ストーリーテラー 2018-08-02 22:59:06 |
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>160マシュー背後様
(/参加希望と魔法使いの息子様の提供ありがとうございます!募集要項から素敵な設定を練っていただいてとても嬉しく思います。PF確認致しました、これからよろしくお願い致します。お手数かとは思いますが、お時間のある時にでも絡み文をお願い出来たらと思います!)
>ALL様
〜♪
( 鼻歌交じりに長い廊下を歩いていく。一緒にいたはずのシンデレラはデタラメに扉を開けて進んでいたのが悪かったのか、つい数十分程前に逸れてしまった。一時は探すべきかと考えたが、あの灰を被ったお姫様はきっと強かに上手くやるに違いないし、この城には差し迫った危険も見当たらない。放っておいても問題はないだろう。そんなことよりも次の扉だ。好奇心に抗えない性質を抑えることもなく、次はどんな所に出るのかと扉に手を掛けた。 )
(/参加許可ありがとうございます、どうぞよろしくお願いします!)
>マシュー
何してるの…バタンバタンいうから目が覚めちゃったよ
(広い広いお城の中、眠り姫の昔よりは短い眠りを妨げたのは廊下に響くドアの開閉の音だった。寝癖のついた頭、皺のよった服もそのままに音の発生源を見るべく開いた扉の向こう…別の部屋の扉に手をかける見知らぬ人物。苦情にも取れる一言を掛けてから「…誰?」と今更なことも付け加え首を傾けて。)
(/こちらこそ!絡み文ありがとうございます、よろしくお願いします!)
>リープ
おや、これは失敬。君の眠りを妨げるつもりでは無かったんだ。
( 自分へ声かける存在に気が付くと、扉を開けようとする動作をやめて振り返り、にこりと笑みを浮かべて空々しく謝罪を。 )
僕はマシュー。憐れな灰被りを魔法でお姫様にした魔法使い、といえばお分かりかな。そういう君は──僕が魔法をかけるまでもない、生粋のお姫様のようだけど。
( 誰と問われれば大仰に礼をしながら名乗りを上げ。改めて彼女を観察してみれば、寝癖や服の皺が少し気になるものの纏う雰囲気は高貴な方そのものと感じ取り。 )
>マシュー
…生粋のお姫様。それを否定はしないけど、魔法には嫌われがちのお姫様だよ。
(名乗る姿は道化のよう、纏う雰囲気は禍々しい魔女とは少し違う。こちらに向いた視線に首を傾け寝起きの掠れ声で返事をしては、軽く膝を折り曲げて頭を下げ。魔法は嫌いだが、素敵な少女をお姫様にした魔法使いなら心くらいは許せそうな…そんな淡い期待。)
糸車の魔法、呪いで眠っちゃったお姫様のリープだよ。よろしくね
>リープ
それはそれは…君に魔法をかけた術者はセンスがない。魔法は素敵に使われるべきだ、こんな風にね。
( 彼女の言葉を聞くとくるりと杖をひと振り、ふわりと柔らかな光が彼女を包む。一見何の代わりもないようだが跳ねていた髪は綺麗に撫でつけられ、服に入った皺はぴんと伸びている。それをみて満足げに目を細めて「起こしてしまったお詫びだよ」と一言。 )
>マシュー
凄い…本当に、本物の魔法ってあるんだね
(指通りの良くなった髪と脚に絡まない服は砂糖菓子と同じくらい魅力的。自分の頭に手を伸ばし指を髪に通しては「ありがと」と笑った。悪い人では無いらしい、それどころか人の益になる魔法が使えるなんて凄いこと。あの物語の灰被りもさぞ幸せだったことだろう…嗚呼そうだ、その話が聞きたい。気を許したのか貴方に少しだけ歩み寄りつつ口を開いて。)
ねえ、灰被り…じゃない、シンデレラはどこに?
>リープ
お望みとあれば髪を綺麗に結い上げて服を美しいドレスに変えられるけれど…それは舞踏会が開かれる時にしよう。
( 彼女が驚いて喜ぶ様子は好ましく感じられる。シンデレラに魔法をかけたときを思い出させるような反応にフフと笑い声を上げて。 )
ああ、シンデレラとは逸れてしまってね。つい数十分ほど前には一緒にいたのだけど…。
( 心の中で思い起こしていた姫のことを問われれば、さも困ったという風に眉を下げて。「彼女が1人で怪我をしていないか、心配で探していたのさ。」サラリと口から出る嘘はまるで真のよう。 )
>マシュー
…私も一緒にいた筈の執事が見当たらないから探し人。貴方さえ良ければ一緒に探そう?
(怪我をしていないか心配だ、という魔法使いに〝怪我をするような場所がこのお城にもある可能性〟を見落としていた自分に苦笑する。心配をする姿は知っている魔法を使う人物とは大分違うようで、だからこそお馬鹿な眠り姫は手を差し出して誘い文句を口にして。)
シンデレラにも挨拶をしてみたくて
>リープ
勿論いいとも、エスコートは専門外だけど。
( 一人で場内を散策するよりも、二人で会話を交わしながらの方が幾分か楽しいものになるだろう、ついでにシンデレラや彼女の探し人に出会えれば一石二鳥。そう考えると彼女の申し出を快諾し、差し出された手にそっと自分の手を重ねてパチリとウインクを一つ。 )
きっとシンデレラも君と気が合う。出会ったら仲良くしてやっておくれ。
>マシュー
ありがとう。仲良くなれたら嬉しいとは思っているよ
(重なった手に目を細めて「さあ、じゃあどこから探そうか」と廊下を歩き出す。自分の部屋より向こう側、魔法使いの彼が来た道はきっともう探し尽くされていることだろうから長く長く続く反対方向を探すべきだろう。長い廊下には一体いくつ扉があるのやら、気が遠くなりそうだ。)
そういえば、シンデレラのお話って結局どれが正解なの?ほら、ガラスの靴を履くためにお姉様方が痛い思いをするやつも、しないやつもあるでしょ
>リープ
探すのならば堅実にひとつずつ…直感で開ける扉を選ぶというのもありだけど。どちらが眠り姫のお好みかな?
