なんでもないただの部屋

＊＊＊
〖君は誰かに会いたいかい？〗
「…俺に、会いたい人なんか、いねぇよ」
……もしも。もしもこの世界が俺の全てを分かりきっているのだとすれば、分かるだろう？
ひとりでに心の中で文句を言う。
俺にはもう俺がわかんねぇんだからわかれよ。俺を、俺の心の中を。全部、全部。
〖…君が本当に会いたいと願うなら、誰にだって会える。名前を出さなくても、住所特定しなくても、顔が思い浮かばなくても…自分が知らない相手だとしても、ね？だってこの世界は“想い”さえあれば何だってできるんだから〗
黒猫人形は俺を楽しそうに見てくる。
まるで俺を見透かしているように。
「わかってるんだろ…まぁいいや、レナ」
「え、あ、なに？」
「本当にこれでよかったんだな？」
レナは目を背けた。
「…うん」
レナは嘘をつくのが苦手なのかしらないがわかりやすすぎて何も言えない。
俺はレナの頭をなでる。自分でも何を思ったかはよくわからなかったが。
〖んじゃ、いい雰囲気になったところで僕はどろんすることにするよー。どろんっ〗
「あ、おい、ちょっとまて…っていっても消えるよなぁ…聞きたいことあったのに」
俺はレナの頭にあった手を自分の方へ動かし頭をかく。
レナはすごく幸せそうな顔して
「ありがとう」
そう一言いって、ベッドに倒れ込み、また寝てしまった。
俺はキッチンへと向かい菓子パンを食ったあとおれも寝た。いろいろあったから疲れた。

こんにちは、白猫さん！
すみません、投稿しちゃって。

良かった
気付いてくれた

すぐに気付けなくて申し訳ない

別に良いよ("⌒∇⌒")

ところでどーしたんですか？

＊
「…こ、これより…なに？」
「作戦会議」
「…。を、黒猫人形含め開始する、で、なにするんだ？」
「作戦会議」
真面目な顔してレナが言う。
一度でいいからこういうことしたかったんだろうか、この人は。なんともよくわからない。
〖レーナちゃん、起きてから作戦会議しか言ってない気がするのは僕だけかい？〗
「作戦会議」
「いや、絶対作戦会議しかいってない。っていえかこれをするからには何かいい案でもあるんだよな？レナ」
これまで決めているのは俺たちはココにいる間、家族としてみることっていうのと、俺はレナのレナは俺の“いきる意味”を作ることっていうことだけな気がする。(他にもあったら申し訳ない。作者が忘れているという事態である)
「………」
少し困り顔で俺を見るレナ。黒猫人形はケタケタ笑った。
〖あ、ほんとに作戦会議したかっただけだったの！？〗
こくりと頷く。ほんとにそうだったのか。素直でよろしい。
「…あー別に何もしなくていいんじゃねぇの、って、俺は思うんだけど」
「………？」
〖へぇ？〗
「だって何かしたところで“生きる意味”ができると思うか？」
レナは少し考え込んで首を振った。ほんとに作戦会議しかしゃべらない気だこの人。こういうとこは純粋だよなぁ考えが。
「じゃあ普通に寝て食って話してでいいんじゃねぇの？」

話したいなって
思ってね。

そーなんですね(*´▽｀*)
白猫さんはアニメとか見ますか？

〖……絶対てきとーに言ってるでしょ〗
「お前には言われたくないね」
何かしろといわれたらする。何かをするなといわれればそれに従ってやる。
だけど、それ以外は別にいいんじゃないのか？
何かをしてもしなくても俺が、レナが本当に俺を、レナを必要としなければここからは出られない。死にも出来ない。なにもできないんだから。
レナの方をみると、納得したのか、俺の方をじーっと見る。ほんとになにも話さない気なのか、あるいは…何も話したくないのか。
「…いいんだな？」
こくりと頷くレナ。
〖何かしゃべりなよ…〗
黒猫人形もすっかり呆れきっている。いつもはこいつに呆れているが。
「じゃあ約束な」
「？」
「俺はお前を少なくともここにいる間は何があっても守る。だから」
確証なんて、ない。あるはずない。
ただ…守りたいって、主人公気質なことを考えちゃっただけ。それだけ。
「レナは…俺を…」
━━━━捨てないで。忘れ、ないで。
「……うん。大丈夫。ありがとう。約束、守る」
やっと喋ってくれたレナ。約束を、守るといってくれた。もう、それだけで十分だ。
俺は、もう。同じこと、されたくないだけ。
自分勝手な自分を許してほしいだけ。

