外のプロローグをなんと認識するべきかさえ曖昧で。その意味する所を行く行くは定義可能であるかどうか考える余力は無い「ではこの部屋や空き部屋を清掃させて下さい。何もしないという暇こそが無意味な気がしますから」身体が覚えた事は現時点でも自然に呼び起こせる、劇団でも実家でさえもなにかと雑用を受け持ってきたのだから。四畳半という見事な正方形が狭き空間に美しい調和を添えているようだ。其処に布団あればより狭くはなるのだが狭さこそしっくりと馴染むらしい、有り難く布団の世話になるとして頭を下げ「何から何までありがとうございます。お言葉に甘えましょう、大変疲れました」既に全身から活力を奪われ代わりに手に入れたのは安眠の時間。素直な言葉にて疲労していると認め掛布団を捲り両脚を差し入れ座ったままの姿勢になれば伸ばした髪を手櫛にて梳き「明日の朝もどうぞ宜しくお願いします、黒縄さん。嘸かしお疲れでしょう貴方もお休み下さい。楽しみにしています」寝顔を見せるのは失礼に相当するとの考えから退室と休息を促し軽く微笑みかけ。面は丁重に枕横へ置き再び頭下げ「お休みなさい」の挨拶を最後にその日の夜と呼ぶべき静寂の闇に身体横たえ。)

  • No.31 by 江國 繭  2018-11-11 15:24:35 




名前: 江國 繭 (エグニ マユ)
性別: 女
年齢: 16
性格: 頭が緩い、と形容されることが多々ある。思春期にもなると自然に培われる悪意は薄く、子供のような無邪気さと素直さが保たれている。損得勘定で動くというよりは、彼女の気分によることが多い。しかし物事の分別がつかないわけではなく、幼子のそのままな性格ではない。
容姿: 肩が隠れる程度まで伸ばした茶雑じりの黒髪を、耳下でルーズに二つ縛り。緩く内に巻いた前髪のすぐ下には、二重のアーモンド型の瞳。蚕の繭のように白い肌は木目細かく、全体的に幼げながらも整った顔立ち。学校指定のセーラー服を着用しており、胸元には朱色のリボンが結ばれている。皺のないプリーツスカートは膝が見える程度の丈で、薄手の黒いタイツに茶色のローファー。学生らしい茶色のセカンドバッグをリュックのように両肩に掛けている。
持ち物:学生証、スマホ、ペンポーチ、手鏡、小銭入れ、お菓子の入ったポーチ
備考:一人称は私、繭。感受性が豊かで幼い頃から日常の一部として霊が見える。年齢にやや不相応な娘を親は年が経つにつれ心配が増し、カウンセリングに通わされていた時期もあった。幼少の頃から故か、危機管理能力が乏しい。見たこともない石段に興味を惹かれ、足を運んだのもそのせい。好きな花は藤。
指名: 黒縄
ロルテ:
(―――繭、と。声が、聞こえた。呼ばれたからという単調な理由で、昨日はなかった筈の石階段に足を掛けた。何も考えず、何も見ず。ただただ終わらない階段へと目を落とす。「だれ?」「どこにいるの?」大きく声を出したつもりだったが、茂る木々の騒めきに呑み込まれたのか、はたまた本当は小さな声だったのか、呼びかけは茜色の空に溶けた。傾いた日はいつもなら帰路に着くことを勧めてくるのに、不思議と今日は何も言わない。お腹が空いたのに、お腹は帰りたいと喚き出さない。その思考が過らないのは、一段足を掛けるごとに、すっと心が軽くなるから。そういえば、帰るって言っても、何処に帰るんだっけ。一段。帰ったら、誰が待ってるんだっけ。一段。私の名前、なんだっけ?一段。夢の中で夢と自覚するような、ふわふわした倒錯感。覆い隠すように生えた木を揺らす風が頬を掠めた瞬間、燃えるような夕日が真っ直ぐに瞳を貫き、いつの間にか目前に迫る最後の一段が目に入る。この夢心地も終わり。そう自覚し躊躇う隙を突き、彼女の細い手首を誰かが、確かに握る。反射的に振り向く。)だれ?(今度は、溶けなかった。)



