主 2015-08-19 00:19:11 |
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>アサミ
(心なしか思い悩む様な素振りを見せた青年の姿に、「やはり何か躊躇うような事情があるのか…」という疑念がよぎるが、すぐにその考えを取り下げた。「いかんな…オレもまだ〝大災害〟の影響が抜け切っていないのか…」。現実世界ではプロでこそなかったもののボクシングと云う格闘技の経験があり、且つ生来の巨体もあって、これまでの人生の中で〝相手を警戒する〟と云うことは殆どしたことがなかった。まして、治安の良い日本だ。生命に関わる犯罪や暴力などに晒された経験もない。
そこにもって、他人を殺傷する武器や魔法が当たり前のように実在する世界に放り込まれたものだから、他人を信用することに無意識の内にカセを掛けていたのだろう。それは〝生きて帰りたい〟という誰しもが抱く願望や、〝仲間を危険に晒したくない〟といった責任者としての意識もあったのかもしれない。そんな己の狭量を心内で叱責しながら、努めて穏和に話を続けた。)
ほいじゃ、決まりだな。今晩は吹雪きもやみそうに無いし、アサミさんの体調のこともある。
明日の昼ごろ、改めてクエストの内容について打ち合わせをしよう。ギルドメンバーを召集する都合もあるしな。
(「そいじゃ、お大事に」と声を掛けると、ガシャガシャと音をたてながら医務室を後にする。「結局、どこで見た顔だったかは分からず終いだったな」。そんなことを考えながら、白い雪風に霞む町の中を、どこかに置いてきた融雪剤の袋を探しに戻っていった)
(/特に描写はなかったんですけど、勝手に頭の中で夜の設定になってました笑。クエストの内容を決めておいて頂けるとありがたいです~。 それと、皆さんとロールされていてお大変そうですから、こっちのやり取りはゆっくりしたペースでも大丈夫ですよb)
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