燭台切光忠 2017-03-18 23:04:23 |
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…!、済まない。
(彼の言葉でハッと我に返れば、注意する側の自身も大きな声量を出した事に素直に反省すると謝罪の言葉を述べ。然し幸いにも相変わらず周りは騒がしいままで声が鳴り止まぬ事は無い為、ホッと安堵の息を吐くも此方の慌て振りを気にする様子は見せず飄々とした五条の物言いに「そういう問題では……まぁいい、ここで言い合っても余計に怪しまれるだけだ」と無意味な言い争いは控えようとそう言えば口を閉じ)
(終業式となれば、学校が終わるのも早く昨日のように教室で長話するよりも近くの公園にでも行こうと五条の提案に賛成して学校を出て。しばらくしてから公園にたどり着いては誰もおらず、ここでなら彼も話しやすいだろうと思い)
五条)ここなら君も話しやすいな、周りを気にしなくていい
(同じようにいつもの帰り道からずれた公園へと来るとドカリとベンチに座り。ここなら長谷部も話しやすいと自身なりに考えた場所で。それから早速話題に入っていけば「―で、いつ行くんだい?俺としてはいつでもいいぜ」と微笑み)
明日から春休みとやらだが…、俺が決める事では無いだろう。ここは長船に任せる
(すんなりと終わった終業式後、帰り支度を二人でしてる中で五条の提案でいつもの帰り道から外れた場所にある近くの公園にやって来て。何やら気を遣われたようで感謝しつつ、彼の隣に腰を下ろし早速とばかりに五条が三人で出掛ける日にちの話題を切り出す。明日からは春休みらしく、自身が態々仕切る事では無いと横の彼に視線を向けて)
明日から春休みとやらだが…、俺が決める事では無いだろう。ここは長船に任せる
(すんなりと終わった終業式後、帰り支度を二人でしてる中で五条の提案でいつもの帰り道から外れた場所にある近くの公園にやって来て。何やら気を遣われたようで感謝しつつ、彼の隣に腰を下ろし早速とばかりに五条が三人で出掛ける日にちの話題を切り出す。明日からは春休みらしく、自身が態々仕切る事では無いと横の彼に視線を向けて)
(/いえいえ、お気になさらず!)
僕も特には予定はないし…明日でもいいよ?
(自身に委ねられた予定については、明日からでもいつでも平気だと告げて。他にもやりたいことは多く様々な提案をしながらいつの間にか時間は過ぎていて。放課後と変わらない時間になっていて)
五条)じゃあ明日だな、それ以外の事も考えとくぜ。
(とりあえず明日の予定は決まり、それ以降のことはまだ決めかねていて。分かり次第伝えるという事を告げては微笑み)
…もうこんな時間か。暗くなる前に帰るとしよう
(如何やら三人で出掛ける日は明日となり無論、自身は予定などある筈もなく異論は無いという旨を伝えれば、行き先についても色んな意見を交わされるが聞き慣れぬ単語ばかりで頭上にハテナマークが浮かび。取り敢えず二人に任せる事にして話を聞きながら時間が過ぎ去ると、空が茜色に染まり始め区切りの良い所で口を開き)
あっ、そうだね。じゃあまた明日、僕の家で集合だね?
(予定を決めた後は他愛ない事を話していて。最近の女子は怖い、等と愚痴る五条に苦笑を浮かべていて。そうしていると不意に長谷部が口を開きそろそろ帰ろうという提案をして。異論はなく、それに頷くと立ち上がり公園を出ればそのまま別れて)
(別れの挨拶を交わした後、彼と共に家路を辿りながら空を見上げ綺麗な夕焼けを少し眺めつつ、足元と前に気をつけて隣に移動すれば自宅の帰り道を歩いて行き)
今度、鶴さ…じゃなくて五条くんが僕の家に遊びに来たいって言ってたけど…長谷部くんは平気?
(帰り道を歩きながら、周りに人がいないことを確認しては唐突に上記を問い掛けて。自身としては同じ元付喪神同士で話すことも沢山あるかもしれないと思ったのだが、今共に暮らしている彼は嫌ではないだろうかと確認してみて)
お前が良いと言うのなら、俺は何も言わない。…それに五条と話したい事もあるだろ?
(無言で夕方の帰り道をぼんやりと歩いて居れば唐突に問われた言葉に、ちらりと彼の顔を見て一瞬感情に従って嫌だと口から零れそうになったが何とかグッと堪えて。あの家は彼のもので自身は所謂居候の身、我儘な事は言える訳が無い為に本音と違う言葉を発して)
そっか、良かった!少し、気になる事があってね。学校じゃ話せないから助かるよ、ありがとう
(異論は無いらしく、自身の意思に従う彼にホッとした表情を見せて。もしダメだと言われたらどうしようと思っていたようで。そうこうしてるうちに家へと帰り着くといつものように過ごして)
(自宅に辿り着き何気無い会話を楽しんでいつもの過ごし方をすれば今はまだこの関係を崩したくなく、もし自身の想いを伝えたとして彼の返事で何かが一気に壊れる事を恐れており。何処か一線を越えずにいるまま、夕食を済まし就寝時間になると部屋に戻って「おやすみ」と一言告げれば目を閉じ)
(次の朝、今日から春休みということもありいつもより少し遅い時間に目を覚まして。今日は3人で遊ぶ約束の日、私服に着替え準備を終わらすとリビングへと向かい)
(むくりと起き上がると寝惚け眼を擦りつつ、珍しく目覚まし時計のアラーム音が聞こえない程に熟睡していたようで小さく欠伸を一つ。ベッドには彼の姿は無くジャージからいつもと変わらぬ洋装に着替え、少し寝癖のついた髪のまま部屋を出てリビングの扉を開け「おはよう。今日は何時に五条が来るんだ?」と挨拶した後に集合時間を聞いて)
あ、おはよう長谷部くん。
(今日は珍しく彼より早起きをした為に、軽めの朝食を準備していて。そうしていると部屋から出てきた彼の姿に笑みを浮かべながら挨拶を返し。彼の問いには壁に掛けられた時計を見遣れば「あと一時間位したら来るはずだよ」と答えて)
ならまだ少し時間があるのか。
(自身も壁時計を見遣ると五条が此方に来る時間まで余裕があり、特に格好を気にする程の準備は無いので椅子に腰を掛けてテーブルに並べられた朝食を見てこの後遊ぶ約束の予定があるからか、軽めの品に彼の料理を好んでいるため柔く笑むと「今日も美味そうだ。いただきます」と手を合わせそう言えばゆっくりと食事を味わい)
(食事を終え、何気なく彼の方を見遣るとピョンと寝癖がはねていて。それにクスリと笑いをこぼせば手を伸ばし「長谷部くん、寝癖ついてるよ」と手櫛で直そうとしていて)
何処だ?
(緩慢な動作で食事を終え、空腹を満たし満足げな表情になり最後にコップで茶を飲み。ふと、自身を見つつ小さく笑って寝癖の指摘されるも、此方に伸びる手を捉えれば取り敢えずじっと大人しくして)
ほら、ここ
(じっとしたまま身動きしない彼を見ては何だか面白くも思えて。手櫛でも直らない寝癖に苦笑を浮かべては待ってもらう様に告げ、自室へと向かい整髪料を持ってきては「よし、たまには長谷部くんも恰好良くしよっか!いつも格好良いけどね」と微笑み)
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