(/お初にお目にかかります、とっても素敵な設定と黒縄くんがドストライクだったのでpfをざっと書かせて頂きました…!
しっかりと規約を読んだつもりですが、どこか抜けていたら申し訳ございません。不備等あればお手数ですがご指摘下さると大変ありがたいです。
結末としては、2、3、4が気になっている現状です!やや癖が強いキャラなのですが、是非宜しくお願い致します…!)


  • No.32 by 篁ふみ  2018-11-11 18:14:22 




名前: 篁ふみ( タカムラ - )
性別: 女
年齢: 十七

性格: 傍からの評価と云えば、やれ愛嬌がないだのやれ無愛想だの、お世辞にも良いとは云えない印象やイメージばかりである様子。クールだ、という評価も疎らに聞いて取れるものの、実際は真逆と言っても過言ではない。口を開けば方言とさながら機関銃の様な口数の多さが露呈する他、存外素直であり喜怒哀楽と感情の起伏は激しい方。悪態も憎まれ口も大いに叩くが、情や優しさだけは絶対に忘れない。
容姿: 黒檀の色をした腰まである長く癖のない髪と目上の前髪は、綺麗に切り揃えられ、所謂ぱっつんと形容するもの。大抵おろしている事が殆どだが、ハーフアップをする時もある。眥がほんの僅かに吊った二重瞼の双眸は、髪よりも黒々とした黒曜石の様な虹彩を湛えており、血色の悪さを疑わせる極端に白い肌と見事に対照的になっている。何処か大人びたかんばせをしているものの、所々に未だあどけなさの残滓が見て取れる。身長は163糎、細い体躯が身に纏うものは紺地に白いスカーフの一般的なセーラー服。白いハイソックスと黒いローファー、別段何の特徴も見当たらない普通の出で立ち。
持ち物: 学生証とハンカチを持っている他、何も持っておらず手ぶらの状態。
備考: 一人称は私、二人称は貴方。京都生まれである為京言葉を使う。しかし将来的に標準語も使えた方が良いと考え、標準語も一通りには使う事が可能。どちらも一度に使う事もある。感情が昂ったり興奮したりした際は特に方言が出やすい。家族構成は母と彼女のみであり、父親は幼い頃に病で他界。それ以来母は朝から晩まで働き詰めで体調も芳しくなく、彼女自身も学校でいじめとまでは行かない微妙な嫌がらせ等を受けており、精神的に追い詰められている。或る日何時もの如く無視等の嫌がらせを受け帰宅するも、当然母は不在。何を考えるでもなくぼう、と外に出てふらりと彷徨っていると初めて目に付いた石段に、気が付いたら足をかけていた。好きな花は曼珠沙華。
指名: 銀弧さん

ロルテ:

( 夕暮れ時、黄昏時、誰彼時、否すべて違う。逢魔が時だ。朱にじわりと染まっていく石階段を登る傍ら、ぼんやりとした頭でいつか何処かで耳に入れた事のある単語を反芻する。幾度となく自らの名前を呼ばれる中、夢か現かの境界の縁を歩いている様な、奇異な感覚に浸っている間にも足取りは確りと上へ上へと目指している。既に伽藍堂になってしまった記憶の匣にも全く気づかないまま只管無心に、生彩を欠いた雰囲気で誘われるまま橙の石階段をすずろに登り、軈て遂にあと一段とまで迫ったその時、不意に手を掴まれた。途端視界が明瞭になり、今まで青々と茂る草木と朱の石階段を映していた水晶体が、後方を振り向くやいなや美しい銀をその眼に映す。なんて幻想的で神秘的なのだろう、と在り来りな感想を思い浮かべた刹那、手を掴んだ眼前の彼がぐいと引っ張り緩やかに下へ下へと階段を下っていく。次第に鮮明になり始めた意識下で、今まで登ってきた徒労に反抗したい気持ちも抱えつつ、誰かも分からない見知らぬ人物の後姿をじいと見詰めて。 )
────…貴方は、だれ?