( 自分よりも一回り違う彼女の歩幅に合わせて進み始め。行く先に並ぶ扉を全部開けて見ていくのは時間がかかりそうだ。いくら時間がかかろうとも別に構わないのだけど、どこから見ていくか、決断は彼女に任せることにしようと問いかけて。彼女の疑問を聞けば珍しく言い澱み )
うーん…物語としてはどちらも正解、かな?物語の『シンデレラ』において重要なのは可哀想な女の子がお姫様になったという結末だけで、過程は意外とバラエティに富んでいるのさ。実際のシンデレラが意地悪な姉や継母に仕返しをしたかどうかは重要ではないし、それにそもそも僕が居ないという場合もあるしね。
>マシュー
嗚呼…確かに。もし仮に、魔法使いさんがいない話が本当だったとして_やっぱりいいや。直感で行こう…こことか。
(堅実にひとつずつ、それも良いけれど…と思っていれば聞こえた疑問への返答に納得の顔。確かにそうだ、物語は様々な衣装を纏いながら結末へと向かっていく。魔法使いの彼がいない…という言葉でそのストーリーを思い浮かべた時、1つ考えたくはない仮説を思いついてしまった。もし正解が彼のいない物語だとしたら、彼はどうやって彼女の物語に入り込んだのだろう?…誤魔化すように笑って適当な扉に手をかけてノブを捻る…ここは、書庫だろうか)
>リープ
──書庫か、僕らの物語もここにあるかもしれないね。残念ながら探し人はいないようだけど。
( 自分がいない物語が本当だったとして──物語としてはどちらも正解などといってみたものの、魔法使いにとっての本当はシンデレラの運命をねじまげて最終的にお姫様に仕立てあげた、ただそれだけのこと。きっと彼女が口を閉ざした先の疑問に答えられはしない。有耶無耶に彼女が扉を開けた先に目を向けると端的に感想を述べて。中に入ってみても人の気配は感じられないが、本棚に並ぶ本の背表紙を目で追いかけて )
>マシュー
そう…だね。これはラプンツェル…白雪姫…それから
(人の気配の無い書庫はカビ臭くて静かだ。本の背表紙を眺めている魔法使いを横目に自分も視線を移せばそこにあるのは知っている物語ばかりだ。白雪姫、赤ずきん、人魚姫、それから…シンデレラと眠り姫。さて、ここでの自分は糸車で眠ったのだろうか…それとも茨?王子様は来たのか…100年眠り続けたのか。背表紙を指先で撫でて。)
魔法使いさんは、このシンデレラ読む?
>リープ
そうだなぁ、読んでみてもいいかもしれない……けど、今はやめておこうかな。
( 本棚からシンデレラの本を取り出すと被っていた埃を手で払い除け。表紙には美しいドレスを纏ったシンデレラとシンデレラの手を取る王子様、なんとなく今は表紙をめくる気がしない。そっと本を元の位置に入れ直し )
そういえば、君が探しているのは執事だったっけ。君もシンデレラと同じで王子とは離れ離れになったのかい?
>マシュー
そう…?目が覚めたら此処に居て、執事がいたんだよ。王子様じゃなく、執事の彼と…そう、シンデレラが貴方と一緒だったのと同じ
(戻って行った本が隙間に埋まる様子を眺め、それから自分の本から手を離す。読む気がしないのは、同じだった。聞こえた声に視線を魔法使いさんへと向ければ、返事をする。そう、目が覚めた部屋にいたのは王子様じゃなかった。苦笑しながら、頬を指先で掻いて目を細め。)
王子様は、いないみたいだ。こっちの世界にはね?
>リープ
…一緒にいたのが王子じゃなくて君はがっかりしなかった?
( どんな表情をしているのか気になって、彼女の方を向くと金の瞳とかち合った。結ばれたはずの運命の相手と離れてさぞ悲しいのだろうと思っていたけれど、苦笑を浮かべる彼女はそこまで悲観的には見えない。だからこそ、口に出して聞いてみて )
>マシュー
…ねえ、目が覚めたら知らない王子様と結婚しろって言われて、ハッピーエンドだと思う?
(がっかり、がっかり…するのが普通なのだろう。目を覚ました時、一緒にいたのが執事で安心した。長い眠りは怖かったけれど、苦ではなかったから…外の世界なんて知らない眠り姫は目が覚めたら知らない王子様への貢物になっていて、姫の気持ちなんて。乾いた笑いを零すように口角を上げたまま、魔法使いさんを見た。)
信用出来る家臣がそばにいてくれて、嬉しかったよ
>リープ
ああ…読者からすればハッピーエンドなのだろうけど…。
( 年頃の少女にとって王子は憧れの対象だろう、それこそシンデレラのように。けれど彼女にとってはそうではなかったらしい。悪いことを聞いてしまったと苦笑を浮かべて、思わず目を逸らし本棚に視線を戻した。棚に戻したシンデレラ、それから白雪姫に赤ずきんに…眠り姫の背表紙に視線を止めながら、ふと沸き立った疑問を口にせずにはいられず )
…眠り姫の物語に、執事は出てくるのだっけ。
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