燭薬 / 非募*

もちろん、結果はわからないけど君が待っててくれるんだもん、僕なりにちゃんとベストを尽くしたよ。（ に、 / なでなで、 ）
っ、（ ずきゅ、）…君はいつも我慢し過ぎ、心配するからもっとそういう事言って？（ にこ、 / 頬に手を添えては耳にするり、 ）
君にそう言ってもらえるのは光栄だな、君の兄弟に妬かれちゃいそう。（ くす、 / 肩にすりすり、 ）
…。（ ずきゅ、 / からのぷつん、 ）…っもう…っ！（ 手を後頭部と頬に添え、 / そのまま食べてしまうかの勢いで唇重ね舌絡ませ、 ）

...。( そーっと背後に近づけばその背中に飛びつき、)っよ、旦那！元気にしてたか？病気や怪我なんかはしていないかい？ああ、御察しの通り俺は元気だからその点の心配は無用だ。( に、)

おっとっと、まさか挨拶が後回しになっちまうとはな。...ただいま、光忠。会いたかったぜ。( ゆるりと目元緩ませては嬉しそうに頬緩め、)

っわ、薬研くん！（ ぱぁ、 ）お帰りなさい！！待ってたよ。僕も全然元気、君も元気で帰ってきてくれて良かった。（ ぎゅむ、 / 頬すりり、 ）

ん、…おかえり薬研くん。僕も会いたかったよ。（ 頬緩めゆるり、 ）やっぱ君がいないと1日1日がすごく長く感じたよ。（ 眉下げくす、/ 頬に手添え、 ）

ははは、旦那が元気で居てくれたんなら何よりだぜ。...ん、俺も凄く会いたかった。あ、それでな！聞いてくれ！模擬刀ではあるんだが燭台切光忠って刀があってなぁ！あっははは、物凄く嬉しかったんだ。思わず魅入ってその場に固まっちまった。( 瞳きらきら、/ 思い出しては頬緩ませへら、)
ふふ、それは俺も同じだ。だからめいいっぱい抱き締めてくれや。それから俺に触れてくれ。俺っちも光忠を感じたい。( するり、と首に手を回し、/ 後ろ髪を指先で弄りくるくる、と )

おお、僕の模擬刀も合ったんだね！…ふふ、楽しめて来れたようで良かった。（ 微笑ましそうにくすり、） が、外国の観光客の方に拉致されそうになったりしてない？手に鳥の糞落ちてきたり生魚が項に落ちてきたりしてない？（ がくがく、 / あるか、 ）

…ん、おっけー。（ ふにゃ、 / そのまま仰向けに寝転がり、倒れて来るだろう相手をぎゅっと抱き締め、 ）薬研くん大好き。（ 頬に手添えれば唇にちゅ、 ）

…ああ、お前さんに会えて嬉しかったぜ。（　頬ちゅ、）ら、拉致…？あっははは！お前さんはなんてこと心配してやがるんだ！まっさか俺っちがそんな目に合うわけないだろう？大丈夫だ、なんの問題もなかったぜ。…あー、強いて言うなら一晩中光忠のこと考えてたら眠れなくなって大変だったってことくれぇか？（　くすり、）

…っと、んむ。（　彼の胸の中飛び込めば口付け受け、/　嬉しそうに瞳閉じ、）…おいおい、旦那？俺は旦那のこと大好き、じゃなくて愛してるんだがなぁ？（　にい、と口角上げ、）

僕の友達は観光地案内しろって拉致されかけたんだから有り得るんだからね！京都行くって聞いたらもう心配で気が気じゃなかったんだからもう！（ ぶわっ、 / ぎゅううう、 / 落ち着け、 ）
っ、うぅ…っ。（ きゅぅん、 ）っな、なんでそんな可愛いさあああ！！？（ ぎゅうう、 / からの首筋かぷり、 / カッコ良さ何処、 ）

ふふふ、そうだったね。ごめんごめん、僕も愛してる。…んや、愛してるなんて言葉じゃ片付けられないくらいだよ。（ 少し首起こせば、相手の後頭部に手回しぐいっと引き寄せ、ぽそりと囁き、 / そのままぺろりと耳裏舐め、 ）

…おいおい、その話は本当かい？くっそ、俺がその場にいたらそんなことぜってぇさせないのに。もう後のことになっちまったが、光忠？その時は大丈夫だったか？（　ぽんぽん、/　抱き受け、）
おっとぉ、男に可愛いは愚弄だ、…っい！？（　けらり、/　と笑っていたものの噛みつかれれば途端に瞳きゅ、）

…っははは、愛してるのその上は一体なんて表現したら良いんだろうな。…っひぅ、支配、とか？（　くつり、と喉鳴らし、/　耳に感じては瞳閉じ咄嗟に彼の服掴み、途切れ途切れにも言葉紡いでは煽るように微笑み浮かべ、）