( /初めまして、主様。和風な美しい世界観に惹かれまして、今まで参加しようか迷っていたのですが勇気を振り絞ってこうしてPFを提出させて頂きました。不備や萎え、問題点等何かしら御座いましたらお申し付け下さいませ…!もし相性等も含め問題がないようでしたら、是非ともお相手をお願い致します。希望する展開は全て興味があるのですが、2と3が一際気になっている状態です…!お手隙の際にでも、ご検討の程宜しく御願い致します。 )



  • No.33 by 倉留 鮮  2018-11-11 18:51:15 



名前:倉留 鮮(くらどめ あらた)
性別:男
年齢:三十歳

性格:日頃はっきりとした物言いをするくせに、変なところで主張しなかったり言い淀んだりするアンバランスな性格。素直クールという正反対な要素を無自覚に両立させていて、天然なんだかただの毒舌なんだかとしばしば周囲を困惑させる。しかし礼儀を欠いているわけではなく、目上の相手はきちんと敬う。口が悪い自覚があり、ボロを出さないよう口数を減らしている間は整った容姿のおかげで“儚い”なんてイメージを抱かれることも多々。

容姿:根元から丁寧に染め上げられた金髪。長すぎず短すぎず平凡に切り揃えられ、派手な髪色以外は遊び心のないヘアスタイル。髪質は硬めで、前髪は視界を阻まないギリギリの長さ。二重瞼の瞳は色素が薄く、若干吊り上がり気味だがぱっちりと大きい。極端に薄くしたり細くしたり、また角度を付けたりしないよう整えられた優しい眉のおかげか、年齢よりもいくらか若い印象を与える。その上小さな頭に白い肌、筋の通った高い鼻と、非常に洗練された顔つき。筋肉は最低限の細身な体躯をしており、身長は百六十七cmとやや小柄ながらも姿勢が良い。白い長袖のワイシャツに濃いネイビーのジーンズ、足元はブラウンの革靴。小物の類は一切なし。

持ち物:胸ポケットに入っていた病院の診察券一枚のみ。カードにはフルネーム、フリガナ、年齢が手書きで記されており、「男・女」という簡素な項目の左側を○で囲ってあるだけと情報量が少ない。他には病院名、電話番号、診療時間、来院時の注意などが印刷されているが、いずれも地名やかかりつけの科を特定するには至らない。

備考:俳優界のホープ。外見が儚く美しいことから、事務所の方針で二十五歳という偽りの年齢と名前以外の一切を公表せずに活動していた。が、役に入り込みすぎるせいでしばしば私生活に支障をきたし、周囲の強い勧めにより精神科への通院経験がある。そのことを知る仕事仲間からは腫れ物扱いされていたが、自身は特に悲観しておらず、淡々と役をこなす毎日を送っていた。出身は北東北の田舎で、今ではすっかり標準語が染みついているものの驚いたり混乱したりするとつい方言が漏れ出ることも。薔薇が好き。

