── You are mine ── / 非 募

ヘェ…いいんだな。お前、そんなに俺が好きなのか？(嬉しくてにやにや)
ああ変態だ。(開き直り←)そう…そんな顔が堪んねぇな。(頬にちゅ)
そんなんじゃ俺は足りねぇんだよ。もっともっと欲しくなる。(ぎゅ)

(レッスンルームに入ると話をするまもなく早速彼が役に入ったので、小さく溜め息をついてから此方も役に入り、暫し二人で稽古に没頭し。やがて少し休憩を挟むことになり、タオルで汗を拭うとミネラルウォーターを喉に流し込み。稽古中は互いに真剣だった為気にならなかったが、休憩となるとやはり彼がそわそわと気まずそうにしているのが目につき、不意にぶっきらぼうに話しかけ)
──…なぁ、避けてんのか俺の事。

……煩いっ、にやにやするなっ！(かぁぁ／離れようとして)
あ…うっ…馬鹿っ…、(未だ涙目／キッ)
…もっと、と言われてもだな…(困ったような表情)

っ、別に避けては…
(休憩になり、また気まずい雰囲気が流れてしまう。どうしたものか、と考えていたもふと彼に話しかけられる。いきなりだったので肩を揺らし、吃驚した表情をしつつ、彼の問いに答えればまた目をそらして)

…待てよ。答え聞いてねぇぞ。(逃げようとする相手を抱き寄せ離さず)
そんな目で睨まれても逆効果だ。(額や瞼にも口づけ)
抱かせろって言ってんだよ。(耳を甘噛み)

ほら見ろ、避けてんじゃねぇか。(あんな事をしたから怯えられているのだろうか。どう見ても避けているようにしか見えない相手に苛立ちゆっくりと近付くと、相手の腕を掴んでじっと見据えて)
目ぇ逸らすな。…俺を見ろよ。

な、っ離せっ！(離れようと必死／←)
ん、ぁ…もう…やめてくれ…これ以上は、その、胸が痛い…(ドキドキし過ぎて死.にそうだ、なんて思いつつ)
ひ、ぁッや、やめっ…！(耳甘噛みされては声を洩らし)

っ、！
(逸らしていると不意に腕を掴まれて。びくり、と反応させれば、逸らした目を恐る恐る彼の方へと向けば、それは一瞬の出来事で。スグに逸らしてしまい)

──…俺はお前が好きだ。(逃すまいときつく抱き、先に仕掛けて)
駄目だ、もっと俺でいっぱいになっちまえ。(耳元、首筋にも次々と唇落とし)
…なら返事しろよ。(耳朶をちゅ、と吸い)

(ぶつかった視線もまた直ぐに逸らされてしまい、思うようにならないもどかしさに舌打ちし。目の前の彼を欲する余りどうしても狂暴な感情が沸き起こってしまい、掴んだ腕を強く握ると乱暴に顎を掴み)
この前みたいにしてやろうか、なァ…カブキ。

っ……狡い、先に言うのは…(抱き締められれば諦めたのか抵抗しなくなり)お、俺も…
ん、っ…カイ、ト…(少し蕩けた表情でいて)
ひ、っ…わ、分かった、からっ！(かぁぁと赤くさせつつ、びくり、)

ぁ…
(掴まれた手を強く握ってくる彼に対して、痛く感じられ顔を歪ませ。すると、顎を掴まれれば肩をびくり、と揺らして)
──…なんで、あんな事した？昴の関係を聞いて…口付けまでし、て…(少し落ち着いたのか、数日前にした事を何故したのか問いただしてみては、やはりまだ逸らしたままで)

俺も…何だよ。言えよ。(本人の口から聞きたいのか抱き締めながら耳元で)
カブキ…お前、すげぇエロい顔してるぞ。(にや)
素直に抱かれる気になったか？(ちゅ)

何でだと？は…まだわからねぇのか？(少々歪んだ愛情表現、しかし勘がいいタイプなら既に気づいているだろう。逸らされたままの瞳を直視しながら嘲るような台詞を吐くも、気づいて欲しい思いが僅かながらその瞳に悲しみを帯びさせ)

ん、っ……俺も、す、き、だ…(ぴくり、と反応しつつも顔を真っ赤にさせれば好きだ、と言って)
か、カイトが変なことするからだろっ！(ふいっ)
……っ。(だんまり)

……口付けなんて、好きな人とするものだろう。俺なんて、何も思ってない、だろ。
(そう述べれば、自分で言ってて悲しくなり寂しそうな表情を浮かべては、彼を見ようと頭をあげ。その目はこちらも、悲しそうな目をしていて。)

…どのくらい好きか教えろ。(上機嫌になりにやにや)
あ？愛情表現だろうが。この程度でんな事言ってたら今後どうするんだよ。(じー)
…何だよ、やっぱり嫌なんじゃねぇか。(拗ねたような表情)

はぁ？お前、何言って──…、いいかよく聞け、俺はな…、(鈍いとは思っていたが少しも伝わっていない。どうやらはっきり告げなければわからないらしい。溜め息をつくも、この際ハッキリ告げようと口を開きかけたタイミングで彼を呼ぶ声が聞こえ。この状況下、彼は恐らく呼び掛けに応じる事で己から逃げようとするだろう。次の瞬間、気づけば逃すまいと彼を抱き締めていて)
…行くな。此処にいろ。

ど、どのくらいって…(かぁぁ)
そ、そう言われても…これ以上はその、無理…(首ぶん)
い、嫌というかだな…は、恥ずかしい…だろ。(赤くさせつつちらり、)

──…ッ、カイ、ト
(ふと聞こえる自分の名。誰かが呼んでいると、彼から離れようとしたものの、それは叶わず。抱きしめられ、しかも此処にいろという。彼から抱き締められ恥ずかしくて少し頬を染めつつも、嫌がることはせずにそのまま抱きつかせ)