ははは、大丈夫大丈夫。その友達を車から引っ張り出してダッシュで逃げたから。（ けらり、 ）あっちは観光案内してもらいたかっただけで拉致とか微塵も思ってなかったかもだけど、知らない人に着いて行って帰って来れなくなっちゃうのは怖いからねえ。それに着いて行ってたら薬研くんにも会えなかったしね。（ にこ、 / 頭に擦り寄り、 ）
も…皆の前でもそんな男前でカッコ良くて可愛い所見せてたら、すぐに食われちゃうんだからね……！！（ 後に余裕無さそうに眉間に少し皺寄せ口をきゅっと噤み、 / 首筋に歯立てがり、と ）

支配かあ…それも良いなあ…（ 吐息かかるよう耳元でぽそ、 ）ほんっと…煽ってくれるよね…薬研くん。（ 耳の中に舌這わせ、じゅっと軽く吸い、 ）

…なら、良かった。その友人さんも大層気の毒だが、お前さんも大丈夫だったのか？ほら旅行中になんかあった、とか。…まあ、過ぎたことを気にしても仕方ないか。なんか、不甲斐ない。（　納得がいかずにむう、）
…可愛くなんかねぇ…って！…それに俺を好き好んで食う奴なんて物好きな旦那、あんたくれぇだろうが。ほら、今も食われそう。（　彼の表情見れば嬉しくくすり、と　/　付けられた痕なぞってはにい、と目を細め口角上げ、）

…っ、っはは、可笑しなもんだ。支配されるのはあまり好い気はしねぇ。けどあんたになら俺のこと隅から隅まで支配して欲しいと思う。否、支配してくれ。（　うっとりとした瞳で微笑み、）…っぁ、っくぅ。（　ぎゅう、とシャツ掴む手に力込め、/　ぞくぞく、）

僕は大丈夫、強いて言うなら…えーと、鹿に追いかけ回されて怖かったくらいだから…。（ 口引きつらせ視線逸らし、 / カッコ良さ何処、 ）
だーれが物好きだって？そんなこと言って、自分がわかんないだけで誰が狙ってるかなんてわかんないんだからね、少なくとも僕以外にも絶対いる事はわかるよ。（ 項あぐあぐ、 ）

（ ぷっつん、/ ぎらりと瞳鋭くさせ、 ）…君からのお願いだもん、聞かない訳には行かないよね…っ、（ に、 / 唇重ねては舌絡め取り、 ）

...ああああ、鹿で思い出した。情けねぇ話なんだが、聞いてくれ。友人が鹿にせんべいをやろうと近づいたんだがなぁ？何を間違えたのか俺の方へやって来やがって...なんか、噛まれた。( 思い出しては右手さす、/ 軽いトラウマ、)
っ、そ、そんなこと言ったらお前もだろうが...っ！( むむ、)...格好良いから俺じゃなくても相手は沢山いるんだろうよ。...いつかそいつの元に行っちまうかもしんねぇ。( ぐすっ、/ ニキ様不調、)

あっははは、そうさなぁ。俺の願い事、叶えてくれ、やっ、んんっ。( ふふ、/ 待ってましたと言わんばかりにその舌へ吸い付き、)

ああああ、大丈夫だった！？痛かったね…。（ あわわ、 / 右手優しく撫で、 ）僕も散々追いかけ回された挙句髪とか頬食べられた…しか怖い。（ がくぶる、 / 格好わるい、 ）
…薬研くん、僕は薬研くんが無理矢理他の誰かに掻攫われちゃうんじゃないかを心配してるんだ。…薬研くんは僕が、僕自身の意思で他の誰かの元へ行っちゃうんじゃないかって事に心配してるんだよね？だったらそんな心配しないで…？離さないし離れないよ。そんなこと絶対にしないしさせないよ。（ にこ、 / 人差し指で涙救い取り、 ）

…んっ、仰せのままに。（ に、 / 舌絡め取っては自らも舌に吸い付き、歯列なぞればまた舌絡め、 ）こっちも…好きだよね…？（ 耳に触れれば中に人差し指侵入させ、親指で耳朶や耳裏なぞり、 ）

ああ、全くあいつらは侮れないよな。( こくこく、)...っふふ、今まで鹿に噛まれた感覚してたけど、旦那が撫でてくれて治った。( 嬉しそうににひっ、)
...そんなこと絶対にねぇよ。俺は何があったってお前さんに求められていればそれで良いんだ。...変な勘違いしちまって悪かった。それにいつだったか、俺を旦那は奪い返してくれるって言ってたよなぁ？だから俺っちの心配もいらねぇさ。( すす、と指に擦り寄り、/ 目を細めれば安心したように微笑み、)
...っぁ、んぅ。( ぞくぞく、/ とろんとした瞳で細く微笑んで見れば舌絡め、)...っひ、ぁ...！？( びくん、)ちょっ...やめろ、って...っ！( 弱々しく彼の腕掴み、)