指名:銀弧
ロルテ:
( 行かなくては、と思ったのだ。石階段の上、あの鳥居の先へ。だからあと一歩のところでこの腕を引いた誰かは、自分にとって“邪魔者”のはずだった。ただ、暮れなずむ陽の光の中で離すまいと掴まれた手がやけに暖かくて、振り払うことができなかったのだ。自分にとってはやっと迎えた最後の一段が、他人にとっては踏まれると困る一段だなんて思いもしなかったが、触れられた腕の先、有無を言わせぬ青い目を見て、抗うなんて選択をできるはずがなかった。
上へ登ることを咎められているのだとは理解したが、どこの誰ともわからない人間についていくのが正解か?と言われると素直には頷けない。朦朧としながらも戸惑いを示すよう心なしかのろのろ歩いてみたが、一切声をかけて来ない辺り、あまり意味はないようだ。そうしていると薄っすら靄がかかっていた視界がだんだんと明瞭になってきたため、俯きがちだった視線をゆっくりとあげてみる。実に今更だが、先導する人物は和服に身を包んでいて──頭部には獣の耳が、腰にはボリュームのある尾が生えていた。
なんの動物に近いかと問われれば、きっと狐。つくりものでは到底表現出来ない、一点の曇りもない艶やかな銀色が目の前で揺れていて、しばらくぼんやりとその光景を眺めていた。
すると突如、急激に喉が干上がる感覚に襲われる。強烈な渇きを覚えて視界が揺らぐも、自身は手ぶらだったし、目の前の“誰か”が飲み物の類を所持しているようにも見えなかった。だがそんな思考とは反して、脳は『水を強請れ、主張しろ』と焦ったような指令を出す。まあ聞くだけならただだし……と考えを改めて、俺はちっとも振り返る素振りを見せない背中に小さく声をかけた。 )
み、ず……。


(/今晩は、はじめまして。魅力的な世界観に設立当初から惹かれていたのですが、中々pfの作成時間が取れずにおりました。エンドは②か③希望なのですが、現時点で相性に問題がないようであれば是非お話ししていただけると嬉しいです。不備等ございましたら訂正いたしますので、なんなりと仰っていただければと思います。お手隙の際にでもご検討よろしくお願いいたします!)


  • No.34 by ✿ 主  2018-11-11 19:16:14 



葛籠 ▷ >29:続

(困惑を示す貴方を不思議そうにぱちくりと見つめて、こてんと首を傾げ「此処は常世で、葛籠は葛籠だよ。」至極それが当然であるといったように答えると、引っ張っていた手を離し貴方を解放する。嗚呼そうか、そうだった、人間はこういうものだった。やや不満気な顔を見せながらも貴方への説明を怠る気はないようで、頰に手を当てながらうーんと小さく唸り「……常世は妖が住むところ、でもたまに貴方みたいに人間が迷い込むの。葛籠は蜘蛛だよ、おっきな蜘蛛なの。」大きさを手でいっぱいに表現をしながら拙い説明を。自身のことについてなら兎も角、常世の説明はするよりも感じてもらう方が早い。たった今貴方を見つめる多数の妖の視線なんて常世を感じるには十分だろう「早く行かないと集まってきちゃうよ。食べられたいの?」くるりと先程誘導しようとした方向を向いて、足元の小石を蹴り上げて貴方の返答を待つ。この少女にあまり焦った様子が見られないのは、此処らにいる妖程度に負けるはずがないという余裕の現れで。)


(/此方こそ葛籠がご迷惑をおかけするかもしれませんが宜しくお願い致します……!一度背後は引っ込みますが、何かあればすぐお声掛けくださいませ!)


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黒縄 ▷ >30:苑

( 貴方の申し出に二つ返事で「考えておく。」と答える。ならば掃除道具が必要か、何処で手に入れたものかと思案しながら、大人しく布団へ収まる貴方を見届けて「嗚呼。」と生返事を。烏天狗は貴方の慎ましやかな懸念を読み取った訳ではないが貴方の望み通りこの四畳半から退出して、音を立てぬ様にと襖を閉めた。拾ってしまったからにはなんやかんやと世話を焼かなくては気が済まない性質故か。あまり音こそ立てない様にしているものの烏天狗は直ぐには眠りに付かず、平屋の中で何かをしているらしい気配が夢心地の貴方にも感じられるだろう。/〆)


(/切りの良いところまで参りましたので一度此処で場面を回収とさせて頂きます……!次の場面からは暫く苑様が記憶を取り戻す日常パートが主になるのですが、何かご要望等はあるでしょうか?特になければ一先ずは流れの通り朝になってから黒縄と共に外出をするといった方向で、続きを紡がせていただければと思います!)


