大倶利伽羅 2018-03-29 19:10:42 |
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…いや…あんたからの…その、俺をそう想ってくれていたのなら…答えたい。
(肘を使い上半身を起こしつつ気恥ずかしそうに視線を逸らしたままだったのをやめ相手と視線を合わせると想いを無駄にしたくないという気持ちが強くそう答えて)
―!本当か、ありがとう。
(すぐにOKが出るわけがない、もしかしたら断られるかもしれないと思っていたがそれは杞憂だったようで。こちらの気持ちに応えると言われては頭を下げ礼を言い。刀剣男士でなくて良かった、そうでないと今頃桜が舞っていたはずだと思い)
ああ。…そ、相州。顔を上げてくれ
(頭を下げてまで礼を言われるとは思わず慌てて体ごと相手へ向き直るとソファーから下りしゃがみ込み。そ、っと手を伸ばし頭を撫でては「…なるべくあんたの想いを俺なりに応えたい…だから、よろしくお願いします。」と頭を下げて)
(頭を撫でられる感覚に、頭を上げると今度は彼が頭を下げており。「そんなに改まらないでいい」と告げて。やっと、数十年も想っていた恋が叶ったのだから少しくらい浮かれてもいいだろう。思わず彼を抱きしめて)
!…そっ相州?
(昔のようないつも通りに接すればいいのだと思うとなんだかホッとして安堵して顔を上げて突然、抱きしめられてどうすればいいかわからず相手の名前を呼び)
…、
(思わず抱きしめてしまったが、彼の言葉にハッとしたように反応しては弾かれるように離れて。「すまない、浮かれていた」と謝り。あまり長居をしても迷惑だろう、そう思えば立ち上がり今度こそ帰ろうとして)
(嫌というわけでもないのにすぐに離れてしまった彼をじぃと見つめてはもう少し傍にいてほしいと思うと咄嗟に手を掴み。”ぁっ”と声を漏らすと視線を逸らし何してるんだ俺は。相手も迷惑だと思うだろうにと思いつつも「……ぇ、っと…その…まだ…ここに、居てくれないか…?」と視線だけ向けて頼んでみて)
何だ、甘えたか?
(帰る、と言おうとした途端に手を掴まれ。どうかしたのかと思えばどうやらまだ此処にいて欲しいらしく。断る理由もないために、微笑んでは彼の傍に座り込み)
なっ…!そ、れは…違うと言えば嘘に、なるが…甘えるとなるとどうすればいいのか分からない。
(馴れ合いを好まない相手がなんだかいつもと違うことに戸惑いつつあるものの少しくらい相手になら我儘を言ってもいいんじゃないかと言い出したのは自分なのだがいざとなるとどうすればいいかわからずオロオロしており)
俺に言われても分かるわけがないだろう。
(こちらとて誰かに甘えるということがある訳もなく、どうしたらいいのか分かるわけもなく。「じゃあ何だ、ここでボーッとしてるだけでいいのか?」と首傾げて)
……それも違う気がする。
(まさか二人とも甘え方が分からないとなると困ったもので。自ら相手の足を止めたというのにこれではこのまま相手の言う通りぼんやりするだけで時間が過ぎるのは勿体ないように思い。どうすれば…と考えた結果思い浮かばず唸り始め)
(二人とも案が思い浮かばずにどうしたものかと悩んでおり。自身は元よりそういうことの知識はほぼ無く、それは友人の1人である光忠にも呆れられている部分であり。こういう時、あいつはどうするのだろう…と考えており)
(此方もそういった経験も知識すらない為に物知りでもある親戚の堀川ならそういった経験も豊富だろうな。なんて思いつつ小さなため息を吐いては思い浮かばないでおり)
どうせ明日は休みだ、夜更かししたっていいなら出掛けないか。
(ふと、明日は学校が休みであったことを思い出して。夕刻に近い時間だが、ボーッとしているよりは幾分かマシだと思い。付近には商業施設やデートスポットとなるような場所が多い、どこに行ったって人は多いだろうがこの際は目を瞑る事にして)
…!行きたい。
(そういえば明日は学校が休みだったことを相手に言われてから思い出して。あまり夜更かし等したことはなく初めての経験でもあり、彼と共に出かけられるのであれば断る理由はない。嬉し気な表情を浮かべ頷いて)
よし、なら行くぞ
(どうやら彼もボーとするよりは良かったらしく嬉しそうに行きたいと言われると頷いて立ち上がり。玄関で靴を履き支度を済ませると階段を降りていき)
(そうと決まれば行動あるのみだと、すぐさま立ち上がり必要な物だけ持っては玄関を出て相手と共に階段を降りていき。マンションから出ていくと、相手の方へ顔をやり「…相州、何処行くんだ」と何処か楽し気に問いかけて)
さぁ…行くとなればこの周辺の何処かだが
(何処かに行こうとは言ったものの、目的地など何も考えてなくて。何処か楽しそうな彼を他所に素っ気なく答えて)
(まさかの答えが返ってくるとは思わずキョトンとした表情。近くには複合商業施設があり見る限り人が多そうだ。ポケットからスマホを取り出し時間を確認してみると丁度夕ご飯の時間帯のようで家族連れや学生や恋人同士等多く納得できて。彼にとって馴れ合いが嫌いな上にここへ入っていいのだろうかと、悩みながらも「…ここ、入っても平気か?」と問いかけ)
構わない。
(付近にある複合商業施設に行きたいのか、入ってもいいのかと尋ねられると断る理由も行くあてもないので頷いて。恐らく彼は人の多い所を好まない自身を案じて言ってくれたのだろうが、彼となら何処でも構わないようで)
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