◆ 2018-04-03 00:00:02 |
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>Junlong
……! あ、……ありがとう、俊龍。
(気にするな、とはっきり口に出して言われれば、驚いたように目を見開いた後、今度こそ心からの安堵の笑みを向けて一つ頷き。しかし、振り返った後の返答には「えっ、が、画材屋に…!?」と素っ頓狂な声を喉から弾き出して。会話の流れで聞いてはみたものの、てっきり自分よりもしとどに濡れてしまった彼は真っ直ぐ帰宅するものとばかり思い込んでおり。まぁ、確かにここ最近の日射しの強さを鑑みれば、水を吸った衣服もある程度は乾燥させてくれるだろうし、たとえ完全に乾かずとも猛暑を多少緩和出来る分かえって丁度良いとすら言えるのかもしれないが…。しかし、それでもまさか彼の口から画材屋などという単語が飛び出そうとは。自己卑下精神の強さから、よもや彼が自身に興味を持ってくれているなどという発想には行き着かず、アクティブな印象の強い彼がそんな所に関心を示す様子は酷く不可解に思えて。そうして不思議そうに首を傾げた後、もしや、ととある推測が浮かんでは一つ提案を述べようと。)
あの……もしかして、すっごく暇で、誰かと一緒に時間を潰したいとか…? だったら、えっと……何か他の買い物とか、映画館とか、ゲームセンターとか、そういった所の方が良いんじゃないかな。…俺なんかで良いなら、何処でも付き合うよ。画材屋はその後でもいいしね。
>Leone
――…っ! う、うんっ…! 約束! ……約束、だね。
(懸命に言葉を紡いでもなお向けられた背は振り返ることなく、何処と無く涙を流しているような気配すらも感じられ。しかし、此方へと返された言葉の彩りは決して自身の絵画の如き暗色などではなく、むしろ嬉色の滲む明るい戯れ混じりのそれに目を見開くのも一瞬、すぐに深灰の双眸を柔らかく細め、ぱっと華やぐような笑みと弾んだ声で上記を述べて。場の重く緊迫した空気が解けて緩むのを感じては、胸底に詰まっていた息を安堵と共にゆっくりと吐き出す。――それにしても、約束、か。戯言に過ぎない言葉の一つが引っ掛かり吟味するように心の内で数度復唱しつつ、彼の目が此方にない隙に口元を自嘲気味に歪ませ、少しだけ瞼を伏せる。今は自らを選びこの上ない肯定を与えてくれた彼も、きっといつかはNoah MacNeilという人間にそう大した価値などないという客観的かつ不動の事実に気が付くに違いない。即ち、いつかその約束を違える日が来るとすれば、それはきっと自分の方ではなく…。先刻は己を信じてくれと堂々言い放っておきながら、翻って自分は真の意味で彼を信じ切れていない事に未だ自覚はない。しかしどうにか顔を上げ明るい笑みと誘いの言葉を形作れば、ようやく此方を向いてくれた彼の微笑に鬱々とした思考を強引に胸の奥底深くへと沈め、上から朗らな色で塗りつぶして。「…っあ、あぁ、これライブハウスのマスターさんの手作りだったんだ? …すごいね、すっごく美味しかったよ! 甘さもちょうど良くて――」手中のフォークでケーキを一口サイズに切りつつそこまで楽しげに述べたところで、ふとその手が止まり。そうして迷うようにしばし瞳を左右に泳がせた後、ややあっておずおずと口を開いて)
あの……嫌じゃなかったら、なんだけど。…俺もいつか、そのライブハウスに行ってみても良いかな…? やっ、あの、別に変な考えがあるとかじゃなくって、ちょっと興味が沸いただけなんだけど…! ……ど、どう、かな…。
(/多々お心遣いを誠に有難うございます…! そうですね、今のところは特に不都合等ないようでしたら、機を見計らって愚息に冷めた紅茶の淹れ直しを理由に一時退室させ、一区切りとさせて頂こうかなと。また、その後の件についてですが、差支えなければ>198にて仕切り直させていただきたく思います。)
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