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▷ ご新規様へ

(/まとめての反応で申し訳ありません、沢山のPFの提出ありがとうございます。大変申し訳ありませんが、今日中にお返事をすることが難しく後日の対応とさせていただきますがご了承くださいませ……!必ずお返事はお返し致しますので、暫しお待ちください。)


  • No.35 by 御子神 苑  2018-11-11 19:52:00 


>34黒縄( 主様 )

(/回収とのこと承知致しました、ありがとうございます。そうですね…黒縄さんご自身の事をもっと知りたくもあり常世の魅力を堪能したくもありますので外出を希望したいのですが、上手く繋ぎ合わせて記憶を取り戻していく流れへ転換していければ良いのかな、と考えております!此方としてはあまり焦らない形を考えておりますが主様の一番やり易い流れも汲みまして引き続きお願い出来ますでしょうか?曖昧で申し訳ございません…!)

  • No.36 by ✿ 主  2018-11-12 19:26:08 



▷ 続背後様

(/すみません、大変私事のご連絡なのですが、続様のお相手をさせていただいている描写に少し訂正をお伝えさせていただきたく……!というのも、全体的な葛籠の発言内容はひらがな多めの物に脳内変換して読んでいただければと思います。此方の推敲不足にてご迷惑をおかけいたします。此方には返信は不要です。)


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黒縄 ▷ >31:繭

(貴方を夢心地から引き戻したのは烏のような大きな翼を背中に携え、烏を模した面で顔の上半分を隠す男。貴方の問いかけに人差し指を立てて、静かにするようにと返す。貴方が自分の存在を不可思議に思うのも無理はないと理解しているが、此処で貴方に騒がれるのは些か都合が悪い。有無を言わさないうちに貴方を石階段の下へと導くべく、貴方の繋いだ手に少しだけ力を込めて引っ張って。暫しの沈黙、貴方の問いかけへの明確な返答はないまま石階段を半ばまで降りてきた頃。面を固定していた紐を解きながら貴方の方を振り返り、貴方の手を解放して「此れを付けていろ。」と面を押し付ける。素顔を晒した男は少しだけ不機嫌そうな様子をみせているが、貴方を害するような意思はないようで、貴方に直接触れることを余り良しとしていないらしい。緩慢な動作で腕を組みながら「詳しい話は後だ。」と一言、貴方に背を向けると再び下へと降り始め、時折貴方が付いてきているかと後ろを確認する素振りをみせる。やがて階下に広がる景色は古い町の様相であり、貴方には馴染みのないと感じられる光景だろう。)


(/ようこそおいで下さいました!設定と黒縄を褒めていただき有難うございます、とても嬉しいです。
PFを確認しましたが不備は有りませんので、黒縄でお迎えさせていただきました。一点のみ先にお伝えしておきたいことがあるのですが、幽霊を見ることができるとのこと、常世には幽霊は存在しませんのでその点だけ描写の際にはお気を付けいただければと思います。結末につきましても了承致しました!指名被り可という状況下の為、特に初期は他参加者様とのやりとりと似た流れになってしまうかもしれませんが、どうにかお付き合いいただければ幸いです。
当トピはリセット等有りませんので、背後様のご都合が付くときにごゆるりとお返事いただければと思います。それではお相手宜しくお願い致します!)


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銀弧 ▷ >32:ふみ

(貴方に声をかけられて振り返りながら尻尾をゆらり、その動きはどこか楽しげで「僕は銀弧だよ。」ゆるゆると口元を弧に歪めて名を告げる様子は何処か気の抜ける物。貴方の手を両の手で確りと包み込み、どうやら貴方の手の柔らかな感触を楽しんでいるらしい。それはまるで新しい玩具を与えられた子供の様。それもそのはずこの妖狐は人間など見るのは初めてで貴方に興味津々なのだから。ちらりと石階段のその下を見やると何か悩んでいるのかひと唸り、そうだと何か思いついたのか貴方から手を離すと石階段脇の木々から青葉をぷちり。合計で三枚の葉っぱを毟り取ると「いい子だから目を瞑っていてね。」と貴方へのお願いとほぼ同時、貴方の頭上から葉っぱを振りかけ、ぱんと勢いよく手を合わせて。うんうんと満足のいく表情を浮かべて貴方の頭上と腰元へ目線を向ける。貴方からは自分の姿を見ることは難しいかもしれないが、貴方の頭上に茶褐色の狐の耳が二つ、腰には狐の尻尾が一つ──化かすのは狐の領分である。感触はともかく見た目は上手くできたと自負しており、今の貴方は妖狐の同族であるかのような容貌となっていて。)


