主 2015-08-19 00:19:11 |
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>アサミ
失礼するよ。体調はどうさね?
(ベーコンエッグの乗ったトーストと、白い湯気が揺らめき立つコーヒーとを、青年が横になっているベッドの傍らの簡易テーブルに置いて、「食え」と顎をしゃくる。そうして自分も近くの調合台に〝ドスガシャンッ〟と腰掛けて、備え付けのケビント(薬品棚)から数種類の薬草を取り出す。青年の健康状態が如何であるか横目に見ながら、手に取った薬草を薬研(やけん)と呼ばれる古風な製薬機に放り、両手で黙々と車輪を漕ぎ出す。 薬を磨り潰す車輪のゴリゴリと云う音と、時折爆ぜる暖炉の薪の音が医務室に虚しく響いた。「そういえば、若い子と接するのは久しぶりだな。管理職の人間は全員オレと同じくらいか、年上ばかりだもんなあ」。ひとりまわりもふたまわりも歳の離れた青年に、どう接して良いのか分からず、無言になってしまう。暫く押し黙っていたが、ふと、グラシアスに滞在中の心強い助っ人のことを思い出した)
そういえば… 思いがけない人がクエストに協力してくれることになったんだわ。
ちょっと前からウチに滞在してる客人なんだけども、アサミさんの名前を出したら是非とも一緒にって言うもんだからさ… アサミさんて、ひょっとして有名なプレイヤーだったりするんかい?
(そう言って製薬の手を止めると、考え込むように顎に手をやる。「待てよ、アサミ…?アサミって… いやいや、まっさかあ…」。以前どこかで見た情報雑誌に、日本のトップ・プレイヤーのインタビュー記事があった気がする。当時は気にも留めていなかったので流し読みした程度だったが、確か〝男にしては可愛い名前の奴〟だったことを、ここに至ってようやく思い出したのだ。)
(/クエストの件了解です!そいじゃ三人でロールしましょうか!此処でギルドに滞在中の客人さんに入って来て欲しいのですが、誰か一緒に絡める方いませんか~?)
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