本当？…なら念を押して…っと。（ ふ、 / 右手を取ってはその手の甲にちゅ、 ）
ん…なら良かった。（ にへら、 / 唇重ねちゅ、 ）…あと、謝らないで？君を不安にさせた僕がいけないんだしね。それに僕にはまだまだ君が足りない、僕が君を求めなくなるなんて事は有り得ないから。（ にこ、 / 額こつん、 ）
…かわい…（ ぞく、 / 舌に吸い付けば歯列をなぞり、また舌絡めたりと咥内を激しく荒らすように、 ）…ん…？やーだ。（ に、 / 耳の上部分にかぷ、 ）…ね、薬研くん。どこ触って欲しいか教えて？（ 目細め口に弧を描かせ、 / 鎖骨をつい、となぞり、 ）

…あっははは、なんかあれだなぁ。弟たちが読んでいた絵本とやらに登場する…あのいち兄みたいな容姿の奴。王子様、だったか？（　口付けられればくすり、と　）
ふふ、そりゃあ嬉しい。人に求められるっていうのはきっと誰だって心地良い、とかああ、嬉しいって思うからなぁ。そうだぜ？不安にさせた責任取れよな？（　はは、と可笑しそうに微笑めば冗談言って見せたり、）
…だ、だから、かわいくな…っ！ん、ふぅ、んんっ。（　びく、/　吸われれば大袈裟に肩揺らしぎゅうと服の裾掴んでは自分も絡め返し、）…なっ…んぁ。（　ぎょ、/　後に眉寄せぴく、）…んんっ…何処、って言われてもっ、ぜ、全部？（　下唇噛んでは情けない声漏らさぬようにと、/　首こて、）

ふふ、みたいだった？…んじゃ、…よっと。（ お姫様抱っこ、 / おい、 ）やってみたかったんだよね、お姫様抱っこ！（ にへら、 ）
ん、取るよ勿論。（ に、 / ぎゅ、と優しく抱き締め、 ）そうだな…薬研くん手貸してくれる？（ 肩に擦り寄った後、ゆっくりと離れては柔らかい笑み浮かべながら手を差し伸べ、 ）
んんっ、…かわいいよ、…いつもの薬研くんは格好良いけど僕に触れられてるときの薬研くんは可愛い。（ にへら、 / ぺろりと相手の唇舐めてはまた口重ね、 ）
っう、（ きゅん、 / 咄嗟に唇にちゅ、 / どうした、 ）あぁも…ほんっとに、全部なんてそんな簡単に言うものじゃないよ…！（ 両手で自分の顔覆い隠しぼそぼそ、 / どへたれ、 ）

ああ、王子様みたいだったぜ...っておわぁ！？( びっくり、/ 瞳ぱちくり、)あ、あっははは！全く驚いちまった。( くす、)...けど俺っちはお姫様なんかじゃねぇよ。( むす、)
...？おう、わかった。( 言葉の意図に首傾げてはそろり、と手差し伸べきょとん、)
...んぅ、やめろ。可愛くねぇよ。( むむ、)ま、まあ...お前に言われるのは悪く...ねぇ...かな。( 語尾小さくなりつつぼそり、)
んっ。( 突然のことで首こて、/ 後に瞳ぱちくり、)お、おい？如何した？も、もしかして俺は返答を間違えちまったのか？( 自身の言葉思い返しては眉下げ不安そうに彼の肩ゆすゆす、/ 違う、)

わかってるわかってる、でもそういう扱いしたくなるくらい大切ってこと。（ くす、と微笑み、 / 抱きかかえたまま頬にちゅ、 ）
ん、…はむ、（ 薬指ぱく、 / 舌這わせてはじゅっと指を吸い、後にがり、と歯を立て痕を付け、 ）
…！（ 次第にぱぁああ、 ）やっぱ薬研くん可愛い！誰よりも何よりも可愛いっ、（ ぎゅううううと抱き締め頬に擦り寄り、 / 連呼するな、 ）
〜～ッ、…ごめんね薬研くん。（ 余裕無さ気に眉下げ眉間に皺寄せればとん、と相手の肩を軽く押しそのまま押し倒し、 / 指を絡め手を重ねれば首筋にがり、と歯を立て、 ）

…そ、そりゃ、嬉しいが。ま、良いぜお前さんのためなら姫でも何でもなってやるさ。（　くすり、と微笑み肩竦め、/　自分もちゅ、と仕返し、するり、と首に腕回し、）
ひ、ぁ…！？（　びく、/　咄嗟に口元押さえ、）だ、旦那？一体如何したんだ？
お、おい！悪くねぇとは言ったが嬉しいとは一言も言ってねぇぞ！（　むむ、/　抱き受け、）
ん、なんっ…うわ！（　瞳きゅ、と閉じ、/　ぱちくり、）え、何…ぃ、あ…っ！？（　びくん、/　絡められた指に力込め、）