くすっと笑った黒猫人形などもうどうでもよかった。

はい！
見ますよ。

どんなやつみますー？

＊＊＊＊＊
あの約束から何日、何年経ったのだろうか。この空間に時間などないからわかるはずないのだが。
俺らは相変わらずこのへんてこな空間で平凡に暮らしている。レナと俺と、たまに黒猫人形と。
だべったり、食べたり、寝たり、考えたり、聞いたり、聞かれたり。
すごく、幸せだった。
“ここから出たい”
そんなこと、心の隅で少し思ってただけでそれ以外はもうどうでもよかった。

やっぱ、無表情じゃだめかな
Aの前ではあんまりよくないかなとか思ってたけどやっぱり笑顔作んないと無表情になっちゃうんたよね
最近マスクつけてたから笑顔作るの忘れてたりしたけどやっぱり完璧じゃなきゃだめかな
隠さないとだめかな
僕は、いつも笑顔のお人形じゃないと、だめ、かな



だめ、だよね
僕はゴミなんだから最低限他の人に迷惑かけちゃだめだよね
作んなきゃ
笑顔、作んなきゃ。貼り付けなきゃ。
あぁ。仮面、つけなきゃな。
１人は好き。独りはいつものこと。
でもね、僕ね、かまちょなんだ
だからかまってくれないと死んじゃうよ
ねぇだれか、僕を、見つけてくれないかな。
ねぇだれか、僕を、助けてくれないかな。



そんなこといっても誰にも届かないか。



ゴミがこんなこと言ってごめんなさい。
ごめんなさい。
ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ

どうしたの？よかったらお兄様が話聞くよ？
一人で抱え込んでたらいつか自分がダメになっちゃうよ
自分は一度そんな経験してるからわかるんだけど、もう自分の身近な人達に自分みたいな苦しい経験をしてほしくないんだよ。だから、今抱えてる事や悩んでる事があるんなら全部言ってくれないかな？
(こんな何の価値もない自分でも助けることができるものなら助けてあげたい。そのためならば、自分が犠牲になっても構わない。)

なんか二人とも暗くない？明るく生きればいいんじゃない？僕だって肩身が狭い空間で生きているから、、、さ。何も言えないけど。

それをおまえらが言うかww
でもさ、僕、人に言えないから。
こういうとこじゃないと、文面とかにしないと誰かに伝えられないというか
まぁ語彙力ないけどさ！w
想夢とか創磨とかそーゆー人がいて僕は幸せだなーって思う
ありがとう


ごめんね

想夢は他人のことを思えるいいやつじゃん！
そんな経験してるんならさ、それこそ創磨とか渚とかにそーゆーこと言ってあげた方がいいよ？
僕よりも将来有望なんだからさ！

創磨、今は周りにいっぱい励ましてくれる人がいるじゃん！
それ以外の人といるときは肩身狭いかもだけどちゃんと自分の居場所あるじゃん？
うらやましいなーって思うときもあるし
だから大丈夫だよ。今なら前みたいじゃなくて何か言われても大丈夫？って言ってくれる人、いるよ？

あなたの方が俺より将来有望じゃん
俺なんて既に人生終わってんのにのこのことしょーもなく生き残ってるだけだよ

こんな時くらい頼んなさいよ

絶対俺よりダメな人にはさせないから

多分、ゆーかもそーまも想夢さんも
ダメな人じゃないと思います。
（個人の意見です。）