(/ようこそおいで下さいました。勇気を振り絞っていただけたとのこと、有難うございます!PFを確認させていただきましたが特に不備は見当たりません故、銀弧にてお迎えさせていただきました。また、結末の希望に付きましても了承致しました……!
指名被り可という状況下の為、特に初期は他参加者様とのやりとりと似た流れになってしまうかもしれませんが、どうにかお付き合いいただければ幸いです。
当トピはリセット等有りませんので、背後様のご都合が付くときにごゆるりとお返事いただければと思います。それではお相手宜しくお願い致します!)


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銀弧 ▷ >33:鮮

(朦朧としていた様子の貴方がまず絞り出した言葉に驚いたような表情を。ぱち、と少しだけ開いた目から覗く青色が貴方を捉えている。「ええ、困ったなぁ……。」貴方の想像通りこの妖狐は貴方が望む水分を持っておらず、心なしか尻尾はしゅんと垂れ下がっているようで。この石階段もあと少し。ちら、ちらと妖狐は石階段の下と貴方を見比べて何かを悩んでいる様子。ばさりと自身の羽織を貴方の肩に掛けると「此処で待ってて。」と告げ一人石階段の下へと駆け出して。貴方を包むのは森の中の様な静寂、時折吹く風に撫ぜられた葉がかさかさと音を立てているのみ。石階段のその下に古い街並みが並んでおり、時折歩く人影は人にしては何処かおかしく感じられる。不思議と石階段の近くに寄る者は居ない。程なくして先程の妖狐が紐のついた竹水筒を片手に戻ってくる。走ったのか少々息が荒い状態で、「ん。」と貴方にそれを差し出した。)


(/ようこそおいで下さいました。当初から興味を持っていただいていたようでとても嬉しいです。PFも確認させていただきましたが不備はありませんでしたので、銀弧にてお迎えさせていただきました。
指名被り可という状況下の為、特に初期は他参加者様とのやりとりと似た流れになってしまうかもしれませんが、どうにかお付き合いいただければ幸いです。
当トピはリセット等有りませんので、背後様のご都合が付くときにごゆるりとお返事いただければと思います。それではお相手宜しくお願い致します!)


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黒縄 ▷ >35:苑

(貴方が眠りについてから数時間。とんとん、と貴方の眠る四畳半の襖を叩く者が一人。「起きているか?」と声を掛け、貴方の返答も待たずに襖を開いた。貴方を此処まで連れてきた烏天狗である。彼は貴方に渡したはずの面を再び顔に付け顔の半分を隠しているが、貴方が昨夜枕元へ置いた面はそのままであり、どうやら複数所持しているらしいということが伺える。貴方を包む光は朝の爽やかな光とは違い、昨夜同様の赤色が差し込んでいる。烏天狗の手には棕櫚箒と布巾、それらを部屋の隅へと置きながら貴方の様子を伺って。)


(/了承致しました……!一先ず朝になり苑様を起こしに来たという形で回させていただきましたので引き続きお相手よろしくお願いします!
記憶を思い出すためにこういう場面が欲しい、など有りましたらお気軽にお申し付け下さいね。)


