大倶利伽羅 2018-03-29 19:10:42 |
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そう言って朝起きれなかったとゴネても知らないからな。
(まだ彼は眠くなかったらしく、平気だと言われては少し茶化すようにそう言って自身は彼も寝れる程度のスペースだけ空けて横になり)
なっ、平気だ。明日…といっても今日学校休みだろ…え?寝るのか。
(相手に茶化されると不機嫌そうな声を言いかけるもごろりと横になる相手にそれなら自身もと相手と逆向きで横になり暫くしては眠気が襲ってきて)
休みということには変わりないが…まぁいい、ゆっくり過ごせばいい
(横になり目を瞑るもまだ眠気も来ないために彼の言葉に返してやり。しかし、その声の主は何故か逆向きで「おい、こっちは向かないんだな」とそう言って)
…?!っえ…いや…別に向かなくても…いいだろ?
(まさかそんなことを指摘されるとは思わず焦りを見せつつ未だ逆方向に向いたまま。といってもただただ恥ずかしいだけで)
それもそうだが…いや、あんたの好きにしたらいい
(少しばかり気分が上がっていたからだろう、普段なら言わないようなことを言ってしまった。馴れ合いそのものじゃないか、とふと思えば諦めることにして眠る為に再度目を閉じて)
(相手が寝たであろうと思い込むとゆっくりと其方の方へ体を向けてみて。刀剣男子の頃は大倶利伽羅だった目の前の彼。そこからの記憶はまだないものの懐かしい感覚と、どことなく愛おしい感覚も。もしかしたら己も刀剣男子の頃に彼の事が――なんでもいい。彼の事や色んな事を思い出したい。そんなこと思いつつそっと手を差し出し起こさぬように頬を撫でてみて)
ん…、
(鳥のさえずりが耳に届けばふと目を開けて。いつの間にか彼はこちらを向いて寝ていたようで、それを見て微笑むと彼の額にそっとキスをしては起き上がり。まだ彼は熟睡してるのか起きる様子もなく、起こさぬようにそっとベッドから降りると洗面所へ行き顔を洗って。しっかりと目を覚ますと朝食でも作っていたら起きるだろうと思いキッチンへと向かって)
――…ぅ、ん…?
(そろりと瞼を開けぼんやりと壁を見つめていれば小さな欠伸を漏らしゆっくりと起き上がると隣で寝ていた彼の姿があらず。まだ意識が完全に覚めていないのか未だぼんやりしており)
(元より料理はする方だったのもあり、手際よく朝食を作っているとベッドの方から小さく声がして。恐らく彼も起きたのだろう。それならちょうど良かったと思えばそれらをテーブルへと運び「おい、顔を洗ってこい」と声を掛けて)
(リビングから彼の声が聞こえてくると、ベッドから降りては洗面所へ行くべく足を進め。顔を洗い終えると意識を取り戻しリビングへと戻り。するとそこには美味しそうな朝食が瞬きを繰り返し「お、おはよう。…これ、あんたが作ったのか?」と驚きの声をあげ)
そうだが…何だ?意外とでも思ってるのか
(男である自身が朝食を作るのがそんなに珍しいのだろうか、しかしこちらはいつも作っているために何が言いたいと言わんばかりの表情を見せながらそう言って)
い、いや…!そうではなくて…その、前というか昔、こんな美味しそうな朝食作ってたように思って、だな。
(首をぶんぶん振り何となしに昔、刀剣男子だった頃の事をぼんやりと乍らも思い出したようで。確かもう一人誰かと作ってたように思うがその一人思い出せず「…だから、その特に意味はなくて…!ただ美味しそうだなっと」と正直な言葉を言って)
(まさかの言葉に、また呆気にとられるも恐らく昔の記憶がまた少し戻ったのだろうと思い。「当たり前だ、美味くないものを人に出そうとは思わない」と言っては朝食が冷める前に食べてしまおうと手を合わせて)
…ふふ、そうだな。…いただきます。
(そこへ座り込むと手を合わせて朝食を食べ始めて。一口口の中へ放り込み味わうように食べていると美味しさのあまり口元を綻ばせており)
(黙々と食事を進めながら、やはり気になるのか彼の方をちらりと見て。どうやら彼の口に合ったのだろう、頬を綻ばせる姿を見ては釣られるように微笑み「…美味いか」と聞いてみて)
ん、美味い。…それでいて…どこか懐かしい味がする。
(相手の問いかけに一回頷き残っていた物を飲み込むと自然に懐かし気な表情を浮かべており。相当美味しかったのか残さずきちんと食べ終わりごちそうさま、と手を合わせて)
俺はあんたの親じゃないんだがな
(きっと彼が懐かしいと思うのは、遠い昔に食べた事があるからだろう。微笑みを浮べながら自身も食事を終えると揶揄すゆようにそう言って。「あんたもこれくらいは作れるだろう?」と訪ね)
わっ、分かっている…!そんなこと。
(揶揄われたことを知り乍らもついつい反論してしまい。一人暮らししている身であるもののあまり凝った料理などはできないわけで。味噌汁といった物ならまだしもその他はまだ不慣れで「…簡単な物なら。だが、そこまで料理は得意ではない。軽い飯で済ませることが多いんでな。」と正直に話して)
作れるだけマシだ
(彼が厨に立つところを見た事も無かったために、意外なところもあったんだなと思いつつ彼の話を聞いていて。なんであれ、作れないよりは幾らもマシだ。そう言って立ち上がると食器をキッチンへと運んで)
(一足遅く此方も立ち上がり食器を持ってはキッチンへと運んでいき。泊めてもらった上に、朝ご飯までご馳走になった身である為、何か手伝えることはないかと考えた結果皿洗いに至り。「…俺も手伝う。何から何まで世話になったから少しでもできる事させてくれないか」手伝いたいと相手に言って)
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