  • No.37 by ✿ 主  2018-11-12 19:41:37 



✿ 募集に関してのお知らせ

今晩は。
沢山の方に反応をいただけてとても嬉しいのですが、主の力量不足もあり同時にお相手できる人数に限界を感じ始めております。
元より一人二人に興味を持ってもらえたら良いかな、という見切り発車であったこともあり募集の人数を絞るということを想定していなかったのですが、この度募集に制限を掛けさせていただくことにしました。
自惚れではありますが、もしかして今もPFを練っていただいている途中の方や参加を迷っている方がいらっしゃるかもという懸念もあり……そういった方がもしいらっしゃれば本日中に書き込みをいただければ幸いです。(PFの提出は後日でも大丈夫です。)


❀ 2018/11/12 23:59まで参加希望受付
❀ 以降は此方から再び募集をかけるまでは募集停止


  • No.38 by 江國 繭  2018-11-12 20:13:11 




 >36 黒縄

(大きな瞳を瞬かせ、どこを注視するでもなく彼を見詰める。艶やかに光る黒翼が揺れる都度真似するように緩く体を靡かせ、先程よりも劣れども、未だ失くなりはしない浮遊感にも似た心地に色付いた唇が弧を描いた。“真似っこ”の続きなのか、彼が人差し指を立てると同じように人差し指を立てる。導かれるままに幼児のような覚束ない足取りで階段を下るが、途中何度か足を滑らせそうになったのは十中八九、視界を占める美しい夜空のような翼に気を取られていたからだろう。いつもならばむず痒い沈黙も苦ではなかった。どれ程時間が経ったのか、ふと彼が此方を振り返る。素直に首を傾ける前に彼が着けていた面を押し付けられ、狭まる視界にむっと眉を寄せた。しかし面越しに見えた彼の表情が自分と同じような色であると分かると、何が面白いのかころころと笑い声が転がる。見え辛い足元を補うように彼の見慣れない服の袖を軽く握る。その内狭い眼前に広がる見慣れぬ街並みに疑問符浮かべ、首だけでは足らず腰ごと体を曲げて首を捻った後、握っていた袖を強めに引っ張り、潜めた声で問う。「カラスさん。まだ喋るの、なし?」脳を埋める疑問符が許容量を超えたのか、ご褒美を待ちきれない子供のように忙しなく体を揺すった。)

(/pf確認と参加の許可、有難う御座います!注意点、了承致しました。こちらこそよろしくお願いします。色々と面倒のかかるキャラだと思いますが、どうぞ見捨てないでやってください…!


  • No.39 by 御子神 苑  2018-11-12 20:28:16 


>36黒縄

お早うございます、夢も見ずにぐっすりと眠れました。
(元より敏感な性質故に物音に反応して眠りから覚め。上半身起こし髪の乱れを手直しする様は男子のする事とは思えないと散々に言われた過去を忘れている今、挨拶の後は櫛を取り出し整え。顔半分を覆う仮面に驚き横見るも昨日の物はそのまま、はて何枚所持しているのやら中々に興味深い「既に身嗜みは整えているのですね。普段から早起きを?」ふと本来ならば白光りする朝日が射し込むだろうにまるで夕焼けを血潮で染めたような赤い色合いが視界に飛び込み口閉ざし。「何とも不思議な色だなぁ…これは曼珠沙華の色かもしれない。嗚呼、それは掃除道具ですね頑張らせて頂きますご期待下さい」常世と呼ばれる世界はその名が示す通りその境目が曖昧で何処まで続いているのか確かめた者が存在するか否かも不明で、常に妖しい影で手招きしているような恐怖と紙一重の魅力に魂を吸われそう。ぼんやり思う頭を振り切り例を述べれば布団から出て畳みそれをしまい。)

(/お気遣いありがとうございます、何か提案や不明点等発生しましたら随時ご相談させて頂くようにします…!余談ですが掃除道具を手に持っている黒縄さんを想像しましたら可愛らしくて思わず和みました。此方こそ引き継ぎどうぞ宜しくお願い致します。)

  • No.40 by 名無しさん  2018-11-12 21:16:26 



(/失礼します。素敵な設定に惹かれました。よろしければ参加希望しますがよろしいでしょうか?指名はそちらにお任せします。では、お願いします。)

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